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三百年の時を超え。
再び江戸/東京を駆ける聖杯戦争が始まる。
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月明かりの下を、少女が駆ける。
桃色の装束に身を包み、一本の杖をその手に握った少女。
白銀の髪に、ルビーの様な真紅の瞳をした、小学五年生。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが、月明かり以外は漆黒の世界を駆けていた。
「……っ!?敵が、多すぎ………っ!」
『いやー、前に見たゾンビ映画みたいですねー』
少女を追う、沢山の影。
それは生存領域たる聖杯戦争の会場外にひしめく、死霊たちであった。
襲い来る脅威に握った最高位の魔術礼装足る相棒を向け、少女は叫ぶ。
「発射(フォイア)!」
放たれた光弾は狂いなく死霊たちに着弾し、光を放つ。
何体かは倒せたが、イリヤの表情は晴れない。
すぐさま増援が現れて、キリが無いのだ。
このままでは物量に押し切られる。
押し切られた先の未来に何が待っているかは考えたくなかった。
『このままだとあと四十秒で囲まれちゃいますけど、どうします?イリヤさん?』
「呑気に言ってないで何とかしてよルビー!!」
悲鳴にも似た懇願の声を、呑気な相棒に飛ばす。
だが、シリアス適性の低い愉快型魔術礼装はどこ吹く風。
普段の様にイリヤの反応を楽しんでいる節すらあった。
『あぁダイジョーブですよイリヤさん。囲まれると言っても────』
言葉と共に、ルビーはボディの羽の様な部分を上へと向ける。
すると、それと同時にイリヤとルビーのいる場所に影が差した。
丁度イリヤとそう変わらない大きさの、一つ分の影が。
そして、影が差してから瞬きに等しいほんの一刹那の時間で、死霊共が吹き飛ぶ。
『セイバーさんがいなければの話なのでー』
そう告げるルビーと共に、目の前に降り立った存在をイリヤは見つめた。
現れたのは、イリヤよりもほんの少しだけ年かさの子供だった。
「イリヤ、今宵はここまでだ。ここも外と繋がる様な手がかりはないだろう」
少年の様にも少女の様にも見える風貌に、烏の様な瑞々しい黒髪。
白い和の装束に身を包んだ麗人。イリヤの引き当てたサーヴァント。
彼は、己の事をセイバーと名乗った。
「うん、セイバーさん。でももう少しだけ……」
「いいから、君は弱いのだから。せめて無理をしない様にして貰わないと私が困る」
『そうですねー、ルビーちゃんも今夜はもう疲れちゃいました』
これ以上ここで粘った所で得られる物は何も無い。危険なだけだ。
そうセイバーとルビーに主張されてしまえば、反論もできず。
また何の手掛かりも得られぬまま、数分後に少女はその場を後にして。
結局、この夜も全ては無駄足に終わったのだった。
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命懸けの調査行を終えて。
仮の宿としてイリヤの記憶から再現された、一軒家の屋根で人心地つく。
死地より今日も生還した事になるが。
それでもイリヤの表情は晴れなかった。
この世界に招かれてから、もう一週間になるが。
未だ仲間たちの元へ帰還する方法は見つかっていない。
「早く美遊と…リンさん達の所へ戻らないといけないのに……!」
胸の内にあるのは、焦りだ。
この世界に迷い込む直前。
並行世界にて彼女は、エインズワースという魔術師の一族と戦っていた。
世界を救う生贄とならんとしている親友を、美遊・エーデルフェルトを救うために。
