◆
デルウハの願いは既に叶っていた。
◆
東京に怪物(イペリット)の姿はない。
都市の建造物は破壊されずに原型を保っているし、人々が残り僅かな安全地帯を奪いあってもいなかった。
空気だって──都会相応に淀んではいるものの──吸えば人体に致命的な害を及ぼすガスで汚染されていない。
絵に描いたような平和。
それが東京の現状だ。
デルウハのような軍人は必要なさそうな世界である。
そしてなにより──ここには飯がある。
それも大量に。
郵便ポストよりも頻繁に見かけるコンビニエンスストアには十分な在庫。
肉や魚、パンに酒。
砂糖だってどっさりと。
町中に点在するレストランは国籍・値段・質が種々様々であり、探せばきっとデルウハの故郷ゆかりの料理を提供する店だって見つかるだろう。
世はまさに飽食の時代。
1日3食どころか間食を挟んだとしても食べることに不自由しないのだ。
これまで日々の糧を守る為だけに死に物狂いで戦い、実際に何度か死にかけたことさえあるデルウハにとっては天国のような環境である。
だから彼は、これ以上何かを願わない。
望まないし、求めない。
イペリットの脅威に曝されない世界で1日3食の生活をする──それだけで十分なのだから。
「元いた世界のことは忘れて、これからこの新天地で暮らしていこう」
そんな風に考えていた──だが。
だが、しかし。
そんな甘い考えを【聖杯】が許すはずがなかった。
◆
都内某所。デルウハの名義で借りている【事になっている】マンションの一室にて。
彼は朝食の時間を過ごしていた。
右手のハムサンドに齧り付き、空いている左手でマグカップを手に取ると、中身の牛乳を胃に流し込む。その繰り返し。あっという間に食べ終わると、二個目のハムサンドを掴んだ。卓上の皿にはまだ大量のハムサンドがうず高く積もっている。一般的な成人男性ひとりどころか大家族が一度の食事で消費するのも難しそうな量だが、デルウハはこれらすべてをたったひとりで食い尽くすつもりのようだ。
ふと己の左手が視界に入り、彼は眉を顰めた。
太く逞しい五指で構成される大きな手には、タトゥーのような紋様が刻まれている。
令呪──デルウハが聖杯戦争のマスターであることの証左だ。
非対称の流れ星のような意匠をしているそれは赤の色彩を放っており、どうしても目に入る。一見手についた返り血のようにしか見えない。東京で第二の生を送ろうとしていた自分が聖杯戦争の参加者に選ばれたことを喜ばしく思っていないデルウハにとって、見て良い気分がしない存在であった。
いっそのこと手首から切り落としてしまおうかと思ったし、そうするだけで聖杯戦争などという物騒な催しと文字通り手を切れるのなら躊躇なく実行するのがデルウハという男なのだが、聖杯から与えられた情報によって『マスター権を失った人間がその後どうなるか』を知ってしまったので、その計画は却下するしかなかった。
わざわざ異界から呼び出した以上は生温い『あがり』を許さない、とでも言いたげな仕様である。
腹立たしいこと、この上ない。
そう──デルウハは【聖杯】に腹立たしさを感じていた。
人を勝手に異世界に呼び出した所まではまだいい。むしろ元の世界にいたままでは遠からず死んでいたデルウハにとっては感謝の念を抱くべき出来事である。
けれども──それ以降は駄目だ。
同意を得ないまま殺し合いの参加者に登録し、こちらがどれだけ文句を抱えていようと対話には一切応じない──契約に基づいた仕事を重んじるデルウハが最も嫌悪するタイプである。上官にこんなのがいたらすぐさま殺していただろう。
できることなら【聖杯】に砲弾の一発でも打ち込んでやりたいが、平和な現代日本において大砲を構えるのは非常に困難なことだし、そもそもデルウハは【聖杯】がどこにあるのかを知らない。
