ふたば系ゆっくりいじめ 806 16匹の子まりさ11/16

16匹の子まりさ11/16 33KB


自業自得 差別・格差 駆除 野良ゆ 姉妹物 ゲス ドスまりさ 希少種 現代 久しぶりの投稿です、長いかも・・・後希少種優遇してます

16匹の子まりさ11/16




 ・意外と好評だった様なので調子に乗って続編です
 ・でも出来はあまり期待しないで下さい、「また駄文が来たよ」程度に見て頂ければ幸いです
 ・今回のSSは一部に俺設定を含みます、ご了承下さい
 ・まさかニューハーフ鬼井山でリクエストが来るとは微塵にも思ってませんでした・・・いいネタ拾ったら書いてみます
 ・ネタがあっても書く時間が取れない事もしばしば・・・一定の間隔で投稿出来る作家さんマジ尊敬します
 ・甘味処のゆうかは胴付きです、これはちゃんと説明するべきでしたね・・・スミマセン
 ・自己投影しちゃったのは弟の方かも? 表現はともかく力関係はほぼ経験したまんまなので・・・





姉妹が死に、新たなるゆっくりプレイスを捜す旅に出た子まりさ達
あれから二週間
子まりさ達から赤ちゃん言葉はすっかり抜け、野球ボールぐらいだったサイズはバレーボール程の大きさになっていた
今はとある町のアチコチを掃除し、代金代わりとして賞味期限の切れたパンやコンビニ弁当・小学校の給食の余りを貰いその日を生きていた
幸いこの町の住民はゆっくり保護団体に所属している者ばかりなせいかゆ虐趣味の者は居ないらしく、あれ以来一匹たりとも欠ける事はなかった
また子まりさ達の評判も良く、一部の者から飼いゆにならないかという誘いもあるにはあったが、姉妹全員一緒がいいと言い、断り続けている
子まりさ達は今、しあわせーであった・・・だが
ある日、その暮らしに異変が起こった・・・



 ―――襲来

ドゴォォォォォ・・・・・・・・・ン

それは唐突に始まった・・・某デパート御用達の冷凍車が何者かに襲われたのだ
幸い怪我人は出ておらず、運転手の証言によれば人の気配のない川沿いの道を走っていたら横から何かがぶつかってそのまま川に転落
気が付いた時には荷台の扉は強い衝撃で内側に入っており、なぜか食品だけが消えていたという

翌日、今度は花屋の車が配達中に横から何かがぶつかり川に転落したという・・・
配達していた者は打撲と左腕の骨折で入院
車のドアは無理矢理こじ開けられ、花は土と植木鉢を残して消えていた

更にその翌日、デコトラが川に落ちたとの通報を受け捜査が始まった
現場に到着した時、一人の捜査官はある疑問を感じる・・・
「この凹みは・・・」
それは先日、某デパートのトラックや花屋の車が襲われた時と同じ凹みが付いていた
もしやと荷台を見てみると案の定
何かしらの衝撃を受け、扉が内側に入っていた

「どうだ、何か盗られた物は?」
「それが・・・今回は何も盗まれていない様です」

「・・・・・・・は?」
捜査をしていた全員が耳を疑った
今回このトラックが運んでいたのは美術館に展示する宝石や絵画
こんな大掛かりな事をしておきながら何も盗まれていないというのは何かおかしい
だが配達していた運転手や配達を依頼した美術館の関係者が念入りに点検したのだ、見落としているとは思えない

翌日・・・捜査が難航している中、ある捜査官が凹みから何か食べかすの様な物を発見した
分析にかけた所これは〔ドチュスパキュダケ〕、ドスまりさがドススパークを放つ際に食すキノコであると分かった

「そういう事か・・・だがこれで謎が解けた!」
現場の指揮を取っていた警部は怒りを露に叫んだ
そりゃそうだ
ドスとはいえ餡子脳なゆっくりがこんな大それた真似をするなんて事は誰だって想像できない

道理で花や食料は盗まれた(喰われた)のに美術品が無事な訳だ
人間の中にも理解出来ない奴が居るのにゆっくり如きに美術品の価値なんて分かる訳がない
ましてや野良でゲスなドスなら尚更だ


