ニトクリスが最初に目にしたのは、男の冷め切った双眸だった。

「やはり……これでは”ヤツ”を呼ぶことはできんか」

切れ長の眼に高い鼻と固く結ばれた口。
短く整えられた茶髪に彩られた顔面は血の気が薄く、肌の色は透き通るように薄い。
背丈はニトクリスよりも一回りは大きいだろうか。
無駄な脂肪は一切なく、インナー越しに割れた腹筋が浮き出ている。
男の容姿は紀元前の価値観でも整って見えるが、装飾品の奇妙さがその印象を薄めていた。
身に纏うロングコートは首を守るように襟が逆立ち、足首まで伸びた裾は大きく広がっている。
左腕に装着しているのは青く発光する盾のような機械。
男の風貌は一見すると近未来的だが、右手に掲げるキューブだけは違う。
頂点の一角が逆三角形の面に塗り潰され、その面に刻まれているのはウジャト眼。
天空の神であるホルスの左目を象るエジプトの象徴だ。

「この私を誰と心得る。我が身はホルスの化身、ニトクリスである!」

王の威厳を誇るよう声を張り上げるニトクリス。
身体の年齢は二十歳を迎える頃だろうか。
各所に彩る黄金の装飾品に藍と金の斑に染まった長髪。
ファラオとして、エジプトの魔術師として、生前では至ることのできなかった姿。
未熟なファラオではなく、ホルスの化身としての真なる高みに辿り着いた姿。
それを期待外れと侮蔑する目の前の男にニトクリスは許せなかった。

「古代エジプトの第六王朝、最後のファラオ
 兄弟を殺した逆賊どもを謀殺し、最後は自害したと言い伝えられる女王か」

己のプロフィールを淀みなく暗唱する男に前に目を丸くするニトクリス。

「最も実在を証明するものはなく、曖昧模糊な存在のようだがな」
「なっ……私はこうして実在しています! ファラオに対してそのような物言いは不敬ですよ!」
「そもそも俺が求めているファラオは貴様ではない。俺が求めているのはただ一人……」

男の顔が怒りに染まる。
左手を強く握り締め、わなわなと震わせる。

「遊戯……いや、アテムッ!!」

男――――海馬瀬人は冥界に還った仇敵の名を叫んだ。

ファラオ・アテム。
オジマンディアスの一つ前の世代である第18王朝のファラオの一人。
ニトクリスの世代からは随分と後ではあるが、ファラオに名を連ねる者は全て把握している。

「私が求めるファラオではないということはどういうことです!?」
「言葉通りの意味だ。俺が召喚したかったのは貴様のような女ではない」
「なっ……あなたは何様ですか!? 
 ファラオに対するその態度、本来であれば串刺し刑に処される大罪です!」
「生憎だが俺の知るファラオは礼儀に寛容でな」
「ああ言えばこう言って……不敬! 不敬です!」

男が言葉を紡ぐごとに、ニトクリスの額の皺は深くなっていく。
堪らず男から視線を逸らすと、自分たちがいる空間が異様なほど広いことに気付いた。
人が千人は入りそうなこの場所は、壁には大小様々な口径のケーブルやパイプが這っている。
床や壁も金属材料で作られていて、踏み締めると軽い音が鳴る。

「そもそも私が自己紹介したというのに、あなたがしていないのはどういうつもりです?
 自己紹介をされたら返す、それは人としての基本でしょう!」
「海馬瀬人だ」
「海馬瀬人……セトと呼びましょう」
「……どうやら俺はエジプトの無礼な女に縁があるらしいな」

セトと呼んだ瞬間、苦々しげに顔を歪める海馬。
理由は分からないが自身を無礼と呼んだことをニトクリスは見逃さない。

「その人の神経を逆撫でする態度、ファラオ・アテムもさぞ苦労されたことでしょうね」
「ヤツの言葉遣いの方が何倍も俺の癇に障ったぞ」
「先ほどからファラオ・アテムの話を随分と親しげに語りますが、どういう事情です?」」

ファラオはが現代に生き残っているわけがなく、ニトクリスの疑問は当然のものである。
かつて「千年パズル」という魔術礼装に封印されたアテムの魂が、武藤遊戯という少年の身体を器として現代に蘇った。
海馬はM&W(マジックアンドウィザーズ)という札を用い、アテムと幾度も激闘を繰り広げたが勝利することは敵わなかった。
やがて戦いの儀と呼ばれる儀式を経て、武藤遊戯に敗れたアテムは冥界へと還っていった。

