第1話「The first shock」(2008年12月1日)

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こんにちは、俺 米村克です。 今日からこのレストラン“マリオン”でアルバイトをします。 え? どうしてこの店でバイトするのかだって? そんなに気になるなら仕方がない、実は俺、この店には一度も入ったことがないんです。 理由は簡単、男は入りづらいって言ったらわかるかなあ・・・。 なんか全体的に女の子向けなレストランなので、恥ずかしくて(?)入れないんです。 ほら、よく女の子が牛丼屋に入れないっていうけど、あれの逆バージョンだと思ってくれればいいです。 じゃあなぜそんな店を選んだかというと・・・。 あれは数日前・・・。 中島「今日も部活疲れたなあ」 克「ホントだよな、俺そろそろ辞めるかもしれん」 中島「また始まった」 克「ホントだよ、今度こそは」 中島「わかったよ、ところで腹減らない?」 克「そうだな、どっかで食べてくか」 中島「あの店は?」 克「ちょっと高そうじゃない?」 中島「それもあるけど・・・見てみろよ」 ガラス越しにマリオンを見てみる。 なんとも可愛らしい店だ、壁の色から置物まで全部。 しかも客も店員も女性ばっかり。 克「これはちょっと恥ずかしいな・・・ん?」 ある店員の後姿に釘付けになった。 栗色の長い髪の毛、白い腕、ふくらはぎ・・・ しかし、俺はよく後姿で騙される。 みなさんは経験がないだろうか、後姿だけだったらすごく可愛いって子はかなりいるのだ。 失礼は承知だが、振り返られてガッカリって事がよくある・・・というかほぼそうなる・・・いや、ガッカリしなかった事がない。 だから期待はこれっぽっちもしていなかった。 しかし顔を見てみたいのも人情。 中島「いつまで見てんだよ、早く行こうぜ」 克「もうちょい、もうちょい」 中島「はあ?」 克「・・・きた!!」 彼女は振り返った、そして・・・。 衝撃が走った! 期待通りの・・・いや、想像以上の女性だった。 こんな感動は初めてだった。 ・・・惚れた。 その後すぐに履歴書を出し、面接を受け、採用してもらったってわけさ。

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