「さてジュースでも飲みに降りるか」
誰にいうでもなく独り言を吐くと自分の部屋を出て居間に向かった。そこには我が妹がいつものように電話でしゃべくっていた。
冷蔵庫から取り出したジュースをグラスにそそぎ、ソファに座り、雑誌をパラパラとめくりながらちまちまと飲む。
「あはは、それじゃあね」と桐乃が電話を終える。
「なにしてんの?」いつものごとく実の兄に向けるにはあまりにも温度の低い声がかけられる。
「雑誌読んでんの」事実を言ってやる。
「それあたしのなんだけど…」
「うん」
「あたしがのってる女の子向けのファッション誌なんだけど…」
「うん」
「もしかしてあたし目当て…とか」心なしか妹の声が弾んでいる気がする。気のせいだ。
「いや、
あやせたんしか見てないから。あやせたんはぁはぁ(*´Д`*)」
「きもっ!!きもすぎるからあんた!なにがあやせたんはぁはぁなの!たんとかつけるなんてきもすぎっ!!」
お前に言われたくないぞ。加奈子とブリジットちゃんのメルルとアルのイベントでのお前の姿を見せてやりたいぜ、まったく。
「というのは半分嘘で」
「半分は本気なのっ!?」
「まぁ、落ち着け。俺が見たいのはあやせたんだけじゃない。」桐乃を真摯に見つめ
「えっ、それって…」もじもじする妹。
「ブリジットたんはぁはぁ(*´Д`*)」
「しねぇぇぇぇぇぇ、このロリコン野郎がぁぁぁぁ!」
受話器を投げて来る。とっさによけるがそこは運動神経抜群な妹。ものの見事に額に当たる。その衝撃でグラスから雑誌にジュースがこぼれる。ちなみにのんでたのはカルピスだ。
「うお…ブリジットちゃんの顔にカルピスが…まるでがん…」
「うおぉぉぉぉぉぉ!神聖なる超萌え萌えな私の妹のブリジットちゃんにこれ以上の暴言をのたまうと無間地獄すら生ぬるい恐怖と苦痛を肉体と精神と魂に味わわせてやるわ!」
まるで黒猫みたいな物言いだな。やっぱお前ら仲いいのな。
わ、わかった…だから妹よ。その鈍器を降ろそうな。オーブンレンジを持ち上げた妹をなだめてやるのであった。
「……」
「……」
それからとくに会話するでもなく
俺と桐乃は居間に居続けた。桐乃は雑誌をめくり、俺はというと部屋の隅で一人神経衰弱をしていた。なぜかって?それはきいてくれるな。あとでわかることだからね。
俺はともかくなんで桐乃までいるんだ?電話も終わったんならさっさと自分の部屋に戻ってエロゲーでもやればいいのに。そんなふうに考える俺って兄貴失格?いや、桐乃の方こそ妹失格じゃね?いや、両方か。
ま、自分の雑誌を俺のおかずにされないように見張ってるんだろうな。それにしてはやけにそわそわしてるな?そわそわしてるのが実は俺だからそうみえるだけか?
ピンポーン。
唐突にインターホンのチャイムが聞こえた。
「「…!?」」と同時に玄関のほうをむく俺と桐乃。
やべ、急いで立ち上がろうとするが長時間床に座っていたせいか脚が痺れて立ち上がれない。その間にも妹が居間を出て玄関口に向かうのが見える。
ひどく急いでいるようだ。こちとらもっと急ぐ理由があんだぞ。廊下のほうから荷物を受け取るやり取りが聞こえる。まずい、このままでは…!?
痺れた脚を押さえながらようやく玄関口にたどり着くとそこには誰もいなかった。
桐乃は自分の部屋に行っているようだ。マジでまずいぞ…!?
