――――生まれてはじめて、この光を浴びた。
 空の一面に広がる、青い、青い空。
 そしてそこに佇む、お天道様。
 その光は、見慣れた町の、暗がりでしかなかったはずのそれを等しく照らし出していて。
 少女は気付けば、涙を流していた。
 幼い頬、色の白い輪郭を、ひとしずくの涙が伝い落ちていく。
 涙を拭う間、この青と眩しさを目に入れられないことが惜しくて。
 顔がぐしゃぐしゃに濡れていくのも構わず、少女は、こよりはそうしていた。

「何故に泣く。娘よ」
「……はじめて、だから。太陽さまが、こよりを見てくれたの」

 ああ、でも。
 こんなにも嬉しいのに、それでもすぐに気付いてしまう。
 気付けてしまうのだ。だってこよりは、太陽に嫌われた怪物だから。

 ――根津魅、という妖怪がいる。
 決して強いものではない。人間からこぼれ落ちた記憶の欠片を齧る、とても弱い魑魅だ。
 どのくらい弱いのかというと、太陽の光を浴びられない。
 日の光の下で生きることができないくらいには、弱く、そしてか細い生き物。

 こよりはそういうモノとして生まれた。
 違ったのは、不幸だったのは、こよりが"変り種"だったこと。
 人間の姿になり、知性と感情という分不相応なものを手に入れてしまったこと。
 本来ならば、ただ本能のままにこぼれた記憶の欠片を齧って暮らすだけの根津魅が。
 ある温かい記憶に触れ、そのぬくもりへ寄り添い続けたことで、記憶の中にしかいないいつかの少女のかたちを得てしまったこと。
 幸せなものなど。
 温かいものなど。
 知らぬままであったなら――暗闇の中でしか生きられない自分を、不幸だと思うことさえなかったろうに。
 少女は、知ってしまった。知恵の実を齧り、自分が知る由もない幸福がこの世界には溢れているのだと知ってしまった。

 日の光の下を歩けない。
 太陽に、お天道様に、嫌われている。
 世界はいつだって広くて、眩しくて、とても楽しそうで。
 そんな世界なのに、どこにもこよりの家はない。

「でも、違うんだね。許してもらえたわけじゃないんだ」

 こよりは今、確かに太陽の光に照らされている。
 闇が消え去り、人が闊歩する朝の中にいる。
 本来なら根津魅は、太陽の光に焼かれれば灰になって消えるばかりの存在だ。


 今まで許してもらえなかったことが、急にできるようになるわけがない。
 それはつまり。この太陽も、この朝も、所詮は仮初めの嘘っぱちでしかないことを意味していた。
 こよりが作った、こよりを神とするいつかの世界。
 あの寂しい嘘っぱちと同じ、ガランドウの夢のなか。

「ここは、こよりたちの世界。
 根の国。暗くて寂しくて、眩しいものなんてなんにもないところだって」
「……、……」
「知ってたよ。知ってたはずなのに、ね。
 太陽……ううん。神さまって、ひどいことするんだね」

 こよりの推測は、実に正しい。
 ここは冥界であって、再現された日常はいずれ死に呑まれる虚構でしかない。
 したがってそこに射し込むこの太陽も、こよりが生きて死んだあの世界を照らしていたものとイコールではないのだ。
 冥界の死というフィルターを通して浴びる太陽光は、こよりのような根の国の生物でも優しく照らしてくれる。
 許してくれたわけでも、こよりが人間になったわけでもないのに。
 まるで願いは叶いましたよと言わんばかりに空々しく、こよりの身体を照らすのだ。

 そんな日なんて。
 来るはずがないのに。
 そんな奇跡なんて。
 あるはずがないのに。

「こよりね、悪いことをしたの」
「知っている」
「そうなんだ。……なんだか納得しちゃった。
 そうじゃなかったらあなたみたいな人が、こよりの前に出てくるわけがないもんね」

