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人形がそんなに気持ちいいわけない 2



「ただいま~…ん?」
家に帰ると居間の方から言い争う声が聞こえてきた。
桐乃と親父だ。
まさかあのコレクションが見つかったのか?
慌てて二人のもとに向かう。
そこには泣き腫らした顔の桐乃と怒り心頭といった面持ちの親父が対峙していた。
「京介か…いいところに来た」
親父が俺に近づくと胸倉を掴み、テレビに顔を向けさせた。
「これの説明をしてもらおうか」
「なっ…!?」
テレビには俺と桐乃がセックスする光景が流れていた。
互いの名を呼びあい、兄妹で身体を貪っていた。
「ち、違うんだ。親父。これは誤解だ。」
「なにが誤解なんだ?」ぎろりと睨む親父。
「本当に誤解なの」と桐乃。
俺と桐乃はセックスしちゃいない」
「嘘をつくな。この映像が動かぬ証拠だ」
たしかに一見これは俺と桐乃がセックスしているようにみえるが実は偽物なのだ。
「これは合成なんだ。俺と桐乃は兄妹なのにセックスしたいと思っちまう変態だがまだ一線を超えていないんだ。」
「桐乃と同じ言い訳か。たしかに昨今はこういう映像の合成技術が進歩しているときくがこれはCGとかそんなレベルではない。それに兄妹で性行為をしたいなどと認めおったな。やはり変態ゲームの影響か」
「親父、まずはこれをみてくれ…」
桐乃に目配せをする。察した桐乃は驚くが俺の覚悟を読み取ったのか了承する。
俺と桐乃は自分たちの部屋から自分たちに似た人形を親父に見せる。
「そっくりだな…だがどうみてもこれは本物の京介と本物の桐乃が交わったようにしかみえないぞ」
「同じ視点から俺と桐乃人形、桐乃と俺の人形が同じプレイしたのを合成すればこの映像になるんだ。これをみて本気でしたような気持ちになって桐乃としたい衝動を抑えていたんだ」
「そんなこと信じられんな。やはりあのような変態極まるゲームや本を即刻処分すべきだった。それにそういう関係のあるやつらと今後は付き合うのはやめろ」
親父の言葉にカッとした俺はまたもや桐乃や黒猫、沙織たちの擁護の言葉を吐き、さらには自分勝手な独白を言うと
「それなら実際に確かめてみればいいだろ!」とまくし立てたのだった。
「ふん、のぞむところだ」
と親父は返事をしたのだった。
親父が去ってからとんでもない約束をしたことに慄然とする。
「あ、あんたなにを言ってたのか覚えてる?」と涙目の桐乃。
「ああ、残念なことにはっきりと覚えてる」
親父と桐乃が本当にセックスしているような動画を作成することになったのだ。当たり前だが本当にセックスするというのはなしで。

