「良い…夜とは………到底言えねえよなあ」
鮮血の様に赤い髪を揺らし、月を見上げ、喰い千切った肉を咀嚼しながら男は思う。
生前と比べれば空気は濁って臭いし、遠くから聞こえる、夜気を震わす車の走行音が鬱陶しい。
周囲に生き物の気配が無いのは……まあ、生きてる頃から変わらない。
「それでも…悪くは無い」
何度か戦乱でもあったのか、己が死んでからも人間の欲望と怨嗟と呪詛とが積もり続けたのは明白だった。
臭くて五月蝿い夜だが、夜気に満ちる妖気と瘴気は、寧ろ生前よりも心地良い。
そんな事を思いながら、男は口の中の肉を飲み込んだ。
「なあ……アンタもそう思うだろ」
屠られる家畜の様な声が夜気を乱した。
地べたを必死に這いずる男に、感心した様な視線を向ける。
衣服の上からでも分かる程に両手足を捻り折られ、前衛芸術を思わせる態の人体が、亀にも劣る速度とはいえ動いているのを見れば、感心もしたくなるだろう。
地べたを這う男の身体が痙攣したのは、痛みの為か、恐怖の為か、おそらくは両方だろう。
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数十分前まで、男は得意の絶頂にあった。
強力な魔力を帯びた品を、偶然古物市で見つけた幸運。その品がかの名高い魔術儀式、『聖杯戦争』への参加資格だったという事。
この突発的な事態において、相応の金銭を用意でき、社会的地位もそれなりにある役割(ロール)を宛てがわれた事。
男が引き当てたサーヴァントが女とはいえセイバーであり、最優のサーヴァントに相応しい実力を有していた事。
男が一流と呼ばれる水準の者達の中でも、優れた実力の魔術師であった事。
役割(ロール)を活かして優れた霊地を抑え、強力な陣地を作り上げた。霊脈を汲み上げてセイバーの優れたステータスを底上げし、戦闘と宝具の使用に必要な魔力を充分に蓄えた。
後は、役割(ロール)に応じて与えられていた部下を用いて、他の主従を捜索し狩るだけ。
その、筈だったのだ─────。
その襲撃者を見たとき、男はおろかセイバーですらが息をすることを忘れ、拠点の中及び周囲の任意の場所を映し出す水晶玉に魅入った。
襲撃者は美しかった。残忍苛烈な眼光を放つ切れ長の瞳は紅玉も及ばぬ輝きを放ち、顔の中心を走る鼻梁のラインの優美さは、男女を問わず欲しいと思わせる程だ。
酷薄無残な笑みの形に歪んだ口元などは、見た者全てが、この口に愛を囁かれたいと願うだろう。
全体的な顔の作りで言えば中性的で、160cmも無い身長と合わさって女性とすら見えるが、肩に羽織った紅い女物の小袖以外何も身につけていない上半身を見れば、男と判る。
とうの昔に『鍛え終わった』処女雪の様に白い身体は、筋肉であれ贅肉であれ、無駄な肉というものが一切無い。痩身矮躯でありながらも、脆弱な印象を一切与えない、業物の日本刀を思わせる身体だった。
だが─────襲撃者の最も人目を引きつける部分はそれら全てのどこにも無く、男とセイバーが、揃って目を引きつけられたのは、襲撃者の額、そこから生える一対の角だった。
─────鬼。
二人が揃って同じ感想を抱いた時、襲撃してきた鬼が、水晶玉の向こうから二人を見て─────耳元まで口が裂けて、悪鬼に相応しい形相になった。
─────男の拠点で行われたのは、攻略や戦闘の類ではなく、純粋な破壊と蹂躙だった。
襲撃してきた鬼が拠点に浸入すると同時に、拠点の機能が停止。
ステータスの向上効果を失ったとはいえ、優秀なステータスと潤沢な魔力を持ち、技倆にも優れたセイバーを、鬼は容易く拠点ごと叩き潰した。