それを海馬が知ったのは戦いの儀が行われた直後だった。
遊戯たちがエジプトに旅立ったと報告を受けて自身も訪れたが一歩遅かった。
生涯の仇敵と認めた男を打ち倒す機会を永遠に失ったことを受け入れられなかった。
アテムと再び相見えるため様々な施策を試みた。
己の技術力と財力を注ぎ込み、記憶から他者を再現するシステムを構築した。
――――再現されたアテムは成長しない記憶の道化だった。
葬祭殿の地下深くから千年パズルを発掘した。
――――千年パズルにアテムの魂はいなかった。
次の施策は次元を超越し自らが冥界に降り立つこと。
集合的無意識「プラナ」の首魁の男が用いる魔術礼装「量子キューブ」を解析し、その力を科学的に再現して新たなシステムを組み上げた。
世界中の人々だけではなく、違う世界の人間とも意識を共鳴することを可能とするシステム。
その最終テストとして海馬自身がシステムに乗り込み、アテムが待ち構える冥界へと旅立った。

「そうして俺は今度こそヤツと相対するはずだった、だが――――」

本来であれば古代エジプトの砂漠に降り立ち、渇望したアテムとの決闘に挑むはずだった。
しかし海馬の目の前に広がっていたのは見覚えのある童実野町。
海馬コーポレーションまで辿り着くと、いつものように社員や研究者が頭を垂れて出迎えた。
脳裏を過る失敗の二文字。
だが「聖杯戦争」「サーヴァント」といった記憶や、左手に甲に刻まれた三画の「令呪」がそれを否定する。
どれも最終テスト前には無かったものである。
故に海馬はイレギュラーは発生したが冥界に辿り着いたと推定した。
ならば次に行うべきはサーヴァントの召喚。
触媒の理想は「千年パズル」だが既に消滅しているため、八つ目の千年アイテムである「量子キューブ」を用いた。
――――召喚されたサーヴァントは、ファラオではあるがアテムでは無かった。

「俺の目的は聖杯戦争ではなく、聖杯戦争のシステムを用いてアテムを呼び出すことだった
 だが、それすらも失敗して、代わりに召喚できたのは存在すら定かではない耳障りな女王だ!」

淡々とアテムとの邂逅を説明し、最後には苛立ちを露にする海馬。
相変わらず無礼な態度だが、今はその程度の些末事は気にしている場合ではない。
先ほどの説明の中で真偽を問わねばならないものが一つあった。

「……セト、あなたはファラオ・アテムの葬祭殿を暴いたのですか?」
「エジプト政府から発掘許可は得ている。随分と金は積んだがな」

その一言がニトクリスの逆鱗に触れた。

「不敬者ッ!! ファラオの眠りを妨げるとは何事か!!」

自らの身長ほどもある杖型の魔術礼装「ウアス」の先端を海馬に突き付ける。
ニトクリスが聖杯にかける願いは「兄弟やファラオが永遠の国で安らかに暮らしていること」。
海馬はその願いを土足で踏みにじったに等しい。

「王の墓を暴いた俺が許せんか、ならばどうする?」
「決まっている! この冥界の地で朽ち果てるがいい冒涜者よ! それでも犯した罪を贖うことは未来永劫叶わぬと知れ!」

杖の先端を視界に捉えるも海馬は微動だにしない。
ニトクリスが魔術を行使すれば、海馬の命は簡単に費えるだろう。
最初と変わらず冷め切った双眸だけが向けられている。
だが、次の瞬間。
男の顔は変貌し、ニトクリスはその顔を驚愕に染め上げた。

「クク……そうか、ようやく確認できた。ここが「冥界」だと……クク……クハハ……ワハハハハハハハハハハハ!!!!」

男は笑っていた。
血走った瞳孔を見開き、口角を吊り上げ、歯を剥き出しにし、高らかに笑っていた。
次の瞬間には死んでもおかしくないというのに海馬の哄笑は止まない。
ふと、ニトクリスは自身が一歩後退っていたことに気付く。
ただの人間にファラオが気圧されている。
目の前の男が理解できない。
妄執に憑りつかれた怪物<モンスター>だ。