ついに親父との約束を果たす日がやってきた。
今、家には俺と桐乃と親父しかいない。 母さんは主婦友達と遊びに出ていってしまっている。
今回の件は内容が内容なだけに母さんには知らせていない。家族会議にするにはあまりに過激すぎるためだ。
「あのときは父さんもついカッとなって引き受けてしまったがこれは…」
桐乃の部屋に俺達はいる。家で唯一鍵の掛かる部屋はここしかないためだ。もし母さんが予定より帰ってきた場合に備えてだ。ラブホの方が安心してできると親父にいったがむろん許してくれるはずもなかった。
ベッドでは全裸の親父が仰向けになったあの桐乃人形と向き合っていた。桐乃と親父がセックスする動画を作成するために必要な撮影をこれから行うためだ。
もちろん本当に実の妹と父がセックスするわけではない。相手に似た人形とセックスする動画を合成することで件の動画を作成するのだ。
ちなみに俺と桐乃も裸になっている。親父の羞恥心を軽減するためだが効果は今ひとつだ。
親父は物言わぬ自分の娘そっくりな人形に挿入するだけでなく、それを実の娘や息子に見られることにひどく狼狽し、及び腰になっているようだった。
状況が状況なだけ同情もしたいが俺と桐乃の命運がかかるためここは鬼に徹することにした。
「男なら二言はない、だろ?親父」俺ははっぱをかける。
「お父さん、このお人形をあたしだと思って抱いて」 桐乃ナイス!じゃねえよ!よけいにやりずらいだろ!
親父のあれはさらに萎えたようだ。この状態では挿入は無理だ。
そこであるモノを渡す。
「これは?まさかドラッグじゃあるまいな!」
「いや、違うぜ。バイアグラだ」
「なるほど意図は理解した。」
嫌々ながらもバイアグラを飲む親父。
さらに追い討ちをかける。
「なあ、親父って桐乃の友達のあやせって娘を知ってる?」
「う、うむ…前に母さんと桐乃の撮影現場に行った時に挨拶をしたな」
「ふ~ん。そうなんですか」
「なにがいいたい?」
「じゃ~ん、これな~んだ!」
「そ、それは…!?」
あやせの記事の切り抜きをまとめたものを見せる。これは親父が集めたものだ。
「桐乃の記事を集めるのはわかるがこれはないと思うんだが」
「ええい。桐乃の友達のことを知るためでな…」
「まあそんなことより、あやせが最近ヌード写真撮影したってしってる?」
「「えっ!?」」と驚く桐乃と親父。
「これだよ」と一枚の写真を見せる。
「な…!?」
そこにはあやせたんが一糸纏わぬ姿があった。
親父はくいいるように見つめる。
桐乃が俺につかかってくる。
「あんた、これはどういうことよ!まさかあやせになんかしたんじゃないでしょうね!?」
「違うって。二人ともきいてくれ。これはいわゆるアイコラと呼ばれるものでつまりは合成写真というわけだ。ほらこんなもんもあるんだぜ」とあやせが複数の男たちに抱かれているアイコラをみせる。
「に、偽物なのか…ごくり」親父はなおもそれらの写真を見つめる。
「だが効果はあったようだな」
「え?…はっ!」
いつしか親父のあそこはビンビンになっていた。
「ふふふ、これで挿入できるな」
「いや違うんだ、桐乃。俺は決してお前の友達をみて欲情しているわけではなく、薬のせいでな…」
たじたじの親父を見て桐乃はにやりと笑みを浮かべると
「私はパパを信じてるよ。さあ桐乃にパパのぶっといの挿れて」と桐乃人形のローションで満たされたアソコを広げ親父を誘う。
おいおいこれじゃさっきみたいに萎えさせるだけじゃないか?というのは杞憂だったようだ。桐乃の言動に薬による作用も相まってさらに怒張しているように見受けられる。

「………」
勃起したまま親父は目を閉じ、額にシワを寄せている。薬によって極限まで高められた性欲と娘の目の前で娘を模した人形に性行為をするという罪悪感という肉体と精神の葛藤に蝕まれているんのだろう。
俺はそんな親父を見ているのが辛くなった。
桐乃も同じように感じたのだろう。
「や、やっぱりやめにしない?こ、こんなのっておかしいよね…私たちが変態だったことでいいよ…」
さっきまでとテンションを一変させて声を震わせながら行為の中止を求める。
「ね、ねぇ…あの薬の作用を抑える薬ってないの?」と桐乃が尋ねる。俺は非情な返事をする。
「残念ながらない。あの量なら10回以上は射精しないよおさまらないな。なにもしなくても1日はあのままだし」「そ、そんな…じゃあ、ここから出ていこうよ。そしたらパパも一人で…」
「わかった。出るか、桐乃…」
「…!?」と親父は目を見開く。
俺は親父に言ってやった。こんなこと大きなお世話かもしれないけど言ってやったぜ。ちくしょう。
「でもそうすると親父は俺と桐乃がセックスしたと認めるということになるな!」
「…!」
「俺の肉棒が桐乃の蜜壷を掻き回し、互いに肉体を貪り、俺から放たれたどろどろザーメンが桐乃の内股を伝ったことになるな!」
「…!!」
「はっ、これでめでたく兄妹相姦できるってわけだ!桐乃の処女は俺が貰ったぜ!」
「それはならぁぁぁぁん!!」
親父は吠えた。
そして
「桐乃の処女は俺が貰う!!」
とんでもないカミングアウトした親父は目の前の桐乃人形の腰をむんずと掴むと挿入し……


