ふたば系ゆっくりいじめ 120 消されたシアワセ

消されたシアワセ 9KB



句読点の位置がおかしいのは仕様です


まりさは見ていた、涙で曇る視界に群の仲間と家族の惨状を
まりさは聞いていた、ゆっくりできない友達の声と家族の断末魔を
まりさは誓った、人間に復讐すると

数十分前
まりさは、兄弟と群の友達とかくれんぼをしていた
今日の鬼役は、群の子ともの中の最年長である、ありすおねーちゃんだ

この群では、狩りに連れて行ってもらえる寸前であるゆっくりが、子供達のリーダーを任せられる
つまり、子供のリーダーになったら狩りに連れってもらえるまで後少し
リーダーになったありすは、大人の仲間入りできる喜びとに心をウキウキさせていた
そんなリーダーありすを、子供達は褒め称える

「ありしゅおねーちゃんは、もうしゅこちで、おちょなに、にゃるんだね!」

「まりさも、早くありすお姉ちゃんみたいな、奇麗で強い大人になりたいよ」

リーダーになることによって、大人の責任感と子供達の見本になる大人になることを意識させる
それがこのシステムの狙いだった

まりさは必死に隠れた

『かくれんぼが上手ね、すごいわまりさ!』

そう、ありすおねーちゃんに褒めてもらう為に
しかし現実は全く逆方向、まりさは一番に見つかってしまう

「まりさちゃん見つけたわ!」

「ゆぐっ!?」

今まで、兄弟の誰にも見つかったことのない秘密の隠れ場所である茂みの中に隠れたのにあっけなく見つかる
まりさはショックを受けて泣き出してしまった

「ゆあああああん、みちゅかっちゃったよおおおお」

「ゆ!? まりさちゃん泣かないでね」

ありすは、すぐに涙をぺろぺろで拭き取り、あやす為にすりすりをする
親愛しているありすおねーちゃんからすりすりをされて、まりさはすぐに泣きやんでしまった

「ゆゆ~ん、ありすおねーちゃんのすりすり気持ちいいよ」

「ゆふふ、まりさちゃんはまりさなんだから、すぐに泣いたらダメよ」

「ゆっくり理解したよ! だからもっとすりすりしてね!」

「まりさちゃんは甘えんぼさんね」

かくれんぼをしていた事を忘れて、まりさはありすおねーちゃんとのすりすりに没頭する
ありすも、自分を慕ってくれるまりさに答えてすりすりを返す
その時だった
突然ゆっくりできない声が広がる

「いじゃいいよおおおおおおおお!!!!!」

「ゆ”っ!?」

その声の方向へ、すりすりを止めて、2人は目を向けた
茂みの中からだったので視界は悪いが、それでも何が起こっているか理解するのに十分だった
広場にいたゆっくりの1匹が、永遠にゆっくりできなくされていた

「あれは・・・にんげん・・・まりさちゃん声を出しちゃだめよ! ゆっくりできなくなるからね!」

ありすが声を潜ませるように注意する

「やべでぇ! でいぶぼ、づぶざないべええええ!!!」

「さっさと死ね」

「ゆぴっ”!?」

親や群の先生ゆっくりから人間のことは聞いていた
ゆっくりできる人間もいれば、ゆっくりできない人間もいること
ゆっくりできない人間は、ゆっくりを簡単に殺してしまうことを
目の前で潰された友達、友達を簡単に潰した人間
まりさは恐怖で、歯をカチカチとさせる事しかできなくなっていた

「じにだぐな、ゆびぃ!?」

「いじゃいよおお!!!いじゃいいいいいい!!!」

「おどーざんだずげでええええええ!!!」

「あでぃずおねえええじゃあ”あ”あ”あ”ん!!!」

子ゆっくり達は、助けを求め逃げるがすぐに追いつかれ、スパイクの付いた靴裏で潰されしまう
元々、人間の歩行速度以下の速度でしか飛び跳ねれないゆっくりだ、子供である子ゆっくり達が逃げれるはずもなかった
その行為を静かにみていたありすは、まりさに告げた