 あなたみたいな、眩しい人なんて――。
 そう言ってこよりは、名残惜しそうに空を見上げた。
 たとえ今だけの肩透かしでも、それでも涙は止まらなかった。
 願った、朝。
 ほしかった、幸せな明るい世界。
 この空の下になら、もしかしてあるのだろうか。
 ほんの気休めでも、いつか嘘みたいに奪われてしまうものだとしても。
 こよりの帰る家が、あるんだろうか。
 そんなあるわけもない希望をすら抱いてしまうくらいに、初めて過ごす朝のひとときは美しかった。

「たくさんの人を、不幸にしようとしました」

 心は嘘みたいな喜びだけに溢れていて、不思議と悲しくはない。
 だからだろう、こよりは凪いだ水面のように穏やかだった。
 はじめての太陽に照らされながら、告解する罪人のように隣の武者に罪を明かす。



 そう、こよりは生まれたその瞬間から怪物だ。
 死の世界で暮らすべくして生まれた、ちいさな魑魅。
 神の言葉を聞き、人間になるために罪を犯した。
 好きな人たちを、自分の世界に連れ去って。
 帰さない、帰らせない。ここでこよりと、ずっと一緒に遊ぼう。
 だからバチが当たったのだと、そう思う。
 熱い、あつい、太陽に焼かれて、死に還って。

 そして――太陽/旭に出会った。

「こよりは、人間になりたかった」

 願いは、ずっとそれだけ。
 知ってしまった幸福を手放せなかった。
 もっと、もっとと、求めてしまった。
 それがきっとこよりの罪。
 薄汚い記憶齧りの根津魅が、空に手を伸ばしてしまったこと。

「みんなね、夕方のチャイムが鳴ると帰っちゃうんだ。
 暗くなる前に帰らないと怒られるんだって。
 帰ったら何があるのかな。おいしいごはん、あったかいお風呂?
 眠る時は冷たい路地裏じゃなくて、大好きな誰かに寄り添ってもらうのかな」

 最後まで、叶わなかったけど。
 手には、入らなかったけど。
 でも、でも。
 こよりも。

「…………帰りたかったなあ」

 家に、帰りたかった。
 薄汚い、暗い世界の根津魅なんかじゃなくて。
 みんなと同じ人間として、大切な人の待つ家に帰ってみたかった。

 けれどそれは、もうきっと叶わないだろう。
 別に特別じゃない、当たり前のこと。
 鼠が人間になりたいって願う方がおかしいのだから。
 これは悲劇ですらない、ただ単に子どものわがままが叶わなかったってだけの話。

 こよりは、そっと旭を見上げた。
 こよりの隣で、その話を聞いてくれていた"太陽さま"。
 大きくて、強そうで、そして眼が焼けちゃいそうなほど眩しい。

 きっとこの人は、とても正しい存在なのだとこよりは思った。
 いつだってこの人はきっと、正しい光の中にいる。
 あの空に咲く太陽のように、闇を照らして"みんな"を守る正義の味方。
 そして正しいものは、決してこよりを認めてはくれない。



 根の国から這い出てきた鼠。
 誰かの思い出を齧って生きる、薄汚い生き物。
 それが、ヒトのような姿とかたちを騙って。
 太陽の下で幸せに暮らす人達を、ただ自分のためだけに奪った。
 夜を忍ぶのは鬼のすること。
 人を攫うのは悪者のすること。


 ――悪鬼。それはきっと、わたしを表す言葉。


「ねえ、旭(たいよう)さま」


 こよりは小さいから、身の丈の大きな彼を見るにはうんと顔を上げないといけない。
 それが奇しくも、首を捧げる罪人のように見えた。
 痛くないといいな、痛いのは嫌いだから。
 そう思いながら、最期に乞い願う。

「こより、もう寂しいのは嫌なの。
 だから……"次"はこよりのこと、人間にしてね。
 男の子でも女の子でも、お金持ちでも貧しくてもいいから。
 みんなと同じ時間に、みんなと同じ姿で遊んで、手を振って"また明日"が言えるような――そんなどこにでもいる、人間にしてください」

