魔術回路
概要
度重なる魔術の行使により、術者の身体に術式が刻み込まれ、回路として形を成したもの。
形成された瞬間は身体の髄を槍で刺し貫かれたような衝撃が襲う。
が、それ以降はその際に使用していた魔術の発動が、威力をそのままに高速・簡略化される。
人によって形成できる魔術回路の数には限りがあり、センスのないヒトでは一つもできず、恵まれたヒトでは100以上まで形成することが出来る。
形成された回路はヒトによって肉体の表面にその痕跡を残したりする。
回路が形成された後はそこに魔術を流すことで発動できるが、従来どおりの方法でも発動は可能。
稀にではあるが、生まれながらにして魔術回路を身体に保有するヒトもいる。
回路形成後は高速発動が可能になるが、それに頼って過度に連発すると回路にどんどん負担がかかってくる。
負担は必要魔力の量によって増減する。
最初は身体の内側で何かがチリチリと焼けるような感覚がしてくる。
これくらいでその魔術の行使をやめて、休んでおけば後遺症は一切残らない。
それでもなお酷使し続けると、身体の内側から焼かれるような感覚が襲い、仕舞いには回路が焼ききれるというような状態に陥る。
こうなると、その魔術の行使そのものが出来なくなり、この状態からの回復からは絶望的である。
最終更新:2012年03月28日 21:51