踵をかえす俺の背後で玄関の戸を開ける音がした。
振り向くと人間一人分がはいってそうな大きさの箱を抱えた配達員がいたのだった。
ほっ…どうやら一番恐れたことを免れたらしい。
桐乃は大方ネット通販で注文したエロゲーなんかが届いてあんなに急いでたのだろう。
実の兄に深夜販売の行列に並んでエロゲーを入手させようとした仕向けた妹である。一秒でも時間がおしいのだろう。
勝手にそう判断した俺は健康食品とかかれた箱の伝票にサインするのであった。
ま、盛大に俺の
勘違いだったけどな。
自分の部屋でその巨大な荷物を開けるとそこには自分にそっくりな全裸の俺がいるのだった…
……あれ。
俺の視力がおかしい。視覚情報を伝達する俺の視神経がおかしい。視神経からの情報を翻訳する俺の脳がおかしい。
「「な、な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!」」
もののみごとに俺と妹の叫びが重なる。
すると
ドンドン!バン!バン!とこちらの部屋に猛然桐乃が突っ込んできた。額にすっごいシワを寄せて俺に詰め寄り胸倉を掴むと有無を言わせずに自分の部屋に連れていくのであった。
体力的に女子中学生の妹に高校生の兄がなすがままってのはどうしようもなく哀しくなるな。つか胸倉って。せめて襟首にしてほしいね。
つれてこられた桐乃の部屋にも一人分くらいの大きさの箱が横たわっていた。開封されている。まさか…そうそのまさかだ。
「な、なんなのよこれはぁぁぁぁ!」
バシッと箱の中身を指差す。
そこには俺の妹である高坂桐乃に瓜ふたつな裸の人形があった。
「こ、これは…」
これは、人類の夢と希望に満ちあふれた我等が誇るオリ○ンタル工業のリアルドールであった。
「マ、マスケラのコスプレに使うためのものだ…」
俺の言葉に桐乃は納得なんか微塵もしないという顔だ。
「そんなわけないじゃない!だってあたしに似てるもの!」
そう真っ赤な嘘である。
「いや、違う。違うぞ、妹よ。これは黒猫の同人誌のオリキャラであって断じてお前ではない。」
「じゃあ、コスプレに使うってなににつかうのよ。どんなシーンよ」
「性奴隷にするとこ」
「え……うわぁぁぁぁん!変態!変態!変態!!」
「いや、前回のコミケの同人誌では無難なシーンしか撮影してなかっただろ?次回はちょっとエロもありかなって。
だからっておまえらとそんなことできないだろ?それで赤城(兄)に借りた我等が誇るオリ○ンタル工業のカタログにマスケラのオリキャラに似たのがあったんで注文したんだぜ!どーよ、俺のコスプレ魂!」
本当は桐乃の写真を送ってそっくりのものをつくってもらったオーダーメードなんだが妹には内緒な!
「わたしならいいのに…」
「え?なんかいった?」
「うざ、きも、しね」
「三連コンボかよ」
いや、一方的に攻められるわけにはいかない。
「つーか、あれはなんだよ!」
と、俺の部屋でひっそりと仰向けになる超俺似の人形を示す。
「え、あ……」急に汗をダラダラ流す桐乃。
「そ、それは…わ、た、しのじゃ…」
「送り先がお前の名前になってるぞ」
「あ、あんたがあたしの名前を…」
「なにが悲しくて俺が俺のダッチワイフを注文せねばならんのだ!
