1: 名前
バーライデン・ヴィルレイ

普段は本名を名乗れない為、「クアック」と、強化外骨格を纏い活動する時は「スティンガー」と名乗る。

2: 年齢
38歳

3: 性別
男性

4: 種族
シビレエイの改造人間

5: 外見
人間態:
ブロンドのショートヘア。中分け。
掘りの深い顔立ちをしており、眼は青色。男らしい。
ヒゲはそこまで手入れされておらず、のさばっている。
改造の影響で黒色の色素も混じりこんでおり、虎柄のよう。
黒色のシャツと黒い作業用ズボン、アーミーブーツを装備している。
その上からグリーンのコートを羽織っている。

身長:187cm 体重:102kg(改造態である為、見た目より重い)

改造態:
全身黒一色で、艶の有る肌。
胸にエラのようなものが見られ、目は電飾のように青く光り輝いている。
細い尻尾を持ち、鞭のような使用方法や電流による武器となる。
胸や内腿、顔横部のエラ状部分などは白色。

装甲改造態:
上記の身体を機械的にしたような特徴を持つ。
口部分は鉄色のマスクで覆い隠され、眼は大きな複眼となっている。

6: 性格
責任感が強く真面目。冗談が通じない。
それは彼の心に余裕が無いからであり、本来の人格は善良。
弱者を労わり、理不尽な悪を許さない。
しかし責任感の強さ故に非情な判断を下す事も有り、程度によっては殺人も辞さない。
自罰的で、自らのどんな行動にも罪が付いて回ると自覚しており、人の慰めに耳を貸さない。
自分の行動が独善的になってはいないかを何時でも考え、気にしており時に優柔不断となる事も。
彼とは反対方向の、軽く明るい人間からすれば「めんどくさい人種」。

7: 過去

製薬会社「FB(フロライド・ブルワーク)社」の元研究員。
ウィルス、ワクチンの研究をしていた。
優秀な科学者で有ったが、研究の成果を非合法な非人道的人体実験の一部に利用されていた事を知り激昂。
全ての悪事を暴露する為に奔走するが、既にバーライデンへの包囲網は完成しており、事実を握り潰される。
ウィルスによって出来上がった実験体の直接的な武力行使によって脅され、重傷を負うもバーライデンの知能を惜しんだ社により生かされる。
その後、悪事に加担するフリをして新開発したウィルスによって自らを実験体の一つへと改造。
バーライデン自身の、ウィルスの構造の熟知、身体操作の技術により、社の作り上げた実験体よりも高性能を発揮して彼らを葬りながら脱出。
自身をその証左として違法人体実験の事実を公表し、会社を倒産させる事に成功する。

しかしFB社を追い詰める裁判の為の独自の調査により社が別企業「フィジシャン・セイジ・コングロマリット(PSC)」、そしてその実態である改造組織の末端に過ぎなかった事を知る。
単身、PSCの悪事を暴く為の準備を進め、FB社打倒後に自身に施した改造の「治療」の為の出頭要請が出ていたが、戦う力を保持する為にそれを無視して暗闘。
「力の悪用の恐れが有る」として警察組織に追われ、更に敵の襲撃をも受けながら戦いを続ける。

そしてその内、望まずして改造され、既に不可逆となった廃棄実験体達を目の当たりにする。
失敗改造の副作用で地獄の苦しみを味わい続ける彼等の「元に戻らないなら殺してしまって欲しい」と言う願いに応え、彼等にワクチンを投与する事で生命活動を停止させる。
生命力の増大により生半な方法では自殺出来なかった彼等に引導を渡した後、自らの行いに恐怖する。
より一層命を弄ぶ理不尽への怒りを募らせ、企業との暗闘を続ける事を決意する。

それから10年、孤独な戦いを続けた先に彼の戦いは勝利を見る。
望まぬ殺戮と破壊に明け暮れ、疑念と苦悩の中に置いて彼の命は疲弊する。
それでも尚、バーライデンは活動に終止符を打たず、残った実験体や他組織の悪業の始末に自らを駆り立てる。