実体を持つ三次元上の存在として都内のどこかにあるのかさえ、皆目見当がつかないのである。
なにせ【聖杯】は──根拠となる実例はデルウハ自身が体験した一件しかないが──時空の移動を可能とする存在なのだ。ならば時間と空間が存在しない外宇宙の生命だったイペリットのように、超次元の存在だったとしてもおかしくない。
「(選ばれし者の願いを叶える、超次元の存在か。まるで神だな)」
──いや、違う。
「(神は神でも死神か)」
食料豊かな東京の町はデルウハにとっては確かに天国だった。
しかしその実態は少々異なる。
東京の正体は、死者の記憶を元に作られた『冥界』だ。
ならばそんな場所で神の如く振る舞い、人々を死地に送り込む聖杯は、死神以外の何物でもないだろう。
「(まったく、皮肉な話だぜ。戦場では”悪魔”と呼ばれた俺が冥界に招かれるなんてな)」
そんなことを考えながら、デルウハは残りひとつになっていたハムサンドを嚥下する。
皿の上にはパンくずだけが残った。
けれども、これで最期の食事というわけではない。
冷蔵庫には昼食と晩飯どころか明日以降の貯えもあるし、それで足りなければ街に出ればいくらでも飯にありつけるのだ。
つくづくデルウハにとっては手放しがたい環境である──だが、こんな生活は長く続かない。
この世界もまた、滅びが約束されているのだから。
【聖杯】曰く──聖杯戦争が進めば進むほど都内の『冥界』化が進み、人の住める土地が狭まっていくのだという。
デルウハに言わせれば「とんでもねー欠陥を抱えてんじゃねーか! このクソ世界は!」だ。
これでは元居た世界と大して変わらない。
いや──より酷い。
元の世界でも有毒ガスがデルウハの居住地に到達する迄およそ八年の猶予があった。では東京の完全なる冥界化はどれほどだろう?
同じく八年?
そんなわけがない。
地球全土で繰り広げられた知性なき怪物との生存競争とは違い、今回は東京という狭い範囲を舞台にした人間同士の戦争なのだ。必然、敵との遭遇率は高い──その結果生じる戦闘は他所から更なる敵を呼び寄せるだろう。
おまけに脱落者が出れば出るほど【冥界】化が進行して安全圏が狭まり、元から高かった会敵率が更に上昇するのである。
言ってしまえば【聖杯戦争】というイベントは、一度どこかで戦闘が始まってしまえば加速度的に終結に向かうようにデザインされているのだ。死神の意地の悪さが、ここにもまた表れていた。
参加者のひとりに過ぎないデルウハはマスターの総数も現在の脱落者数も知らない。しかし東京の面積と現在【冥界】化している領域を参考に聖杯戦争のペースを計算してみれば四〇日前後でこの戦いが終わることが予想できていた。
四〇日。
それが『1日3食』のタイムリミットだ。
八年と比べれば一瞬に等しい月日である。
絶望的な数字だ──だが。
【聖杯】が手に入れば話は別だ。
【異次元間の移動】や【異界の創造】という奇跡じみた所業を可能にする【聖杯】。それにかかれば、デルウハの【1日3食、飯を食う】という願いは今度こそ十全に叶えられるだろう。
要は戦争に勝ちさえすればいい。
自分と同じくこの世界に招かれたマスターをひとり残らず殺せばいいのだ。
かつてハントレスたちを唆す際に嘯いてみせた【世界を救う】と比べれば、遥かに希望が持てる目標である。
「……………………」
デルウハはハントレスたちを思い出した。
長い時間をかけて関係を深め、
年頃特有の不可解な情緒でデルウハを困惑させ、
幾度も衝突し、
その度に彼を窮地に追い詰めた、
そんな少女(バケモノ)たちとの記憶が──脳裏に蘇る。
「あいつらより恐ろしい敵なんて、そうそういるか?」自分に問う。
返ってきた答えは「まさか」だった。
