【CLASS】
フォーリナー
【真名】
坂巻泥努@双亡亭壊すべし
【ステータス】
筋力B 耐久EX 敏捷E 魔力C++ 幸運E 宝具B
【属性】
中立・中庸
【クラススキル】
領域外の生命:EX
外なる宇宙、虚空からの降臨者。
邪神を支配し、その権能の片鱗を身に宿して揮うもの。
神性:C
外宇宙に潜む高次生命体の先駆となり、強い神性を帯びた。
計り知れぬ脅威を、坂巻泥努はその身一つで封じ込めている。その代償は、代償は……何一つ、ない。
狂気:A
不安と恐怖。調和と摂理からの逸脱。
周囲精神の世界観にまで影響を及ぼす異質な思考。
【保有スキル】
鋼鉄の決意(芸術):A+++
人の感情を色彩で読み取る共感覚と、惑星一個分の精神侵略者を独力でねじ伏せ、逆に支配した異常な精神力が合わさってスキルとなったもの。
普段は芸術活動に没頭して他に見向きもしないが、妨げになる存在がいた場合、その精神が具現化したかの如く過剰な威力の攻撃を加える。
絵画技術も含まれ、空間に満ちた「人の心に働く粒子」を筆先に定着させて、平面に定着させる技術を習得してる。
精神汚染、芸術審美スキルも内包しているが、独特すぎる審美眼と複雑怪奇にねじくれ曲がった精神のため、他人と会話が通じず、自分の芸術も理解されない。絵も売れない。
黒き水の星:EX
太陽系から2000万光年先にある星から飛来した災厄。あらゆる色彩に変わる水。
地球では<侵略者><奴ら>と呼ばれるのみで、彼らも自身も固有の名称で語る事はない。
その正体は個体の概念がなく種族全ての意志が統一・共有されている、総体は惑星ひとつ分もある液状生命体。
流体であるため姿を自在に変えられ、巨大な生物の群れを形成する、生物の体内に侵入し細胞と精神構造をくまなく把握し肉体を乗っ取る、傷を癒やし老いることのない不死の妙薬に用いたりと変幻自在。
窒素のない空間───主に水中───で爆発的に増殖する性質があり、逆に窒素がある地球の大気では一秒と持たず体が崩壊するため、生存圏は極めて限定されている。
窒素以外の弱点として、電撃や炎など熱波を伴う攻撃にも液体が蒸発してしまう。
既に滅びに瀕している母星を捨て、新天地を求める旅の先で漂流した一部が地球に到達し侵略を開始するが───第一発見者がよりにもよって坂巻泥努であったのが運の尽き。
一千兆分の一の確率で引き当てた最悪の男の精神力で、乗っ取るつもりが逆に支配され、泥努の描く「絵の具」として酷使される存在になってしまった。
以後便宜上の交渉窓口として、「しの」という童女の姿をした疑似人格の形を取っている。
泥努自身は肉体的にはただの人間だったが、黒い水を取り込んだ事で超人的な耐久力、不死性を獲得。
外的手段で水を全て抜き取られても、半身が砕けようが死なないほど生物的に逸脱した存在になっている。
貴方の為の自画像:B
泥努が<侵略者>の体で描いた肖像画。レンジ1、最大補足1人。
対象の自画像を間近で見た者を絵の中に引きずり込み、記憶にある「最大の苦痛」を伴うトラウマを悪意的に誇張して再現。
精神を破壊して体内に入り、肉体を完全に支配してしまう。
成り代わられた人物は<侵略者>の一部であり、記憶や人格を残す個体もいるがあくまで模倣されたものでしかない。
通常は単調な動きしかしないゾンビに近いが、人格を保持した個体は知識に基づいた独自の行動が可能。
さらに肉体は本人のままであるので、身につけた技術や異能・霊能力を自在に行使できる。
【宝具】
『双亡亭』
ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:500人
侵入した警察、霊能力者を幾人も飲み込んできた不祓案件の幽霊屋敷。
その実態は<侵略者>が融合した地球侵略の橋頭堡。坂巻泥努にとっての竜宮城。
正確に双亡亭といえる(泥努が設計した)のは中心にある母屋であり、あとは用意した資材に<侵略者>が混じって半ば自動的に増築された。
外装内装共に泥努の造った「亡び」のイメエジの具現、「良い絵を描くための脳を揺さぶる」ために、建築様式、部屋、間取り、調度品が法則性なく無秩序に入り乱れている。
