アカデミーとはここメルディア大陸に生まれた子供たちを受け入れ教育を行っていく機関の総称である。 八歳から十四歳までの子供の受け入れを行っており、途中入学も可能。 (基本的に六年間の教育を行うが、全員が八歳になってすぐ入れるわけではない。(様々な事情で入学ができない人間も当然居る)故に一つの学年でも歳がばらばらだったりするケースが多い) 一般的な知識を重点的に教えるタイプと、魔術を重点的に教えるタイプがある。 どの国にも両方のアカデミーが存在し、殆どの子供が通っている。
ごく基本的な魔術(日常生活に活用できる程度を目安にしている)しか教えない。 代わりに基礎学力と一般常識を重視させ、一般的な職業に就くために不自由しない程度の知識、技術を身につけさせる。 受験は無く申し込みをすれば誰でも入学可能。多くの子供がこちらのアカデミーに通っている。
魔術の基礎を完全にマスターさせることを目的とするため、一般教養重視のアカデミーとは比べ物にならないほど難解なところまで教育を行う。(魔術の基礎をマスター=メイジとなるまで) かといって基礎学力も疎かにせず、かなりの程度の読み書き、一般常識を学ばせる。 故にこちらのアカデミーのほうが一般教養重視のアカデミーより勉強の量が多い。 更にこちらには入学資格を得るための試験(たとえ八歳であっても試験がある)があり、それは有名な魔術アカデミーになればなるほどハードルが高くなる。(毎年千名以上の受験者が現れるが合格するのは百名程度、とものすごい競争率になる所もあるのだ。) こちらのアカデミーを卒業した生徒は、大抵そのまま魔術研究、生体研究といったより高度な知識を必要とする分野に進む。