グワドロス


「……血を…流せ……血は……流されなければならない……我が同胞の…為に…」

概要

暗黒色の強化外骨格、グワドロス。
アークに与する自称国家「フューネラル」によって作られた戦闘用装備。
その機能は戦場に溢れる兵士の残留思念、「無念」や「使命感」などを集めエネルギーへの変換、性能の向上などを目指して作られた。
アークの部隊に供される予定の高級システムであり、その性能は高い。

しかしある日を境に残留思念吸収システムに異常が生じる。
残留思念をエネルギーとして消費し尽くす事が出来ず、日々グワドロスのボディに累積して終にはその機能や形状を変化させてしまった。
こびり付いた「怨念」は深緑色のボディを黒く染め上げ、人型に近かった身体は巌のような重装甲に形を変え、ダブルアイは四つの目に変化。
白く光っていた発光部分は血のような赤い光へと変貌してしまった。

自らの負傷を省みず、高い火力と出力で敵を粉砕する様は味方にさえ恐れられた。
変貌時の装着者はガウレント・ヒアーズ中尉、男性、28歳。
ネスト復興の使命感に満ち溢れた義勇兵上がりの隊員であったが、その人格は現在では殆ど発揮されていない。
ヒアーズ中尉の体はグワドロスと融合しており、グワドロスを解析しても人の身体は確認出来ない。

残留思念を集め、無念や絶望、痛みに使命などの感情に晒された結果、グワドロスは「目的を果たす事=その為に敵を倒す=血を流す事」に
執着し、更に駆動エネルギーに人間の残留思念や血肉を集め続けなければならなくなり、名実共に「呪われた装備」と成り果てている。
敵味方の区別は辛うじて付き、強力無比である為に今も「細心の注意を払って」運用されている。

能力・技


「残留思念力動弾」
身体のあらゆる場所から発射される、現在のグワドロスの固定武装とも言える力。
着弾した対象が有機物なら魂を侵食し生命の活力を急激に奪い、無機物なら爆裂して破壊を引き起こす。
ブレード上にして命中部分を風化させる強烈な武器として使う事も可能。

「捕食」
体の一部の装甲を牙の生え揃った口のように開き、人間をその思念ごと食らい魂を取り込む。
捕食によってエネルギーを補給した分装甲や武装の修復、補給を行う事が出来る。

「携行武装」
人型である為、様々な携行武装を扱う事が出来る。
その為武装は状況によって変えられるが、基本的に重武装。
ガトリングガンやバズーカ、ミサイルなどを装備する。

機動怨念兵器語録

「……血を…流せ……血は……流されなければならない……我が同胞の…為に…」
散っていった同胞の為に使命を果たそうとする心は、単なる血の執着へと変わりつつある。

「敵を殲滅する…それが命を救う事に…味方は…分かる…」
味方に恐れられた時、うわ言のように呟く言葉。
本当に判別が付いているのか、時折怪しく思われる。

「みんな…生きているか…?」
戦闘が終わった時に必ず発する言葉。
ヒアーズ中尉の口癖だったらしい。

由来

アーマードコア・ヴァーディクトデイにて作ったUNAC(設定したAIで動く味方無人AC)から。

余談

呪い装備に憧れて勢いで製作。
追記はあるかもしれません。
最終更新:2015年09月28日 01:42