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男は只恐怖に駆られて逃げようとする。
セイバーを降した悪鬼についでといった感じで破壊された両手足を必死に動かして。まるで塩をかけられたナメクジがのたうつ様な動きで。
殺し尽くした男の配下達の骸を積み上げ、その上に座る悪鬼から1mmでも離れようと。
赤毛の鬼は、そんな男に感心を無くしたらしく、再び肉を喰い千切った。
肝臓が全て無くなったセイバーが、痙攣して血を吐くのを、鮮血色の瞳に愉悦を湛えて見つめる。
この悪鬼はサーヴァントを喰らうのだ。
「初めて喰ったがサーヴァントってのは旨いもんだな、まあ…男を喰う気にはならねえが」
金鈴を転がす様な美声て呟き、少女の様にも、少年の様にも見える、中性的な端整な顔立ちの鬼が、悪鬼羅刹ですら怯える凶相を浮かべる。
死なない程度に身体の複数の箇所を喰い千切られた女騎士は、完全に心が折れたらしく、恐怖と絶望に満ちた瞳を鬼に向けた。
「気張れよ死ぬなよ。俺が全部喰うまで消えるなよ」
悪鬼が女騎士の右胸に歯を立てた時─────。
「なに…やってんのよおおおおおおおおおおおッッ!!!!」
飛来した黄色い影が、鬼に巨大な剣を振り下ろした。
飛燕すら避け得ぬ速度で振るわれる大質量の斬撃は、巨木を両断する威力。それを、赤毛の悪鬼は、左掌で事も無げに受け止めた。
「何って…運動して腹減ったから飯喰ってる」
軽く、そっと当てがう程度に左掌を押し出すと、飛来した影は、大きくよろめいて後退した。
「お前にとっても願ったり叶ったりだろう?」
「ふざけないでッッ!」
踏み込んで横薙ぎに振るう一閃。巨牛の首を宙に舞わす威力の斬撃を、赤毛の男は首筋に受けて、平然と笑った。
「少し切れたな。やるじゃねえか、流石は勇者様だ、風」
僅かに血の滲んだ首筋に指を当ててケラケラと笑う鬼に対して、ギリギリと、錆び付いた歯車が軋むような音。奥歯が砕けんばかりに歯ぎしりする風の目を真っ直ぐ見つめる。
─────勿体ねえなあ。
己に対する怒りと、悪鬼と縁を切れない悲しみが篭った瞳が真っ直ぐこちらを見据えている─────右眼だけ。
本当に、左眼が眼帯に隠れているのが惜しかった。
─────こういう綺麗な眼をした女を、死んだ魚みたいな眼になるまで甚振って嬲ってから喰うと美味いんだよなあ……。
「出来ねえんだが……」
「何が!?」
唸りと共に叩きつけられて来た大剣をが、コメカミに直撃した。
風─────犬吠埼風は、己のサーヴァントに心底からの殺意を持っていた。
大切な仲間に障害消えぬ重荷を背負わせ、樹の─────妹の夢を奪った償いをする為に、聖杯戦争に乗ると決めた。その報いか。
風の元に現れたのは、この京都に馴染みの深い大悪鬼。
暴虐と殺戮を欲しいままに行った化け物。
何故にこんなものが己の元に来たのか風には判らない。
贖罪の為に聖杯を手に入れる。その為に多くの人々の願いを踏み砕く。そう誓っても風は『勇者』なのだ。
弱者を蹂躙し、悪逆非道の行いを良しとするこのサーヴァントとは、本質的に合うわけがない。
「真面目に答えて!何が!私にとって願ったり叶ったりなの!!!」
たとえ『満開』してもこの鬼には及ばない。だからと言ってこの悪鬼を野放しにはして置けない。そんな決意を胸に、風は己がサーヴァントに刃を向ける。
「真面目だぞ俺は、俺は燃費が悪いんだ。本気で戦うためには魔力を蓄える必要がある。そこらの人間喰うよりも、サーヴァント喰ったほうが効率良いし、人間共も死なない。敵も倒せる。良いことづくめだろう」
「うる…さああああああいッッ!!!」
怒りそのものと言って良い怒声。眉間に振り下ろされた大剣を、鬼は前方に飛び出して回避。風の死角である左側に回り込む。
