"T0L Systems and Languages" (1973)
T0L-System とは
G=<V,Σ,ω,P>
- V: alphabet.
- ω: axiom. 開始文字列(∈V*)
- P: table. 導出規則のテーブル = {P1, ..., Pn}
- Pi: a -> α の形の"導出規則"の有限集合。ただしa∈V,α∈V*。Piはcomplete(∀a∈V: aから始まる導出規則が存在)
1ステップの書き換え s => t は
- Pからどれか一つPiを選ぶ
- s = a1a2...an, a1->α1∈Pi, ..., an->αn∈Pi のとき t=α1...αn
で定義される。Gの定義する言語は L(G) = {t∈V* | ω=>*t}。
0L-System と違ってテーブルを複数個持つことで、どのテーブルを使ったかでなんとなくグローバルな同期がとれるようになっているのがポイント。また、終端記号と非終端記号の区別がないので文脈自由言語ともまたuncomparableなクラスになっている。
最終更新:2009年04月03日 16:42