そうなると困った事に、相手がゆっくりでは警察はこれ以上の介入が出来ない
しかもこの町にはゆっくり保護団体支部があり、また住民の8割がその会員である為迂闊に駆除も出来ない
奴等はゲスであろうと守ろうとするからだ
万が一駆除の現場が見つかったりした日には警察の信用が地の底に落ちる
ただでさえ警視庁の方で汚職やら裏金やらが発覚しまくっているのに追い討ちをかける様な真似をする訳にはいかない

警部は後3年もすれば定年だが下手な事をして窓際に行く様な事はしたくなかった
っていうかいまだに未練がましく署長になりたがっていた
因みにこの捜査部長が署長になる為には今から3回殉職する以外道はなかった
だがそれを知らないのは・・・本人だけである


「あのー・・・警部、一応主犯であろうゆっくりが何匹いるか調べましょうか?」
「ん?ああ・・・そうだな、頼む」



 ―――その頃・町の中

『ゆんとこしょ、どっこいしょ、ゆんとこしょ、どっこいしょ・・・』
子まりさ達はコンビニのゴミ箱の中身を回収し、燃えるゴミに捨てられていた空き缶とペットボトルをよけていた

『おにーさん、おわったよー』
「ん?ああ、ご苦労さん」
今回の雇い主は某コンビニの店長
今日来るはずだったバイト全員がブッチしてしまったのでたまたま通りかかった子まりさ達に手伝って貰う様依頼したのだ
流石に一人では店内は何とかなっても店の外までは手が回らないから正直助かっている

「ほれ、これでいいか?」
店長は期限切れの食パンを子まりさの数だけ渡した
「せっかくだ、従業員用の更衣室の中で食ってけ 外は寒いだろ?」
『ありがとう、おにーさん!』
そう言って店長は従業員用の更衣室で暖房も付け、更にカップラーメンの容器でオレンジジュースまでサービスした
『むーしゃ、むーしゃ・・・し、し、し、しあわせぇ~』
『ご−く、ごーく・・・し・あ・わ・せぇ~』


『ごちそうさまでした、おにーさん』
「おう、また何かあったら頼むぞ」

店長は子まりさ達を見送った後、こう思った
「真面目にバイトしてくれる胴付きゆっくりでも捜そうかな・・・」
少なくとも何の連絡もなしにサボる10代の餓鬼よりゃ使えるだろう
などと本気で考えていた


―――夕方・とある一軒家
『おじーさん、こんばんは』
「おお、来たかい・・・今日は少し早めじゃな」
子まりさ達はとある老人の家を尋ねた

このお爺さんは子まりさ達が町に来たばかりの時飢え死にする直前だった所を救ってくれた、いわば恩人であった
そして人間の手伝いをすれば食べ物が貰えると教えてくれたのもこのお爺さんである

そして現在は2つの条件を満たすのならばという約束でこの家の軒下を貸り、子まりさ達はそこで寝起きしていた

一つ目は簡単、〔子まりさ達が眠くなるまでお爺さんの話相手になれ〕というもの
子まりさ達にとっては日常を生きていく上で為になる話が多かったのでむしろ望む所であった
ただ、あまり長く話されると半分以下しか理解出来ないのでお爺さんも少しづつ理解する様に注意していた

「さて、それじゃ・・・あー、昨日はどこまで話したかのう?」
「おじいさん、しっかりしてね、きのうはとうがらしさんにも色んな種類があるってところまできいたよ?」



そして二つ目の条件・・・それは
〔お爺さんの飼いゆっくり、子さなえの遊び相手になってやってくれ〕
であったがこれが難しかった

元々はお爺さんが朝起きた時、家の前に弱々しく倒れていた野良であった子さなえだが
お爺さんの渾身的介護により奇跡的に回復し、バッジ試験を受け金を取り晴れて飼いゆっくりとなった・・・

