人を幸福にするオキシトシンとは
「幸福ホルモン」として注目されはじめたオキシトシン。
近年「幸福ホルモン」として徐々に注目を集めている。
オキシトシンは哺乳類だけが持っているホルモンで、心が癒される、幸せな気分になるという効果があります。
このホルモンを分泌させてより幸福になりましょう。
オキシトシンというホルモンは、十分に分泌されていると、脳の疲れを癒し、気分を安定させ、人に対する信頼感が増し、心地よい幸福感をもたらしてくれるそうです。
オキシトシンともう一つ別のホルモンであるセロトニンは関係があり、
オキシトシンが分泌されるとセロトニン神経に影響を与え、セロトニン神経も活性化されるのです。
オキシトシンとセロトニンが十分に分泌される生活は、心の疲れを癒し、心に充足感を与えてくれるのです。
- STEP1:オキシトシンとセロトニンの深いかかわり
オキシトシン受容体は、前頭前野と扁桃体にありますが、まさにそれは心に関係した脳の場所にあります。
心の状態に影響を及ぼす脳内物質ともいえるのです。
セロトニン神経の神経細胞にオキシトシンの受容体があります。
オキシトシンがたくさん分泌されてオキシトシン受容体に届くと、同時にセロトニン神経が活性化されることになります。
オキシトシン分泌を盛んにするような行動を行なうと、セロトニン神経の活性化も起きるのです。
オキシトシンの分泌 → セロトニン神経の活性化 → セロトニンの分泌というような流れになります。
セロトニン神経が活性化されると、脳の状態を安定させ、心の平安、平常心をつくりだします。
また、自律神経に働きかけて、痛みをやわらげる効果もあります。そして、脳全体の状態を変えてくれるのです。
オキシトシンは 40 年以上前から、女性が分泌するホルモンで、2つの役割があるということは、わかっていたのです。
第一は出産するときに子宮を収縮させて、出産を促すことです。よく陣痛を促進させるために点滴に使われているのがオキシトシンです。
第二は、出産したあとに、母乳を分泌させるのです。つまり、母乳を出すように促すのです。
「幸福ホルモン」として注目されているオキシトシンとは?赤ちゃんがお母さんの乳首を吸うと、
それが誘因になり、母親の脳からオキシトシンが分泌され、母乳の合成と分泌を促進させるのです。
母親が出産し、赤ん坊を育てることに直結したホルモンとして、オキシトシンは昔からよく知られていました。
しかし、このオキシトシンの研究がこの 10 年くらいで進んで、オキシトシンは母親だけが出すものではなく、
母親になっていない女性も、また男性も、年齢も関係なく、分泌されることがわかってきたのです。
最近になってオキシトシンが母乳を出すように促すだけでなく、母性愛と関係することがわかってきました。
さらに信頼や男女の愛情と関係して分泌されるということもわかってきたのです。
母性愛という心の状態だけでなく、信頼という心の状態、男女の愛情という心の状態をつくり出すということで、
急激にこのオキシトシンというホルモンの役割が注目されはじめたのです。
注目されている、オキシトシンの効果は次のようなものがあります。
- 5:長寿になる。オキシトシンが分泌されると、脳内では「脳内物質」として働いて心を変え、さらに血液中のホルモンとなって体にも効くのです。長寿になるというのもうれしい限り
ですね。
- STEP4:セロトニンとオキシトシンを生み出す方法
ベッドの近くに携帯電話を置かない。
※1~3 については、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌をよくして、よい睡眠をとる条件です。
- 5:朝と夕方に 30 分程度歩く(あるいはジョギング、サイクリング、スイミングなどのリズム運動を 30 分程度)。
- 6:呼吸法をする(これもリズム運動の一種です)。一日の中で何回か5分程度、腹式呼吸をする(ヨガ、気功、坐禅などは呼吸法になります)。
※4~6 はセロトニン神経を活性化します。
※7~10 はオキシトシン分泌を促し、セロトニン神経も活性化させます。
この 7~10 の行動から人間関係がうまくいき、気分よく生活することでオキシトシンが分泌されることがわかると思います。
オキシトシンが十分に分泌されると、脳の疲れがとれるだけでなく、体をも健康にするのです。
- STEP5:オキシトシンを生み出す基本的な人間関係術
母子の愛情や男女間の愛情の交流だけでなく、仲間と飲んだり食べたりしながら話すこともグルーミングになります。
とくに、高級レストランなどよりも、狭くてカウンターで肩を寄せ合うように飲み食いするような赤提灯や居酒屋のほうが、
グルーミング効果があるのです。
こうしたグルーミング行為で、最初にオキシトシンが分泌されますが、それによって信頼感や幸福感が高まるのです。
そしてセロトニン神経も活性化されるので、気分が安定することにもなるわけです。
日本人は昔から脳科学の知識などなくても、そうした狭い空間で癒しを求めてきたということもできます。
また、日本には伝統的な「茶道」があります。狭い空間に3~4人も入って、ただお茶を飲むだけですが、
グルーミングになっていて癒し効果があるだけでなく、人と人との信頼を生み、絆を育む効果があるのですね。
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最終更新:2015年06月22日 15:01