ファレン
1: 名前
ファレン(本名:ゲーアノート=フォルクラート)
2: 年齢
36(人間換算:18)才
3: 性別
男性
4: 種族
5: 外見
透き通った雪の如き青みがかった銀の癖毛に青々しい翠の瞳。
目や鼻など顔のパーツ自体は
グレイゴールと瓜二つだが、耽美な容姿に標準的な白い肌。
細身に見えるが着痩せするほう。うっすらと筋肉のついた標準体型。
服装はシャツやベスト、首元を飾るタイなどとどことなく育ちの良さそうな格好を好んでいる。
有事は腰に小振りを剣を携えている他グローブを装備。
髪は肩ほどまで長く、邪魔にならないように紐で束ねている。
視力が悪いため銀縁の眼鏡をかけている。
身長:174cm / 体重:58kg
6: 性格
騎士の家の子らしく礼儀正しく上品。沈着な方ではあるが、兄に比べてやんちゃかつ幼い激情家。
耽美な容姿に反して男らしく、自己を高めるという方面に対しては非常にストイックな性格をしている。
とはいえ若干オタク気質な面もあり、自身の興味を引かないことへの反応は薄い。
かつては叔父からの調整という名の虐待により心身衰弱状態にあったが、現在では持ち直している。
何が原因か強くしたたかな性格になっており、当時の面影は見る影もない。
半身である双子の兄
グレイゴールとの仲は良好だが、自身に執着してきて過保護な彼には反発気味。
彼の存在はファレンの悩みの種になっており、いっそ離れればマシになるのではと思い家を飛び出したとかなんとか。
とある依頼の作戦において見事な女装姿を披露したことがあり、一部の冒険者仲間の性癖を歪めてしまった現状に頭を抱えている。
7: 過去
連合国 ホルィジア、レヴィステル領、コシュマール地方の
ヒースコートに領地を構える騎士の家の子として双子の兄
グレイゴールと共に生まれ育つ。
しかしながら、彼らが人間でいう10歳の頃、両親が旅行先で事故に巻き込まれ死亡。
双子は両親の保護を失い、その権力とフォルクラート家に代々伝わる憑き神の力を我が物とせん親類達の魔の手に晒されることとなった。
叔母である「エルフリーデ」に擁される兄と、叔父である「ヴォルテール」に擁される弟。
仲の良かった彼らは大人の都合で引き離され、共に争いあう運命を辿る。
ヴォルテールがゲーアノートを擁した理由はただひとつ。彼が持つ特異な資質。それだけだった。
それさえ自由にコントロールできればこんな小僧などどうでもいい。
叔父の家に連れられた彼はエルフリーデ派を殲滅する為の道具として調整、もとい虐待を受ける日々を送ることとなった。
その資質とは憑き神との高い親和性、要するに高い精霊使いとしての適正である。
ヴォルテールはゲーアノートを生き神(=精霊憑き)とした状態でかつアルス・ノトリアの契約者とすることを望んだのだ。
調整の果て、精霊の器となるべく自我の大半を砕かれた彼は闇霊「グランギニョル」を宿し、それに生かされる形で生還。
自身の目論見通りにならず憤慨するヴォルテールを不可抗力のまま殺害したことで叔父と叔母の権力争いを終わらせた。
その後は叔母や兄の助けで屋敷から連れ出され、治療を受ける日々を送る。
当初は現実からの逃避行動か心因性の眠り病を疾患していたものの、数年後には優しい兄や叔母が近くにいたこともあってか治療が実り、日常生活を問題なく送れる程に回復。
かつてのような完全とはいかないものの、平穏を取り戻した。
現在では上述の一件以降ヤンデレめいた過保護さを発揮する兄を憂い反発。
「武者修行に出ます。たまに家に顔を出すのでどうか探さないでください」という手紙だけを残して家を飛び出した。
しかし悲しきかな、兄は弟の心を知らず。「遅れてきた反抗期」か、と更に情愛を悪化させてしまう結果となってしまった。