敷地内は<侵略者>の体内に等しく、なおかつその支配者の泥努の精神を表した空間は、心象世界の具現化……魔術の最奥、固有結界と同様の分類と見做された。
窒素濃度を薄くし、酸素濃度を濃くする事で<侵略者>の活動を容易にする等、環境を自由に変化。時間と空間すら歪んでいる。
過去に囚われた犠牲者……一般人、警官、霊能力者、帝国軍人、母星で相対した同種の力をもらった人間の子供……がひしめき、侵入者を抹殺、同族化してくる。
サーヴァントの括りにあるとはいえ、根本的に幽霊とは異なる存在であり、対霊に特化しすぎた攻撃は大きく効果を減じてしまう。
召喚直後から現在まで、豊島区沼半井町2-5-29にそのまま実体化している。
完全に土地に根付いてしまっており、宝具を解除する事ができないが、魔力消費もごく軽微に留まっている状態。
既に数人の葬者の魔術師を<成り代わり>に変え、手駒を増やしている。
『黒水星来たるべし』
ランク:B 種別:対衆、対星宝具 レンジ:測定不能(地球全域に相当) 最大捕捉:測定不能(地球全生命に相当)
<侵略者>は、自分の体を平面に広げる事で、同種間でも空間転移の門を開く事ができる。(この他、双亡亭を爆破された粉塵でも同様の効果を発揮)
これを利用して全ての同胞を母星から地球に連れて行くのが彼らの本体の目的だが、泥努にその権限を奪われ、門となる体で描いた絵も「人の心に働く粒子」で定着され繋がらなくなってしまった。
この宝具はその封を解禁し、泥努の描いた絵全てから本体の水を出す召喚宝具。
惑星を覆う量の鉄砲水というだけでも脅威だが、真に恐るべきは窒素のない空間で増殖するその特性。
仮に地上の海に一滴でも到達すればその時点で手がつけられない大繁殖を遂げ、人類滅亡が確定する。
門になる巨大な絵を描いて泥努が許可さえすれば容易に使用可能な宝具であるが……その「泥努がよしとする」事こそが一番の難関。
我を忘れるほどの憤死しかねない怒りを抱かない限り、自身が満足する集大成の絵画が完成するまで絶対に妥協しない芸術家の偏屈こそ、宝具発動の最大の欠点であるといえよう。
泥努が死亡した場合、絵の封が自動的に解かれ水が溢れてしまう、自爆宝具の側面も持つ。
『双亡亭壊す可し』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:─ 最大捕捉:双亡亭
一人で屋敷の奥に籠もって延々と絵を描いた男は悟る。
「絵描きは…どんなにこの世が煩くても…竜宮城に行ってはならないのだと……」
絵のモデルにした女、その弟、旧友の軍人、売れない画家との交流、勝負、その結論。
効果は双亡亭の消滅。即ち泥努と<侵略者>の消滅。
消滅の直前の記憶を持っている泥努は、召喚されれば即座にこの宝具を使用し双亡亭を破棄する。
これを泥努の支配の外から未然に防ぐため、<侵略者>は召喚に先んじて泥努の全盛期を「双亡亭で絵を描いた時期」に設定。
本編軸の記憶と共に、この宝具を封印させた。
【weapon】
侵略者の水で作られた生物郡、成り代わられた犠牲者。
水中での活動に適した形に合わせた、水中生物の姿を取る事が多い。
泥努は侵略者を上回る精神力、発想力によって、より高度で複雑な攻撃手段を構築可能。
成り代わりも、泥努の一筆を書かれた個体は能力が向上し、双亡亭内での活動時間も増加する。
【人物背景】
売れない画家。
【サーヴァントとしての願い】
泥努:絵を書く。
<侵略者>:生きる。
【マスターへの態度】
泥努:応尽の代わりの小間使い。絵にも自分にも文句を言わず賛美してくれるので態度は抑えめ。
見える「色」は強烈過ぎるので、モデルには向かない。
<侵略者>:泥努の支配を解く鍵。一気に支配しようとすると泥努に勘づかれるため、少しずつ誘導していく。令呪を手に入れてしまえばこっちのものよ!
詠子の中の<侵略者>:てぃきゅりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
最終更新:2024年07月01日 20:42