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薄氷歩 - (2009/12/21 (月) 11:21:24) のソース
**薄氷歩 ◆iL739YR/jk氏 夜が齎す深く暗い闇。 時に人はその闇に恐怖を感じる…何も見通せぬその闇に…… バトルロワイヤル1日目。だいぶ夜も更けたその闇の中、大通りを一人走る男がいた。 伊藤開司。幾度となく不条理なゲームに巻き込まれてきた彼が今おかれている状況は、そう優しいものではなかった。 『田中沙織は銃器を持っているんだろう・・・? もはや敵同然の相手を捜して動くのは危険なんじゃないか?』 『自分が裏切った男に追いつかれて、話を聞こう、なんて余裕があるわけがない。 お前が今やろうとしていること…。 それは、助けてやろうとしている相手を追い込み、その手をさらに汚させることに他ならない…!』 平山、銀二の二人の言葉が改めてカイジの胸に重く圧し掛かってきた。 自分のやっていることは本当に正しいのか。 彼女の為、自分の為…今、自分がやろうとしていることは… (…やっぱり…早いとこ見つけないと…!) なんだかんだと理由をつけてみても、自分が彼女から避けること…それは自らに降りかかるかもしれない危機を避ける為でしかない。 (そんなの…ダメ…! 絶対ダメ…自分の身可愛さに逃げてどうする…今、本当に辛いのは…) そう、今、本当に辛いのは奪った金で棄権するという手段を潰され、助かる術を失った彼女… 誰かが彼女にそのことを教え、守らなければならない。 (とりあえず…行くしかない!) 銀二に応急処置をしてもらったおかげで足の状態はさほど悪くない。 さらに走るペースをあげていこう…としたとき、 「…待つざんす!」 カイジを呼び止める声が聞こえ、その場に足を止めた。 村岡に自分の上着のポケットの中のメモに目を通す余裕が生まれたのは原田から分かれて暫く後のことだった、 ひたすらに闇の中を小走りに逃げ続けた村岡は、人通りの多そうな大通りに近づいたことで、ようやくまともに思考する余裕が生まれたのだ。 村岡はメモの内容を必死に確認した。中間報告に指定された場所と時間、そして追加の指令… 『首輪の構造、性質等、首輪の解除に有益となる情報および物資の収集と調達。』 メモの最後にはそう書かれていた。 「こんなことならあの首輪をあいつらに渡すんじゃなかったざんす…」 思い返すは以前に自分の持っていた首輪。赤松と標に渡したあの首輪さえあれば…あるいは、原田から何か武器をもらえていたかもしれないというのに… 新たに調達しようにも、今の自分には人を殺すことが認められていない。 出来ることは死体を捜すか…もしくは…… 村岡が大通りを走るカイジを見つけたのはその直後のことであった。 「お前…あのときの…!」 「探したざんすよ…!」 とうとう見つけた。憎き獲物…伊藤開司…自分をコケにしてくれた屑…ゴミ…悪魔… どのように恨みを晴らすか…村岡はなるべく自らの感情を悟られぬように注意しながら、カイジに語りかける。 「お願いざんす…もう一度、もう一度ワシとギャンブルをしてほしいざんす!!」 カイジへの恨みをひたかくし、ただただ頭を下げる。例えどう思われようとも、勝負に持ち込めなければ意味がない… ギャンブルルームでの約束は絶対。人を殺せぬ自分が恨みを晴らす為にはギャンブル勝負に持ち込むより他はない…! 「今はそれどころじゃ……!?」 唐突に現れたかつての敵に頭を下げられ、困惑を隠せないカイジ。 