それなのに、その中途で彼女はこの世界に招かれてしまった。
美遊は、クロは、仲間たちは、今どうしているだろうか。
世界も、親友(ミユ)も、両方救うと息巻いて。
その矢先に突然いなくなった自分の事を、どう受け止めているだろうか。
無事でいるだろうか。
それを考えるだけで、不安で小さく幼い身体が崩れ落ちそうだった。
「マスター」
考えるな、と。
被りを振るって、不安を心の底に押し鎮めて。
自室に戻ろうとした時の事だった。
連れ立って帰って来たセイバーに呼び止められたのは。
少し、話があると。
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元の世界と同じ、記憶から再現されたらしい自室に籠って。
消灯し、月明かりだけがカーテンから覗く薄暗い部屋で。
セイバーとイリヤは向かい合っていた。
イリヤはベッドに腰掛け、セイバーは直立不動のまま。
ルビーすら茶々を入れず、静謐で張り詰めた空気が場を支配していた。
その中で、静かにセイバーは口を開く。
「イリヤ…君と私が出会った夜。君は、聖杯は目指さないと、そう言ったな」
平坦な声だった。
どんな感情で尋ねているか、セイバーの表情からも伺えない。
もしかして、怒っているのだろうか。
実はセイバーさんにも願いがあって、納得できないのだろうか。
そんな不安を抱きつつも、取り繕うことなく首肯する。
そして今一度告げた。聖杯を、獲るつもりはないと。
「……何故だ?」
その言葉を聞いて、セイバーが発したのは純粋な疑問の言葉だった。
怒りではない。しかし解せないという表情でじっとイリヤを見つめて。
「君が君のいるべき場所に帰ること。君の友を救うこと。
そして君の友の世界を救うこと。その全てが────
儀に勝ち残り、君をこの地に招いた盈月に願えば叶うのだろう」
確かに、そうだ。
イリヤもまた、その事については考えていた。
この地で得た聖杯を使えば、イリヤが此処に至る前に世界を滅ぼした男。
ダリウスの思惑を超えられるのかもしれない。世界を救えるのかもしれない。
そうなれば、親友(ミユ)だって、きっと。
「もし、君が聖杯を求めるなら───今ここで私に命じろ。勝て、と
友と世界を救わんとする君の願いは、きっと間違いではない。私が保証する」
声は冷たく、命令する様な語気でセイバーは呼び人に選択を迫った。
これでは主従があべこべだと、聞く者によってはそう感じたかもしれない。
だが、セイバーのマスターであるイリヤは憂いを帯びながらも穏やかな表情をしていた。
彼女はセイバーの言葉に、深い思いやりが籠められているのに気づいていたから。
『確かに、ルビーちゃんの見立てではセイバーさんは大当たりサーヴァント!
勝ち残るのも夢じゃないですねー!いっそ優勝を目指すのも───』
「ルビー」
合いの手を入れるように囀るルビーを名前を呼ぶだけで沈黙させた後。
躊躇なく、穏やか且つ泰然とした物腰で、イリヤは返答を返した。
そう言ってくれるのはとても嬉しい。だけど、私の答えは変わりませんと。
「確かに、セイバーさんの言う通り間違いじゃ無いのかもしれない。
だけど……正しい訳でも無いんです。たぶん、私にとっては」
この聖杯戦争は、脱落者は帰還できない。
更に冥府と仮初の現世たる会場は、聖杯戦争の進行と共にどんどん狭まっていく。
サーヴァントを失い、冥界に放り出された敗残者は。
あっという間に運命力を使い切り、死霊としてこの地を彷徨う事となる。
故に、犠牲を避けては通れない。
必ず、イリヤの願いの為にこの地に散る者が出てくる。
彼女には、それがどうしても許容できなかった。
「人の願いを…希望を託すのが聖杯なんでしょう?
