クジョー=クラワトル




……俺はね、わざわざ妹を捨ててしまうかも知れない、そんな賭けをしてみる気にはなれない。

                                    ──〝Dan, warum Sie kämpfen?〟





 ── 容姿 ──

【緑を基調とした服に灰色の外套、腰には二束三文のナイフに二丁の拳銃、短剣】
【黒縁の眼鏡に軽く掛かる辺りまで金髪を伸ばした、中肉中背の青年だ】
【右頬を見遣れば――『キルヴェーラ』である事を示す、〝逆十字〟の痣が存在している】






 ── 人物 ──

キルヴェーラの青年。23歳。
基本的には楽天家であり、感情を荒立てる事は少ない。
種族特有の狡猾さ、残忍さは余り見受けられないが、これは少年時代から青の大陸で暮らしていた事が起因している。

現在は緑の大陸で活動する、フリーランスの傭兵。
妹の暮らしている実家が青の大陸に有るらしい。
彼女を養う為に傭兵をしているらしく、恐らく両親は既に居ないのだろう。

多分、シスコン。







 ── 戦闘 ──


  NO DATA







 ── 〝手紙〟 ──


8月16日


や、元気? 足の調子はどう? 金は届いた?
俺の方は昨日……って言うより今日の朝、やっと宿に帰って来たトコ。
帰って来る途中で珍しく、好意的な人に三人も会ったよ。
スチームメタルの熱い女の子に、天使…、…っぽい兄ちゃん。若しかしたら、純粋な天使じゃないのかも知れない。
女の子の方からは『黒』につかないか、って言われたけど断った。兄ちゃんから貰ったパンは美味かったね。
で、三人目は、初めて会ったんだけど、『ドッペルゲンガー』の女の子。
腹減って歩いてたら、美味い果物くれた。――、やっぱり、人を種族で判断するのはダメだな。
いい子だったよ。お礼に、気に入ったみたいだから眼鏡あげた。
――じゃあ、また、何か有ったら手紙書くよ。無理はしない様に。

追伸:虎のオッサンに聞いたら、俺が貰ったのはメロゥアップルって果物らしい。
   多分、そっちでも手に入るんじゃないかな。美味いからクラウスさんに頼んでみると良い。


9月22日(速達)


ちょっと色々有ったから、一旦そっちに帰るよ。
…、…あぁ、別に怪我とかじゃないから安心して。少し風邪っぽいけど。
細かい時間とかはクラウスさんに伝えてるから、気になるなら聞いといて。
じゃあ、船の時間に間に合わないから此処らで。別に、迎えとかはいいからね。 

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最終更新:2011年09月23日 18:35
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