しかし、そんな彼の目の前に再びあの男が現れた… 「…赤木…しげる…」 アトラクションゾーンを立ち去ったアカギは、第2放送の時間を考え、病院目指して南下していた。 その視線の先にいたのが、ひたすらに走る男。 (あれは…カイジか。田中沙織が一人でいたから既に死んだものかと思ったが…) 連れの男とはぐれ、殺しに走る女。それを探している男。細かい事情は分からないがだいたいの想像はつく。 そんなことにわざわざ関わろうとするアカギではない。気づかれぬように立ち去ろうとしたのだが… …一変! カイジに接触を図ってきた男を見つけ、その様子を窺う。 そして、先程カイジから聞いた、帝愛のゲームに関わっていた人間と判断…! そして接触…少しでも情報を聞き出す為に…… 「…こんなところで再会することになるとはな。正直、読みが外れた…」 少し残念そうな笑みを浮かべながら、カイジに語りかけるアカギは彼の耳元でそっと囁く。 「探し物は北にある…早く行け…」 「な…!?」 その言葉に若干戸惑うカイジだが、すぐにその意味を悟り北を向く。 「…悪い。ここはまかせた…」 そう言い残し、カイジはその場から走り去った。 【E-3/大通り/夜中】 【伊藤開司】 [状態]:足を負傷 (左足に二箇所、応急処置済み) [道具]:果物ナイフ 地図 参加者名簿 島内施設の詳細パンフレット(ショッピングモールフロアガイド、 旅館の館内図、ホテルフロアガイド、バッティングセンター施設案内) [所持金]:なし [思考]:田中沙織を捜す 仲間を集め、このギャンブルを潰す 森田鉄雄を捜す 一条、利根川幸雄、兵藤和也、鷲巣巌に警戒 赤木しげる(19)から聞いた情報を元に、アカギの知り合いを捜し出し、仲間にする 平井銀二の仲間になるかどうか考える ※2日後の夜、発電所で利根川と会う予定です。 ※アカギのメモから、主催者はD-4のホテルにいるらしいと察しています。 ※アカギを、別行動をとる条件で仲間にしました。 ※脱出の権利は嘘だと確信しました。 ※明日の夕方にE-4にて待つ、と平井銀二に言われましたが、合流するかどうか悩んでいます。 ※アカギの言葉から田中沙織は北にいると思っています。 「ま…待つざんす…!」 走り去ろうとするカイジを村岡は必死に捕まえようとするが、彼らの間に入ったアカギがそれを許さない。 「な…何を…ワシはあの男に用が……」 「俺はあんたと話がしたいんだがな…」 アカギの雰囲気に飲まれそうになりながらも村岡は決して折れない。 「お前に用はないざんす! そこを退くざんす!」 強情な村岡にアカギは語りかける。 「お前…あいつとギャンブルがしたいんだろう…? だったら俺が相手になろう…」 そう言うとアカギはジェラルミンケースを開け、その中身を村岡に見せる。 「やろうぜ…己の全てを賭けた…ギャンブルってやつをな……」 E-2、小道沿いのギャンブルルームに移動した二人はそれぞれ100万円を支払い入室。 種目とルールの詳細は道中での話し合いにより、サイコロの出目で優先権を決めて各自が提案することに決定… そして、その結果……種目の選択は村岡。ルール調整はアカギ。 (…この勝負もらったざんす!) 村岡は当然のように十七歩を選択。自分の得意なゲームで勝負を賭ける。 (何かルールを付け加えるとしたら、さっきの原田との勝負のようなこちらの動きを制限するものに違いないざんす…でも、同じ手に何度も引っかかるほど間抜けじゃないざんすよ…) 村岡が待ちわびる中、アカギはあるテーブルの上から麻袋を持ってきた。 「そうだな…じゃあ、その十七歩にはこれを使うか…」 卓の上にばら撒かれたのは氷のように透き通った透明な麻雀牌。 「…両面牌による十七歩。言うならば……薄氷歩…!」 ・薄氷歩ルール 互いに34牌を袋から取り出し、通常牌・両面牌に関わらず、伏せて自分の前に通常のヤマと同じように並べる。このときから、盲牌できないように皮手袋は必須。 目の前の34牌を相手に見せないよう開き、制限時間3分以内に 13牌選び、聴牌の形を作る。但し、通常の十七歩と違い、満貫縛りは無し。 東風戦で、場は親が東で子が西。 互いに捨て牌候補21牌の中から17牌を切っていき、先に相手のアガリ牌を切ったプレイヤーが負け。 河底ロンはアリ、ダブリーは無し。(通常のリーチ扱い)カン、その他鳴きも一切無し。 フリテン、チョンボは自動で敗北。 「点は20000点。それが先に無くなるか、ギャンブルルーム使用時間終了5分前に点がより少ない方の負け…それでいいな?」 「分かったざんす…」 (牌が透けて見えて困るのはどっちも一緒…このルールなら十七歩に慣れてるワシの方が圧倒的に有利。この男の全て…金も所持品も、何もかも貰って奴隷にしてやるざんす!) 東一局 親 村岡 ドラ表示牌 九萬(両面牌) 村岡の初期34牌 通常牌 六萬、八萬、二索、四索、六索、三筒、五筒 両面牌 一萬、四萬、五萬、五萬、六萬、七萬、八萬、八萬、二索、三索、五索、五索、九索、二筒、三筒、四筒、四筒、五筒、六筒、七筒、九筒、北、西、白、發、中 (…ドラの一萬は使えないざんすね。他のヤオ九牌もバラバラで役を作れそうにないざんすし……) 村岡は改めて透き通った両面牌に目を配る。 (…通常の十七歩と、この薄氷歩で決定的に違うのはやはりこの両面牌…! いくら多面待ちにしてもそこが見え見えじゃ意味無いざんす。それにフリテン、チョンボが即死じゃあ、自分のアタリ牌は捨て牌候補に入れたくないざんす…) 思考の末、村岡の組んだ手… 五萬、五萬、六萬、八萬、八萬、三筒、五筒、二索、(二索)、(六萬)、(五筒)、(三筒)、(四索) 四索単騎待ち アカギから見たとき (?)、(?)、(?)、(?)、(?)、二索、五筒、三筒、八萬、八萬、六萬、五萬、五萬 (リーチ、タンヤオ、七対子…9600点。裏ドラが乗れば跳満…まずまずの手ざんす…!) そして、3分経過で手の構築終了… 公開されるアカギの手に村岡は驚愕…!? 村岡から見たアカギの手 (?)、(?)、中、(?)、白、(?)、北、(?)、西、(?)、南、(?)、東 (七対子の…字…一色…!?) 普通、ドラや字牌で待つことはまず考えられない。アカギの手は十七歩に精通した村岡にはまず考えられないものである。 (いや…あの男は自分からこの両面牌を指定してきたざんす。こんなみえみえであからさまな七対子なんて作るわけがない……) しかし、通常牌は各種類1つずつ。つまり、こちらから見えていない通常牌は全て違う種類の牌…… もし、それらがこちらに見せている牌と何一つ被っていないとしたら…… 村岡から見たアカギの捨て牌候補 一萬、一萬、二萬、二萬、二萬、三萬、三萬、四萬、五萬、四索、四索、四索、七索、七索、一筒、四筒、八筒、八筒、(?)、(?)、(?) (有り得るざんす……国士十三面待ち…!) 「どうした…? お前が親だろ。早く切ってくれ…」 (く…落ち着くざんす…) そう、冷静に考えれば何も怖くない。通常の十七歩ならば意表をついた国士十三面待ちで字牌の一発振込みも有り得るが、この薄氷歩では相手の手が殆ど見えている。 (こっちのヤオ九牌は全部で9枚。これを切る必要が出てくるのは互いに12枚切り終えたとき…でも……) そう、アカギの捨て牌候補の中に確かに見える…自分のアガリ牌…四索が…! (先にアイツが四索を切れば……) 村岡 一打目 七萬 (ワシの勝ちざんす……!) 