「研究所(あっち)でも冥界(こっち)でも、俺の飯の邪魔をする奴にやることは何ひとつ変わらん……! 皆殺しだッ!!」
瞳の中に決意の炎を滾らせながら、デルウハは吠えるように叫んだ。
──そして。
その決意に応えるかのように。
その決意が合図だったかのように。
その決意に呼び起こされたかのように。
唐突に、前触れなく、しかし偶然ではない必然として。
【それ】は発生した。
「ッ!? サーヴァントか!」
目の前で起きている現象が英霊召喚だと即座に判断できたのは【聖杯】から事前にその知識を与えられていたからだ。
室内に渦巻く魔力。恒星よりも眩しい光の粒。不定形のエーテルはやがて形を持ち、人の姿を会得する。
サーヴァントはマスターと一蓮托生の相棒──戦場で実際に運用される兵器である。
その重要性は計り知れない。
極端な話、これからこの場に顕現(あらわ)れるサーヴァントの性能次第で今後の明暗がはっきり分かれるのだ。
故にデルウハは眼前で起きている英霊召喚を固唾を飲んで見守っていた。
「(バーサーカーは論外……! 能力(ステータス)の高さは魅力的だが、【狂化】なんぞ抱えた奴と戦線を共にするのは御免だ!! 理想はアーチャーかアサシンだが──)」
結論から言えば。
またしてもデルウハの願いは叶った。
召喚(よ)ばれたサーヴァントのクラスは──彼が理想としていたアーチャーだったのだから。
「元気いっぱいにはじめまして!」
溌剌とした声だった。
「魔法少女、ドリーミィ☆チェルシー! です!」
デルウハの顔から色が失せた。
いったん目を閉じ、眉間に生じた皺をほぐすように揉む。
なんだ、今の。
「(コレが俺のサーヴァントなのか?)」
見た目だけならハントレスたちよりもずっと若い。というより幼い。年齢が二桁にも達していなさそうな矮躯を彩度の高い衣装で飾っている。手には小ぶりのステッキ。先端には星型の飾り付きだ。魔法少女などというわけのわからない自己紹介を口にしていたが、まさにフィクションの登場人物じみた見た目だった。
──いや、待て。
待て待て待て待て待て。
いま見たものは本当に正しかったか?
【聖杯】曰く、英霊(サーヴァント)は人類史に名を残した不世出の傑物である。
そんなものが、ごっこ遊びに興じているようにしか見えないただのガキなわけがあるだろうか?
慣れない異界の環境が認知能力に悪影響を及ぼした可能性は零ではない。
それに、ついさっき強い光を浴びたばかりだ。
今も良好な視力を維持していると迷いなく断言する方が非合理的である。
ひょっとしたら──
先ほどは光の加減で見間違えたのかもしれない。
デルウハはそう推測すると、ふう、と短く息を吐いた。
改めて瞼を開く。
魔法少女の顔が先ほどよりも近い位置にあり、大きな目でこちらを覗き込んでいた。
「よろしくね! マスターちゃん!」キラーンと星のエフェクト付きのウインクをするアーチャー。
「…………、こちらこそよろしく頼む」
…………。
ふむ。
「(ハイテンションかつ幼稚な言動には不安が残るが──初対面からこちらに友好的な態度なのは悪くない)」
そんな風に考えていると『グイィッ』と体が前に傾いた。九〇キロオーバーのデルウハの体がだ。
アーチャーが紅葉のように小さな両手で彼の手を握り、引っ張ったのだ。
親愛を込めた握手のつもりなのかもしれないが、その尋常ではない握力を受けてデルウハが連想したのは怪力の化物(ハントレス)だった。
アーチャーは言う。
「私が来たからには安心して!」現在進行形で安心できない状況である。「どんなトラブルがあったって、とびっきり可愛く解決よ! ドリーミィ⭐︎チェルシーは困っている人の味方なんだから!」
「(なに言ってやがんだこのガキは!?)」
可愛く?