「死になさいッ!」

魔力を杖の先端に込め、呪いに変換して射出する。
弱い魔術だが人間を殺すには容易い。
放たれた呪いは十メートルほどの距離を駆け抜けて海馬の下に到達し、海馬を包み込むように現れた一対の翼に弾かれて消滅する。

「なっ!?」

海馬を守るように顕現したのは神々しく輝く白き龍。
咆哮を上げながら二人の頭上を旋回して二人の間に降り立ち、青き眼でニトクリスを射抜く。
まるで神の前に対峙しているような威圧感。
突如現れた闖入者に理解が追い付かず、ニトクリスは呆然と立ち尽くしてしまう。

「ブルーアイズ……」

龍の背中を眺めながら呆けたように呟く海馬。
白き龍は神にも匹敵する力を兼ね備えている。
魔術の素養のない男に召喚できる存在でないことは明白。
思案を重ねていると、龍の青き瞳と再び視線が交錯する。
その深い青の奥に銀髪の少女が潜んでいることに気付いた。

「あなたは……一体……なッ!!」

海馬の持つ「量子キューブ」のウジャト眼が妖しく光を放つ。
瞬く間に広がっていく光に為す術もなく呑み込まれていく海馬とニトクリス。
砂嵐に巻き込まれたように意識が回転し、底の無い穴に落ち続ける感覚が襲い掛かる。
落下が終わり、浮遊感が身体を包み、目を開けると広がっていたのは古代エジプトの砂漠と街だった。
名も無きファラオ。
神官セト。
盗賊王。
銀髪の少女。
白き龍。
闇の大神官。
千年アイテム
三幻神
大邪神ゾーク・ネクロファデス。
目まぐるしく入れ替わる記憶の奔流をニトクリスはただただ受け止めることしかできない。
思考する間もなく、魔物が跋扈し、人が死に、街が蹂躙される光景を流し込まれる。
だが、大邪神も闇の大神官も打ち倒され、エジプトの街に平穏が戻る。
そして最後に見た光景は、王の証である千年パズルを託された神官セトが新たなるファラオとして君臨する姿だった。

「ぐぁっ……」

杖を支えにしなければ立っていることすらままならない。
海馬も同様に額を抑えながら片膝を着いている。
白き龍はいつの間にか姿を消していた。

(馬鹿な……あの男が……)

白龍の正体、それは古代エジプトで銀髪の少女が身に宿していた魔物<カー>。
少女は闇の大神官の姦計によって命を落とし、その魂は白き龍と一つとなり神官セトの僕となった。
そこまではいい。
問題は海馬瀬人の正体が、神官セトが輪廻転生して現代に蘇った言うなれば来世の姿なこと。
アテムの墓を暴いた大罪人の正体が、他ならぬアテム自身から王位を託された神官の生まれ変わりだったのだ。
海馬瀬人と神官セトを別人と切り捨てるのは簡単だが、白き龍の存在がそれを許さない。
間違いなく白き龍は前世の因縁を経て、海馬の魂と強く結びついている。
それは海馬の魂が生まれ変わっても神官セトと同一の存在である証。

(罪人か、王か、あなたは一体……)

杖を握り締める手が微かに震える。
罪人として処罰するべきか、ファラオの生まれ変わりとして尊重するべきか。
己の価値観の中で揺れ動くニトクリス。
幾度も思考を巡らせるが、一向に答えは出てこない。

「セト、答えなさい」

故に、ニトクリスは問い掛けることにした。

「永遠の眠りを妨げてまで、何故貴方はファラオ・アテムに固執するのです?」
「アテム……いや、遊戯を葬ることができなかった俺の心には今もヤツの亡霊が彷徨い続けている」

三度向けられる冷め切った双眸。
三回目にして海馬は最初から自分を視界に捉えていなかったことにニトクリスは気付く。
アテムとの決着以外の一切の執着を海馬は失ってしまっているのだ。

「それを祓わぬ限り、俺の時は止まったまま
 ヤツを倒すことで、ようやく俺は未来へ進むことができる」

図らずも死者蘇生という禁忌に触れてしまい、因縁を清算できなかった者の末路。
それが目の前にいる海馬瀬人という男の正体。
死という永遠の離別は等しく人の心に冷たい風を吹かす。
しかし多くの者は時が心を癒し、死者との思い出を糧として歩き続ける。
だが、海馬の時は止まったまま。
心が癒されることはなく、心に吹く風が止まない。
そこにあるのは、狂おしいほどの純粋さ。
その原点は兄弟を弄んだ権力者たちをナイル川の水に沈めたニトクリスと同じだった。