「まりさちゃん、ここから絶対出ちゃだめよ」

「・・・・ゆ?」

ありすの言葉を聞いて、少し元気付けられたまりさは返事をする

「ありすは、他の子供達を逃がすから、まりさちゃんはここでじっとして待っててね」

「いやじゃよ! きょわいきゃらいかないでね!」

「ありすが人間をくい止めないと、友達が死んじゃうのよ? ゆっくり理解してね」

「でも・・・でも・・・・」

「ここに居たら人間も、まりさちゃんを見つけれないから・・・ね?」

「ゆぅ、わかったよ・・・」

「ゆっくり理解してくれてうれしいわ・・・ゆっくり待っててね!」

そう言って、ありすは茂みから飛び出して、人間に向かっていった

「そこのゲス人間! そこまでよ!」

「あぁん?」

群を襲った人間は、ゆっくりの家の中へ逃げた子供を引っ張り出したところだった

「なんだ、でかいのもいるじゃんか」

「その子を離しなさい! ありすが相手になるわ!」

「はいはい、わかりましたよ」

「ゆゆ~ん、おしょらを、いじゃいいいいいい!!!?!?」

人間は、ありすの言葉に従って子供を放す
人間の身長から落とされた子供は、痛がっているが餡子も飛び出しておらず、命には別状ないだろう

「ちびちゃんゆっくりしてないでこっちに来てね!」

「まぁ殺すんだけどな」

「あでぃずおべーじゃんだじげ、ゆびっ!?」

「・・・ゆ?」

ピッシャっと、ありすの顔に温かくて甘い匂いのする、ゆっくりできないモノが降りかかった
勢いよく、地面を靴に挟まれた勢いで口や目から噴出した餡子だった

「ゆ、ゆ、ゆ・・・・ゆあああああ!!! どおしてこんなことするのおおおお!!!」

「お前達を駆除にきたからだよ」

人間は、ありすに質問に答えて言い放った
駆除
言葉の意味は知っている
ゆっくりできないゆっくりに人間が行う行為だ
だが、ありすにはそんな心当たりなんてなかった
群にはゲスはいなかった、人間にも近づいたことすらない

「ありすの群はゆっくりした群よ! なんで駆除なんてされないといけないの!?」

「あー、この群はとばっちりだよ」

「とばっちり?」

今度の言葉は知らない単語だった

「意味を知らないか・・・まぁ、あいつ殺した後にでも教えてやるよ」

「・・・ゆ!? やめてえええええ!!!」

知らない言葉を聞いて、一瞬餡子脳が呆けたが、人間の言葉で我に返り子供達を助けようとする
しかし、それはできなかった

「ほら、たかいたかいだ」

「ゆ~ん、おしょらをとんでるみたい!」

ありすが人間に追いついたとき、すでに人間の手には複数の子供が捕まっていた
その子供達を人間は、力いっぱい空に投げた

「ゆゆ~・・・・ゆびっ?」

「地面さんゆっくりじ・・・」

ある子供は空を飛んでいると思ったまま死に、ある子供は地面が自分を襲っていると勘違いをして死に

「だじげで・・・い・・・じゃい・・・よ・・・・」

ぷちっ

ある子供は人間に止めをさされて死んだ

「あ、あ・・・・あ・・・・・・」

ありすは思考が追いつかず、嗚咽を漏らすしかできなかった

「さて、とばっちりの意味を教えてやる」

そんなありすを無視して、人間は残りの子供達を踏み潰しながら約束通り意味を教えた
今の状態のありすの頭に届く声ではないが、ありすは2つのことを理解した

1つは、近くも群が人里に下りて悪さをして、その群を駆除するついでにありすの群を駆除された事

もう1つは、この人間はゆっくりを殺しているのに、笑っている事

「さて、そろそろ暇つぶしも飽きたし、ありすにも死んでもらうかな」

「・・・」

勝てない事なんてわかっていた
せめて、子供達が1人でも多く逃げる時間を稼げればいい
その努力も水の泡になった
茂みの中にいるまりさ以外は全員殺されてしまった
もう生きていても仕方が無い
そう言い聞かせて死を受け入れる覚悟をした時だった