瀬菜なら京介×京介のナルシスト
カップリングはぁはぁマジやべぇあそこぬれぬれ鼻血とまらんという妄想をするがあいにくBLなんて属性持ち合わせてねぇぞ!」
「きっと闇の別人格が引き起こした悲劇ね」
「黒猫か、お前は!」肩で息をする。
「ぜぇはぁぜぇはぁ、もういい、わかった!そんなに俺のことが嫌いなんだな」
「え?」ぽかんとする妹。
「この人形を俺に見立てていじめ倒すんだろ!まったく悪趣味だな!」
「な、なにいってるの?」
「惚けんのも大概にしろ。黒猫にシスカリのネット対戦で負けまくってんだろ。そのストレスを解消するためのいわば主婦にとっての大きなクマのぬいぐるみみたいなもんだろ。
最近は受験勉強であんま一緒に遊べてないと思ったらお前は俺に発散すべきストレスが溜まりにたまってたんだな。」
「へ?あ、そーなの!そーなのよ!あんたに暴力振るえないで苛々してたのよ!」
「ドメスティックシスターかよ」
「なにそれ!?新作!?」
「ば、ばーか。だがな、これだけはいっておくぞ」
桐乃がビクッと肩を震わす。
「瀬菜には渡すな。絶対ろくなことにならん」
赤城(兄)もひどいことになる。
「わ、わかってるわよ…」
そんなこんなで俺のリアルドールへの追及はうやむやになったのであった。
さてようやく待ちに待った時間だ。
ベッドに横たわった桐乃人形(たった今命名した)を裸になった俺は眺める。何故裸かって?もちろん桐乃人形を全身で堪能するためさ。
しっかしよく出来てるな。完全に桐乃にしかみえない。
俺のリヴァイアサンが今にも暴発しそうだぜ。
桐乃人形の本物よりも若干豊かな双丘をもみしだくと本物としかおもえない感触だった。
さすが○ASAが開発したという人肌に限りなく近づけた人工皮膚だけのことはある。NA○Aすげー。
もう我慢できない俺はププローションを桐乃(人形)のあそこに垂らすと怒れる「週末」の破壊神を入れたのである。
じゅぷぅぅぅ
ものすごい音が響く。
はっとして動きを止める。今の音聞こえた?
大丈夫みたいだな。今さらながら鍵がかからない部屋に恐怖する。桐乃にこんなところみられたら即死だな。
気を取り直して行為を始める。
桐乃が俺を締め付ける。中もぬれぬれで完全にこちらをまっていたものらしい。やらしい妹め。
腰を動かすと
じゅぷぅぅぅじゅぱっじゅぷじゅぷ!
なにこれ。でかい音なんですけど。
絶対桐乃に聞こえてるって。
ドタドタ!!
「!?」咄嗟に抜く。
バン!
ドアにかけよる。
バッ!
なんとかドアが開くのを阻止する。
「ど、どうした?」いかん今の姿を見られるわけにはいかない。
「な、なんでもない…あ!」なにかに気づいたように
「開けるな!絶対開けるなよ!開けたら殺すかんな」と恫喝する桐乃。え?まさか裸なのばれてる?
「ね、ねぇ…」
「な、なんだ?」
「き、きこえた?今の…」
「なにが…」むしろこちらのほうこそ聞こえた?
「聞こえてないならいいわよ…ところで家から出てってくれる?」
「はぁ?」
「なんでもいいから出てってよ!」
「いやいや俺にも自分の部屋でしなきゃならない用事があってだな。むしろお前のほうが出てってほしいなって…」
「なんでわたしが…つか、なにしてるの?」
「な、なんでもいいだろ?そっちこそなにしてるんだ?」
「ば、馬鹿じゃないの。この変態!」いやお前に言われたくないが…ふと桐乃の今の狼狽ぶりとさきほどの人形を思い浮かべる。
「もしかしてあの人形になにかへんなことしてんじゃないだろうな?」この質問は実に両刃の刃すぎるのだが。
「し、してるに決まってるじゃないの!…はっ!?」
俺の妹はテンパると決まって口を滑らす癖がある。この慌てぶりから桐乃は顔を真っ赤にしてるだろう。こいつだけ恥ずかしい思いをさせて平気なほど俺は桐乃のことを嫌ってはいない。
「実は俺もなんだ。今はちょっと中を見られたくなくてさ。よし、分かった。出てってやるよ」
「え…あんたも…。あ、あ、あのぉ!!」突然声を上げる桐乃。
「ん、どうした?」
「あ、あたしも…出るから…」
「は?」
「だから家じゃやっぱお母さんとかいつ帰ってくるか解らないし鍵がかかっていても音とか漏れてプレイに集中出来ないし…」