だが恐らく同じ野良ゆっくりに虐められ、こき使われていた名残と言うべきか
子さなえのまむまむからあにゃるまでを繋げる様な切り傷が残っていた
お爺さんは何度も小麦粉やオレンジジュースで治療した、ゆっくりの主治医えーりん(胴付き)にも診て貰った
だがその傷跡だけは消える事がなかった
そしてえーりんが言うには、もうさなえはすっきりーして子供を作る事が出来ないと・・・
それ以来子さなえはすっかり対ゆ恐怖症になっていた

そのせいか最初こそは取り付く島もなく逃げられ続けていた
だが1週間前、一番末の子まりさはお爺さんに頼んで自分のぺにぺにを切り落とさせ、子さなえと同じ傷をつけて貰った
そして無理矢理部屋に入り、痛みを堪えているせいで涙目になりながらも笑顔で子さなえの前でこう言った
「ほら、さなえとおそろいだよ、いっしょにゆっくりしようね!」

その日以来、子さなえはこの子まりさにだけは心を開いた
そして子さなえの遊び相手は末の子まりさに一任された


「さーなーえー、あーそーぼー!」
「う、うん・・・ゆっくりまっててね」
さなえは襖から顔を半分だけ出し、末の子まりさだけだと確認して中に入れた

「いらっしゃい、まりさ・・・きょうはすこしはやいのね」
薄暗い部屋の中にいるので分かりづらいがさなえの頬は赤く染まっている
「う、うん・・・」
そして御多分に漏れずこの子まりさの頬も赤く染まっていた

このさなえは他の者に傷を見られるのは嫌だと押入れの中に引き篭もっていた
出てくるのは子まりさが遊びに来た時と食事とトイレだけである

そしてさなえとまりさは
『ん・・・ちゅ、ちゅっ、ちゅ~』
たっぷり30分間のディープなちゅっちゅを(息継ぎ30回で)始めた・・・


そして・・・
「ねぇ、まりさ・・・」
「なぁに?さなえ・・・」

「まりさは、あとどれぐらいこのまちにいられるの?」
「ふゆさんがいなくなるまで・・・かな、おねえちゃんがそういってた」

「このままずっとふゆさんがいればいいのに・・・そうすればずっとまりさと・・・」
「さなえ・・・」


 ・・・と、子供らしからぬ行為と会話をしていた
普通なら引き離すか駆除をしそうな物だがお爺さんはお互いが子供を作れない事を知っているのでその辺は寛容だった



―――翌朝・警察署
「警部!犯人・・・もとい、犯ゆっくりの正確な数が判明しました!!」
「本当かぁぁぁぁぁぁ!!」

今回の事件を捜査してた捜査官達は一斉に集まった
集まったとは言っても元々署に泊り込んでいたので初めから居たのだが

そして解ったのは川沿いの道で車を襲ったのは
ドス並の巨体でいぶ、そして銅バッジが付いているぱちゅりーとみょんとありす
そしてドスまりさが2匹
合計6匹の野良であった


「ドスが2匹・・・だと・・・」
その場に居た全員が驚愕した

普通ドスまりさは一つの群れやグループで1匹、それ以上は居ない筈である
だが証拠写真を見る限り間違いはなさそうである

「更に調べた結果・・・どうもこのドス共は番の様で・・・」
『ナ、ナンダッテー!!!』


更に稀なケースであった
しかしこれが本当なら早急な対処をせねばならないのも事実
今は冬だからいいが、春になったらゲス成分たっぷりのドスが量産されてしまう
だが冬だからって安心は出来ない
何かの手違いですっきりーしてしまう可能性だってあるのだ


「こうしてはいられん・・・至急本部にこの事を通達、それと一応保健所に連絡を入れろ、緊急対策会議を行う!」
『ハッ!!』



―――8時間後・警察署会議室
捜査を担当している警部が力一杯に叫ぶ
「・・・で、あるからして早急に駆除する必要があるのです!!」

だが本部から来たお偉いさんは
「しかしだね、それではこの町での警察の信用がだね・・・」
などと信用なぞ既に地の底に落ちる寸前にも関わらず、決行を否定している

実はこのお偉いさんがゆっくり保護団体から裏金を貰ってるのは周知の事実であったがそれを口に出せないでいた
下手に言えば自分と、自分の部下達の職が無くなるからである


結局10時間に及ぶ会議で決定したのは
〔警察によるこれ以上の介入は認めない〕であった・・・

そしてこの町の保健所に連絡を入れはしたが
「当局ではゆっくりの駆除は行っておりませんので・・・」
である
ゆっくり愛護精神もここまで来れば病気じゃないのかと思ったが口に出せなかった
言う前に切られたからである