果てた。


「お~い」
桐乃人形の上で肩を震わす親父に声をかける。
射精して気づいたのだろう。息子と娘の前で娘の名を叫びながら娘と同じ姿の人形相手に腰を振りまくった姿を見られたことに。
賢者タイム中の親父の心境はいかほどか。想像したくもないほどの自己嫌悪に囚われているのだろう。
そんな親父を見捨てるほど桐乃は親父のことが嫌いではないようだ。
「パパ、ごめんね」と桐乃。
「……」
「見ててちょっと恥ずかしかったけど、嬉しかったよ」
「え…?」と親父。
「あたしと兄貴がやっていないって信じてくれたからしてくれたんでしょ?」
「…そ、そんなことは…」
どうみても親父はそんな理由でしていない。でも本当のことはどうでもいいのだ。
「それに…あたしの名前を呼んでくれた。すっごくあたしを愛してくれてるってことなんだよね。あたし、パパの娘で本当によかった…」
「…!」
感極まったように顔をあげる親父。その泣き面をみると胸が締め付けられるぜ。よし、俺も親父を元気づけるか。
「親父、湿っぽいとこすまねぇがな。桐乃の処女については問題ねぇ。桐乃はすでに処女喪失済みだ」
「なっ…!?」と親父。まさかお前が…という目で睨まれる。
「え…?」と桐乃。まさか赤城兄とのことを言うつもりなの…と目で訴えられる。
「ふふ、安心しろ。桐乃の処女を奪った相手はこれさ」
俺は俺自身の人形を掲げる。
「こいつさ。こいつがあんたの娘の処女を奪ったにっくき相手さ。いやむしろこの人形のモデルとなった俺がある意味桐乃の処女を奪ったかもな。しかもほらこんな映像まである」
と携帯のディスプレイに例の俺と桐乃の合成したセックス動画を流す。
「……」ぽかーんとする桐乃。
「ぬぐぐぐ…」息子を撲殺する怒りをこらえるので精一杯といった様子の親父。
「悔しいか。悔しいんなら俺たちに見せ付けてみろよ。桐乃とのセックスを。そんでもって俺たちを悔しがらせてみろ!」
俺たちというのは俺と俺人形のことだ。
親父はまだ一回しか射精していない。まだまだ射精しなければ薬の効力は消えない。
すでに親父の一物は復活している。それも怒りのためかより大きく聳えていた。
親父は桐乃人形に再び向き合うと合体したのだった。

何十回とあきらかに薬の効力が消えてなお親父は桐乃人形を抱き続けた。
俺はビデオカメラを休むことなくとり続けた。
俺と桐乃は親父の技巧を凝らしたもはや芸術とさえいえそうなアクロバティックな行為の数々に驚嘆の声をあげた。
「すげぇ、なんて体勢なんだ!」
「パパっつたら激しいんだからっ////」
「ま、まさかこんな方法が…ごく…」
「ううう、あ、あたしも…」

途中で桐乃も親父の横で親父そっくりな人形と親父と全く同じプレイを繰り広げ驚かしたもんだ。
さすが天才。記憶力、運動神経やらなんやらハンパない。これには親父も大喜びで何度実の娘に手を出そうとしたことか。しかしぐっと堪え、娘と淫語の応酬に留めるという精神力を見せた。
もはや大義名分なんか消え失せていた。

これで親父も桐乃との近親相姦願望をいだくなるようになり、めでたしめでたしというわけではなかった。
親父があんなにも狂ったのは、実のところ薬の作用や過激な状況、それに一時の激情に任されてのもので、つまり、行為の最中何度桐乃に手を出そうとしてもそれは一過性のものでしかなく、
冷静になった今は実の娘を抱きたいなどと思わず、ただひたすら自己嫌悪に囚われるだけだ。
そんな親父に俺も桐乃も声をかけることはできなかった。
親父は何も言わずに部屋を出る。俺と桐乃は黙々と部屋の後片付けして、風呂場で3体の人形と自分たちの体を洗った。
風呂場ではおまえたちが期待するようなことはまったくなかったぜ。俺がなんで洗う必要があるって?そりゃあんな激しいものをみたらムラムラしないほうがおかしい。
だから残りの人形に俺のリビドーをぶつけたわけだ。おいおい。引き算なんかするなよ?虚しくなるだけだ…

帰ってきた母親とともに夕食を囲む。
「何かあったの?」
何も知らないはずだがそこは母親。俺達と親父の間に不穏な空気が漂っていることを察知したのだろう。
俺と桐乃は答えることはできない。
内容があまりに過激だし、父親に薬物まで投与し、半場強引に行為に及ばせたのだ。親父がここでばらすなら俺達は黙っているしかない。
「いや、なんでもない」
親父は答える。
「あらそう。あなたがそういうんでしたらこれ以上は問いません。京介、お父さんをあまり困らせないでね」
「えっ…!?」
何もかも見透かすような母の言葉に狼狽する。その慌てぶりに母がやっぱりねという表情を浮かべる。
「ッ…!」
向こう脛を蹴られる。桐乃だ。桐乃のアイコンタクトをうけとる。なになに?なんだただ鎌をかけただけか。それにだいたい俺が原因でこんな雰囲気になるもんな。
母さんにはばれてない。チクリと胸が痛んだが母が知ったらそれどころの痛みではないだろう。
今更ながら俺達の行為が常軌を逸しているか分かるだろう。だが後悔はしていない。