「私はファラオの一人として、あなたの行為を許容することはできません
 ……しかしその動機が私利私欲でないことは理解したつもりです」
「ほう」
「あなたの傍で、あなたを見極めます
 王を辱める罪人なのか、誇り高き王の矜持を引き継いでいるのか
 前者であると判断した時は今度こそ断罪します! それがファラオとしての責任です!」

ニトクリスは答えを未来へ委ねることにした。
海馬がアテムとの決着だけを望むのならいい。
もし道を踏み外すのであれば、白き龍を退けてでも海馬瀬人という怪物を断罪する。
それが結論だった。

「いいだろう、だが俺に付き従う以上は貴様の力は容赦なく利用させてもらうぞ
 サーヴァントとしてアテムを召喚することは失敗した
 ならば次は聖杯戦争に勝利し、今一度王の魂を蘇らせる!」

相変わらず不遜な物言いだが、海馬に付き合っていく以上はいちいち目くじらを立てては精神がもたないだろう。

「そういえばサーヴァントとしての自己紹介がまだでしたね」

真名を告げたところで海馬に遮られ、自己紹介もままならぬ状態だった。
思い返せば王の言葉を遮るのも不敬である。

「サーヴァント・『アルターエゴ』
 天空の神ホルスの化身、ニトクリス。召喚に応じました
 今回だけ特別にあなたを同盟の相手と認めましょう」



ニトクリスは己の記憶の混濁に最後まで気付かなかった。
大前提として、海馬とニトクリスが「量子キューブ」によって見た光景は正史ではない。
アテムと彼に敵対する盗賊王の魂が繰り広げた記憶を巡る盤上遊戯の世界の出来事。
謂わば特異点のようなものである。
正史では闇の大神官を打倒することができなかったため、アテムは自らの命と引き換えに先年パズルに封印することで対処した。
その際にアテムの真実の名は失われ、歴史の闇に葬られている。
それにも関わらず、ニトクリスがアテムの名を知っていたのは何故か。
いや、そもそも前提が違う。

果たしてアテムというファラオは存在したのか。

正解は存在していて、存在していない。
海馬瀬人の世界では存在していて、ニトクリスの世界では存在していない。
二人の世界の歴史は、大きく異なっていたのである。

そしてニトクリスの存在も同様である。
海馬が語ったように、彼の世界ではニトクリスの実在を証明するものはない。
ニトクリスの実在が定かではない世界の人間に召喚された彼女は極めて曖昧な存在だった。
故にキャスターの霊基ではなく、アルターエゴとして召喚されている。
では、二つの世界を紐づけたものは何だったのか。
ニトクリスは天空の神・ホルスの化身である。
ホルスには様々な形態があるとされるが、その一つが『ホルアクティ』と呼ばれている。
それは海馬の歴史で極めて重要な意味を持つ名前。

オベリスクの巨神兵、オシリスの天空竜、ラーの翼神龍。
三幻神と呼ばれるファラオの最強の僕を束ねた存在の名前こそがホルアクティ。
エジプトを滅ぼす力を持つ大邪神ゾーク・ネクロファデスを一瞬で滅する光の創造神。
存在強度が弱いニトクリスはホルアクティと習合して「ハイ・サーヴァント」として現界しているのである。
ニトクリスの記憶にホルアクティの記憶が混じり合ったため、彼女はアテムの名前を知っていたのだ。

ホルアクティでもあるニトクリスの中では束ねられた三体の神が胎動している。
まだ、オシリスとラーは眠っている。
しかしオベリスクは海馬との契約で既に目覚めていた。

己の中に眠る強大な力にニトクリスはまだ気付いていない。

クラス】
アルターエゴ

【真名】
ニトクリス@Fate/Grand order(光の創造神ホルアクティ@遊戯王)