なんだ、その、みちが口にしてそうな語彙は?
それはさておくとしても──トラブル? 解決? 困っている人の味方?
どういう意味だ、その台詞は。
それではまるで──
【自分がこの場に現れたのは兵器として戦う為でなく、
さながらフィクションの主役のように他人の助けになる為だ】。
心の底から、そんなことを考えているかのようではないか。
『皆殺し』による現状の解決を目指しているデルウハとは真逆のスタンスである。
「……………………」
己の中にイメージとして存在する何らかのメスシリンダーや天秤(ドクロマーク付き)が揺れているのを感じながら、デルウハは思考した。
──殺すか?
──スタンスがこうまで決定的に異なる以上は、遠からず俺と対立するのが目に見えている。
──そんな馬鹿力のガキは、さっさと排除すべきではないか?
そうもいかない。
殺せば簡単に隊員変更(チェンジ)できる軍隊とは訳が違うのだ。
マスターにサーヴァントは基本ひとり。
気に入らないサーヴァントを引いてしまったからと言って、ゲームのガチャのようにリセマラは出来ないのだ。
つまりデルウハはこれから聖杯戦争を勝ち抜こうとするならば、己にとっては弩級の大外れに相当するサーヴァントと行動を共にすることを今この瞬間に運命付けられたのである。
それを理解すると彼は脳内で今一度、自分を聖杯戦争の参加者に登録してアーチャーと引き合わせたクソッタレの【聖杯】に対し、ありったけの罵詈雑言を投げつけた。
◆
ドリーミィ⭐︎チェルシーはやる気に満ちていた。
どこの誰かは知らないけれどチェルシーの助けが必要な誰かがいて、そこに最高に可愛らしく駆け付けることが出来たのである。まさにアニメで描かれる魔法少女そのもの。こんなシチュエーションでテンションを上げるなと言う方が無理な話だ。
呼ばれた先が【冥界】などという辛気臭い場所だったのはちょっとイヤだが、それを差し引いても、この世ならざる異世界というのは魅力的だ。『リッカーベル』一期終盤の絵本の世界や劇場版『ひよこちゃん』の夢の世界など、魔法少女とふしぎな異世界の大冒険は切っても切れない間柄なのだから。
冒険の相棒はマスター。
おっきな体をした男の人。
髪色はピンク。
ピンクは可愛い色だ。
可愛いものは魔法少女の味方だ。
つまりマスターはチェルシーの味方だ──チェルシーのテンションは翼を付けられたかのように益々上昇した。
これからこの世界でなにが行われるのかよく分からないけど──召使(サーヴァント)? 似たようなことなら生前にやったことがある。バイトで。だから大丈夫。たぶん。その辺の新人さんより慣れてるんじゃないかな?