夕食が済み、自室に引きこもった親父に声をかける。
「親父、少しいいか?」
返事がする。
「京介か…入れ…」
部屋に入る。
「な…」
そこには桐乃の写真や記事が散らばっていた。
桐乃が生まれた頃から現在に至るまでの姿が納められていた。如何に親父が桐乃を大切に思っているかがその一枚一枚から伝わって来る。
「なんだよ、これは…?」
「見れば分かるだろう。俺に桐乃の父親を名乗ることはもはや出来ん。父親失格だ」
「はっ、たかだか娘似の人形相手にセックスしただけで娘を愛する失格はない、か。失望したぜ。あんたの桐乃への想いはたったそれだけで崩れるもんかよ!」
「お前風情になにがわかる…だが、あんなことを俺はしでかしてしまった…何も言えん…」
「ああ、わかんねぇな~だって俺は桐乃の兄であんたの息子だ。父親の立場ってのはどんなだかしらねぇ。だがな…あれを見てもそう言えるんなら仕方ないな…」
「あれだと?」
「そう、あれだ」
「あれとは?」
「ここでは危険すぎる。桐乃の部屋に移動だ」
「うむ…」

そんなこんなで桐乃の部屋。
「……」
親父は娘の顔をまともに見えないでいる。
「桐乃、もうできたのか?」
「ふふん、あたしを誰だと思ってるの?」
「一体何の話をしているんだ?」と親父。
「まあ、これを見ても同じ台詞を桐乃の前で言えるかな?」
桐乃のパソコンの動画プレイヤーをクリックする。
すると
「なっ…!?」
ディスプレイには親父と桐乃が一糸纏わぬ姿で性行為に耽る姿があった。そのあまりのリアリティに親父は唖然とする。桐乃のあそこに親父のアレがはっきりと挿入されているのが確認される。
「ま、まさか、知らぬうちに桐乃と…」
「違うよ、パパ。これを見て?」
桐乃がクリックを操作すると小さなウインドウが二つ開き、親父と桐乃がそれぞれ相手に似た人形相手に行為を及ぶのが映しだされる。
「ま、合成ってわけだ。」
「しかしこんなこんな短時間に…」
「本当は編集に一週間とかもっとかかるんだがな。桐乃が少しでも早く親父の不安を取り除きたいがために合成プログラムを組み上げたってわけだ」
「な…」驚く親父。それもそうだろう。いくらパソコンに疎い親父でもこれほどの短時間でこれほどのクオリティのものを作成するのに才能というものだけで説明できるわけがなかった。
「愛だよ。娘が親父を想う気持ちがこれをつくりあげたんだ。それだけじゃない。桐乃の動きを見てみろ。まるきり親父の動きに連動している。これはこうなることをみこしての桐乃の決意の顕れなんだよ」
「あ…」
「それにな。ほら二人の掛け声をきいてみろ。お互いが互いを労るようなそれでいて挑発し合い淫猥な雰囲気を永続さえしようと尽力しているのがわかる」
「ああ……」
「みろこの動きを!もはや桐乃は親父を見ていない。それなのに寸分違わず反応している。これは親父が己の快楽のためではなく、桐乃が最も気持ち良くなるように動き、
桐乃もまた親父を気持ち良くさせるという気持ちの顕れなんだ!ほら二人とも目をつぶってるのにこの舌の絡ませようはまるで本当にしているようだ!」
「あああ……!
「もうこれはただの合成映像じゃない。親父と桐乃が如何にお互いを父娘の情を抱いているのか。それを示す証なんだ!」
「あああああああ!!!」
親父は崩れ落ちる。
「俺は桐乃を愛していいのか!?俺は桐乃の父親でいていいのか!?」
「ふ、親父。きくあいてが間違ってるぜ。」
「桐乃…」桐乃と顔を合わせる親父。
「お父さん…」目に涙をためる桐乃。
それだけですべては通じたようだった。

