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麻生太郎よもやま話 - (2006/08/31 (木) 16:16:04) のソース

太郎さんに関する面白そうなお話があれば、足していってください。
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*妻を二重に「だました」話(外務大臣 麻生太郎) 
今月3日、イラクのバグダッドを「電撃訪問」し、先方の首相と外相にお会いしました。 
イラクで活躍した陸上自衛隊は、役目を終えて帰国しました。 
それでも日本は、航空自衛隊の働きとODAを両輪として支援を続けますということを、直接伝えにいく必要があると思ったからです。 

計画、日程は最高機密でした。私の身辺警護をするSP氏は警察官です。 
命令なしに行動できません。しかしこの時ばかりは、彼にも警察の上司に黙ってついて来てもらいました。 
総勢は私を入れて4人。もちろん皆、家族にも一切伏せたままでの隠密行動でした。 
あとで聞いたところ、大臣外遊の一行が4名というのは前代未聞だとか。 
それでできるなら、普段の出張も、大名行列よろしく大人数を連れて行くなとお叱りを受けそうです。 

「大臣、現地では自衛隊機と米軍ヘリコプターに乗るので、荷物は機内持ち込み用だけにまとめて下さい」 
と秘書官が言います。雑作もないことですが、我が家にはキャスター(車輪)がついた小振りのカバンがありません。 

さて困ったと思ったのが、7月末、ASEANの会議でクアラルンプールにいた時です。 
議事の合間、自由時間はたったの40分です。これを逃すとイラク訪問まで買い物などできませんが、 表を探し歩く余裕はありません。
何かないかとホテルの売店に行くと、あるにはありました。 女性用のが。
でもこれでは帰宅した時怪しまれるし・・・。 思いついたのが、妻をこの際二重に「だまして」しまおうという作戦です。 

「ホラ、おみやげ」。そう言って渡すと、妻は素直に喜びました。
でその数日後、「オイちょっと、アレ貸してくれないかな」・・・。 
と、ここまでは作戦通りでしたが、敵もさるもの。即座にお見通しで、 「どこ行くの」と来ました。「危ないところ?」 

いろいろ芝居を打って出た割に、現地から届いた写真の私は普段通り寛いでいたらしく、
帰国後小泉総理に「緊張感が感じられなかったゾ(笑)」と言われるオマケがつきました。
■平成18年8月31日付「[[小泉内閣メールマガジン>http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/]]」より。

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