どんなプレイかは想像したくねぇ。きっとテロリストですら一瞬で口を割るに違いない拷問をあの俺に似た人形にするに違いない。どんだけストレスフルなんだか。
「よし、分かった。お互い楽しもうじゃないか」
「変態」
外に出て開口一番桐乃はそう言ってきた。
桐乃の変態という言葉に言い訳じみた反論をする。
「ふ、プロ根性といって欲しいな」
「見下げた下ネタ根性ね!」
桐乃は俺が肩に下げた大きく膨らんだスポーツバッグを見ながら言う。
桐乃は桐乃でキャスター付きの旅行かばんを引きずっているのだがお互いのかばんの中身は誰にも見せられないものが入っていた。
その見せられないものとはあのお互いに似せて作った人形である。桐乃が指摘してきたのはその人形ではなく、その人形に着せるであろう衣類のことだ。
その衣類とは桐乃が着ていたスクール水着だった。
「黒猫のあの同人誌にもでてたろ?あのシーンを再現するためにはどうしても必要だったんだよ」
もちろん嘘だが建前上そのように言う。俺はあくまでマスケラの同人誌のシーンを再現するコスプレ活動の一環としてこの桐乃人形を担いでいるのだ。
「で、どこに行くんだ?」
「わ、わかってるくせに…」
「はぁ、またあそこか…」たしかにあそこなら思う存分したいことができるしな。それに前にも桐乃と行ったしな。音が出ても気にならないし、人目がつかないところ。
あそことは、ラブホテルのことである。
「ふう、着いた~」
部屋につくなり、桐乃はぼふんとベッドに倒れ込む。
その微塵も緊張した様子のない態度に自分がいかに異性として意識されていないか分かる。ラブホテルは前回と同じところだ。
しかし、前回は桐乃が冬の真っ只中水を被ってひどく震えている状況を何とかしたいためにがむしゃらに行動したのだ。今回は他に考える余裕もあったためここに向かう途中や部屋に入るまでとても緊張してしまった。
「桐乃、問題が一つあるんだが…」
「なによ」
「部屋が一つしかないんだが…」
同じ部屋で兄妹が変態的な行為を見せあう状況になる。
みなまでいわなくとも桐乃は分かったように
「ここの部屋しか開いてなかったし、かといって他のホテルに移動するのも面倒だしね。よし、あんたはトイレでしなさい」
「狭っ!駅弁ならできないこともないけど疲れるわ!」
「駅弁って!?あんた、あたしの人形になにすんのよ!」「いや、まて誤解だ。」誤解じゃないが。
「う~ん、それなら…」と桐乃は「ならあそこでいいわね」と風呂場を指差すのであった。
湯気がまだ立ち込める風呂場に入る。
ついさきほどまで桐乃が使用していたのだ。
バスローブ姿の桐乃とすれ違うさいに香ってきたなんともいえない香りに囲まれ陶然とする。
磨りガラスのドアを閉めると桐乃のシルエットが鞄からなにやら取り出そうとしているのがぼんやりと確認された。
自分もスポーツバッグから人形を取り出し、逸る気持ちを抑えて組み立てる。組み上がった人形に例の水着を着せ、エアーマットに仰向けにおく。その扇情的な光景に急いで服を脱ぐ。磨りガラスのため桐乃にも自分が裸になったことが分かってしまうが気にしない。
この部屋ですることに関し桐乃は不干渉を貫く。こちらも向こうですることには徹底して無視を決め込む。これが桐乃と交わした約束だった。
デジカメをセットする。マスケラの同人誌の再現という大義名分を掲げているがそれとは関係なく後で自分が楽しむために撮影するのだ。ゆうなればおかずを自分で調達するのだ。
スク水姿の桐乃を前にリヴァイアサンを沈めることは出来なかった。勃起しまくったそれは磨りガラスごしにも見えるだろう。そんなことを意識しながら桐乃に触っていく。
水着ごしにお尻や胸を撫でる。完全に痴漢行為だ。脚を絡ませたり、首筋を舐めたりする。ローションを垂らしてローションプレイなんかもした。
興奮はとどまることを知らずついには挿入する。あまりの気持ち良さに向こうに桐乃がいるのも忘れ人形のモデルとなった人物を連呼して叫ぶ。いやらしい音が響くのも構わず腰をふる。
じゅぷじゅぷっ…ねちょねちょっ、じゅぷじゅぷ!!