 お月様が、好き。
 手を伸ばしても、わたしを焼いたりしないから。
 夜にしか生きられない存在のことも、優しく抱きしめてくれるから。

 太陽は、嫌い。
 手を伸ばすだけでわたしの身体を焦がすから。
 貴女さえいなければ、わたしは外で遊べるのに。

 ……でも、ああ。
 本当は。

 貴女のことも、好きになりたかった。
 こよりのこと、ほんのちょっとでいいから、好きになってほしかった。

 人間は、死ねば生まれ変わるのだという。
 こよりは、人間にはついぞなれなかったけれど。
 それでも次に目覚めたときは、人間がいいな。
 化物で、悪い子で、罪を犯したわたしが願うには、贅沢すぎる願いごとかもしれないけれど――


 目を閉じる。
 報いを受けるために。
 次に目覚めたときは、またあの冷たい世界だろうか。
 それとも、今度は誰かのお家の中だろうか。
 できれば、ふたつめがいいな。
 そう思いながら、来たる処断の時を待って。
 待って、待って、……待って。




「悪鬼に非ず」
「え?」



.


 聞こえてきた言葉に、思わず問い返す。
 目の前に、変わらずその太陽はあった。
 朝の浜辺を照らす、旭。
 眩しい、雄々しい、強いひと。
 身の程を知らない根津魅を裁くであろう彼は、しかし剣を抜くことはせず。
 ただその厳しい、正しいことの象徴のような面頬を旭の輝きに煌めかせていた。

「瞼を開けろ。お前は、我が剣が裁くべき悪鬼に非ず」

 悪鬼に。
 非ず――?

 困惑とともに目を開けたこよりの前で、旭の武者は不動だった。
 言っていることの意味が分からない。
 彼の言う言葉はどうにも古風で、魑魅とはいえ幼いこよりには難しかった。
 けれどひとつだけ分かることがある。
 お前は、悪鬼ではないと。
 聞き間違いでなければ、彼は今、そう言ったのではなかったか。

「行くぞ。あくまで仮初めだが、放浪生活というわけにもいくまい。
 幸いにしてこの時代は発達している。
 帰る家のない幼子が然るべき機関へ駆け込めば、心の善き誰かがアテを探ってくれるだろう」
「ちょ、ちょっと待って……!」

 そうと決まれば善は急げだ、とばかりに踵を返す武者の手をこよりは急いで引いた。
 話は何も終わっていない。少なくともこよりには意味がわかっていない。

「こより、いい子なんかじゃないよ……。
 みんなを攫って、誰かのところから奪って……」
「知っている」
「なら、どうして……!」
「悪鬼とは」

 好きな人を、それを大切に思う人の許から奪い去った。
 取り返しに来た人へ、返すものかと暴力を振るった。
 だからあの熱くて苦しい光に焼かれて、気づいたらこの死の世界に帰ってきていたのだ。
 そんな自分を、けれど悪鬼に非ずと武者は言う。
 取り乱すこよりに、旭そのものの如く正しい男は声色を乱すことなく語った。

「人の世を乱すもの。誰かの幸せを無慈悲に奪い去り、その嘆きの上で笑うもの」
「じゃあ、やっぱりこよりは悪い鬼だよ。だってこよりがしたの、今あなたが言った通りの……」
「そうだな。もう一度お前がそうなれば、人を神隠しに遭わす悪鬼になれば、その時我が剣はお前を悪鬼として滅殺しよう。
 この剣は悪鬼を滅ぼすもの。この剣は世の平和を守るもの。
 それを脅かすようになった根の国の魑魅を生かしてはおけぬ」

