6-792

美希ちゃん。

わたしね…、ほんとは行かないで…って止めて欲しかったの。

だって男の子から誘われたんだよ?
それもわたしだけなんだよ?

心配……に、ならないのかな。

わたしってまだ―――



子供なのかな。




『わたし、人が多いとこ苦手だし.....』

『ずっと苦手のままだとこの先辛いわよ?』

『でも...』

『大丈夫!お土産話、待ってるから!』



美希ちゃん…。

お願い美希ちゃん。
もっと、そばに居て。
もっと近くに。

わたしにはあなたが必要なの…。

今も。この先も。ずっと、ずっと―――



『でも、困った事があったらすぐ連絡ちょうだいね。』


時間差で届いたメールをそっと、美希ちゃん専用フォルダへ移動した。


(大好きだよ美希ちゃん.....)


避-121は美希のハート…
最終更新:2009年11月16日 22:30