対するアカギ。戸惑うことなく打…! アカギ 一打目 四萬 (おしい…でも、この調子ならすぐにでも振り込んでくれそうざんす…四索を…) しかし、アカギなかなか振り込まず…… 以下、互いの11打までに切った牌。 村岡 七萬、(八萬)、(六索)、四萬、三索、五索、五索、二筒、四筒、四筒、六筒 アカギ 四萬、二萬、二萬、二萬、三萬、三萬、五萬、(七索)、七索、七索、(四筒) (これでこっちのヤオ九牌以外は終わりざんす……) 村岡 12打目 七筒 (どうか…次で…四索を……!) アカギ12打目 (九索) 「え…!?」 アカギの切った牌に村岡再び驚愕…! 「どうした…? アタリか…?」 「いやいや! なんでもないざんす! こっちは別にロンでもチョンボじゃないざんす!!」 「そうか…なら、次はお前の番だぜ……」 (な…何が起こってるざんす? むしろお前がフリテンかチョンボじゃないざんすか…?) 村岡はとりあえず合わせ切り… 村岡 13打目 九索 間髪入れずにアカギも切っていく。 アカギ 13打目 四筒 村岡は暫しの思考停止の末に結論を導く。 (国士は消えた…完全に! 九索の通常牌無しに国士を作るのは無理ざんす…ということは…奴はやはりあからさまな字一色…) となると次に切れるのは、一萬、九萬、九筒のどれか…… (安めに混老頭で逃げた可能性もあるざんす…どれも迂闊には切れない…もし、ドラの一萬がからんでれば、混老頭でも点は上がるざんすが……) 村岡はアカギの捨て牌と、その候補を改めて見る。 (捨て牌候補にあるのは一萬のみ。それも2枚……もし、一萬がアタリ牌ならフリテン、チョンボ即死ルールで自分のアタリ牌を抱え込むのは危険、かつ無意味。それにドラで待つのも無謀な話…) 村岡は意思を固め、3つの牌の中から選んだその牌を…切る! 村岡 14打目 一萬 「…ロン」 「え…」 村岡が切った後、即座に倒されるアカギの手牌。 (一萬)、(中)、中、(白)、白、(北)、北、(西)、西、(南)、南、(東)、東 「そ…そんな馬鹿なことが…なんでドラの単騎待ちざんす! それに捨て牌候補に2枚も抱えた待ちだなんて…だったらそのドラを使って三暗刻でも作った方がよっぽどいい……無茶苦茶ざんす!」 取り乱す村岡を尻目にアカギは口元を上げる。 「ククク…所詮あんたはその程度。初めに会ったときから感じてた…あんたの常識じゃ俺は捕らえられないんだよ…村岡さん?」 生意気なアカギの態度に村岡はますます頭に血が昇る。 「く…まあいい。次で逆転するざんす!」 (リーチ、七対子、混老頭、混一色、ドラ2…アカギは子だから倍満16000…まだ4000点の望みがあるざんす…) 「次だと…」 アカギは麻袋に手を突っ込む。 「まだ終わってないぜ…俺の対子は七つじゃない…」 アカギは堂々と卓に裏ドラ表示牌を叩きつける。 裏ドラ表示牌 (九萬) (通常牌) 「対子は八つ…リーチ、七対子、混老頭、混一色、ドラ4…三倍満24000。俺の勝ちだ…」 「そんな…ドラ表示牌が揃ったざんすか……」 呆然とする村岡にアカギが語りかける。 「お前は見えている牌に全ての読みを任せた…だが、見えているものだけじゃ真実には辿り着けない…」 村岡はわざわざ自分から薄く張った氷の上を歩んだ。少しでも湖の底を覗く為に…… その結果、氷は割れて沈み込む…逃れられぬ湖の底へ…… 薄く張った氷を透かして見えるのは、光届かぬ深く暗い闇。 