ソルン


「仰せのままに…」

概要

アルメド星人メルシャントが使役する護衛用ロボット。
彼の商品「ラクタロイド」を改修したパーソナル・カスタムタイプ。
形状はほぼそのままだが、内部機能や装甲材などが強化されており、パーソナルカラーは黒。
(余談だが、ラクタロイドは買い主が好き勝手にカスタマイズするケースが多い為、ソルンのようにほぼ「ラクタロイド」のままである個体は少ない)

主人に絶対の忠誠を誓っているが、メルシャントの意向によりプログラムは通常の知性体のように複雑化しており、時にはメルシャントの身の安全の為に彼自身に意見する事も有る。
戦闘力は絶大だが、主人と同じく「それを発揮する場合は基本的に有ってはならない」と考えている為、戦闘が発生しそうな時は基本的に相手と交渉する。
普段は姿が見えないが、主人の命令を受ける、もしくは主人に危機が迫ると何処からともなく現れる不気味な存在。
その体には様々な機能を秘めており、あらゆる状況で主人を守れるように設計・改造されている。
基本的には「護衛」を目的に作られており、「侵攻」を意識されてはいない。

身長:2m18cm 体重:128kg

機能・武装の一部


「無刃剣(むじんけん)」
刀身の無い柄のみに見える剣。
その実体は不明だが、非実体・実体・可視・不可視問わず両断する。
ソルン曰く「斬りたい物だけを斬れる」との事。

「肩代わり」
主人への攻撃、被害を全て自分に向けて吸い寄せる特殊能力を持つ。

「針牙一刀流(しんがいっとうりゅう)」
ディアト惑星系二番星フェンセルに伝わる剣術。
翻訳機を介して各国各地に伝わる意味らしい。
素早い対象を相手にする為のモノだと言われている。

「耐性」
主人の装備と同じく様々な耐性を身体に秘める。

「質量制御」
自らの密度や周囲の「チリ」を操る事で自由に質量を制御する。

「重力制御」
重力を制御する能力と『質量制御』を組み合わせる事で、自在に移動する。

護衛ロボット語録

「仰せのままに…」
主人から命令を受けた際の言葉。

「御有難う御座る」
翻訳機を通して聞こえる言葉はたまに武士のような口調。

「徒な戦いが起きるような事は好みませぬ」
主人と同じ。
護衛にとっては、戦いが起きるような状況となる事がまず間違いなのである。

「如何してもと仰るならば、仕方が有りませぬ」
相手が如何しても戦いを止めず、且つ避けられない場合。

「お退がり下さい」
主人を手で制して。
この場合大抵メルシャントは素直に下がる。

「我が機体の性能、とくとご覧あれ。デモンストレーションに御座る」
戦いになっても、あくまでこちらからは「商品のデモンストレーション」と言う事にしておき、相手の命を奪う事は殆ど無い。
メルシャント曰く「私は実力で恐喝商売をしたいのではない。ただ買ってくれる人間はなるべく生きていてもらった方が都合が良い」との事。

「御無礼」
『デモンストレーション』が終わった後。
相手が恐怖に震えたまま動かない時、手を差し伸べながら。

「我が機体(み)は只一つ、主の為に」
プログラムによってメルシャントへの忠誠心を植え付けられている。
それに疑問を持たず、己が動いている意味だと思っている。

「これからも、『三角兜印』をどうか御贔屓に」
客に対する別れ文句。
腰部を90度直角に曲げながら、頭を下げつつ。

由来

thorn…棘を表す英語、ソーンから。読み替え。
最終更新:2016年06月12日 01:21