[名前]田宮良子、後に田村玲子
[出典]寄生獣
[年齢]生まれたばかり
[一人称]わたし [二人称]あなた、きみ、呼び捨て [三人称]彼、彼女

[種族]寄生生物
人間や犬などの動物に寄生する生物である。寄生箇所は主に脳とその周辺、首辺りまで。
例外的なケースとして顎や右腕に寄生した個体もいるが、あくまで例外・事故的なケースであり、本来は脳を中心に寄生する。
この生物は寄生すると宿主と同種の生物を食って生きるようになり、人間に寄生すれば人間を、犬に寄生すれば犬を捕食して生活する。
これは田村玲子によると、脳に寄生した瞬間にこの生物に命令が下るためであり、彼女は人間の脳に寄生した時「この種を食い殺せ!」と命令を受けたと言っている。
そのため基本的には寄生した人間に成りすまし、擬態し、他の人間を捕食して暮らしているが、必ずしも人間を捕食する必要はなく人間と同じ食事をとって暮らすことも可能。
劇中では、田村玲子がそのようにして生活している。
彼女曰く、「これまでに38人殺した。主に食料としてだが……しかし、これは『仲間』の間ではかなり少ない方だと言える。足りない分は人間が普段食べている食事でまかなえた。つまり、寄生生物は必ずしも人間を食わなくても生存できるということだ」との事。
しかし「この種を食い殺せ!」が寄生生物の本能として根付いていること、寄生生物にとって人間の命はあくまで多種族の命に過ぎないことなどから、人間を殺さない・食さない寄生生物は例外的である。
田村玲子以外ではミギーが例外に属する。

[種族としての能力]
寄生した部位を粘土のように自在に変形させることが出来る。また、同部位を鋼鉄のように硬くすることも出来る。
この変形と硬質化を併せて使い、戦闘時には体を何本もの触手のように変形して、触手の先に硬質化した刃物をつけて戦う。
触手の太さは人間の腕よりも細く、ミギーが戦闘時に2~3本の触手になっていることを考えると、人間の腕の1/3~1/2程度の太さが一般的であろうと推測される。(ただしこの辺りは寄生生物の個性が現れる)
変形の速度は極めて速く、並みの人間には肉眼で捉えられない。また銃弾より遅いと劇中で言っている寄生生物もいるが[9巻155ページ]、一方で銃弾を避けている寄生生物もいる[4巻129ページ]。
これは前者が体全体の動きとして銃弾より遅いと言っており、後者が体末端の動きとして銃弾を避けているため、別段矛盾する描写ではない。

上記の運動能力に加え知能もきわめて高く、擬態する人間の言葉をほんの数日で覚えてしまう。
ちなみにミギーは一日で日本語をマスターしており、描写はないが田村玲子も同等の日数で覚えているものと推測される。
さらに田村玲子は高校生相手に数学を教えられるほどの知能を有しており、人間と比べても博学であろう事が伺える。

[性別]
不明。人間の女性に寄生した寄生生物であり、その寄生生物に性があるかは劇中で語られていない。
またこの寄生生物は自分達の子孫を残す術すら知らず、仮に性があったとしても劇中では機能していない。

[外見]
ごく普通の女である。寄生した対象が20代前半の女性であるため、そのような見た目であるが特筆すべき描写はない。
一応高校生から見ると美人らしいが[1巻176ページ]その後名前を変えている上、顔は自在に変形できるのであまり意味がない。

[性格]
常に寄生生物たちの存在意義を考え、自分達はなぜ生まれてきたのか。一体自分達とはなんなのか。人間と自分達の関係は?などの問いを自分自身に問いかける思索家である。
寄生生物達の中でも図抜けて知能が高く、戦闘面でもそれを生かした戦い方を披露したことがあった[7巻186ページから]。
ただし、後藤のような好戦家でないため、戦闘シーンは一度だけである。

寄生生物たちの中で唯一人間に近い笑いを獲得した個体である。
これは三木のような餌を釣り上げる作為的な笑いではなく自分でも制御できない突発的な笑いであり、劇中でこのような笑いをしたのはミギーやジョーを含めても田村玲子しかいない[6巻88ページ]。

さらに、これまたただ一人出産を経験した寄生生物であり、出産後は寄生先(母体)の子供をかばって死ぬという寄生生物らしからぬ最期を遂げている。
この子供をかばって死ぬという行為はミギーには全く理解できない行為であり、田村玲子自身も理解できていたかどうか怪しいほど不思議な現象である。

[人物関係]
田村玲子は、彼らを人間と寄生生物の未来を占う上で重要な存在と感じている。そのため観察や保護をしたり、彼らに他の寄生生物を会わせたりもしている。
田村玲子側は特に敵対心を持っていないようだが、新一は彼女を快く思っていない。また、ミギーはこれらの関係に無頓着である。

  • 後藤と三木
後藤と三木は、田村玲子が実験的に作った寄生生物である。そのため三木曰く「私や『後藤さん』にしてみれば、ま人間流に言や『恩人』ですからね」とのこと。
しかし寄生生物たちの性格を考えれば、人間流の『恩人』でも、何か特別な感情を抱いていることはないだろう。


以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む


+ 開示する

田村玲子の本ロワにおける動向

初登場話 007:最初の晩餐
登場話数
スタンス 特殊スタンス
死亡話


キャラとの関係

キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話
後藤 中立 後藤 作り出す 未遭遇
泉新一 警戒 新一 お前 興味深い 未遭遇
緋村剣心 敵対 お前 捕食する 007:最初の晩餐
篠崎咲世子 中立→敵対 咲世子 あなた、お前 興味を抱くがB-3北西にて戦闘→殺害して肉体を乗っ取る 071:元教師とメイドさん


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A-3美術館前→A-3美術館→B-3森手前→B-3北西



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最終更新:2010年12月07日 03:39