その後警部は会議の決定を伝える為に他の捜査員達が集まる場所に戻って来た・・・

「・・・以上が本部からの決定事項だ」
「しかし、警部・・・」

「解っている! だが・・・警察ではこれ以上の事は出来ん」
捜査官達に沈黙が走る

「だから私は・・・警察を辞める!」
『!!!』
「そして新たな組織を作る、ゲスなゆっくりを駆除する為の組織をな!!」

この日、この町にいた7名の警察官が退職届を提出した
そしてそれはその日の内に受理された



―――同時刻・町の中
「はぁ・・・ゆぅぅ・・・」

末の子まりさはため息ばかりついていた
そしてしきりに空を見上げては落ち込んで・・・を繰り返していた

「まりさ・・・どうしたんだろう?」
「きのうさなえのおへやからもどってきてずっとだよね・・・」
「さなえとけんかでもしたのかな・・・」
「それともさなえにふられちゃったのかな・・・」

などと姉妹が話しているのが聞こえたので一番上の子まりさは末の子まりさに話を聞いてみる事にした
「どうしたの、まりさ?ずいぶんおちこんでるみたいだよ?」
「おねえちゃん・・・」
「おねえちゃんにはなしてみなさい、すこしはらくになるかもよ?」
「う、うん・・・」

~~饅頭説明中~~


「そう、さなえとはなれたくないんだね・・・」
「うん・・・」

「でもね、まりさ・・・はるさんがきてもまりさだけのこっていいんだよ?」
「でも・・・まりさはいままでめいわくばっかりかけてきちゃったのに・・・これいじょうワガママいえないよ」

「いいんだよ、まりさ・・・おねえちゃんはまりさがしあわせーになってくれるんならそれでいいんだよ」
「おねえちゃん・・・」

「だから・・・ね、はるさんがくるまでまだまだじかんはあるし、ゆっくりかんがえてみなさい」
「うん、ゆっくり理解したよ」


そして夕方・・・
「そう・・・まりさのおねえさんが・・・」
「うん・・・」
子まりさは子さなえに今日、姉に言われた事を説明した、そして・・・
「だから・・・まりさにすこしじかんをちょうだい・・・きっとみんながゆっくりできるこたえをだすよ」
「うん・・・」

そして今日のちゅっちゅは50分間(その間息継ぎ無しで)続いた・・・




―――翌日・川沿いの道
「警部・・・じゃなかった、所長!奴等の巣を発見しました!!」
「よし、でかした!」


次々と車が川に落とされる事件から5日
捜査していた者達は犯人がゆっくりと判明した時、ゆっくり保護団体とそこから裏金を受け取っていた者の陰謀で捜査を打ち切られた
だが彼等はそれにめげずにその場で辞職、そして今日ゲス専門のゆっくり駆除施設を立ち上げ、そのまま初仕事に挑む
もっとも依頼人は自分達だから報酬は0である
だがこれは警察時代にやり残した事だと、全員が成功させようと燃えていた

因みに施設とは言っても六畳程度の広さしかないプレハブである
そこで7人が働こうと言うのだ
誰かしらが外に出てないと鮨詰め状態で息をするのも苦しい狭さである


10分後・・・巣を発見したと報告が入り、他に巣を捜していた者達が戻って来たのを見計らい所長となった元警部が口を開く
「皆・・・私の我侭に付き合わせ、共に警察を退職し、そして・・・こんな事に巻き込んで済まなかった!」
『しょ、所長・・・』

「例えゲスであろうとゆっくりなら保護しようとする連中が多いこの町で・・・
私と共にこんな嫌われ役を買って出てくれた皆・・・ありがとう!
私は出世にも恵まれず、結婚相手にも恵まれず未だ独身で、金にも恵まれず借金地獄に堕ちた・・・
だが、私はその分・・・部下に恵まれた!」
『所長ーーーー!!』