時に人はその闇に恐怖を感じる…何も見通せぬその闇に…… 見えそうで見えない……薄氷歩……! (さて、そろそろ行かないともう一枚の手札がお待ちかねだな……) 【E-2/小道沿いのギャンブルルーム/真夜中】 【村岡隆】 [状態]:健康 深い意気消沈 [道具]:なし [所持金]:300万円 [思考]:ひろゆきとカイジと原田とアカギに復讐したい 今は原田とアカギに服従する 生還する ※村岡の誓約書を持つ井川ひろゆきを殺すことはできません。 ※村岡の誓約書を持つ原田を殺すことはできません。 ※【指令その1】3回分の命令が終わり、開放されるまで、正当防衛以外の人殺しは不可。 ※【指令その2】24時間以内にゲーム主催者と直接交渉窓口を作る。失敗したら指10本喪失。中間報告の場所と時間は次の書き手様にお任せします。 ※【指令その3】首輪の構造、性質等、首輪の解除に有益となる情報および物資の収集と調達。成功すれば原田から武器を貰えます。 ※赤木しげるに、回数は有限で協力する。(回数はアカギと村岡のみが知っています) ※赤木の五億円を本物だと信じています。 【赤木しげる】 [状態]:健康 [道具]:五億円の偽札 ロープ4本 不明支給品0~1(確認済み)支給品一式 浦部、有賀の首輪(爆発済み) [所持金]:500万円 [思考]:もう一つのギャンブルとして主催者を殺す 死体を捜して首輪を調べる 首輪をはずして主催者側に潜り込む ※主催者はD-4のホテルにいると狙いをつけています。 ※五億円の偽札 五億円分の新聞紙の束がジェラルミンケースに詰められています。 一番上は精巧なカラーコピーになっており、手に取らない限り判別は難しいです。 ※2日目夕方にE-4にて平井銀二と再会する約束をしました。 ※鷲巣巌を手札として入手。回数は有限で協力を得られる。(回数はアカギと鷲巣のみが知っています) ※鷲巣巌に100万分の貸し。 ※鷲巣巌と第二回放送の前に病院前で合流する約束をしました。 ※第二回放送後に病院の中を調べようと考えています。(ひろにメモが渡ったのは偶然です) ※首輪に関する情報(但しまだ推測の域を出ない)が書かれたメモをカイジから貰いました。 ※参加者名簿を見たため、また、カイジから聞いた情報により、 帝愛関係者(危険人物)、また過去に帝愛の行ったゲームの参加者の顔と名前を把握しています。 ※過去に主催者が開催したゲームを知る者、その参加者との接触を最優先に考えています。 接触後、情報を引き出せない様ならば偽札を使用。 それでも駄目ならばギャンブルでの実力行使に出るつもりです。 ※危険人物でも優秀な相手ならば、ギャンブルで勝利して味方につけようと考えています。 ※カイジを、別行動をとる条件で味方にしました。 ※村岡隆を手札として入手。回数は有限で協力を得られる。(回数はアカギと村岡のみが知っています) |105:[[慙愧]]|COLOR(#FFFFFF):BGCOLOR(#a9a9a9):CENTER:[[投下順>本編投下順]]|107:[[猜疑と疑惑(前編)>猜疑と疑惑]][[(後編)>猜疑と疑惑(後編)]]| |092:[[主君の片翼]]|COLOR(#FFFFFF):BGCOLOR(#a9a9a9):CENTER:[[時系列順>本編時間順]]|100:[[借り物の靴]]| |090:[[抵抗]]|COLOR(#FFFFFF):BGCOLOR(#a9a9a9):CENTER:伊藤開司|108:[[水理]]| |101:[[回想]]|COLOR(#FFFFFF):BGCOLOR(#a9a9a9):CENTER:赤木しげる|| |102:[[百に一つ]]|COLOR(#FFFFFF):BGCOLOR(#a9a9a9):CENTER: 村岡隆|114:[[交渉]]|