途中、平和に生きる事を望み組織からの脱出を望む実験体達を次々に開放し、支援しながら過ごす。
その最中、バーライデンの開放した実験体による殺人事件が発生。
発作により改造態を露呈させ、凶暴性を解放してしまった個体による犯行だった。
10年前、救う手立てを持たず多数の「仲間」を殺してしまった事に苦悩し、「助かる見込みが有るのなら」と、希望を信じた行為が裏目に出た事に苦悩。
現場に急行し、生物兵器としての本能に身を任せ、血と臓物を喰らい狂喜する仲間を目撃。
苦悶の末に自らも改造態となり、その能力によってこれを撃破。
帰宅した彼に、悩み続ける時間も与えられぬ間に、バーライデンの家に訪問していた「仲間」からの襲撃を受ける。
自らの兵器としての本能を自覚していた「仲間」が、バーライデンに自身の始末を依頼しに訪問しての事だった。
残った理性を振り絞り、10年前の「仲間達」と同じように自らの殺害を懇願する彼の望みを叶える。
電撃によって黒く焦げた亡骸の横たわる自宅で、一人頭を抱えて滂沱しながら罪の意識に心を砕き、懊悩する。

それからも、「それでも」と仲間達の支援を続行。
違法改造組織からの仲間の開放も続け、闘争や食人の本能などを抑える措置に尽力したが、多からずとはいえ同様の結果に悩まされる事も数件。
同胞を望まずして葬らねばならなかった運命を憎み、「自分のやっている事は何時か人を食い殺す怪物を野に解き放っているだけなのではないか」と苦悩しながらも、仲間達の笑顔や希望を信じ自らの行いの甲斐を確かめる事で心を壊さずに今に至る。

科学者「バーライデン・ヴィルレイ」としての身分、闇医者「クアック」としての身分、強化外骨格の違法活動家「スティンガー」としての三つの身分を持つ。
「バーライデン・ヴィルレイ」としての身分では「改造態悪用の虞犯」、「クアック」としての身分では違法医療、「スティンガー」としての身分では破壊工作に伴う数々の罪にて追われている。

8: 職業
生体改造治療専門の闇医者

9: 口調

「俺は…クアックとでも呼んでくれ。」

「バーライデン・ヴィルレイか。その名で呼ばれる事も最近めっきり無くなったな」

「俺の名はスティンガー………お前達命を弄ぶ者を焼く雷(いかずち)だ!!」

「自由に生きたいか。だったら選ぶんだ。外に出るか、此処で怖がっているか」

「俺は君達を無理矢理連れ出しはしない。外に出た方がもっと辛い時も有るだろう」

「でも、幸せも待っているかもしれない」

「可能性はどれだって五分なんだ。その筈なんだ」

「そう考えなければやっていられないだろう。普通と違う身体であるだけで、その人間が罪人であるハズが無い」

「身体は人間じゃなくなってしまったかもしれない。でも心まで怪物になるのかは…自分で選ぶ事が出来る筈だ」

「心がヒトなら、それはヒトだ。怪物なんかじゃない」

「食うか食われるかの、獣のような人生を人に歩ませるなど…真っ平御免だ。俺達はヒトとして生まれて来たんだ」

「ヒトとしての最低限の自由を欲しがる事が、何がいけない!!…………何が………」

「誰かの幸せを力ずくで奪ったりしなければ、誰もが幸せになる権利を持っているんだ……持っているんだ!!!」

「無駄な事なんて無い。不幸な結末に終わった者も居たが、そうでない者も居る」

「そうやって言い聞かせて来た。自分の罪をごまかしたい訳じゃない、とも言い聞かせながらな…」

「ヒトが愚かだと…断じる者も居るかもしれない。そうかもしれない。でもそうじゃないかもしれない」

「誰にも他人の命を、未来を、奪う権利なんて無いんだ」

10: 一人称、二人称
一人称:俺
二人称:君、お前(印象の良くない相手や敵に対して)、~~(呼び捨て)、~~さん(目上)

11: 好きなもの
善良な者が笑顔で、幸せで居る事

12: 嫌いなもの
人の権利を踏み躙る理不尽

13: 好きな人
過去10数年の暗闘の中で失った

14: パートナー
同上

15: 属性

16: 苦手な属性

17: 戦闘スタイル
強烈な電気を纏った鋭くパワフルな格闘戦。
改造態の力を強化外骨格による装甲化で更に増しており、制御している。
パワー・テクニック・スピードが高水準で整えられており、ハイレベル。
中遠距離にも電撃によって対応しており、隙が少ない。
アンデッドに対する対策は無く、その方面には明るくない。
基本的に甘い精神を持つせいで、人質や命乞いには弱い。