「暫くの間は雑草を食う日々が続くかもしれん・・・それでも、私に付いて来てくれるか!?」
『勿論です、所長!!』

「ありがとう、皆・・・ ではこれより、我々の初仕事を開始する!」
『オーーーーーーーーーー!!!!』



あのゆっくり達の巣
それは川を少し下った先に不法投棄されていたタイヤの山の中にあった
奴等はそのタイヤがドスが隠れられる程度に積み上げてある場所を探し、そこにダンボールとビニールシートで家を作っていた
川原から見れば確かに人間でも見つけづらい・・・が、土手を登った所で見るとアッサリ見つけられた

「・・・あそこか?」
「はい、間違いありません!連中全員、この中に居ます!」

「よし、では作戦を決行する!」
『ハッ!!』


作戦の内容はこうだ
 ・まずゆっくり達の出入り口を確認する
 ・巣の中に発煙筒を投げ込む
 ・あわてて出てきた所を捕まえ、そのまま川に投げ飛ばす

と、その場で考えた様な適当さではあったが全員が必ず成功させようと必死になってたので気がついていなかった


「所長、包囲完了しました!いつでも行けます!」
「ん、ご苦労!」


因みにその頃巣の中のゆっくり達は・・・
「zzz・・・」
「ムニャムニャ・・・」
「むきょ、むきょきょきょきょきょ・・・」
「ちーんぽぉ・・・」
グッスリと眠っていた


所長はそれを確認し、懐から発煙筒を取り出し、発煙筒の頭を擦りだす
そして煙が出始めた所で・・・投げ込んだ

ブシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・

「ゆぅ・・・ッグ、げほっ、げほっ!」
「ぅー、うるさいよ・・・ゆっくりねかせ・・・っぐぇほっ、ゲブォォッ」
「かじだぁああああああああああああ!!!」
何やら巣の中でどたばたと騒ぎ出した・・・そして

「ち、ち、ちーーーーん・・・(がしっ!)・・・ぽ?」
まず出てきたのはみょんであった
所員の一人はすかさずみょんを捕らえ、夏にスイカを入れている様な網に石とかと一緒に詰め、そのまま川に・・・放り投げた
「んポぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・(ドボーン)ガボボボボ・・・」

投げ飛ばした所員は何とも言えない楽しさを感じ、興奮した
新たな虐待鬼井山の誕生・・・かもしれない

「ゲフォッ、ゲフォォォォッ・・・んほぉぉぉぉぉぉおおおお」
次に出てきたのはありすだった

「おっと、逃がさん!」(ガシィッ!)
「っぎ、ぃぃぃ・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!」
わずかばかり手を出すタイミングが早かったのか・・・所員は頭でなくぺにぺにを掴んでいた
それも力一杯に
「はな゛ぜ、ばな゛ぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

(ミリミリ・・・ブチッ!!)何となく頭に来たので所員は無言でそのままありすのぺにぺにを握り潰した
「い゛い゛い゛゛い゛い゛゛い゛い゛い゛!!!!!あ゛り゛ずのどがいばなべに゛べに゛がぁぁぁぁぁ・・・」(ドボーンッ)
そしてそのまま川に放り投げてやった
ぺにぺにを千切った跡から中身が出てたので間違いなくそのまま死んでくれるだろうと判断したらしい
「ガボボ・・・ゴボ・・・ボ・・・」
そしてそのままありすも絶命した


発煙筒を投げ入れて30分が経過した・・・
この群れに居るゆっくりは合計6匹・・・だが、まだ2匹しか出てきていない
何かおかしいと思いつつも少し様子を見ようと判断した


そして1時間が経過した辺りでおそるおそる中を確認した・・・そこで見た物は
発煙筒を咥えて死んでいたぱちゅりーと
「出せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、出すんだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
何故か体の半分が埋まっているドスまりさが一匹だけであった・・・