さて、父と娘で感動してるとこ水でもさすかな。
「親父、これでわかったろ。俺たちがセックスしてないって」
「ああ、そうだな…」と親父。
じっと桐乃がこちらを睨みつける。なんか文句でもあるのか?なるほど今はもはやそんなことは関係ないって?
そんなの知るか。ちょっと意地悪してみたくなっただけだ。
「しかし、すっげーリアルだな…俺ですら本物かと疑うぜ。なぁ、親父。今から数時間前を思い出してくれないか?桐乃に似た人形としてるところを…」
「あんた…まさか…だ、だめよパパ!あんな奴の言うこと聞いちゃあ…」桐乃は慌てて親父の意識を現在に引き戻そうとするがすでに遅い。
「ん?……あ」
稲妻にうたれたように硬直する親父。
「親父、どうしたんだ?」俺はきっとにやにやしているだろう。
「パパ、それは違うの!錯覚なの!」
「ま、まさか、そんな…だがこれは…どう考えても…」今度こそ蒼白する親父。親父は一体何を見ているのだろうね?

『俺は本物の桐乃とセックスしている…!』

親父が今再生している記憶では、本物の桐乃とあらんかぎりの淫猥な行為に耽っているのだろう。

「お、俺は…一体……なんてことを……」

このままでは本当に自殺しかねないので真相を打ち明けることにした。

「親父はあの時、桐乃に指一本触れちゃいないよ」

「え?」ほうけた様子の親父。

「だから錯覚なの、パパ。人間の記憶ってのは曖昧で人物の顔や姿も過去に関連するものに置き換えられたりするの。
だからあたしそっくりの人形としていると知っていてもいざ思い出すとその人形があたし自身に置き換えられたわけなの。それに…」
とパソコンのディスプレイを見つめる。
「こういう記憶ではごまかせない映像記録をみるとそれであたかも本当に行われたように感じるの。夢で見た情景を体験したように思っちゃうみたいにね。」

「まあそんなこといっても錯覚した記憶ってのはそうそうもとに戻らないんだぜ。脳内麻薬が分泌しまくって意識が若干朦朧としてたってのも影響あるかもな。それに!」
親父はびくんとする。今自分は救われているのだろうか?それとも奈落の底に向かって墜ちているのだろうか?
「記憶ばっちりの桐乃もその錯覚からは逃れられないときた。むしろ桐乃の方が関連づけて覚えるのが得意なぶんより鮮明ときた!」
曖昧なのに鮮明とはこれ如何に。これには根拠がある。なぜなら桐乃はこの錯覚をより鮮明にするというスキルを極めたのだ!天才だからね。なんでもありだ。
「つまり、親父と桐乃は本当にセックスした思い出を持ってるんだ!しかも実際は肉体関係にあるわけじゃないから父娘の関係は崩れない。クリーンだ。
背徳感を抱く必要がねぇ。いや、むしろ娘を汚すことなく快楽をともにした点に関し、これ以上の父と娘の絆はないな!熱熱だぜ。ぴゅーぴゅー」
ぼうだと涙を流す親父。
「すまない…」
もう一声だ。桐乃に目配せする。
「じゃーん。こんなのあるんだよ!」
桐乃はTシャツやネクタイなどを親父に見せる。
「こ、これは…!?」
桐乃は説明する。
「これはあたしとパパが初めて結合した記念Tシャツ。結合したときの写真がプリントされてるの。ほらパパとあたしの結合部分がモザイクなしではっきりみえるでしょ?これは騎乗位記念ジッポ。ほらこうして動かすと騎乗位してるみたい。で、つぎはね…」
ペチと桐乃の頭を叩く。
なぁ、桐乃。こんな短時間によくもまぁこれだけのグッズを作成できたと褒めたいところがだな。なんだ。親父が若干引いてるぞ。おいおい。はじめて自分の娘が変態だと気づき始めるぞ。それはそれで面白いがそうではなく。
「親父、こんなんがあるんだぜ」と写真をみせる。まあ、動画のワンシーンをスクリーンプリントしてプリントアウトしただけだが。
「親父と桐乃のはじめてのセックスをおさめた『記念写真』だぞ」
「記念、写真…?」
「そうそう。これなんかよく撮れてるな。それにこの動画をDVDに焼いたものもある。ほらパッケージもあるんだぜ!
『実録!禁断の一線を超えた父と娘!父は警○関係者、娘は有名読書モデル!モザイクなし!』とタイトルまでしてあるぜ!なあ、これからもそんな『記念撮影』しようぜ!」
すまん桐乃。俺もどうかしてるわ。
「……いくらだ!よこせ!おおー桐乃可愛いよ桐乃綺麗だよ!」
と暴走する親父。うお、親父が娘の記念品収集オタクだったの忘れてた!


