エトワール・バティスト

騎士は、そんなものじゃない
もっと高貴で、気高く、誇りあるもの
民のことを考え、国のことを考え、弱きを助け、強きを戒める
エティは、エティ、は……!

──────≪円卓の騎士≫エトワール・バティスト


____容姿____

ワインレッドの長髪と瞳を持つ、白翼を背負った天使の少女。
星と三日月が合わさったデザインのシルバーピアスを左耳につけている。
肌の色は規律正しい白の大陸に相応しく、雪のように白い。
聖職者が纏うような純白の衣には紅き魔術式が幾重にも施され、血管が浮き出ているようにも見える。
着ている法衣は指の先まですっぽりと覆ってしまうほどに長いものであり、隠された右腕の指の先には衣服に書かれているものとは別の咒式らしきものが書かれていた。



____性格____

ほぼ完璧なまでの合理主義者であり、一見無感情無感動に見える彼女ではあるが、何に対しても心が動かないというわけではない。
≪騎士≫になるために血の滲むような努力をしていた頃から、「騎士になるためには、普通の生活をしていてはいけない」という持論を持っており、そのため子供らしい行動を避けていた節があった。
だがそのために、逆に子供らしいことに対する憧れのようなものを持つこともあり、時折ケーキ屋や花屋の前に佇んでいるエトワールの姿が目撃されている。

また決して感情豊かとは言えないエトワールではあるが、こと騎士に関することであれば饒舌になり、更には感情を露わにすることが多い。
騎士になって以降も努力することはやめず、むしろ騎士らしい振る舞いをしようといろいろ頑張っている模様。



____人物____

一人称は「エティ」で二人称は「あなた」
「エティは答えます」「エティは否定します」などというように、台詞の最初に自分の動作を明確にしてから語り始めるという癖を持つ。

円卓の騎士に所属する騎士団の一人で、将来は騎士になろうと日々鍛錬を積み騎士になるべくして行動している少女。
目標である円卓の騎士そのものや白の大陸にはどこか依存している節を見せ、それらに害を加える者やそのような思想に対しては過剰反応を見せる。

しかし先日、イスラの計らいにより騎士団から騎士へ転身。彼女の夢は見事叶うことになった。
騎士になった際に彼女は「弱さを知るために騎士になる」と言っていたため、これからの彼女は自ら進んで様々な経験を積んでいくことだろう。



____戦闘____

──防御咒式


エトワールの衣服に纏わり付く紅い咒式の正体は、防御術式を補助するもの。
このことから、エトワール自身がさほど防御を得意とするタイプではないことが分かる。
咒式の書かれた衣服はある程度の攻撃は防いでくれるものの、実力者が放つ攻撃に対しては効果を発揮しないために実際は気休め程度にしかなっていない。


──咒式≪雪ノ女王≫


エトワールの右腕に絡みつく紅き咒式そのもの。
これは彼女の感情を代償として本人に強大な力をもたらすという、ある意味呪いのような代物である。
この咒式を発動させれば、エトワールの右腕は巨大化し、鋭き五爪を生やした白き怪物のような風体へと変化。紅い呪式はまるで怪物の血管であるかのように蠢き、周囲に紫電を迸らせるモノとなる。
咒式発動中は彼女の周囲は凍てつくような風が吹くことから、この咒式がエトワールに与えているものは雪と雷の異能であることが分かるだろうか。

この咒式にもたらされる秘技は、「現象の奔流」
吹雪と言うよりも嵐に近いそれは、炎さえも凍てつかせる冷気と、それを糧にする龍の如し紫雷の渦となって相手を襲うこととなる。

本来ならばこの咒式を発動させずとも、氷と雷の術を使用することは可能。
しかし強力な相手に対しては咒式を使わなければ勝てないために、割と咒式を発動させる機会は多い。
また、≪雪ノ女王≫を発動させれば少女のワインレッドの髪色は脱色されたかのような純白となり、それに伴って感情が希薄になる様子も確認されている。
更には≪雪ノ女王≫解除後は痛覚が鈍っている様子もあり、感情や髪色を含め全てが元通りになるのには数日を要した。
加えて咒式使用中に、右腕までだった怪物の腕が右肩付近まで侵食していたことが目撃されており、使用すればするほど咒式による身体の変化範囲は拡がっていくのではないかと考えられる。



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最終更新:2012年10月30日 22:02
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