【属性】
秩序・善・天

【ステータス】
筋力E 耐久E 敏捷C 魔力A 幸運B+ 宝具EX

【クラススキル】
神性:EX
神霊とのハイ・サーヴァントであるため、本来のランクであるBを大幅に上回っている。

陣地作成:D
魔術師として自らに有利な陣地である「工房」を作成する。
キャスターではないため本来のランクであるAを大幅に下回っている。

道具作成:E+
魔力を帯びた器具を作成する。ニトクリスが作成できるのはエジプト魔術にまつわるものだけに限られる。
霊薬やホムンクルスやゴーレム等、現代の魔術で作られる器具や道具の多くはエジプト魔術に於いても類似のものが存在するが、
汎用性よりも専門性に優れており、呪術の色合いが濃い。
このスキルによってニトクリスが作成する器具や道具には必ず神性文字が刻まれる。
キャスターではないため本来のランクであるB+を大幅に下回っている。

【保有スキル】
エジプト魔術:A
古代エジプトの魔術刻印を所有している。
このスキルの所有者は、死霊魔術の判定に対してプラス補正が加えられる。

高速神言:B
魔術の詠唱を高速化させる能力。
神代の言語により、大魔術であろうと一工程で発動させる。

天空神の寵愛:EX
ファラオは時代などによって神性が変化するが、
今回のニトクリスは天空の神ホルスの別形態であるホルアクティをその身に宿している。

ハイ・サーヴァント:EX
神霊である光の創造神ホルアクティと融合している。
人格面は完全にニトクリスが主導権を握っている。


【宝具】
『粉砕せし破壊神(オベリスクの巨神兵)』
ランク:A 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1~6 最大補足:1~50

異なる世界における古代エジプトの伝承、ファラオの僕の一体であるオベリスクの巨神兵を召喚する。
全長は20~30メートルほどで全身を筋肉の鎧に包んだ青い肌の巨神。
その巨体から繰り出される拳はあらゆるものを粉砕する。
2体の生贄を捧げることで、僅かな間だけ攻撃力を飛躍的に上昇させる。

『蘇りし天空神(オシリスの天空竜)』
異なる世界における古代エジプトの伝承、ファラオの僕の一体であるオシリスの天空竜を召喚する。
今は使用することができない。

『真なる太陽神(ラーの翼神竜)』
異なる世界における古代エジプトの伝承、ファラオの僕の一体であるラーの翼神竜を召喚する。
今は使用することができない。

【サーヴァントとしての願い】
兄弟たちが永遠の国で安らかに暮らしてますように。

【weapon】
杖「ウアス」
古代エジプトの神々の持つ杖と同一のものであり、強力な神秘を有した魔術礼装。
強烈な石と誇りを有した彼女を神々は祝福した。天空の力を与え、冥界の力を与え、復讐を行うに足る力を与えたのである。
魔力を呪力に変換して射出する他に、スカラベ、ミイラ、小型のメジェド神めいた何か等を逐次召喚して戦う。
遊戯王の魔物を呼べる可能性もある。

【人物背景】
古代エジプト第六王朝にて、僅かな時期とはいえ玉座に在った魔術女王。
奇しくもバビロンの古き女王と同じ名を有する。
愛しき兄弟を謀殺した有力者たちのすべてを溺死させ、復讐を果たした後に自死したとされる。
……という伝承が海馬瀬人の世界では伝わっているが存在を証明するものはない。

【マスター】
海馬瀬人@遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS

【マスターとしての願い】
遊戯(アテム)を倒す。

【能力・技能】
海馬コーポレーションの社長。
最先端のテクノロジーを有しており、次々と次世代のマシンやシステムを開発する。

  • 青眼の白龍
ニトクリスとの契約に加えて千年アイテムを所持していることにより、魔物<カー>として召喚可能になった。
3~5メートルほどの西洋風の龍であり、必殺技はその口から放つ純然たる魔力攻撃『滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)』
左腕の決闘盤にカードをセットすることで召喚される他、海馬の窮地に己の意思で顕現する。
青眼の白龍の維持には魂<バー>を消費する他、撃破されると召喚者自身にダメージが還る。

  • 量子キューブ
八つ目の千年アイテム。
他者を異なる次元に送り飛ばす能力を持つの他、決闘盤になったり、パズルのピースを箱の内部に封印したり、色々なことができる。
海馬では一切の能力を引き出すことはできない。

【人物背景】
生涯のライバルである遊戯(アテム)に勝ち逃げされ、彼を倒すことに憑りつかれている。
そのために宇宙ステーションを建設したり、街一つを支配して監視下に置く狂った独裁者。

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最終更新:2024年05月28日 18:35