やや落ち着きを取り戻した親父が言う。
「京介、桐乃。実は昨今、日本では家族内での凶悪犯罪が増加傾向にあるんだ」
「親父…」「パパ…」な、なんだこの雲行きは…
「それらの家族関係を調べてみると驚くことに実に半数が家族間で性交渉が行われていたというではないか。やはり近親相姦は犯罪の温床になると俺は個人的に考えている。
血が繋がった者同士での性行為は罪悪感や背徳関などでそれらの関係を歪ませてしまうのだと。現在、近親相姦願望がある者の割合はどのくらいかわかるか?6割だ。日本人の6割が近親相姦願望を抱いている」
「ぱねえな」
「ああ、ぱねぇ。もちろん6割すべてが実際にしてしまうわけじゃないがそれでもそういう暗い感情を抱いて生きることになる。かといって本当にするのは生物学上にも精神的にもマイナスでしかない。」
「親父、なにが言いたいんだ」くそ、結局親父は許してくれなかったのか…
「安心しろ。俺はなにもおまえたちの行為を否定している訳じゃない。むしろ凄いと関心している。願望というのは叶えられないほど叶えたくなるものだ。どんどん欲求が膨らんでしまう。
それが本人の自制で止められなくなったとき人は禁を犯す。だが、お前たちの方法はそんな願望を抱く家族を救う光となるかもしれん。偽物とはいえ近親相姦したという記憶だけでどれほどのものがその願望を弱めることになるか」
ぱああと桐乃の顔が輝く。たぶん俺もだ。
「だが、お前たち二人では心配だ。俺も監督者としてこの行為が果たして未来の日本を救う一助となるか見届ける必要がある」
「へっ、実の娘セックスしたい言い訳しかきこえないな」
「え?そうなの?パパ?」
「そうだな俺もその6割だ。桐乃とセックスしたい!」
親父は俺達の優しさに打たれてそんな嘘をついたのだろう。なんにせよ。これにて一件落着!

……と思うだろ。それがまだだったんだな。

がちゃ
母「なにこれ?」
父「これは桐乃との愛の記念撮影なんだ!」
俺「だーちがうー!」
妹「父と娘の情愛の証なの!記憶もあるの!」

ああ、どーすんだこれ!

というわけで俺と母のあれをダイジェストでおおくりします。

母「ふーんなるほど。合成ね」ふーん
俺「ああ」合成なんだよ
母「信じらんないわ。あたしにもつくってこれ。あんたとのセックス動画」ちらっ
俺「ぶふー!」ちらっじゃねー
妹「兄貴とぉ!」ぱぁぁぁぁ
父「ぶくぶくぶく」
俺「でもな。母さんと同じ人形が必要なんだ」こればっかしはな…
妹「…」
母「わかったわ。じゃあ、さっそくしましょ」するする
俺「だーなんで脱ぐんだー」話きけよ
母「だって『本物』と見比べないとね」かもーん
父「ぶくぶくぶく…」
妹「あ、あのね…」ちら
俺「ん?なんだ?」
妹「これ、なんだけど…」そそ
母「まあ私にそっくり」うっとり
俺「なんでそんなもんもってんだ!」ぴきぴき
妹「えっと兄貴と母のセックスをぴんぐーみたく撮影しようと…」えへっ(*^.^*)
俺「どんだけ範囲が広いんだ」がーん
母「さっそくしましょ」かもーん

数時間後

母「あはは、本当にしてるみたい」どんどん
俺「しくしく」
妹「お兄ちゃん…」
父「京介ェ…」
俺「だって母さんどんだけ騎乗位すきなんだよ…それに『これまでの日常で母さんを誘う状況を20個言いなさい』ってなんだよ。」
妹「お兄ちゃん…」
父「京介ェ…」
俺「どんだけノリノリなんだよ。完全に俺男優気分だよ。バイアグラ無理矢理飲まされてなんとかもったってだけだ。正直はじめのほうはちょっと興奮してたけどもう無理。」
妹「お兄ちゃん…」
父「京介ェ…」
母「おほほほ。じゃ、つぎは4Pの撮影しましょ」
俺、妹、父「「「ーーーー!?」」」


つづく?

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最終更新:2011年05月13日 02:02
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