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「ッ、何だってんだよ! 殺し合いだと、ふざけやがって!」

店内に自分の声が響く。
誰かに聞かれるとか、そういう心配もあるが今はそんなことを気にしている場合ではない。
何故だ、何故どうしてこうなった。
悪夢はもう、あの日で終わったんじゃないのか。

「なんなんだ、あのチェルシーって女は……組織の人間じゃあないみたいだが……」

組織の残党が俺達を狙った、と言うわけではないのか。
それともあの女が嘘を吐いているのかはわからない。
だが少なくとも、嘘を言っているようには見えなかった。

「――――とりあえず、名簿だったかを見よう……俺以外にも、誰か呼ばれてる可能性はある」

タブレット、と言うのか機械を起動させる。
名簿機能を開き、名前を見ていく。
まず目に入ったのは国府千尋――――端的に言ってしまえば、俺が傷つけた人間だ。
彼女に殺されそうになったが、それも自分が原因である。
もしあったならば、謝らなければならないだろう。
茂木冴子、藤堂晴香もここにいるらしい。
白河大輔の所属する組織に入ったと思われる二人だ。
この二人は即刻合流するべきだ。
戦闘能力、状況に対する処理能力を考えれば合流して損はない。
だが、ここで俺はあり得ない名前を見た。

「――――松山、だと?」

松山那雄宏、『観測者』だった一人であり、生物兵器へと身を堕とした男だ。
だがあの時コイツは処理したはずだ。
この世に生きているはずがない。

「なんでだ……? 同姓同名――――とは考えられない、こんな名前の奴はそうはいない」

生き返ったとでも言うのか。
だがもしそうだとするのならば、コイツは即刻殺さねばならない。
被害者が増えるのは目に見えている。
だったら、先に殺す方が得策だ。

「――――よし、名簿はこんなもんでいいだろ……次は、支給品だっけか」

デイバックの中を探る。
なんかいろいろと入っててゴチャゴチャしている。
とりあえず手に取った固いものがあったので引っ張り出す。

「――――なんだこれ」

ピンク髪の女の子の等身大(?)の人形だった。
なぜこんなものが支給されたのか。
というかこれが武器とでも言いたいのだろうか……。

「――――つーか、おかしいだろこれ」
『あなたの運勢わ、『どうでもいい』です。
 話しかけないでください。』
「話しかけてもねぇのになんかひでぇこと言われた!」

畜生ッ――――! 何故こうにも精神が削られるのか。
というか他に支給品は入っていないのか。
一応探したほうがいいパァーンよな。

「え?」

何か今、音が聞こえたんだが。
恐る恐る顔を上に向ける。
ついさっきまで、人形がそこにはいたはずだ。
いや、今も存在はしている。
――――破壊された状態で。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
「あら? 早速一人殺れたと思ったのに……」

後ろを見ると、銃を構えた女の子が立っていた。
その様子からすると、俺を殺そうとしてるのが一発で分かる。

「ッ、テメェ……危ないだろう(パァン ってストップ! 待て!!」
「待つ理由なんて私にはないわよ、一切得もしないし……とっとと死になさい、邪魔をするなら殺されなさい」
「なんだその選択する意味のない選択肢みたいなの! 俺だって死ぬわけにはいかねぇんだよ!
 つーか、テメェはあの主催の金髪女の言いなりになるって言うのか!」
「――――――――あ?」

そう聞いた瞬間、女の目の色が変わった。
なんつーか、地雷を踏んだ感じがした。

「ふざけんなよ……? 私があんな激ウザクソビッチなんかの言いなりになったって言うのよ。
 私はアビスさんのためにしか動く気は無いんだよ! 私があんたを狙ったのは、使えそうになく見えたからよ。
 あの女なんか一瞬でも生かしておけるわけないじゃない……!
 私が動く理由はアビスさんだけなんだから!
 あぁ、アビスさん……私は貴方のために頑張ります……!」
「  」

絶句、というか言葉が出てこなかった。
「この女は……間違いなくヤンデレだ」
とかいうレベルを超えてやがる。
つーか、武器的に押さえること不可能じゃねーのかこれ。

(――――どうするか)

現状じゃ、支給品を調べるとかできない。
調べてる間にズガンがオチだろう。
何かで気をそらすって言うのも手だが。
そこら辺の商品じゃあんまり効果が無いような気がする。

(いや、でもやってみないとっつーかやらねーと――――死ぬ)

意を決して、デイバックに手を伸ばす。
そして、手に触れた瞬間――――。

「うおらぁあああああああああああ!」

何故出したかわからない奇声を上げ、横にある商品を取り投げつける。
そして全力で窓の方向へ走り出す。
後ろから銃声が聞こえ、横の窓が割れる。

「ッ――――!」

そのまま俺は、突撃する形で窓を割って外に出る。




全力で走り続けると、いつの間にか周りに誰もいなかった。
助かった、のだろうか。
少なくともあの女は追いかけてきてないようだ。

「ハァ……マジで早いところ仲間を探さねぇと、な」

不安だけを募らせ、再び歩き出す。
彼のこの先は、どちらに向かうのか。

【一日目/朝/D-7】

【葉山弘司@寄生ジョーカー】
[状態]身体的疲労(大)
[装備]なし
[所持品]基本支給品、不明支給品0~2
[思考・行動]
基本:この殺し合いから一刻も早く脱出する
1:とりあえず知り合いを探す
2:松山が本物だとするなら、一刻も早く殺す
[備考]
※END12終了後からの参戦です。




◆              ◆




あぁ、アビスさん……あなたはどこにいるの。
私が守らないといけないのに。
あの金髪クソビッチ女のせいだ。
私とアビスさんを離れ離れにするだなんて……!
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない
絶対殺す、ぐちゃぐちゃにしてこの世に存在したことを後悔させてやる。

「あぁ……アビスさん、待っていてください。 私が今迎えに行きます。
 そしてあのクソ女を一緒にぶっ殺しましょう……!」

【一日目/朝/D-7スーパー】

【わかな@絶対的人狼】
[状態]健康
[装備]拳銃(残弾13)(弾は銅弾@孤独なアルファ)
[所持品]基本支給品
[思考・行動]
基本:アビスさんと合流してクソビッチをブッ殺す
1:使えそうにない奴は邪魔だから殺す
[備考]
※25個目の村終了後、チェルシーを尾行中からの参戦です。

[備考]
※1/1ニケ人形@D.は破壊されてG-7スーパーに放置されています。

【支給品説明】
【1/1ニケ人形@D.】
葉山弘司に支給。
等身大のニケそっくりな人形、占い機能搭載。
ミニゲームである鬼ごっこの最初の景品である。

【銅弾入り拳銃@オリジナル&孤独なアルファ】
わかなに支給。
たった一発で獣を撃ち殺せる。
しかし当たらなければどうと言うことはない。


Andante 時系列順 Mission Interfere
Andante 投下順 Mission Interfere

START 葉山弘司 [[]]
START わかな [[]]

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最終更新:2014年03月01日 20:10