「ゆっくりできない人間は死ねぇ!!」

「みんな一気に攻めるよ!!!」

「れいむのちびちゃん返せえええええ!!!」

大人達が帰ってきた
口には尖った木の枝を咥えて、一直線に人間に突撃する
それを見て人間はにやりと不気味に笑う

「やっと来たか」

そう言いながら、大人を見て目に希望を光らせたありすの頭部をつかみ持ち上げる
そのまま大人の群に、ありすを勢いよく投げつけた

「ゆっ!?」

ゆっくりの反応速度を超えた速さで飛んできたありすを、大人のゆっくりが避けれるはずも無かった
咥えていた枝に、ありすは深々と刺さり絶命した

「ゆ、ゆ、ゆあああああ!!! あでぃずごべんねえ”え”え”え”え”え!!!」

「あーあ、ゆっくり殺しは大罪だな」

「ゆ”!?」

ありすを投げられ、意識がそっちに向いた数秒の隙に、人間は駆除道具を持ち出していた
それは片手で持てる程度の太さで、長さは人間と同程度ある木の杭だった

「さて、死のうか?」

「じぬのば、おばえだああああああ!!!!!」

「ちびじゃんのがだぎぃいぃいいいい!!!」

大人ゆっくり達は、子供達の敵を取ろうと勇猛果敢に突撃した
しかし、咥えた枝をいくら尖らせても当たらなければ関係ない
人間は、持った木の杭でゆっくりを殴打する
一振りで数匹のゆっくりの命を絶つ事の出来る攻撃で、大人ゆっくり達は、すぐに壊滅することになった

30分後、人間は殺したゆっくりの死体の処理を終えてすでにいなくなっていた
人間が、ペットボトルから垂らした青い液体が、ゆっくりの死体に触れると、死体はほんの数秒で分解してほぼ完全に消滅した
ゆっくり分解剤、死体になったゆっくりにしか効果は無いが、ゆっくりを構成する不思議物質を、完全に分解し土に還すことが出来る
その場に残ったのは、人間の一撃で木々に飛散した餡子、そして、一匹のまりさだけだった

「おどぉざ、おがーざん、どごなの・・・返事じでよ・・・まりざいい子にじで、ばっでだんだよ・・・・ゆっぐ・・・ゆああああああ”あ”あ”あ”あ”あ”ああ!」

いくら呼んでも、周りを見渡しでも誰もいない、死体すら残っていないのだから
それでも、まりさは叫び続けた
目と耳に焼きついたモノを思い出さないように




それから数日後
まりさは、何とか生きている状態だった

「ゆべっ、ぐるじいいいいいい!!!!!」

まだ狩りに連れて行ってもらえないほど小さいまりさだ
どの植物や虫を食べていいかもわからない
親が狩ってきたご飯、今まで食べる事しか食べ物に興味なかったまりさには、ご飯がどんなものかも記憶にない
手探りで植物を食べれば、一日に数回は吐き出してしまうほどの草を食べてしまう
運良くまりさが捕まえれる虫を見つけても、動く虫に恐怖して捕まえることができなかった
まりさが衰弱するには簡単な環境だった

「まりさは強くなるんだよ、強くなってドスになって人間をゆっくりできなくするんだよ」

復讐の計画を声に出して自分を奮い立たせる
しかし、実際のまりさの声は、ゆっくりできない毎日のせいで喉が潰れており、霞んだ声しかでていなかった

「人間をゆっくりできなくしたら、ドスになったまりさがみんなのゆっくりプレイスを作るんだよ」

「そしたら皆をまりさが守るからね」

「みんなでゆっくりしようね」

「みんなで・・・おとーさん・・・おかーさん・・・」

今日もまりさは、ゆっくりできない草を食べる





死体処理はエイリアンvsプレデター2をちょうど見てただけなんだ

※泣きゆとつむりの感想への補足

怒って体当たりをするつむりがしーしーをかけられたときに威嚇で済ますかな?
体当たりは謝罪させるための脅し&泣きまりさへの苛立ち
威嚇は殺意って考えです

しーしー二発で一瞬で溶けるって……自分の体内の水分で溶けんじゃねえの?
勢いはチョロチョロじゃなくてビジャーっと水道の蛇口MAXな感じです
さらに補足すればそのせいで泣きまりさに開いた穴が広がったとかそんな感じです

直接描写描くように言われたのに忘れた結果これだよ!
でもラストはうやむやに想像にお任せしますENDが大好きです


トップページに戻る
このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

すべてのコメントを見る
  • もっとゆっくり弄んでなぶり殺してあげてね。すぐでいいよ。
    誤字脱字さんはゆっくり見直してから投稿してね。すぐでいいよ。
    ※ゲス群れのとばっちり発想は面白かったです! -- 2018-01-25 12:52:45
  • いいですね、面白かったです。 -- 2016-01-09 08:26:19
  • なんとか成長して、ドスになるとかほざいているまりさを殺すっていうストーリーもおもしろいと思った私

    別にこのssがおもしろくないと言っているわけではないですからね? -- 2011-12-25 02:36:30
最終更新:2009年10月18日 14:05
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。