太陽無き冥界に、太陽は現れた。
◆
ドンドット、ドンドット、ドラムがなり続ける。
「あっひゃゃゃゃゃ!」
鳴り響く高笑い、それは敵のサーヴァントの敵対意識を削いでいく。
「行くぞ~おりゃ!」
地形が狂う、まるでカートゥーン調のアニメのように。
体勢が維持できず、胴ががら空きになる。
「ゴムゴムの…巨人(ギガント)!」
太陽神の鉄槌、それが降り注ぐ。
彼は本当に人なのか?
いや、「人」という定義には当てはまっているのだろう。
彼の力は、海に嫌われる事を代償にした、悪魔の力の中に秘められた、神の力。
通称――太陽神・ニカ。
その力を宿す少年――名をライダー
モンキー・D・ルフィ。
◆
暗闇、ルフィは下へと降りる、もちろん、マスターの下へだ。
「帰ってきたぞ~マスター~」
「言われなくてもここに居るわよ、ライダー」
ライダーを迎えるのは、オレンジ髪の少女。
手には拳銃らしい持っているが、発せられている者は、魔術の類。
「たっく…魔力の消費が激しい…これから有事の時以外あれ使わないでよ?」
「わかってるわかってる、それにしてもあいつ強かったな~」
「はいはい…」
少女――ティアナ・ランスターからのライダーの評価は「運がいいのか悪いのか」なのである。
実力もあり、善人では無いが、悪事や非道と行ったことは許さない。
海賊と正義側、その違いはあれど、互いに嫌うところは無かった。
だが、ライダーの破天荒さは手に余るものであった。
さらに、魔力消費が激しいと来た、そこは溜まったものではない。
「そういえばさ、ライダー」
ふと、一つの疑問を投げかける。
「あんたの願いって――何?」
ライダーは悩み、一つの答えを出す。
「仲間の夢を見届ける、それが俺の願いだ」
その男の見せた笑みは、やはり、太陽のようであった。
これだから、海賊王の旅路へと乗れたのであろう。
破天荒だが、優しい、そんな男だから、着いてきた。
「そう――分かった、教えてくれてありがとう、ライダー」
バリアジャケットを展開する、目指す先は、空。
「ん?どこ行くんだ?」
「少し、飛んでくる!」
少女は空を駆け出した。
◆
空を駆ける、下には夜景が広がる。
「もちろん…決めてるわ…この戦争止めて見せる…そうでしょ、クロスミラージュ」
「ええ、マスター」
拳銃――クロスミラージュから流れる声。
意思を持つ魔銃、デバイス、それを持って空を駆ける。
「…ほんとによろしいので?聖杯…」
「…欲に惑わされたら、六課失格よ…」
「…要らぬことをお聞きしました」
正直、思うところはある、だが、正義を執行するものとして、それは絶対にしない。
「…戻るわよクロスミラージュ!ライダーとのパスが切れるわ」
「了解、マスター」
少女は空を駆ける。
誓いを胸に、空を駆ける。
【CLASS】ライダー
【真名】モンキー・D・ルフィ@ONE PIECE
【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具EX
【属性】混沌・善
【クラススキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【保有スキル】
嵐の航海者:B-
船と認識されるものを駆る才能。
集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。
…なのだが、本人の性格のせいで、軍略スキルは機能していない。
実質的な カリスマ:B である
無窮の武練:A
伝説の海賊王のクルーに鍛えられた戦闘技術や覇気などを内包するスキル。
特に「覇気」は熟練者と張り合えるレベルである。
直感:A
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。
ライダーの場合、「見聞色の覇気」の補正もあり、スキルランクが高くなっている。
ギア:EX
ゴムの力を利用して体に負荷を掛けて、自身を強化する技。
高速に動く、巨大化するなど、体を自由自在に操る。
また、後述の宝具にも繋がっていく。
情弱:A
デメリットスキル。
敵のハッタリや催眠術といった効果を受けやすくなっている。
ライダー本人が単純な性格なのも原因だろう。
【宝具】
『ゴムゴムの実(ヒトヒトの実モデルニカ)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
超人系悪魔の実、名の通り、体がゴムの様になる――しかし、それは仮初のデータ。
その正体は世界の鍵を握るとされる太陽神・ニカを宿した悪魔の実。
そして、その力を宿した姿が、後述の宝具である。
『自由自在の太陽神(ギア5)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
ギアにニカの力を宿した姿――ライダーの最高地点。
能力の覚醒に近く、ゴムの能力の範囲を自身だけではなく、周りにまで広げることが可能になった。
まるでカートゥーンのアニメの様に自由自在な攻撃は、全てを圧巻せしめることであろう。
本来なら、令呪一画分の魔力を要すが、マスターの魔力が高かっため、限界分まで使う必要はあるが、令呪を切る必要な無くなっている。
【weapon】
打撃技を主体に戦う。
【人物背景】
神を宿した男――海賊を夢見て旅した、世界で最も自由な冒険家。
【サーヴァントとしての願い】
仲間の旅路を見守る。
【マスターへの態度】
にしし!良いやつだなお前!
【マスター】ティアナ・ランスター@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【マスターとしての願い】
六課への帰還、この世界からの脱出。
【能力・技能】
デバイス・クロスミラージュを使ったら魔術。
拳銃型の性質も合わさり、遠距離魔法を得意とする。
また、魔力もかなり高い
【人物背景】
兄を背中を追い、魔導士を目指した少女。
自称凡人――努力し続けた彼女は、もはや凡人の領域ではない。
【方針】
少なくとも聖杯戦争から脱出、止める。
また、冥界から部隊にアクセスする手段も模索する。
【サーヴァントへの態度】
強いし良いんだけど、魔力消費が激しいのは勘弁してほしい。
最終更新:2024年04月25日 21:40