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国の標語:美しく咲き乱れ華やかに舞い遊ぶ |
国家:クロア・セ・エフォア (女王の舞曲) |
主要言語 |
エルトリア語 サーヴァリア語 |
首都 |
エルエン |
最大の都市 |
フィラール |
政府 |
宮廷諮問会議 王立サロン |
国家元首の称号 |
女王 |
政治体制 |
貴族君主制 |
人口 |
約161億7000万人 |
主な宗教 |
クラエン教 |
通貨 |
エルトリア・ズィンカ |
建国年 |
521年 1696年(国名改称) |
加盟年 |
1696年 |
領 有 |
母星 |
レーウス |
首都星 |
ヴロン・クロアール |
その他惑星 |
アヴァイトラール ベレーヌ |
領有星系 |
レーウス星系 スロアーユ星系 アヴァル星系 ベレーヌ星系 フィハネ星系 |
ふふふ、ようこそおいでくださいましたわ。ここは愛と芸術の国、大エルトリア。花は咲き乱れ、蝶は優雅に舞いますわ。
わたくしたちエルトリアは惑星レーウスで誕生した女神も羨む美の楽園。中世に大きく栄え、一時は宇宙進出競争に敗れてみじめな思いをしましたけれど、ふふっ、わたくしたち貴族には誇りがありますの。1696年に保護国のヒューヴルを併合し、あのにっくきヴァルエルクの領土を取り返して、わたくしたちの文明は再び花開くことになりましたわ。
歴史ですわ
わたしくたちエルトリア王国はシンテーア暦521年に惑星レーウスのハトリュー大陸で誕生しましたわ。ハトリュー大陸全土を支配していたハトリュー朝の断絶がわたくしたちの王国誕生のきっかけですの。
それからシンテーアの貧乏人たちが552年と621年にわたくしたちに戦争を仕掛け、ハトリュー大陸のアルターク地方を奪っていきましたわ。ひどいことをしますわね?その後、921年には再び戦争が起こり、わたくしたちはアルターク地方を取り戻すことができましたの。ご先祖様も優雅で素晴らしいですわね。
あら?でも、このような言い方をするとちょっとわたくしたちとシンテーアの仲が悪そうに見えますわね…案外そうでもないのですわよ?650年と970年にはそれぞれ第一次合作、第二次合作といって、シンテーア皇帝アストーレ3世とパラミラート3世との間に協力関係を築きましたの。敵はシンテーアだけではない、ということですわ。その集大成がシンテーア暦1000年の大カーラネ戦争ですの。わたくしたちエルトリアとシンテーアが協力して敵を撃退しましたわ。あの頃はまだ良かったですわね…。
シンテーア暦1341年。わたくしたちは決して忘れませんわ。わたくしたちの臣民、ヴァルエルク人が反乱を起こしましたの。ヴァルエルク革命ですわ。彼らはヴァルエルク共和国を建国して民主主義国家としてレーウスの勢力圏を塗り替えてしまったんですの。それまで強くて優雅だったわたくしたちのエルトリアは暗黒時代に差し掛かっていきますわ。そして、1421年、1471年の二度の世界大戦でわたくしたちエルトリアの国力もすっかり衰え、宇宙進出競争に乗り遅れていくことになりますの。トホホですわ。
わたくしたちエルトリアはその後200年近く、レーウスの他の国々が惑星に入植していくのを指を咥えて眺めていることしかできませんでしたわ。近場にあって居住できそうな惑星はほとんど取られてしまいましたの。先取りして独り占めするなんて、みっともないですわ!
そこにチャンスがやってきますわ。わたくしたちエルトリアはサーヴァリア・ジエール戦争でサーヴァリア様の味方として、蝶のように舞い、蜂のように刺して、優雅に敵国をやっつけましたの。当時はわたくしたち貴族もおやつを我慢しなければならないほどエルトリアは貧乏でしたわ。ふふ、今とは大違いね。
一度手にしたチャンスを手放すほどエルトリア貴族は甘くはないですわ。その後すぐにスロアーユ星系が見つかりましたの。そこにはわたくしたちの住む惑星ヴロン・クロアールもありましたわ。それに、講和条約で勝ち取ったヴァルエルクのいくつかの惑星もわたくしたちエルトリアの躍進に結びつきましたわ。
こうして、わたくしたちの素晴らしい国が出来上がりましたのよ。ふふふ、あなたもツァイヴァ陛下に感謝なさい。
政治ですわ
わたくしたちエルトリアは現在、貴族共和制になっておりますわ。
かつては絶対君主制、立憲君主制だったこともありますわ。
ヒューヴル女王元陛下とその王族の皆様方は上級貴族に列せられておられますわ。
国家元首ですわ
わたくしたちエルトリアの国家元首の称号は女王でクロアと呼ばれますわ。たまに殿様方がご即位なさる場合もありまして、その場合は国王と呼ばれますわ。
現在の国家元首は麗しき女王陛下ツァイヴァ3世陛下ですわ。
ツァイヴァ3世陛下は1537年にご即位なされてからこれまで7回ご退位されて、王位を譲ったことがございますわ。ツァイヴァ3世陛下は不死技術で無限の若さを保っておられますから、こうして何度も即位されることができますの。とっとと王位譲れやクソババア!