18: 精神力
高い。
数々の苦悩を内に秘めながら、倒れずに歩いて来た証左が存在する。

19: 戦闘熟練度
★★★★☆

20: 技や魔法

「エレクトロスマッシュ」
全身から発する電撃を流した打撃。
打撃力と電流を合わせた威力の高い攻撃。

「エレクトロテイル」
尻尾を相手に巻き付け、打撃の時より強い電流を流す。
相手を黒焦げにするほどの威力を誇る。

「エレクトロフィン」
電撃を纏い、斬撃を以って相手を切り裂く鰭。
鉄板を切り裂くほどの威力。

「エレクトロサージ」
電撃をビーム状にして手から放つ。

「エレクトロバリア」
電撃をドーム状に纏って障壁とする。

「エレクトロカウンター」
高圧電流を纏って相手の攻撃を弾く。

21: 特殊能力・特殊技能

「発電」
全身の発電細胞は強力な電気を高効率で生成する。

「再生力」
普通の人間より再生力が高く、少しの切り傷程度なら数秒で治ってしまう。
四肢の欠損などの再生は流石に出来ず、腕や足の本体が無ければ接合出来ない。
その接合も、処置した後に長時間安静にしていなければならず、万能ではない。
これによって生物由来の毒等にも耐性が高い。

「飛翔」
鰭状部を広げる事で短時間の飛翔が可能。
最高瞬間速度は時速500km。
速度を速めれば速めるほど短時間・短距離の飛行しか出来なくなる。
どちらかというと移動用ではなく、体当たりなどの攻撃に使われる。

「異常遺伝子破壊」
人工的な手法で歪められた遺伝子に対する破壊酵素を体内に持つ。
戦闘の最中に相手の遺伝子を採取する事で遺伝子を判定、改造態相手には自動で破壊酵素を分泌し打撃や斬撃にて致命傷を与える。
破壊酵素は即死を起こすようなものではなく、分かり易く言えば「特定の敵に対する特効力を持つ攻撃を繰り出す」と言う形。

22: 必殺技

「エレクトロストライク」
飛翔能力を使った飛び蹴り。
最高速度まで加速し、電撃を纏った足を打ち入れる。

「エレクトロブレイク」
電撃を纏った渾身のパンチ。
威力は必殺技の中ではそれ程でもないが、消費エネルギーも少ない。

「エレクトロスパート」
飛翔能力を使った体当たり。
打撃の集中度は減るが、電撃を伝える面積が広いのでそちらの威力は上がる。

「エレクトロビュート」
尻尾を使った大電力の注入。
中距離の相手に繰り出す必殺技。

「エレクトロデモリッション」
相手の体を掴んで直接大電力を流し込む。
強烈な威力を誇るが、体力を大幅に消費する。

23: 能力[E.まるで駄目 D.苦手 C.人並み B.得意 A.達人級 S.化物級 SS.神級]

 体力:A+
 魔力:E
 腕力:A+
 知力:A
 素早さ:A
 命中:B

24: 武器やアイテム

「スティンガー」
改造態を装甲化させる強化外骨格を電子的な物質に変換して収めておくベルト。
生物の顔のような装置がバックル部分に造られており、両眼はバーライデンと同じく青く光り輝いている。
バックル右部分のスイッチ「スターティングドライバー」を上に上げる事で装甲を纏う。
バックル左部分のスイッチ「フェイタルコンバーター」を下げる事で改造態へと内蔵エネルギーを注入、次に繰り出す技の威力を大幅に上げる。

「クアック・トランシーバー」
自作のトランシーバー。
公的に拾われ難い特殊な電波を使っており、同じ物を持っている者なら連絡を取り易い。
患者にはこれを渡している事が多い。
携帯ほど小さくはなく、持ち歩くには不便なサイズ。

25: その他
戦い続ける仮面ライダーがどうなるかを想像して製作。
最終更新:2016年06月21日 02:05