――?
――ここは?
――…違う…あそこじゃない
「ああ、起きたか、マスター」
――何…あなたは…違う…あの子じゃない…!
「まぁ座れよ…」
◆
俺呼んだのは、女だった。
「まぁ…あんたのことをよく教えてくれ…」
「…そうね…世界の真実を知る者…なんて言っておこうかしら…?」
あぁ、俺の記憶にあるとおりだ。
「…認識してるのか?今も」
「ッ…いや、今は無理みたい、なんでかしらね…」
女は目を横にやりながら、誤魔化そうとする。
「…もう…終わったのよ、あの世界には…何も…」
「本当か?」
俺は知っている、こいつのした事を、別の世界を認識できることを。
「罪を、悔いたいんだろう?」
「ッ…!いや…やめて…」
「本当は謝りたいんだろう?言えよ、真実を」
己が狂わせた世界、その終着点は、存在の抹消。
「報い続けるんだ、ナツキに、ユリに、サヨリに、そして、あいつに…」
「ッ…!」
ついに図星を付いた。
やれ、思い出せ、己の罪を。
「分かってる…許されないことをしたこと…だから…みんなに…ちゃんと…謝りたい、謝りたいの!」
吐き出した、遂に吐き出した。
俺は立ち上がる。
「腹は決まったな、行くぞ」
牢獄の様な石で作られた部屋が崩れていく。
「求めに行くぞ、聖杯を」
◆
彼女が目覚めたのは、自分の部屋だった。
もちろん、仮初の世界の部屋だが。
「…やっぱ夢じゃないのね、ライダー」
「当たり前だ、もう戦争は始まっている」
白眼帯の男が奥にいる。
夢で見たの同じ、ライダーだ。
「で、どうするの?」
「…戦い続けなければ行けていけない…あぁ、こいつを使うのも久し振りだな」
ライダーが腰につけた、鉄の装備。
それはまるで、クライミングに使うような装備であった。
「…なにそれ?」
「立体機動装置、本来は巨人を狩るためだがな、まぁ、俺も巨人だが」
進撃の継承者にして、始祖の継承者。
一声かければ、この世界を蹂躙する力を放たれる。
「ありがとう、そろそろいかなきゃ」
「ロールの学校か、俺もついていく」
「じゃ、頼むわよ」
女はバッグを手に取り、外へとでる。
向かう先は学校、ロールの、虚構の学校。
虚構の友、虚構の活動、すべてが虚構。
「…行きましょう」
第四の壁にアクセスし、その先を見た少女、モニカ。
そこについていくライダー。
全てを破壊し尽くし、全てをやり直そうとした男。
ライダー・エレン・イェーガー。
この地を、全てを更地にするべくがごとく、歩んでいく。
「…暗いな、ここも」
世界を見上げる、そこは冥界、太陽は非ず。
「…捧げてやるさ、この心臓」
地は、踏み鳴らされていった。
【CLASS】ライダー
【真名】エレン・イェーガー@進撃の巨人
【ステータス】
筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具EX
【属性】混沌・中庸
【クラススキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:EX
騎乗の才能、獣であれば竜種であろうと乗りこなす。
最も、彼の前にはすべてが踏み潰されるのだが
【保有スキル】
仕切り直し:C
戦闘から離脱する能力。
また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。
進撃のカリスマ:B
地ならしをライダーと共に起こそうとした通称「イェーガー派」
そんな彼についてく者が後を立たなかったゆえに、このスキルが付与された。
効果はカリスマ:Bと同じ。
巨人化:A
世界の混沌に導いた魔物、巨人。
ライダーは明確な意思と自傷をすることで巨人になることが可能。
魔力と幸運を除くステータスを上昇させ、またサーヴァントを食らうことで、その能力を「継承」することができる。
立体機動術:A
巨人を狩るために壁の中の人類が編み出した技術。
エレンはこれをハイレベルで習得している
【宝具】
『進撃の巨人』
ランク:B 種別:対界宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
9つの巨人の一つ、唯一マーレの所持できていなかった巨人。
固有能力は記憶共用。
あらゆる未来を見通し、記憶を覗き見る。
直接の戦闘には起因しないが、使い所を見極めれば最強。
『始祖の巨人』
ランク:A++ 種別:対界宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
すべての巨人の始祖、座標の正体。
能力は記憶改竄、巨人操作、構造変化、巨人生成。
記憶改竄と構造変化に関しては、エルディア人以外にも行使する事が可能となっている。
『地ならし』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
始祖の力を行使し、「幻の巨人」を蘇らせ、地を鳴らす。
何百万の大型の巨人が歩き、ライダー自身も行進する。
発動した時点で聖杯戦争が終わりかねない宝具のため
抑止力の力もあり令呪3画分の魔力を必要になった。
しかし、一度発動すれば、勝利へ導ける宝具。
ただ、ライダーはこの宝具のことは伏せており、マスターがいつ気づくかはわからない。
【weapon】
立体機動装置
【人物背景】
自由を手にしたかった少年。
――行ってらっしゃい。
【サーヴァントとしての願い】
無し、マスターの贖罪に付き合う。
【マスターへの態度】
己の罪と向き合え、マスター
【マスター】Monika@Doki Doki Literature Club!
【マスターとしての願い】
みんなに――ちゃんと謝りたい
【能力・技能】
第四の壁の先を観測する力と、世界を改変する力。
しかし、ここでは行使することが出来ない。
【人物背景】
世界の真実を握っていた少女。
今は贖罪へと進む少女。
【方針】
聖杯獲得、ただできるだけ民間人の被害は少なくする。
戦闘に関しては完全にライダーに任せるしか無い
【サーヴァントへの態度】
…あなたの言う通り、してみるわ
最終更新:2024年05月04日 09:16