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blood of game 五巻

ー印刷室ー
「いつになったら動く?」

「まだしばらくは動かない方がいい。奴らが全く動かないしな」

「2人は少し寝てなよ。俺と白雷は寝なくても大丈夫だけど、2人は寝た方がいい」

「でもミョー君は…」

「俺は大丈夫だよ、動くとき起こすから、2人は寝てなよ」

「うん……わかった」
2人は壁に寄りかかって目を瞑った










「……お前も寝た方がいいんじゃねぇのか?」

「いや、俺はいいよ。寝れない体質だし」

「これから長期戦になるはずだ。あの撃滅だしな。体力は大丈夫なのか?」

「心配すんなって。あの2人の寝顔見たら疲れ吹き飛んだよ♪」

「…現金なやつだな」
少し笑った

「そりゃあね。白雷、何が何でもこの2人は守るぞ」

「ああ」






























『命にかえてまでも』

PM24:00
「!!ミョー、奴らが動いた。アルは3階に行ったが、他は階段を降りはじめた」

「……ふーん、そういうことか。まぁ一応起こさなきゃね」

ミョーは軽く2人の肩を揺すった

「ん……んん?」

「起きな2人とも。撃滅達が動きはじめたよ」

「ん……今何時?」
目をこすりながら尋ねる
少なくともボケてはいない

「今は夜12時だよ。3時間寝たら十分だろうしね」

「白雷君、撃滅君達はどこに向かってるのですか?」

「………家庭科室だな」

「家庭科室?何でだろう?」

「……みんな走る準備しといて」

「何故だ?」

「俺の予想が正しいなら……あいつらは俺等を殺すつもりだ









有毒ガスでな」

ー家庭科室ー
「木は結構あるものだな。よし、窓閉めてやるぞ」
全てのコンロに火をつけ、木を燃やし始めた

煙が立ち込める

「……なぁ撃滅」

「なんだ?」

「なんでミョー達を殺す必要があるんだ?」

「あ?そんなの決まってんだろ」

「何で?」

「俺はあいつ等が嫌いだからだ。邪魔だから殺す」

「……」

「おいお前ら、そろそろ出てろ。アル、お前も出ていいぞ」

「いや、俺は残るよ」
撃滅とアル以外は出て行った

「さてと……そろそろプラスチックでもやりますかね。アル、そっち半分頼む」

「……了解」

プラスチックを火がついたコンロの上に乗せた
黒い煙が上がっている


「……これで4人死んだな」
遊太と剣雅は外に出た

「くくく……あーははははっ!あーーっはっはっはっはは・・・おい、アル、足くすぐるな」

(………ミョー…)

その頃の印刷室

「ケホッ…何だか煙たいですね」

「……予測通りだね。白雷、ドア開けて」

「……そういうことか。了解だ」
白雷が開けると同時に、煙が大量に入ってきた

「!?ミョー、これは……」

「説明は後でするよ。白雷、家庭科室見える?」

「いや、まったく見えねえよ」

「じゃあ息止めて。屋上まで走るよ!!」

ミョー達は勢いよく印刷室から飛び出し、屋上へ向かった

ー走り中ー
「く、苦しいです…」

「もう少しだけ耐えて。ごめんな」


屋上に続く階段がある3階に着いた


あるものをミョーは見た
(…やっぱりね。あいつらしいな)


ー屋上扉前ー
「ケホッケホッ行き止まりだ…」
苦しそうに話す

屋上の扉には鍵がかかっていた

「くっ……二人とも地面に伏せて!!白雷、できるか!?」

「……任せろ」
ポケットから針金を取り出し、鍵穴をいじり始めた





カチャリ





「開いたぞ」

「屋上に飛び出せぇ!!」

4人は屋上に飛び出した
念の為、ミョーが鍵をかける

「…間一髪だったな」

「だな。マジ疲れた…」

少し落ち着いてから、サファイアが口を開いた

「それにしても…どうして上に逃げたのですか?煙は上に上がるから外に逃げた方が早かったのでは?」

「そしたらあいつらの思う壺だったんだよ」

「え?どういうこと?」

「それはな……

「もういいだろ。アル、後始末は俺がやっとくから視察してこい。ほらよ、ガスマスク」

「…了解」
ガスマスクをかけ、家庭科室を出て行った




(……どうしたものか…)
考えながら歩いていた
周りに人の気配など微塵も感じない

(この世界は……嫌いなら殺すが可能な世界……か…)

「なんの意味があるんだ、こんな戦い…」
一人嘆いていた
戦う意味などない
理由などない
なのに子ども達は戦い、血を流して死んでいく
大人の勝手な都合
子ども達の憎しみ
この2つで人が死ぬ世界……



誰か一人が望む限り、混沌は終わらない

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最終更新:2008年11月10日 14:45
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