 言葉と結論がつながっていない。
 まるでちぐはぐだ。
 されど、彼の中では揺るがぬ理屈。
 旭の輝きを裏打ちする、燃え盛る炎の如き信念。

「――だから、もう二度とするな。約束できるか?」

 それが。
 人間(ほんもの)の子どもにするように屈んで目線を合わせてこう言った。



「する……けど、そんなことで――」
「ならば善し。お前はもう既に報いを受け、悪鬼の兆しを失っている。
 裁きを受けて悔い改め、二度としないと誓った鬼を追い立てては生き恥になる。
 根の国の根津魅、人の世の影なる呼夜罹よ。光の中には生きられずとも、せめてその魂は正しさの中に置くのだ」

 そうすれば、お前は悪鬼に非ず。
 たとえ肉体が、魂がヒトではなくとも。


「"こより"。私は、お前をひとりの人間と認めよう」


 旭の武者は。
 旭将軍は。
 震えるこよりに、そう言った。
 天に瞬くあの輝きそのもののように雄々しく、大きく。
 そしてこよりを幾度と苦しめた光のように眩しく、正しく。


 太陽の如き旭が――――こよりを赦すと、そう言ったのだ。


「…………うん……わかった………。
 ぐす、うぇ……う、うううう、う……!」


 諦めとは違う、今までで初めて流す涙がこよりの顔を再び濡らす。
 近づいてはならない、触れてはならない旭。
 その甲冑にくっついて、顔を埋めて。
 根津魅の少女は、太陽の元でただ泣いていた。
 ごめんなさい、ありがとう。
 そう言うように、大声で泣き喚いた。

 ああ、触れられる。
 あったかい。あたたかい。
 こんなにも、太陽とは――安心させてくれるものだったのか。

「それに……」

 面頬を消し、素顔を晒す旭の如き漢。
 如何にも武士といった雄々しく精悍な顔立ち。
 まるでそれは、寝物語の英雄のような。
 子どもたちの心をいつだって明るく照らす、そんなぬくもりに満ちていた。



「……幼子が家に帰りたいと願うことが、間違いなどであるものか」





 ……男こそは、旭将軍。
 戦火激動の時代に生まれながら、討死するその瞬間まで熱く雄々しく輝き続けた一輪の太陽。

 もしもこよりが神隠しの魑魅としてこの地でも罪を重ねる、そんな邪妖のままであったなら。
 その時は、彼の剣は過つことなくその首筋を撫でていた。
 されどこよりの中にあったのは、どこまでも純粋な。
 そう、まさに家に帰りたいと泣く幼子のような、そんな"願い"だけだった。
 だから変われる。大人に怒られて、もうしないな、と問われたなら、嘘偽りなしに「うん」と頷けるのだ。
 故に判定――滅殺すべき悪鬼に非ず。平穏な暮らしを望み、悪事はしないと誓ったならば魑魅であろうと旭将軍は誅さない。

 それは彼を彼たらしめる、決して揺るがぬ信念の導き出した回答だった。
 悪鬼は闇を招く。そして闇を払うは、彼の役儀。

 だが、それとは別にひとつ。
 たったひとつだけ。


 人になりたいと泣く童を、まさか俺が見捨てるわけには行くまいよ。
 なあ、そうだろう――――巴。


 微笑と共に心の中で呼んだ名前は、いつかの時に置き去った愛するものの名。
 鬼として生まれながら、それでも人として生きたもの。
 勇猛果敢なる旭将軍が愛した幼馴染、戦友、そして恋人。
 最期まで共には居てやれなかった、心優しく誇り高く、見惚れるほどに美しい彼女。

 男こそは、旭将軍。
 太陽のように生き、落日のように死んだ英雄。
 真名、木曽次郎源義仲。

 悪鬼を討ち、人の世を守る武士。
 そして血や姿に拘らず、個の生き方を尊んだ男。
 此度、盈月の兆しはなくとも。
 その剣、その武勇、一切不変。
 正しきことを成し、正しきものを守る。

 たとえヒトではなくとも。
 誰がその在り様を、醜悪と笑ったとしても。
 罪を償い悔い改め、二度としないと誓ったならば。
 家に帰りたいと泣く子の声に、その剣は必ず応える。


