とある位置に存在する「バラウ・ブローム集落」に存在する岩石の体を持つ少数民族「ラブウ族」の思想。 頑強な体と鋭敏な感覚を持ち、進化の過程で視力を捨てたラブウ族にはこんな経緯があると言われている。
「サボテンは内部に存在する水に全てを写して物を見ると言います 故に水は自分の内側しか写さず、その肌で聞く音以外からは己に情報を齎さない サボテンのように見る事を捨てて生きなさい 物が見えれば外見で差別してしまうから 自分を見つめなければ生物は暴力的になってしまうから」
と、現在の形に進化する遥か昔、一族のとある人物が唱えだし、「人の外見」のみならず「食べ物の形」「絵」「景色」などあらゆる「視覚」を捨て、それから現在まで生き続け、進化を重ねこのようになったと言われる。もちろんただの言い伝えなので、これが本当であるかは定かではない。
思想・特徴の通りラブウ族にとっては外見は問題ではなく、実体験のみ、その人と接してどう思ったか、それを食べてどう感じたかそれが全てのようである。文字は点字によって存在するものの、絵やテレビを見る事は出来ない。 詳しい事はラブウ族の項目にて説明。
視覚を捨てた為か、個体によっては逞しい想像力を宿して生まれてくる者が居り 年に関係なく頭が暖かめな、少々の妄想で鼻血を噴出すような者も居るらしい