8: 職業
冒険者
9: 口調
基本的に丁寧。「ですます」口調。口癖は「~のです」。
【台詞】
「僕の名はファレン。一介の冒険者です。どうぞよしなに」
「あんまり僕のプライベートを詮索しないでくださいね。他人には言えぬ事情があるのです」
「兄様も叔母様も過保護が過ぎる……僕はもう人間換算でも18。立派な大人なのに」
「あまり表には出したくありませんでしたが……白状しましょう。精霊憑き……ヒトと精霊の調和を保った融合体。僕は、それです」
「僕の秘密を知ってしまったのなら改めてご紹介せねばなりませんね。こちらは使い魔のメリュジーク、またの名を闇霊グランギニョル」
「叔父に与えられたものが、今こうして役に立っているとは。まあ……これしか出来ませんがね」
「幾ら減価品とはいえメイジアーマーの維持もお金も手間もかかります。お陰で冒険者として立ち行かなくなっても手に職はできましたが」
「子供の意地と?ハッ!好きに言うが良い、その喉元を喰い潰してやる!!」
「兄様、風呂上りとはいえ一枚くらい着たらいかがですか。通報しますよ」
10: 一人称、二人称
【一人称】⇒僕
【二人称】⇒貴方/~さん、呼び捨てetc
11: 好きなもの
魚介類、パスタ類、サフト(聖域北方の郷土料理。煮詰めたベリー類のシロップ)、ゴーレムのメンテ、読書、鍛錬、魔術研究
12: 嫌いなもの
セロリ、マッドサイエンティスト、システムエラー、日差しの強い所
13: 好きな人
なし
14: パートナー
「メリュジーク」
小型ドラゴン型のゴーレムの使い魔(ファミリア)。
その正体は憑依精霊「グランギニョル」の力を応用し、グランギニョル成分だけを抜き出したもの。
ファレンにとってはお喋りな相棒であり、便利な子機。
宿主とは霊力のパスが繋がっており、お互いの身に起こったことがすぐに把握できる。
15: 属性
闇、霊
16: 苦手な属性
光、無
17: 戦闘スタイル
基本的にはゴーレム使い。輝石大陸の旧時代の魔術である「ロスト・マナ」の使い手。
戦闘時は搭乗型ゴーレム「メイジアーマー」の白兵戦モデルを駆る。
搭乗適正は非常に高く、この巨人を操るために調整されていたと言っても過言ではないほど。
操縦の技能自体も洗練されており、操縦技術だけで歴戦の傭兵達に並び立つほどの腕前。
全体的に防御力も高い上に内部の操縦者まで届かなければ特殊攻撃も軒並みシャットダウンするという高い耐久性もウリ。
反面生身の戦闘能力は常人に毛が生えた程度で、魔族の癖にロクに魔術も使えない為高い魔力が死んでいる。
というのも、叔父の調整により物質操作系の魔術のみに特化するようにされてしまったが故。
憑依精霊であるグランギニョルの能力も使用出来るが、本人曰く戦闘にはあまり役に立たない。とのこと。
18: 精神力
気は強く肝は据わっているが常識の範囲内に納まる程度。
19: 戦闘熟練度
★★★☆☆
20: 技や魔法
本体の技・魔法
ファレン(ゲーアノート)本人が使用できる魔法とか技とか。
「マナシフト」
自身の霊力を対象に分け与えたり入れ替えたりする魔術。
もっぱら使い魔であるメリュジークへの魔力供給に使用している。
「影法師」
闇属性の人工精霊を産み出す。精霊達は影に潜み物質に宿り、ファレンのお手伝いをする。
影法師は直接的な戦闘力を持たない。
「ファミリア:ゴーレム」
小動物に下級霊を憑依させて使役する。初歩的な霊術。
彼の場合はグランギニョルの能力により、無機物に下級の人工精霊「影法師」を宿し操る。
その為小型のゴーレムを使い魔とすることが多い。
「アルケミックメディカ」
錬金術による治療術式。対象の損傷を人工的に補う。
練成した異物を埋め込むことで治療を行うため、機能の回復に数分~数日程の時間を要する。