狂ったように桐乃の名を叫び人形とセックスする。
気にする必要はまったくなかった。
なぜなら向こうからもおなじようにこちらの名を叫び
じゅぷじゅぷ!ねちょねちょ、ぱんぱんっ
という淫靡な音が聞こえていたからだ。磨りガラスごしにも裸になった桐乃が自分そっくりな人形に跨がり自分の名を呼びながら腰をふるのが見えた。
そうして互いに絶頂を迎えた。
互いになにが行われたのかは気づいているが不干渉を貫くことにした。
それから何回かおなじようにラブホで行為を繰り返した。その間に桐乃とは撮影内容を交換して鑑賞する仲になった(桐乃のノーパソで撮影した内容を見ようとしたがなにかの手違いで桐乃が撮影したものを見てしまったのだ。その結果このような関係になったのだ)。
鑑賞といってもはじめは各々自分の部屋で見るというものだった。しかし内容の意見を交わすうちに一緒に見るようになったのだ。それだけに止まらずラブホでは同じ部屋の同じベッドの上で互いの兄妹をもした人形と変態的な行為を見せあう仲にまで発展した。
完全に快楽のために人形と行為に及んでることを二人は隠すそぶりも見せない。
「ああんっ、このぶっとい棒たまんないわっ!あんたと違って気持ち良すぎ!」
「んっ!言ってくれるぜ。そっちこそガバガバなんじゃないか?この桐乃たんは相変わらず締まりが凄いぜ!」
と互いに挑発しても実のところ指一本触れはしない。その一線だけは二人とも超えられずにいたのだ。
桐乃とのセックスをしまくってどうやら俺は変態的な思考になったようだ。
桐乃以外とセックスしたくなったのだ。
おっと、ここでいう桐乃は桐乃そっくりな人形のことだ。実の妹に手を出すほど鬼畜じゃないさ。
かといって現実世界に彼女を持たない俺はエロゲーの主人公のごとくとっかえひっかえいろんな女の子とむふふなことはできない。それを少しでも匂わせようものなら変態のレッテルを貼られかねない。
すでに一部の可愛い後輩からはセクハラ先輩と呼ばれているがこの際無視しよう。
いや、あの胸は無視できないな。あれに挟んで貰えたらどんなに素晴らしいことだろう。
ん?待てよ。その手があったか!
