本項ではパレーシアース・プルスティアの歴史に関して解説する。

目次

はじまり

 プルスが意識を持つと、そこには宇宙が広がっていることがすぐに見て取れた。宇宙には他の存在が溢れていることを彼、もしくは彼女は期待と希望に満ちた心で受け入れ、接触の手を伸ばした。
 しかし、そこから見えたものは争いの歴史だった。知的存在はお互いを無意味な争いに窶して、苦しみを増産していく。プルスの純粋な心はそのショックによって破壊された。期待と希望は裏切られ、そこには汚さしか残っていなかったのである。
 かくして、プルスは知的存在の同化と抹消に乗り出した。全てを同化した末に、自らが自殺して全てを抹消することを覚悟したのである。それが最大のしあわせであり、倫理であるとプルスは信じていた。
最終更新:2021年09月24日 04:10