生物にも無生物にも効果がある。
「ドールクリエイト」
錬金術により人形を作り出す。
素材により出来るものはまちまちだがもふもふぬいぐるみとかも作れる。
「インテンス」
手にした物質に魔力を込めてその性能を強化する魔術。
人形やゴーレム、アンデッドなど無生物も強化できる。
操機術
メイジアーマーの機能とかそういうもの。
「C:サーチ」
霊子的なもの、機械的なものによるそこそこ感度のいい探知魔術。
「C:コーティング」
装甲に重ねて薄い魔力の膜を張ることで自機の物魔防御力を飛躍的に上昇。
「C:リアクティブ」
両腕部に展開可能な魔術式の炸裂装甲。衝撃に対し小規模な爆破魔術(バーストとおなじもの)を起動することで衝撃を相殺する。
「C:バースト」
脚部に小規模な爆破魔術を発生。反動を生かし、機体の推進力を向上させる。
ファレンが使用すると機体スペックからは想像もつかない程の継続的な超高速機動さえも可能とする。
他にもいろいろあるとかなんとか。
21: 特殊能力・特殊技能
「精霊憑き」
叔父による人体改造によりその身に精霊を宿している。憑依精霊は闇霊「グランギニョル」。
彼が得た力は、グランギニョルによる影を介した霊子操作・干渉能力。
闇属性に対する非常に強い耐性は持っているが、他の精霊憑きと違い闇属性魔法に強い適正があるというわけではない。
(ファレン自身の魔術適正がひどく狭い範囲に限定されるため)
「霊子ジャミング」
憑依精霊「グランギニョル」の力の一端。霊子を伝う各種干渉能力。
精霊、亡霊などの霊的存在やゴーレムや
オートマトンなどには少しばかり強く作用する。
反面魔力を持たぬもの、疎いものには何の効果も持たない。
「リンクファミリア」
憑依精霊「グランギニョル」の力の一端。
自身の分体・使い魔が所有する感覚器と自身の感覚をリンクする。
リンクはいつでも自由にオンオフ可能。
「コレクト」
憑依精霊「グランギニョル」の力の一端。霊子を伝う情報収集能力。
干渉した霊子断片から情報収集が可能。解りやすく言うと人や魔力を纏ったモノの記憶の断片が見れる。
「霊子共鳴」
叔父の調整と憑依精霊「グランギニョル」の力が掛け合ってしまったもの。
対象の霊子に同調・共鳴することでまるでその一部であったかのように操ることが出来る。
メイジアーマーやゴーレムの操縦に非常に秀でているのはこれが大きな理由であり、彼にとってはそれら全ては自身の体の延長でしかない。
生きた魔術師とやる場合相手からの同意が必要となる。
「闇属性無効」
闇属性の能力、技、魔法を無効化する。
「憑依無効」
憑依の効果を持つ能力、技、魔法を無効化する。
「光属性弱化」
光属性にとても弱い。
「精霊の子」
精霊と密接な結びつきがあることを示す。
魔力、霊力に効果を及ぼす能力、技、魔法が重篤な被害を齎す(魔封じなど)。
また人類でありながら、精霊系への特効の効果を受ける。
「操縦技術:メイジアーマー」
メイジアーマーの操縦技術。技術自体も非常に高い。
魔力の関係のない作業用の機械とかはどうかというと慣れるまで時間を要するもののいけなくはないとのこと。
「ゴーレム使い」
ゴーレム全般に対する知識や技術。
製造から解析、メンテナンスまで一通り出来るとか。
「ロスト・マナ」
ステルディアの旧時代である
シャリム大陸の魔術系統。
大戦乱で表世界から失われた筈の魔術の知識や技術を持つ。
物体操作系の「錬金術」、グランギニョルを介した現代の倫理に抵触しない程度の「霊術」が使用可能。
22: 必殺技
「かっこいい必殺技……!かっこいい名前……!!」(考案中らしい)
23: 能力
【本体】
体力:C+
魔力:A
魔法攻撃力:C++