さっそく赤城(兄)に電話をする。
「なんだ?」
「お前の妹とセックスさせてくれ」
「な、な…」声にならないといった様子だ。
「だから瀬菜とやらせてくれ」
「だ、だれがお前なんかに瀬菜の処女をくれてやるんだ!」
こいつ絶対誤解している。
「安心しろ。俺が用があるのは本物のほうじゃない。お前の妹そっくりな人形をかしてくれといってるんだ。」
「……ど、どうしておれがそれをもってることを…!?」
お前がなかなかバイクを買わないからさ。鎌をかければやっぱり当たってた。
俺も事情を説明する。
「そ、それでか…なるほど。お前もか…同情するぜ」
何故かすんなり得心する赤城から出た言葉は実に今の自分の状況と合致していた。ある1点をのぞけば。
赤城兄妹もそれぞれに似た人形を所有しており、俺と桐乃みたいに人形相手に行為を及んでいた。
ただし組み合わせが実に変態だった。
赤城兄は自分そっくりな人形相手にホモプレイを強要されているのだった。それをみながら瀬菜は自身とレズプレイに興じる。むしろこちらが同情に値する。
「ううう…だから俺はまだ瀬菜ちゃん人形に指一本触れてもいないのさ」
「安心しろ。性格は悪いがスタイルはバッチリな俺の妹とやらせてやる!」
ふと背後に気配を感じると
「だぁれが性格悪いですてぇ」と怒りのオーラを放つ桐乃がいたのだった。
俺の計画は桐乃にばれ、さらに瀬菜人形は瀬菜自身が有していることで瀬菜も協力してもらわざるをえなくなり、人形的な意味合いで兄妹スワッピングが行われることになったのである。
いつものラブホを2部屋借りることにした。
これから変態的な行為を行うことがわかっていても兄妹でもないのに裸を見せあうことに抵抗があったのだ。そのため俺と桐乃、赤城兄妹で別々の部屋で行うことにした。
………
……
…ふう。
部屋には精液を垂らす瀬菜人形にもたれ掛かる俺と同じく横で浩平人形にぐったり身体を預ける桐乃の姿があった。
気持ち良かったかって?よかったなんでもんじゃない。すっげー気持ち良かった!超興奮した!
部活の後輩と本当にセックスしてるような錯覚に陥り、そのいやらしい身体をたっぷり堪能した。桐乃が浩平に貫かれている様子をみて本当に桐乃が寝取られているように思ってしまって罵声をあげた。
実際、浩平人形の棒は浩平自身のアナルが突っ込まれたり、棒同士をくっつけあったりしてるだろうから桐乃の膣に浩平の成分がちょっとでもはいったのは間違いないのだ。
そう指摘すると桐乃も瀬菜人形のあそこには瀬菜の愛液がついてるのだからまるで生でしてるみたいねと浩平のあれをくわえながら挑発した。
俺たちは大満足なプレイができたが赤城兄妹は違った。
瀬菜だけが満足して浩平はどこか様子がおかしかった。
理由をきくと俺の人形を相手させられたのだという。
成仏してくれ。
だが
「俺の棒には妹のいやらしい液がついてるぞ」と囁くと赤城兄は猛然と俺に似た人形の棒をしゃぶりだした。それをみて瀬菜がより一層興奮しだしたのは言うまでもないだろう。
人形の裸を見たということもあり俺達高坂兄妹と赤城兄妹は同じ部屋で人形を介した変態行為に及ぶようになった。浩平もようやく桐乃や瀬菜の人形とセックスできるようになりはしゃぎまくった。
それに兄妹以外の異性の裸や恥態を見るのはひどく興奮する。
瀬菜が豊かな胸で俺人形の棒を挟みねっとり舌を絡ませるのを見ると人形と立場をかえれたらと本気で思ったりなんかしてどうすれば本物の瀬菜とセックスできるか悩んだりした。
もうこんな関係だし、告白してもむしろOKじゃないかとおもわないでもないが迫るのは勇気がいった。浩平の目もあるし、桐乃に聞かれたらきっとなぜだか怒りまくるにちがいない。
そこでこんな提案をすることにした。
「俺と瀬菜、桐乃と浩平で二つの部屋に別れてプレイを撮影して後でみんなで見るってのはどうだ?」
なぜという追求は驚く程なくむしろこの提案はとても歓迎された。
単刀直入に言うとそのプレイで俺と瀬菜はセックスをした。その時は桐乃と浩平はしなかったようだ。なぜなら撮影したプレイの上映会で誤って俺と瀬菜のセックスを流してしまったのだ。桐乃は自分たちだけずるいと言い、俺と瀬菜の目の前で浩平と行為に及んだのだ。
結局、本物の兄妹スワッピングをすることになる。
それでも実の兄妹でセックスはしない。むしろその縛りがあるためより一層興奮するのだ。
つづく…?
最終更新:2011年05月07日 23:54