「しょちょー! よく見たらこのドスの下、穴が掘ってありますーーー!!!」
『な、な、な、ナンダッテーーーーーーー!!!』

「しまった・・・まんまと逃げられたか!」
所長以下6名は悔しさで一杯になっていた・・・
だが、まだ終わりじゃない・・・

「オイ!他のゲス共はどこへ行った!!」
所長はドスのもみあげを引っ張りながら聞く
「ゆふふ・・・知らないのぜ」
「知らないだとぉ・・・嘘を付くなぁぁぁぁぁ!!!」
『お、落ち着いて下さい所長ー!!』


「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
10分後、何とか所長は落ち着いた

「おいジジイ共、はやくドスを助けるのぜ!それとあまあまをたくさんよこすのぜ!!」
ドスはドスで、こっちが今殺せない状況と知るや身勝手な物である

やがて一人の所員が・・・
「分かったよ、チョコでいいか?」
と、懐から板チョコを出した
「ゆふふ~、おにいさんはおりこうさんなのぜ、特別にドスの奴隷にしてやるのぜ」

「そりゃどうも、所で他の親分様達は今どこに?」
「ゆっふっふ、今はドスの下にある穴からあっちにある町へゆっくり逃げているのぜ
この穴はあの町の下水道に繋がっているのぜ!」

「成る程ね・・・所長、尋問終わりました」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」

その場に居た、所長他5名は呆気に取られていた
ドスはドスでしまったと驚愕していた

「所でこのドス、どうします?」
ぼうしと、中に入ってたキノコを取り上げて所員が聞く
「・・・水で流してしまえ、幸いな事に勝手に深い穴にハマってくれている上に水は腐るほどあるからな」
『りょ、了解です!』

そしてバケツリレーでドスまりさに水掛け祭りが始まった
「や゛、や゛め゛でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・じに゛だぐな゛い゛よ゛ぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・」
所員も所長もそんな事は聞く耳持たない
むしろ先にその口を潰してしまえば良かったとさえ思っていた
「だずげでぇぇぇぇぇ・・・ドズに゛、ドスのお゛な゛がのな゛のな゛がに゛わあ゛がじゃんがい゛る゛のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

その一言で全員の手が止まり、冷や汗を流した・・・
悪い予感は的中する為にある
なんて根も葉もない言葉が頭をよぎった


「何でつっかえてるんだと思ったが・・・そういう事かよ」
「どうします、所長? 子供が出来てるとなると下手に流せば子供が生存してしまう可能性が・・・」
「なに、簡単な話だ・・・」
所長はナイフを取り出し、ドスまりさの腹を・・・ナイフで裂いた

「っぎ、ぎゃぁっぁぁぁっぁぁぁぁぁっぁああああああああああああ!!!!!!」
「おーおー、居る居る、本当に居やがったよ」
そして餡子を選り分け、なすび形の赤ん坊をゆっくりと取り出した
その数・・・合計4匹

「やめでぇぇぇぇ、赤ちゃんをゆっくり返してぇぇぇぇっぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
ドスまりさは泣きながら、裂けたままの腹すらお構いなしに地面に頭突きするが如く頭を下げまくっている
そして下げる度に体が穴に沈んでいった
「お願いじまずぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ、赤ぢゃんをがえじでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

だが・・・答えは聞くまでもなく決まっていた
「駄目に決まってるだろうが、俺達はお前等ゲスをせいっさいする為に来たんだから」
そう言ってドスの子供を一匹づつ
ボチャンッ! ブンッ・・・バシャンッ! ポイッ・・・ポチャン
川に投げ捨てた

いくらドス同士の間に出来たとはいえ生まれる前だったのだ
戦闘力は皆無であろう
それにドスはぼうしに乗れないとか聞いた事がある、水の中に入ればまずお陀仏であろう
だが所長は念には念を入れ、投げる前にぼうしを取っていた

「あ゛・・・あ゛・・・・」
ドスはもう顔以外の全てが埋まっていた
そして回りには土下座の際に撒き散らしたのであろう餡子が飛び散っていた

「所長・・・こいつ壊れたっぽいですけど・・・どうします?」
所長は手に持っていたぼうしをドスの口の中に入れてやって一言
「頭から水をかけて落としてしまおう、もう抵抗はしないだろうしな」
『了解です!』

