いつもの風景だった。

朝起きて、学校に行って、友達と帰る。
ごく普通だった。

でも、自分の見てる景色は違った。

歩いてくるのは亡者で、話す友達もまがい物。

逃げたかった、でも逃げれなかった。

願望機に閉じ込められて、殺戮を強要される。

逃げ場なんて――どこにも。

「…少しは俺のこと、頼れよ」
緑色の流動が、自分を囲む。
それに合わせて来るのは、銀色のロボット。
コックピットから出てきて手を伸ばしてくれたのは、緑の髪の少年。

「行くぞ――帰るんだろ」
手を取って、中に入る。
そして私も――空を飛んだ。


「…!あっ…」
夜中に少女が目を覚ます。
青い髪を窓の風に揺らせて、泉こなたは起き上がった。

「…ずいぶん、魘されていたみたいだけど?」
「…ライダー」
夢に出てきた少年、髪色こそ違うけど、顔立ちも服も一緒だ。

「…ごめんね~、心配かけちゃったみたいで」
「…いつも見てると不安だよ、なんか上の空でさ」
「…仕方ないでしょ…だってみんな偽物何だから…」
冥界の友はすべて虚像、いやそもそも、死者の記憶から作られた、歪なもの。

「かがみんも、つかさも、みゆきさんも、ゆーちゃんも、お父さんも、誰も、何も、虚像で、偽物で…どうすればいいのかなんて――」
いい切る前に、ライダーが頭に手を乗せる。
「だから言ってるだろ?お前を絶対、戻してやるって」
欲でもなんでも無く、ただ帰りたいという一つの思いのために、ライダーは戦っている。

「…だから、今は泣くな、俺が帰れるまで守ってやる」
「…ライダー…ありがとう…ありがとう」
こなたは泣きながら、ライダーに抱きつく。
そんな彼女を、ライダーは止めなかった。


運命に――翻弄されていた。

幼い頃から差別され――母も父も居なかった。

あの日、俺の前に現れた、銀色のIFO。
そっからは――飛び続けていた。

何度も改変したり――渡り歩いたり――違う世界を見てきた。
全てを渡って――運命を見据えていた。

だから、俺にできるのは、あいつの刃となってあいつを守ること。
家に帰りたいだけの少女を守って戦うこと。

それが俺――フカイ・アオに与えられた――使命。


空見上げれば導いてくれるような、懐かしくて暑い光を。

くれる貴方は小さく手を降るよ。

いかなくちゃもう泣かないよシャングリラ。

新たな世界へとダイブしよう。

青色に抱かれた僕は。

               ブレイブルー/FLOW


【CLASS】ライダー
【真名】フカイ・アオ@エウレカセブンAO
【ステータス】
筋力C 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運C 宝具A+
【属性】秩序・善
【クラススキル】

対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
特に、IFOと呼ばれるロボットの操縦に対しては、補正がかかる
【保有スキル】

直感:C
 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。
 敵の攻撃を初見でもある程度は予見することができる。

勇猛:C
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

心眼(真):B
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

【宝具】
『蘇れし調停者(RA272 ニルヴァーシュ)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
すべてのIFOの原型と形しもの、母の残した遺物。
レーザー砲にライフル、ブーメランカッターなどを装備して戦う
そしてこの宝具の最骨頂は、次の宝具であろう。

『全てを改変させし砲(クォーツガン)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:??? 最大捕捉:???
『蘇れし調停者(RA272 ニルヴァーシュ)』に付属している装備の一つ。
射出と同時に魔法陣のようなものを対象に展開し、放つ。
そしてその結果は、「対象がその場にいたという事実の」という歴史改変。
聖杯戦争においては、放たれた対象は存在自体が消えてしまう。
しかし、ライダーガこの宝具の使用を拒んているため、令呪を使わない限り発動しない。
【weapon】
『蘇れし調停者(RA272 ニルヴァーシュ)』
【人物背景】
数多の歴史を観測した少年。
より良い未来を目指し続けた少年。
【サーヴァントとしての願い】
こなたを元の世界に帰す。
【マスターへの態度】
くだらない争いに巻き込まれた少女。
この手で守り抜く。

【マスター】泉こなた@らき☆すた
【マスターとしての願い】
帰りたい
【能力・技能】
オタクとしての膨大な知識
【人物背景】
不幸にも迷い込んでしまった少女。
なんの素質も持たない、要石。
【方針】
帰る、だからライダーを信じる。
自分からは基本行動に移さないが、来られた時は身を守る行動をする。
【サーヴァントへの態度】
自分に理解を示してくれた存在。
この世界で、唯一信頼できる存在。

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最終更新:2024年05月28日 18:51