だったらどうして……全ての人の幸せを願わないの?」
一番いいやり方なんて分からない。
でも、犠牲を許容するのを受け入れる、なんて。
そんな事は初めから間違っている事だけは確信が持てた。
友も世界も、全てを救う。かつて自分はそう言った。
それなのに、この世界の競争相手は犠牲になっても仕方ない、なんて話はない。
だから俯かない。過去と未来の自分(イリヤ)が、それを許さない。
どれだけ果てなき道行きでも、抱いた想いに背を向ける事だけはしない。
未来は、前にしかないのだから。
それが今の彼女の答えで、全てだった。
「………誰も犠牲にしない、か。
願いと言うのすら憚られる。童(わらべ)の我儘だな、それは」
腕を組み、変わらぬ冷淡な態度で。
セイバーは少女が語った願いを、そう評した。
イリヤの表情が固まるのも気に留めず、セイバーはさらに続ける。
「───何も選べぬ者に、何も成せはしない」
君は、弱いのだから。
その言葉は、一切歯に衣着せる事無く。
じっとイリヤの真紅の瞳を見つめたうえで、純然たる事実を突き付けた。
はっきりと断言された現実は、今の少女の願いを否定するものだ。
しかし、それでも彼女は。
「───うん、だから」
表情が固まったのは一時の事。
実に苦い現実の二文字を直視させられて尚、少女は俯く事も目を逸らす事もなかった。
ただ、彼女はセイバーの琥珀色の瞳を真っすぐに見つめて。
そしてその後に両手を翼の様に広げ、己が従僕に願った。
「セイバーさんが、手伝ってください。
私だけじゃただ死んじゃうだけでも、セイバーさんが手伝ってくれたら…
ここから出る方法位は、きっと見つかると思うから」
美遊達のいる世界に戻れるように。
…私がみんなを助け出せるように、力を貸して。
愛らしく、しかし揺るぎのない声で以て、願いは紡がれた。
それを耳にしてから、セイバーは暫しの間沈黙。
十秒程間を置いて、視線を傍らでふよふよと漂う魔術礼装に向けて尋ねた。
「なぁ君、彼女はいつも“こう“なのか?」
『モッチロン!こうなった時のイリヤさんは手強いですよー
なんせルビーちゃんが見つけて手塩にかけて育てた最高のロリっ子ですから!
イリヤさん株は今がお買い得です!底値ですから!!』
それつまり、今の私の株がどん底って事だよねルビー……
イリヤはルビーの発言からそんな事を考えたが、突っ込みはしない。
話を聞いて再び考えこむセイバーの姿は、真剣そのものだったから。
そうしてイリヤとルビー、一人と一本が固唾を飲んで見守る中。
また暫しの間を置いて、セイバーは己が呼び人の名を呼んだ。
「イリヤ」
その裏で想起するのはかつて己が駆けた聖杯戦争の記憶。
セイバーの英霊としての在り方を決定づけた日々。
夜空に浮かぶ月を追い駆ける様な、夢の様に儚く美しい戦いの。
その最後の一幕だった。
それを思い浮かべながら、セイバーは口を開き。
過去と現在が交わる。
────セイバー。やはり俺は、やさしい人では無いんだよ。
「君の願いはやはり、童の我儘だ」
皇子の生涯は、選択と殺戮の連続だった。
神も魔もまつろわぬ民も、命じられるままに切り捨てた。
英霊として世界に召し上げられても、変わることは無く。
征服者ではなく、善なる皇子として生きる道を選んだあとですら。
彼の“運命”は、その剣の渇きを潤すために選択を迫った。
「私は───きっと、君と同じ願いを掲げる事は出来ない」
友と、世と。
両方を選ぶ道を歩むことはできなかった。
善を成すものとして、これまで切り捨ててきた全ての命の為に。
彼は、善を成すことを決めた。
────即ち、ただ剣の鬼として。
────故に、ただ善を成すものとして。
「だが」
───君を斬る。ただ、君自身の為に。
───お前を斬るより、最早道は無し。
「君の願いは───美しい」
同じ願いを抱き掲げるのは難しいけれど。
願いを紡ぐ少女の瞳に籠められた星の光は、セイバーの目に眩く映った。
だから。だから彼は、
────君の願いを、斬り捨てる。
とは、告げなかった。
「だから、同じ願いを掲げる事は叶わずとも……
───私は、君の願いを守りたい」
