ボロ布の取立人
「確かに、取立させて頂きました。では、ごきげんよう………」
概要
人界に顕現し、気安く人間達とお仕事する
彼のような下級神同士の借用契約の取立人。
期日を過ぎても契約を遂行しない神達に近寄り、交渉、その先に実力を以て取り立てる人ならざる者。
下級神達からは便利屋として扱われるが、反面敵対(取立執行)した時の厄介さから疎まれてもおり、肩身は狭い。
しかし本人はそんな事を気にしているのかどうか分からないような性格をしている。
深い紺色のボロボロのローブを纏っており、顔は尋常の光で照らそうが全く見えず、その鉄壁の暗闇の帳には何か故が有ると思われる。
腕や足は見えるが、赤く強烈に焼け爛れたような骨身に近いものであり、爪は鋭い。
武器は大鎌であり、魔法も使う。
ゆるりとした動作でありながら秒単位の移動距離は長く、結果的に「ゆっくり動いているのに素早い」という奇妙な戦闘機動をする。
ランタンから人の支配を逃れたフリーなエネルギーを吸収する能力を持っており、死体に残った魔力や体から離れた魂を操る事が出来る。
その性質は半不死者であり、神威の供給を受け続けて生き続ける非生物。
正体というものは判然としておらず、下級神達の間では諸説囁かれている。
過去は人の身でありながら17の下級神を滅し、その魂の力を自らに融合させ続けた強欲な男、通称『無法の者』。
数万年の時を生き続けたが、最終的には強過ぎる魂だけが残存し、肉体は摩滅。
そのまま放って置けば無謬の力を持つ凶悪な魔の者として霊体のまま魔性を得続けるものであったが、魂が体から離れる無防備な瞬間を突かれ破壊。
砕かれた魂は、複数の『ボロ布の取立人』として作り直され、各地に仕事人として散っている。
ランタンは、生前の彼が神の魂を吸収し続けた性質をわずかに残している名残のようなもの。
破壊・変質された魂は『取立人』らが一箇所に集まっても『無法の者』へと戻る心配は無い。
しかし、当時を知る神からは未だに復活を警戒され続けている。
元ネタ
ダークソウルから、プレイヤーの装備を変えて死神のような状態にした時のモノから。
なお、PCの名前は「サマノスケ」。
最終更新:2014年07月24日 01:35