振り向いた風の眼前で、悪鬼の口が耳元まで裂け、赤黒い口腔が見えた。
「第一、俺もお前も権道は不得手だろう。嵌められた時に魔力がないと罠を破れねえよ」
風が行動を起こすより速く、右手に下げていたセイバーの身体を、一気に口の中に押し込んだ。
そのまま一気に咀嚼し、肉を噛み裂き骨を砕く。
しきりに動くバーサーカーの口の辺りから、生涯夢を脅かしそうな凄まじい断末魔が聞こえて、風を怖気付かせた。
「魔力を補うにしても!そこまで苦しめる必要が!」
それでも、風は、バーサーカーを咎めるのを止めない。風は勇者なのだから、この悪鬼の様な輩に、好きな様に振る舞わせる訳には行かないのだった。
「有るんだよ」
冷え切った声。それまで帯びていた愉悦が無くなり、何の感情も帯ない無機質な声。
発条(バネ)と歯車で出来た自動人形(オートマータ)の様な声。
初めて聞くバーサーカーの声に、風は体温が下がるのを知覚した。
「俺の始まり……鬼としての俺が産まれ、人としてのはが終わったのは、女共の呪詛によるものなんだからな。
だから俺には呪詛が、憎しみが、怨嗟が必要のさ……女であれば尚更良い」
風を見る鬼の瞳は深淵。底なしの黒い淵に身も心も魂すらもが吸い込まれていくような、そんな感覚を風は持った。
「だから俺は殺す。酷く殺す。苛んで殺す。惨たらしく殺す。それが俺(鬼)を俺(鬼)足らしめるからだ、ら
だが…まあ、安心しろよ。マスターが死ぬのは嫌なんだろう?殺さねえよ。尤も、この有様じゃ聖杯戦争に復帰は出来ねえがな」
それはそうだろう。今だに地を這い続ける魔術師に体が快癒するまでには。聖杯戦争など、当に終結している。
悪鬼の行動は風の意向には沿っている。
「なら……その…人達は…・?」
掠れた声を絞り出す。震える指が示すのは、積み上げられた死体の山。
「ああ、単純な話さ。お前が言ったのは、マスターを殺すな、無関係な人間を襲うな……だろ。だが、こいつらは敵で、マスターじゃ無い………。殺しても、構わないだろう」
悪意と嘲笑がたっぷりと篭った言葉。風の精神を抉って傷つける意図がありありと篭った言葉だった。
「ぐ……う…ううぅう………………」
屁理屈なのは解っている。それでも屁理屈の余地を与えた時点で、令呪で縛らず自由行動を許した時点で、こうなるのは予測出来たはず。
「わたしは……本当…………」
勇者なんて事に皆を巻き込んで、樹の夢を潰して、喚び出したバケモノの制御も出来ない。
「まあ良いさ。お前が殺すなと言うなら殺さねえよ。サーヴァントとして召喚に応じた時点で、お前の言うことを聞くって事に同意してるんだからな。
『鬼神に権道無きものを』、俺は言葉を違えねえよ…。お前に必ず聖杯を取らせてやる。
そんでもって…俺の願いを叶える前に、大赦とやらを潰してやる。
だから、お前も約定は守れよ。
聖杯で願いを叶えたら、お前は俺のモノだ。犯そうが喰らおうが俺の気の向くまま……さ」
言葉を切ると、鬼は再び月を見上げる。地を這う力も無くして動かなくなった男にも、声を殺して泣く風にも関心を無くして。
「わたしは……それでも、聖杯を手に入れないといけないんだ……」
これだけの事をやっておいて、まだ浅ましく聖杯を求める……。伝説の悪鬼を使ってまで。
『勇者』ならこのサーヴァントを自害させて、聖杯戦争を潰そうとするのだろう。
それが解っているのに、聖杯を求める私は、『勇者』なんて、到底名乗る資格は無い。
けれど、それでも……。私は聖杯を手に入れる。
私が巻き込んでしまった皆の為に。私が潰した樹の夢の為に。
私は聖杯を手に入れる。