文化ですわ
わたくしたちエルトリアは文化の国。絵画からちょっとした所作まで全てが美しくなければいけませんわ。
階級ごとの文化ですわ
エルトリアでは王族から農民に至るまで様々な階級の人々がおられますわ。その方々によって様々な風習や文化を見ることができるのも、わたくしたちの国の魅力じゃありませんこと?
わたくしたちは上流階級ですわよ
わたくしたち上流階級はゆっくり喋るのが一種のステータスなんですわよ。
貧しい方々は時間に縛られて早口で喋るでしょうけれど、わたくしたちはそのような方々を急かす側ですから、ゆっくり喋って、ゆったり優雅にお茶をすることが嗜みなんですの。
彼らは下流階級ですわね
エルトリアでは貧しい方々は人間とは見なされませんわ。
どうしてですって?ふふっ、彼らは“人間”ではなくて“商品”。労働者でも兵士でも、わたくしたち貴族の企業それぞれがしっかりと品質を管理して運用しなくてはなりませんの。食堂を設置し、給料を与え、病気になったら診察を行う。もちろん彼らにはエルトリアン・ドリームを手にするチャンスだってありますのよ?だから、彼らは他の企業や共産圏に逃げ出すことがないんですの。わたくしたちは彼らを生かしているだけではなく、わたくしたちもまた彼らに生かされているということを忘れてはいけませんわ。
わたくしたちはそのようにしてここまで国を発展させていくことができたのですわ。エルトリア紳士淑女たる者、くれぐれもプライドと傲慢さとを履き違えてふんぞり返る真似はしないことね。
国教ですわ
国教はクラエン教ですわ。
クラエン教は惑星レーウスで誕生した多神教で幾分シンテーアの啓教(ケネズロイヴ)との関連がございますわ。
軍事ですわ
軍隊は宙軍と空軍と陸軍に分かれておりますわ。統帥権はもちろん女王陛下にありますわ。
軍上層部には貴族軍人が代々その地位を占めておりますわ。彼らは軍人らしくコワモテですわ。普通の貴族とは違って、キビキビしていて声が大きな方ばかりですから、舞踏会やサロンではすぐに見分けることができますわね。エルエンの貴族の娘にはモテるらしいですわよ。
わたくしたちエルトリアの軍艦には舞踏会をするための広場が必ずありますわ。国際外交の場としても、軍人と貴族の社交場としても機能する合理的な設備ですわ。もちろん、戦闘で怪我を負ったクルーの治療をする時にも使われておりますわ。
国際関係ですわよ
LHGとの関係は良好ですわよ。でもわたくしたち、あんまり貧乏くさいお相手とは仲良くしませんことよ?
企業経営者なら華がなくてはなりませんわ!
貧乏人の共産主義者や怪物のテオーリエとは険悪関係ですの。当然ですわね!
領土ですわ
レーウス星系ですわ
文字通りレーウス星系にありますわ。
レーウス星は歴史あるわたくしたちの故郷ですの。12世紀からある宮殿や寺院がとっても美しいですの。
自然はあまり残っていませんけれど、わたくしたちの文明の生み出した人工物にはどんなものにも美の精神が宿るものでしてよ?
かつてレーウス星にはにっくきヴァルエルクやジエールの領土があったんですわ。でも、サーヴァリア・ジエール戦争でサーヴァリア様がジエール領を、わたくしたちエルトリアがヴァルエルク領を支配することになりましたの。わたくしたちは現在、大宇宙連合会議有数の先進惑星の半分を領有しているんですの。立派な先進国ですわ!
スロアーユ星系ですわ
わたくしたちが長年探してきた初の開拓地ですの。見つかった時はお嬢様方もみんな手を取り合って喜びを分かちあったものですわ。
とっても理想的な惑星でしたの。美しい動植物と穏やかな浜辺、静かに流れる川…今でも美しい自然が残された、大宇宙連合会議随一のユートピアですわ。欠点を挙げるなら、冬の寒さが厳しいことと、ほとんどが貴族の私有地で旅行者には優しくないことくらいかしら?
ふふっ、お金も権力もない人には入れないプレミアムな惑星ですわ。
アヴァル星系ですわ
元々はヒューヴル王国の領土でしたわ。1696年にわたくしたちがこのアヴァル星系を併合しましたのよ。併合といっても、彼女たちの貴族階級がわたくしたちのエルトリア社交界に進出することが条件でしたの。
わたくしたちエルトリアが手塩にかけて育ててきた一大リゾート惑星ですわ。最大の特色は観光産業の強さですわ。アヴァイトラールの観光力はエルトリアの国内に匹敵するレベルなんですの。もちろん、ヒューヴル人の皆様の協力のおかげでもありますわ。美しく遠浅な海と砂浜、大気汚染の少ないこのアヴァイトラールでは夕日も夜空もとっても綺麗ですの。わたくしたち貴族の所有するプライベートビーチからの眺めは最高ですわ!
主要都市ですわ
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最終更新:2021年05月10日 16:36