それこそが、此度の聖杯戦争で背負う、セイバーの願いだった。
聖杯を獲得し、世界を救う。
その願いを選択したとしても、僅かな犠牲と引き換えに。
彼女の友と世界全ての人々が救われるのなら、悪と断じる事は出来ない。
だがそれでも───今はただ、少女が進むと決めた道行きの力となってやりたかった。
「遍くすべてを救わんとする君の祈りを守りたいと、そう思ったんだ」
「それじゃあ……」
「あぁ、今一度君の答えを聞けて、漸く肚が決まった」
僅かに空いた外へと繋がる窓から隙間風が入り込み、カーテンを揺らし。
はためいたカーテンの奥から月明かりが覗いて、セイバーの姿を静かに照らした。
セイバーはさっきと打って変わった穏やかな微笑を浮かべていて。
神々しさすら感じられる清廉とした彼の剣士の美しさに、イリヤは思わず息を飲んだ。
自身を一心に見つめる主に対して、セイバーは表情を凛々しく引き締め。
力強く、誓いの言葉を謳った。
「サーヴァント、セイバー。力なきもの、汝の力となろう────」
その言葉を聞いた瞬間。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの身体の奥に。
何かが奮い立つ様な、熱いものが流れた様な、不思議な感覚が駆け抜けた。
胸の奥からこみ上げる、決して消えない熱に応えるように。
背筋を伸ばして、真っすぐに自分の願いに向き合ってくれた従者を見つめて。
そうして、今用意できる最高の感謝を込めて、少女は応えた。
「───うん。よろしくおねがいしめしゅ!」
『今、噛みましたねー』
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赦せ、一歩我らが征くことを
生まれるときを。
身を焦がし焼き切れても、道だけは続いている。
その美しさも哀れみも、大河に消える泡沫。
残り滓寄せ集め。
まだ進んで行け、進んで行け。
どんな果てが待っていようとも。
歩んでいけ、歩いていけ。
夜を越えて。
【CLASS】
セイバー
【真名】
ヤマトタケル@Fate/SamuraiRemnant
【ステータス】
筋力 A 耐久 C 敏捷 B 魔力 A+ 幸運 A(自己申告) 宝具 EX
【属性】
中立・善
【クラススキル】
対魔力:A
セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Aランクともなると、どのような大魔術であろうとも、Aランク以下の魔術を無効化する事が可能となる。
騎乗:A
セイバーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。対象は生物・無生物を問わない。Aランクなら、幻獣、神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を操れる。
【保有スキル】
神性:D
神霊適性を持つかどうか。Dランクは、神霊の末裔や死後神格化された人間の適性。
神格化されていた天皇の血筋(皇子)である事に由来する。
血塗れの皇子:EX
血の繋がった兄弟も、異郷の王達も、そして、愛した人さえも目の前で命果てていく。
そのような生前の生き様が、スキルとして表現されたもの。
神魔鏖殺:A
神性、魔性に対する優位。神も人も魔も、ヤマトタケルは打ち倒す。
Aランクともなれば最高位の特攻効果を発揮し、神と魔の属性を持つ敵に対してあらゆる判定でボーナス補正が発生する。
魔力放出(水):B+
水の形態の『魔力放出』を行う。隠された大宝具の齎す神気は、ヤマトタケルの魔力の性質を水と定めた。宝具『水神』の効果によってランクが上昇。
【宝具】
『水神(みなかみ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
セイバーが持つ『天叢雲剣』の刀身を水の魔力で覆い隠し、蛇行剣の形と成す隠蔽宝具。
スキル『魔力放出(水)』を強化する効果もあり、宝具を使用することで水の魔力による水流を駆使した攻撃を行うことができる。