こんな浅ましい私なんて、鬼に喰われて死ぬのが似合いだろうなあ。
涙を拭おうともせず、風は月を見上げた。
─────本物もこんな良い気分で酒飲んでたのかねえ。
宝具である盃を取り出し、真紅の酒を飲み干して。月を見上げながら悪鬼は思う。
「生前は出逢うことなど出来なかったが…今生は別だ。聖杯を手にいれたら、何方が本物の悪鬼か決めようぜ……“酒呑童子”さんよ」
月を見上げ、真紅の瞳を光らせて、悪鬼は笑った。
神樹によって『勇者』となった少女と、呪いによって『鬼』と化した少年は、心を通わせることもなく、同じ月を見上げるのだった。
【クラス】
バーサーカー
【真名】
酒呑童子(外道丸)@酒呑童子伝説
【ステータス】
筋力:B 耐久: A+ 敏捷:C 魔力:B 幸運: D 宝具:A
【属性】
混沌・狂
【クラススキル】
狂化:EX
バーサーカーは会話を可能とし、理性的な判断を行えるが、人外化生であり、ただ鬼としてのあり方に忠実であろうとする。その為道徳観や倫理観は破綻している。
ステータス向上効果は無く、強力な信仰の加護としての効果得を発揮する
【保有スキル】
鬼種の魔;D(D++++)
魔性を現すスキル。天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出等との混合スキル。真性の鬼である証左。女達の怨念によって人から鬼に変じた為にこのクラス。
魔力放出の形態は“鬼気”。周囲に垂れ流される“鬼気”だけでも、生物を衰弱死させ、無機物を腐らせ、機械を作動不良に陥らせ、地脈や霊脈や魔力の流れを断つ。
宝具開放時には呪詛の効果も載る。
堕天の魔:B(A+)
魔に堕ちた、或いは堕とされた者。
バーサーカーは鬼と堕ち、自らの所業により、より人からかけ離れていき、死後に大江山酒呑童子伝説に組み込まれることでこのランクとなった。
魔と変じた肉体はこの世の理の外にある頑強さを発揮し、同時に極めて強力な精神耐性の効果も持つ。
捕食:A
捕食により、魔術であろうとサーヴァントであろうとも魔力と変えることができる。
捕食対象が恐怖や憎悪といった感情をバーサーカーに抱くほどに、魔力獲得効率が上昇する。
心眼(偽):C(A )
鬼と化した事で得た、視覚妨害による補正への耐性。
第六感、虫の報せとも言われる、天性の才能による危険予知である。
【宝具】
百花無惨・怨情禍(ひゃっかむざん・えんじょうか)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大補足:ー
バーサーカーの持つ盃。バーサーカーが殺して喰らってきた女達の怨念と憎悪が篭っている。
この盃に注いだ液体は、人間が飲むと忽ち絶命する呪酒と化す。
サーヴァントに対しても有効だが、同ランク以上の対魔力、神性等で無効化される。
神出鬼没・怪力乱心(しんしゅつきぼつ・かいりきらんしん)
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大補足:ー
鬼としての肉体的性質を性質を、肉体の限界を越えて発現させる。
A++ランクの戦闘続行を獲得。肉体がどれだけ破損しても意にも介さず戦闘を行えるようになり、
筋力と敏捷及び魔力放出のレベルが時間経過に応じて際限無く上昇していく。
この宝具を用いた場合、魔力の消費は然程でも無いが、バーサーカーの肉体にかかる負荷が尋常なものではなくなり、発狂しかねない痛みが全身を蝕む。
百相怨面(ひゃくそうおんめん)
ランク:A種別:対軍宝具 レンジ:1-99 最大補足:1000人
バーサーカーが殺し、喰らい、今もバーサーカーの体内で怨嗟と呪詛の声を上げる女達の魂を、全身に無数の顔として浮かび上がらせる。