 日輪、影。
 混じり合うことのない光と闇が――――穏やかな熱の中で運命を駆ける。


【CLASS】
 セイバー
【真名】
 木曽義仲@Fate/Samurai Remnant
【ステータス】
 筋力A 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運A 宝具B
【属性】
 秩序・善

【クラススキル】
対魔力:B
 魔術に対する抵抗力。魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、彼を傷付けるのは難しい。

騎乗:A
 乗り物を乗りこなす能力。
 Aランクともなると、幻獣、神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操る事が可能となり得るレベル。

【保有スキル】
単独行動:EX
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 EXランクではマスター不在でも行動出来る。
 宝具の使用についても何とか自力で発動可能だが、マスター不在であれば大きな負荷となる。
 今回の聖杯戦争で所持している理由はマスターがそもそも根の国……冥界の住人であるこよりなため。
 いわば冥界の死者(住人)が直接サーヴァントを呼んだようなものであり、その特異性から偶然所有に至った可能性が高い。

【宝具】
『勇往邁進・倶利伽羅峠(ゆうおうまいしん・くりからとうげ)』
 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~70 最大補足:500人
 倶利伽羅峠の戦いにおいて、平氏の大軍を打ち破った逸話が昇華された宝具。
 燃え盛る松明を角に括り付けた無数の猛牛が四方から迫り、敵軍を蹂躙する。法螺貝、太鼓、牛の働きによって、空間そのものが鳴動大地は忽ち無明の奈落へと変わり、敵兵を残らず呑み込む。
 セイバー自身はこれを八幡神の加護と称するが、実際は固有結界の一種である。

『旭将軍(オン・アロリキヤ・ソワカ)』
 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大補足:1人
 別名・聖観音太陽剣。自らの菩提を弔った義仲寺の本尊、聖観音菩薩の真言と共に放たれる大太刀の一閃。
 太陽のごとき閃光と業火が、敵を一刀のもとに調伏する。

【weapon】
 大太刀

【人物背景】

 "旭将軍"の異名を持つ、源氏の武将。
 悪鬼を滅殺し、善良なるものの安息を守る正義の旭。

【サーヴァントとしての願い】
 悪鬼滅殺。そして叶うならば、迷子の根津魅に帰るべき家を。

【マスターへの態度】
 魑魅であり、人の世を脅かした"鬼"であるのは事実。
 しかしその心根にあるのはごく純粋な、当たり前の幸せに焦がれる心であると知った。
 ならばその願い、悪鬼のそれに非ず。幼子が家に帰りたいと願う心に罪などある筈もなし。
 こよりが道を再び外れない限り、太陽/旭は今時限り根津魅の傍らで光を放つ。


【マスター】
 こより(呼夜罹)@猫神やおよろず

【マスターとしての願い】
 人間になりたい。
 太陽の下を歩ける、帰る家のある、人間に。

【能力・技能】
 人間からこぼれ落ちた記憶の欠片を齧る根の国の鼠、『根津魅』の子。
 とあるきっかけから人間の姿と知性、そして感情を持つようになった変異種である。
 大量の記憶を齧って力を蓄えたことにより、本来の根津魅では考えられないほどの力を保有している。
 本来は太陽の光を浴びることができないが、今回は舞台が冥界……根の国であり、死というフィルターを通した太陽光ならば浴びられる様子。

【人物背景】

 家なき子。
 ただ眩しくて楽しい世界で暮らしたかっただけの根津魅。
 繭に敗北後、蔵菊理姫神の言霊の力を受ける前からの参戦。
 彼女の願いはきっと叶っていた。

【方針】
 帰る家がほしい。
 今度は仮初ではない、本物の明るい家を。
 ……でも、もう悪いことはしたくない。

【サーヴァントへの態度】
 須佐之男とは違う、太陽のような人。
 頼もしいと感じる以上に強い安心感を抱いている。

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最終更新:2024年05月11日 11:36