桐乃と風呂に入ることに成功した京介は、桐乃の身体を洗ったり、小便を浴びたりしたのだった。
「桐乃、続きを始めよう!」
「へ!?これで終わりじゃないの!?」
終わりじゃないんだな、これが。
「次は、俺の乳首を舐めてくれ」
「は?京介、あんた男でしょ?乳首なんか舐められて感じちゃうわけ~www 恥ずかしいヤツwww」
「桐乃、乳首舐めを馬鹿にする者は乳首舐めに泣くっつってだな、、、」
われながら、何を言っているのかさっぱりわからん。
「は?わけわかんない。なに考えてんの。。。う~ん、まあ、いいケド。あんたが女の子みたいにアンアン喘ぐとこ、見たいしねwww」
桐乃はしゃがんで俺の腰に腕を回し、乳首を舐め始めた。
ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぱ、ちゅぱ
うおぉおぉぉぉ!これはすごい!想像していた以上に気持ちいい!
何故だろう、乳首を舐められているだけなのに、下半身(主にチンポ)にまで痺れるような快感が。
「はぁ、、、はぁ、、、あんっ」
情けない、、、情けないが、思わず喘ぎ声を漏らさずにはいられない。桐乃の顔を見下ろすと、案の定、ニヤニヤと蔑んだような目で俺を見上げていた。
「変態もここまでくると、ワラけてきちゃうwww」
何も言い返せない俺。
ただ、ただ、この快感に身を任せたい。それだけしか、頭に浮かばなかった。
「はぁ、はぁ、桐乃、、、乳首を甘噛みしたり、空いてる方の乳首を爪でカリカリしたりキュッて摘まんだりしてくれないか、、、うぅ」
「はいはい、変態さん。ママが乳首たくさんイジメてあげまちゅからね~www」
桐乃が乳首に歯を立て、絶妙な力加減で甘噛みしてくる。同時に綺麗なピンクに塗られたネイルの先で乳首を摘まんでカリカリと刺激してきた。
「くぅっ、、、!」
あまりの快感に身体に痺れが走る。ここは天国か?天国なのか!?
だいたいなんだよ、この絶妙なテクは?お前、処女だろ?これは生まれ持ってのセンスなのか?こいつ手先は不器用なはずなんだけどなぁ。
性技に長けた妹、というのは、兄としては複雑な気持ちにならざるを得ない。
俺はそんなことをぼうっとする頭の中で考えていた。
何時の間にか俺のチンポは、石柱のように硬くそびえ立っている。
亀頭のワレメからはヌラヌラとした液体が滲み出していた。
ここで、ひとつ言っておきたいことがある。
俺はそもそもここまでエロい事を桐乃に要求するつもりはなかったんだ。『はぁ?お前なに言ってんの?』と思われるかも知れないが、本当なんだぜ。
いや、たしかに今桐乃にやってもらっていることは、実は何度も妄想していた。それ以上の事も、、、。だけど、本当に桐乃がこんな事してくれるとは、思っていなかったんだ。
ただ、一緒にお風呂に入る。それだけなら、なんとかお願いを聞いてくれるんじゃないかと思っていた。それ以上のことは、出たとこ勝負の勢いだった。
いや、くどくどと言い訳がましい事を言うのはこれくらいにして、話を先に進めよう。
これは、すごく言いにくいことなんだが、、、
俺は桐乃に欲情している!
妹に、性的欲求を感じている!
ここまでのことをやらせておいて今更何をと思われるかも知れないが、口に出して言うのは物凄く抵抗があるものなんだ。妹がいるヤツなら、分かってくれると思う。
俺は今まで、このどうしようもない欲望を、隠し続けてきた。他人には勿論、自分自身にさえも。
お互いに嫌いあっていた、否、無関心だった一年半前。
そして、桐乃との関係が微妙に、劇的に変わったあの人生相談。
あれから俺たちは、いくつかの出来事を経て、その心の距離を縮めたり、時には離れたりしながらも、少しづつお互いを必要とするようになっていった。
そして、最近あったひとつの出来事、、、あやせからの告白。
その時俺は、あやせの気持ちよりも先に、桐乃の事を考えていたんだ。黒猫と付き合う時にも、実は桐乃の事が頭の中に浮かんでしょうがなかった。
あの時は無意識だったが、さすがに今回のあやせの件で、自分自身に桐乃へのなんらかの気持ちがある事を認めざるを得なくなった。
俺は桐乃の事をどう想っているのだろう。実は、自分でもよく分からない。
恋愛、、、これだけは口にしたくなかったが、俺は桐乃に恋愛感情を抱いているんじゃないのか?
そんな事が頭の中をよぎってからは、底無しの泥沼にはまったように苦悩の日々が続いた。
それとも、、、もしかしたら、これは単なる性的欲求だけなのかも知れない。桐乃は、改めていうのもなんだが、とんでもなく可愛い。
スタイルもいい(特に尻が好きだ)。
そんな異性が常にそばにいるのだ、欲情してもおかしくないだろう(いや、おかしいんですけどね)?
とにかく俺は、恋愛経験も乏しいし、自分の桐乃に対する気持ちが、恋愛なのか性愛なのか、自分自身でも分からないんだ。
だから、、、
だから、そこのところをはっきりさせなくちゃならない。
恋愛感情についてはさて置いて、俺は桐乃に欲情している。
それだけは、どんなに認めたくなくても、事実だと、認めなくては。自分自身に嘘をつくのはやめなくては。
そう考えて、俺は桐乃との賭けに勝ちひとつだけ叶えてもらえるお願いを、『一緒に風呂に入る』ということに決めたんだ。
自分自身の欲望を桐乃にさらけ出して、その先に何があるのか?
それはまだ分からない。
ただの性欲ならば、欲望を吐き出し切ってしまえば、それでケリがつくのかも知れない。
そして、欲望を吐き出した後になお残る感情があるとすれば、それは恋愛なんじゃないだろうか。
それを見極めるために、俺は自分自身の欲望をありのままに、桐乃にぶつける必要がある。
だから俺は、キッパリと桐乃に告げなくちゃならない。
「桐乃、そろそろ先へ進もうか?」
「えっ!?」
最終更新:2012年05月03日 12:49