この時、バーサーカーの各種スキルランクは()内のものに修正され、全ステータスが1ランク上昇し、魔力放出に呪詛の効果が乗る。
女達の顔は、バーサーカーの目となり耳となり鼻となって死角を無くし、バーサーカーへの攻撃を受け止める。
更に無数のデスマスクは常時呪詛の叫びをあげていて、敵対者の聴覚を封じ、呪いにより生命力を奪っていく。
この呪詛は、この悪鬼の周囲にいる、同じ女でありながらも自分達のような境遇に陥っていない女に対して、より強力に向けられる。
その為に女性若しくは女性の姿をしたものに対して特攻の効果を持つ。
この宝具を解放すると、魔力消費が倍以上に跳ね上がる。
百相怨面・大怨哮(ひゃくそうおんめん・だいえんこう)
ランク:B 種別:対城宝具 レンジ:1-99 最大補足:1000人
百相怨面で浮かび上がらせた顔を統括し、周囲に垂れ流している呪いをバーサーカーが狙った標的に収束させて放つ大怨叫。
収束された絶叫は、物理的な威力を持つ衝撃波と化し、堅牢な城砦すらも撃ち砕く。
【weapon】
自身の肉体
【人物背景】
元は越後国(新潟県)に生まれた絶世の美少年で、名を外道丸といった。その美貌の為に、数多くの女達に懸想されたが、送られた恋文をを読みもせず全て焼いてしまったところ、想いを伝えられなかった女性の恋心が煙となって、彼の周りを取り囲み、その怨念によって鬼になったという。そして鬼となった彼は、各地の山々を転々とした後に、大江山に棲みついたという。
その地で、過去に大江山に存在した鬼にあやかり、酒呑童子と名乗る。
自身の力を高める為に、数多くの女達を拐い惨殺して喰らい、さらなる力を求め、鬼種の血を引く者達や、退魔の役を担う者達を、片端から襲ってが喰らっていった。
その最後は、高まり過ぎた鬼の力に、元は人であった肉体が耐えきれなくなっての自壊であった。
死後、大江山酒呑童子伝説に組み込まれる。
酒呑童子の出生に複数の説があるのはこの為。
性格は残忍酷薄にして獰悪。だが、鬼神に権道無きものを、という言葉どうりに、嘘をついたりすることはない。
聖杯戦争にあたっては、マスターに従うという事を受け入れて召喚時に応じている為に、マスターには忠実。裏切ったり危害を加える事は決してしない。
【方針】
マスターに従って聖杯を取る。マスターの指示の穴をついて殺戮を行う
【聖杯にかける願い】
受肉して過去へと行き、本物の酒呑童と逢う。
【外見的特徴】
身長157cm・体重52kg
見た目は紅眼赤髪の中性的な顔立ちをした美少年、額に二本の角が生えている。
笑うと口が耳まで裂けた凶相になる。
服装はボロボロの白袴を履いて、裸の上半身に赤い女物の小袖を羽織っただけの姿。
【マスター】
犬吠埼風@結城友奈は勇者である
【能力・技能】
「勇者システム」
神樹から力を授かって変身する。「勇者スマホ」のボタンが変身キー
「精霊バリア」「満開」は使用不可能。
【weapon】
大きさを自在に変えられる大剣。
【ロール】
女子中学生
【人物背景】
『大赦』から派遣された勇者候補であり、勇者の資質がある生徒を集めて『勇者部』を作る。
バーテックスや勇者についてある程度の知識は有ったが、『満開』の代償については知らされておらず、妹の夢を結果として潰してしまった。
【令呪の形・位置】
オキザリスを象ったものが喉の部分に。
【聖杯にかける願い】
勇者達を満開の後遺症から救う。
【方針】
優勝狙い。マスターやNPCは殺さないし死なせない
【参戦時期】
9話で真相を知った後。
最終更新:2017年12月27日 06:52