そんな風に。
すれ違い(ディスコミニケーション)が消えないまま。
デルウハとアーチャーの聖杯戦争は始まった。
【クラス】
アーチャー
【真名】
ドリーミィ☆チェルシー/夢野千枝@魔法少女育成計画 breakdown
【属性】
秩序・善・人
【ステータス】
筋力A 敏捷B 耐久B+++ 魔力C 幸運A+ 宝具D
【クラススキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【保有スキル】
魔法少女:A
魔法の国から力を授かり魔法少女に変身した者の総称。外見は非常に見目麗しい美少女でありながら生物の限界を超えた身体能力をしており、ひとりひとつ固有の魔法を司る(アーチャーの場合、それが宝具に登録されている)。
このスキルによりチェルシーはアーチャーでありながらバーサーカー並のステータスを獲得している(バーサーカーじみたナチュラルボーンクラッシャーぶりは狂化ではなく生前からのもの)。
肉体的な性能(スペック)だけでいえば魔法少女の最高位とも言える現身には及ばないのでB~Cランク相当になるのだが、魔法少女を愛してやまず、かわいらしさの求道者であることを加味した結果、このようなランクになった。
戦闘続行:A++
往生際が悪い。
死亡が確認された状態から復活してみせた埒外の生命力を持つ。
魔法少女『ドリーミィ☆チェルシー』を呼ぶ誰かの声が聞こえた場合、スキルランクにかけられたプラス補正が効果を発揮する。
騎乗(星):C+
星型のものに限定される騎乗の才能。
アーチャーは星型に成形した物体での曲乗りや高速飛行を可能とする。
【宝具】
『星を好きなように操れるよ』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:99 最大補足:1
アーチャーの魔法。
その効果は「星を操る」だが、天体を自由に動かせるのではなく、星の形をした小さな物体を飛ばすことが出来るというもの。
ただし、その精密性と速度は凄まじく、複数の星を用いた自由自在な軌道から放たれる狙撃は、条件さえ揃えば三賢人の現身(神格的なものを降ろす器。超強い)候補の頑丈な肉体にさえ致命傷を与える。
【サーヴァントとしての願い】
特になし。予定なし。考えなし。
助けを求める人がいたら魔法少女としてかわいらしく助ける!
【weapon】
コスチュームであるステッキの先端に魔法のセロテープで張り付けられている平たい星型のオブジェクト。
母親の友人である魔法少女から頂いたもの、つまり魔法製であり、その有用性は極めて高いのだが「『お母さんの友達から貰ったお土産』なんて現実感がぷんぷんするものを使うのはファンタジーな魔法少女らしくない」という美学を持つため、『使わないとマジでヤバい時』以外には戦闘ですら滅多に使おうとしない。なので普段はその辺の岩を握りしめて形成した星で魔法を行使している。
他に類を見ないアーチャー独自の格闘術。
キュートな決めポーズやバレリーナじみた空中ターンなど『魔法少女らしい可愛らしさ』を何よりも重要視しており、一見するとごっこ遊びに興じているようにしか見えないが、魔法少女の身体能力とアーチャーの抜群な戦闘センスから繰り出されるそれは極めて高いレベルの格闘術にまで昇華されている。キュートイズパワー。
アーチャーは宝具とこの格闘術を組み合わせた戦闘を得意とする。
【人物背景】
『魔法少女』を愛し、『魔法少女』に人生を捧げたベテラン魔法少女。
長い時間をかけて重ねた鍛錬により桁外れの戦闘能力を持つのだが、強さを求める戦闘狂タイプというわけでなく、むしろ暴力が嫌い。
テンションが高く、浅はかで『合理』という概念とは対極に位置する性格。またナチュラルボーンクラッシャーな気質があり、行動すれば何かとものを壊しがち。
情に厚い面もあり、友のピンチに立ち上がる姿はまさに魔法少女らしいと言えるだろう。
【マスター】
デルウハ(アンドレア・デ=ルーハ)@Thisコミュニケーション
【マスターとしての願い】
飯!!!!!!!!!!
【能力・技能】
スイス国軍よりUNA(世界連合軍)に招かれた軍人。
軍事に精通しており、卓越した指揮能力を持つ。また(現代日本が舞台となる聖杯戦争の会場で必要とされる機会があるかは不明だが)砲術にも長けている。
【人物背景】
正体不明の怪物『イペリット』によって壊滅しかけている世界の生き残り。
極めて合理的な性格をしており「自分や部隊にとって、そうした方が得だから」と判断すれば殺人さえ厭わない。
食い意地が凄まじく、行動原理において最優先される。(もう飯が食えないと分かれば躊躇いなく自殺を決行するほど)
また運が非常に悪く、運の無さから生じた問題を解決すべく『合理的な判断』を下した結果、殺人に手を染めることもしばしば。後にその犯行が発覚し、揉み消すためにまた殺人をおこなうことも。
最終更新:2024年05月05日 16:02