魔法防御力:B
精神力:C++
精神防御:C++
腕力:C+
物理攻撃力:C+
物理防御力:C
知力:B
素早さ:C++
命中:C+
【メイジアーマー】
体力:-
魔力:A
魔法攻撃力:B
魔法防御力:A+
精神力:-
精神防御:-
腕力:A+
物理攻撃力:A+
物理防御力:A+
知力:-
素早さ:B~A++
命中:B++
24: 武器やアイテム
「メイジアーマー:シュヴァルリーゼ」
レインフォース王国産の搭乗型ゴーレム。傭兵や冒険者向けに操縦を簡易化した量産モデル、「メイジアーマー」の一種。
このメイジアーマーはゴーレムのカテゴリに属しながら霊力(魔力)で動く変則的なパワードスーツのようなものとして扱われている。
ゲーアノートの操るものは上述の通り既に市場に叩き下ろされた数代前の小型タイプの減価モデル。
かつては白兵戦用の標準モデルとして高い拡張性を誇っていた。
3m弱程の鎧騎士の姿で、黒塗りに赤いラインという操縦者の趣味全開の容姿が目を引く。
操縦者の趣味により剣(ロングソード)を主兵装としている他、アンカー等副兵装を幾つか所持。
平時は空間拡張魔術を封じた護符の中に格納されている。
「剣」
普段から持ち歩いている護身用の剣。ショートソードに分類される。
「魔煌石のバンクル」
魔法を扱いやすくしてくれるアミュレット。
「ハーバルポーション」
カミルレなど各種ハーブを調合してハチミツで飲みやすいよう味を整えた魔法薬。
治癒効果だけでなくスタミナ回復効果もあり、肉体の負傷と体力を回復する。
回復量は中程度。
「マジックチンキ」
ルナティックリーフなどの薬効植物を特殊な溶媒につけてエキスを抽出した魔法薬。
魔力回復の効果がある。回復量は中程度。
「お酒」
消毒用&着火用のお酒が入った小瓶。酸性スライムの酸を中和することも出来る。遺跡探索のお供に。
「冒険セット」
冒険者達が持ち歩く冒険に役に立ちそうな道具の詰め合わせ。
他にも冒険に役立ちそうなものを所持。
25: その他
2:もしもフォルクラート家相続の際、
グレイゴールがゲーアノートを斬り捨てようとしなければというIFルートを想定して製作。
その為復讐の鬼とはならず、病んでないけど反抗期+厨二病。
3:作者の気まぐれにより元の年齢どおりに合わせて設定変更。
「フォルクラート家について」
レヴィステル領の弱小貴族の一家。祖先にレインフォースから嫁いできた精霊使いの巫女がいる精霊使いの家系。
霊の大精霊が一人、アルス・ノトリアとの契約手段を手にしており、憑き神の儀と呼ばれ受け継がれている。
その内容は歴代当主が試練の果てに彼女と契約を交わしその力の一端を手にするというもの。
ゲーアノートは当主ではないのでアルス・ノトリアと契約していないが、兄弟揃って素質自体は高かったらしい(弟がちょい上)。
ヴォルテールの野心により改造されてなければ、大精霊との契約は出来ずとも精霊使いとして大成していたかもねとエルフリーデ談。
更に付け加えるなら(ゲーアノートは仕方なしではあるが)二人して適正捨てて物理に走りすぎとかなんとか。
「ファレン作ゴーレムズ」
シュヴァルリーゼが使えない際にファレンが「ファミリア:ゴーレム」で使役するゴーレムたちの紹介。
「ロックゴーレム」
魔力を帯びた岩で作られた人型ゴーレム。
非常に耐久性に優れる他白兵戦も得意。
「シルバーウィング」
魔力を帯びた魔金属、ミスリル銀で作られた怪鳥型ゴーレム。
機動力に優れる他耐久性もそこそこ。魔法も使える。
「アントライアン」
魔力を帯びた泥から作られた半不定形の人型ゴーレム。砂や泥に潜む能力を持つ。
粘土質のボディを持ち、変幻自在の攻防を得意とする。
最終更新:2018年10月12日 22:26