魔力を消費して本宝具を使用することで、ジェット水流による遠距離攻撃も可能としている。
『絶技・八岐怒濤(ぜつぎ・はっきどとう)』
ランク:B 種別:対人/対軍絶技 レンジ:0~10 最大捕捉:1~20
宝具を疑似開放し、水の斬撃を一度に8つ放つ絶技。
各斬撃は大蛇の如くうねり、さながら八岐大蛇を彷彿とさせる。
本人が編み出した唯一の対人技であるが、破壊力が高すぎる故に対軍宝具と見紛うほどの範囲効果まで付帯している。
『界剣・天叢雲剣(かいけん・あめのむらくものつるぎ)』
ランク: EX 種別:対界宝具 レンジ:1?99 最大捕捉:1?900人
スサノオ神話にて生み出され、ヤマトタケル伝説にて振るわれた神剣。
水の鞘を開放した神剣本来の姿。伊吹童子の『神剣・草那芸之大刀』と同一の剣。
普段は宝具『水神』によって隠蔽されているが、開放することで白色の蛇行剣から翡翠色の刀身が顕になる。
討ち取られた災害竜の尾から生じたこの剣は、かの竜自身が備える数多の威、天地自然の諸力の具現である神造兵装の一種と扱われている。
故にこれを行使することは、一時的に「神/カミ」すなわち世界と一体になる事と同義である。
真名解放した場合、ただちに「神/カミ」の力が行使される。
効果については使用者が選択可能。破壊を望めば、一帯に無尽の暴威をもたらす。
或いは何をも傷付けず、護ることや、救うことを望むならば―――神剣は、対界規模の奇跡を顕すかもしれない。
【weapon】
天叢雲剣及び、腰に備えられた無銘の刀。
【人物背景】
日本神話において各地を平定した大英雄、『ヤマトタケル』
東西に渡って多くの戦いを越え、まつろわぬ豪族達と荒ぶる神々を討ち倒した征伐者として有名。大英雄として称えられつつも、孤独な征服者として生涯を送ったタケルは、
伊吹山の神を鎮めに行った際に、ミヤズヒメに草薙剣を預けていたことが原因で神剣の加護を失ったため失敗。白い大猪の姿をした伊吹山の神の怒りを買い、呪いを受けて衰弱、
大和への帰路の途中で力尽きるという最期を迎えた。死後その魂は大きな白鳥となって、空へ旅立ったとされる。
彼は死後英霊として世界に召し上げられ、慶安の時代に盈月の儀なる聖杯戦争に参加する事となる。
そこで彼は運命に出会い、そして戦いに果てに────、
【サーヴァントとしての願い】
マスターの願いを守り抜く。
【マスターへの態度】
懐き度30くらいのわんこ。
※盈月剣風帖の記憶があるかはお任せします。
【マスター】
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid linerプリズマ☆イリヤ ドライ!!
【能力・技能】
カレイド魔法少女としての能力。
マジカルルビー
魔法使い・宝石翁ゼルレッチの制作した愉快型魔術礼装カレイドステッキとそれに宿っている人工天然精霊。愛称(自称)はルビーちゃん。
子供の玩具にあるような「魔法少女のステッキ」そのままの外観でヘッド部分は五芒星を羽の生えたリングが飾っている。羽のモチーフは鳥。
ある程度、形・大きさを変えることができるらしく、使用時以外は手で持つステッキ部分を消して、羽の生えた星型の丸いヘッド部分のみの姿となって、イリヤにまとわりついている。
クラスカード
エインズワースによって作られた魔術礼装。
高位の魔術礼装を媒介とすることで英霊の座にアクセスし、力の一端である宝具を召喚、行使できる『限定展開(インクルード)』の能力を持つ。
だが、それは力の一端に過ぎず、本質は「自身の肉体を媒介とし、その本質を座に居る英霊と置換する」、一言で言えば「英霊になる」『夢幻召喚(インストール)』を行うアイテム。
【人物背景】
穂群原学園小等部に通う小学生……だったが、カレイドステッキに見初められ、詐欺同然の強引な手口で契約させられ、
魔法少女プリズマ☆イリヤとして戦う運命に巻き込まれた一般人の女の子。
少なくともドライ四巻以降からの参戦。
【方針】
帰還の道を探す。
【サーヴァントへの態度】
セイバーさんは頼りになるので、一緒に頑張りたい。
最終更新:2024年06月06日 11:32