――?

――ここは?

――…違う…あそこじゃない

「ああ、起きたか、マスター」

――何…あなたは…違う…あの子じゃない…!

「まぁ座れよ…」


俺呼んだのは、女だった。
「まぁ…あんたのことをよく教えてくれ…」
「…そうね…世界の真実を知る者…なんて言っておこうかしら…?」
あぁ、俺の記憶にあるとおりだ。

「…認識してるのか?今も」
「ッ…いや、今は無理みたい、なんでかしらね…」
女は目を横にやりながら、誤魔化そうとする。
「…もう…終わったのよ、あの世界には…何も…」
「本当か?」
俺は知っている、こいつのした事を、別の世界を認識できることを。

「罪を、悔いたいんだろう?」
「ッ…!いや…やめて…」
「本当は謝りたいんだろう?言えよ、真実を」
己が狂わせた世界、その終着点は、存在の抹消。

「報い続けるんだ、ナツキに、ユリに、サヨリに、そして、あいつに…」
「ッ…!」
ついに図星を付いた。
やれ、思い出せ、己の罪を。

「分かってる…許されないことをしたこと…だから…みんなに…ちゃんと…謝りたい、謝りたいの!」
吐き出した、遂に吐き出した。
俺は立ち上がる。
「腹は決まったな、行くぞ」
牢獄の様な石で作られた部屋が崩れていく。
「求めに行くぞ、聖杯を」


彼女が目覚めたのは、自分の部屋だった。
もちろん、仮初の世界の部屋だが。

「…やっぱ夢じゃないのね、ライダー」
「当たり前だ、もう戦争は始まっている」
白眼帯の男が奥にいる。
夢で見たの同じ、ライダーだ。

「で、どうするの?」
「…戦い続けなければ行けていけない…あぁ、こいつを使うのも久し振りだな」
ライダーが腰につけた、鉄の装備。
それはまるで、クライミングに使うような装備であった。

「…なにそれ?」
「立体機動装置、本来は巨人を狩るためだがな、まぁ、俺も巨人だが」
進撃の継承者にして、始祖の継承者。
一声かければ、この世界を蹂躙する力を放たれる。

「ありがとう、そろそろいかなきゃ」
「ロールの学校か、俺もついていく」
「じゃ、頼むわよ」
女はバッグを手に取り、外へとでる。
向かう先は学校、ロールの、虚構の学校。
虚構の友、虚構の活動、すべてが虚構。

「…行きましょう」
第四の壁にアクセスし、その先を見た少女、モニカ。
そこについていくライダー。
全てを破壊し尽くし、全てをやり直そうとした男。
ライダー・エレン・イェーガー。

この地を、全てを更地にするべくがごとく、歩んでいく。
「…暗いな、ここも」
世界を見上げる、そこは冥界、太陽は非ず。
「…捧げてやるさ、この心臓」
地は、踏み鳴らされていった。


【CLASS】ライダー
【真名】エレン・イェーガー@進撃の巨人
【ステータス】
筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具EX
【属性】混沌・中庸
【クラススキル】

対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:EX
騎乗の才能、獣であれば竜種であろうと乗りこなす。
最も、彼の前にはすべてが踏み潰されるのだが
【保有スキル】

仕切り直し:C
 戦闘から離脱する能力。
 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。

進撃のカリスマ:B
地ならしをライダーと共に起こそうとした通称「イェーガー派」
そんな彼についてく者が後を立たなかったゆえに、このスキルが付与された。
効果はカリスマ:Bと同じ。

巨人化:A
世界の混沌に導いた魔物、巨人。
ライダーは明確な意思と自傷をすることで巨人になることが可能。
魔力と幸運を除くステータスを上昇させ、またサーヴァントを食らうことで、その能力を「継承」することができる。

立体機動術:A
巨人を狩るために壁の中の人類が編み出した技術。
エレンはこれをハイレベルで習得している
【宝具】
『進撃の巨人』
ランク:B 種別:対界宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
9つの巨人の一つ、唯一マーレの所持できていなかった巨人。
固有能力は記憶共用。
あらゆる未来を見通し、記憶を覗き見る。
直接の戦闘には起因しないが、使い所を見極めれば最強。

『始祖の巨人』
ランク:A++ 種別:対界宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
すべての巨人の始祖、座標の正体。
能力は記憶改竄、巨人操作、構造変化、巨人生成。
記憶改竄と構造変化に関しては、エルディア人以外にも行使する事が可能となっている。

『地ならし』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
始祖の力を行使し、「幻の巨人」を蘇らせ、地を鳴らす。
何百万の大型の巨人が歩き、ライダー自身も行進する。
発動した時点で聖杯戦争が終わりかねない宝具のため
抑止力の力もあり令呪3画分の魔力を必要になった。
しかし、一度発動すれば、勝利へ導ける宝具。
ただ、ライダーはこの宝具のことは伏せており、マスターがいつ気づくかはわからない。
【weapon】
立体機動装置
【人物背景】
自由を手にしたかった少年。
――行ってらっしゃい。
【サーヴァントとしての願い】
無し、マスターの贖罪に付き合う。
【マスターへの態度】
己の罪と向き合え、マスター

【マスター】Monika@Doki Doki Literature Club!
【マスターとしての願い】
みんなに――ちゃんと謝りたい
【能力・技能】
第四の壁の先を観測する力と、世界を改変する力。
しかし、ここでは行使することが出来ない。
【人物背景】
世界の真実を握っていた少女。
今は贖罪へと進む少女。
【方針】
聖杯獲得、ただできるだけ民間人の被害は少なくする。
戦闘に関しては完全にライダーに任せるしか無い
【サーヴァントへの態度】
…あなたの言う通り、してみるわ

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最終更新:2024年05月04日 09:16