そしてにんっしんっしてたドスまりさは・・・水で穴の中に流された
そしてそれを見た所員達は・・・トイレを連想して腹痛をおこした



―――同時刻・町の中
「ぜひぃ。ぜひぃ・・・」
「ゆふぅぅぅぅ・・・ここまで来ればあんっぜんっだよ」
ここは町の隅の方の路地裏
ドスとでいぶはそこに逃げ込んでいた

「ゆゆぅ・・・って、ドスのはにーが居ないのぜ!」
「でいぶのハニーもいないよ!」
因みにでいぶの番はぱちゅりーであったが
でいぶが穴に入る際発煙筒を蹴飛ばし、運悪くぱちゅりーがそれを口に咥えてしまい直接煙を吸う事になってしまった
元々丈夫ではないゆっくりの、更に貧弱なぱちゅりーはその煙に耐えられずそのまま絶命してしまったのだ
だがこのでいぶがそれを知る事はないし知ろうとも思わないだろう・・・

「とりあえずでいぶ、ゆっくり出来ないここを離れてゆっくり出来る所をさがすのぜ!」
「ゆっくりわかったよ!」


そして1時間後、ドスとでいぶはある一軒の家を見つける
その家は・・・


「さなえや、そろそろ10時のおやつにせんか?」
「あ、はい、そうしましょう」

子まりさ達がお世話になっているあのお爺さんの家であった


「ゆぎぎぎ・・・あのさなえは!!」
でいぶはそのさなえに見覚えがあった
あのさなえはみょんとありすがすっきりーした後、切って潰した筈のさなえに間違いない
あのお腹に付いている傷がその証拠だ
その後しっかりゴミ捨て場に投げ入れた筈なのに・・・
「どぼじでいぎでるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

でいぶは許せなかった
自分達がクズと思っていたさなえが飼いゆっくりに・・・
しかも自分は銅バッチすら取れず捨てられたのにも関わらず金バッチをつけているさなえが許せなかった
それは完全な八つ当たりだがゲスとなった野良にはただ許せないという気持ちしかなかった

「どうしたんだぜ、でいぶ? 何か見つけたのぜ?」
「あれを・・・あれを!!」
「あれ・・・あいつはぁ!!」
ドスもまた、でいぶと同じ反応をした

そして
「あんなクズがにんげんさんといっしょにゆっくりしてるなんてゆるせないよ!」
「ならドスとでいぶで、あのゆっくりプレイスを奪うのぜ! クズとジジイだけなら楽勝なのぜ!」


家のすぐ傍でそんな話が出てるとも知らない二人は・・・
「ごちそうさまでした、おじいさん」
さなえはおやつのあんまんを食べ終わり、一言そういった
それを聞いたお爺さんも
「はいはい、お粗末様でした」
と、肉まんを食べながら返事した・・・その時

「おい、そこのクズとジジイ!!」
「ゆっくりプレイスをドスとでいぶによこすんだぜ!! それとあまあまをよこすんだぜ!!!」

ドスとでいぶは堂々とやってきた
「何じゃお前等は?」
「あ・・・あぁ・・・」
お爺さんは食べかけの肉まんを皿に戻し客かどうかを確認しようと前に出た・・・だが子さなえは怯えながら後ずさりをした
「どうしたんじゃ、さなえ?」
「あ・・・あ・・・あのゆっくりたちは・・・わたしを・・・ころそうと・・・」

「なにいってるの?クズをどうしようとでいぶのじゆうでしょ!そんなこともわからないなんてばかなの?しぬの?」
「そしてそんなクズと一緒にあまあまを食べてるジジイもクズなのぜ!そんなクズがいたらゆっくりできないのぜ!」

最初はお爺さんも何が何だか分からなかったがドスとでいぶの言葉で全てを理解した
「そうかい・・・お前さん等がウチのさなえを」
そしてお爺さんの全身が真っ赤に染まりだした
「ならば・・・容赦はいらんな?」
『ヒ・・・』
振り向いたお爺さんの顔を見たドスとでいぶは怯え、ちーちーを漏らした
ついでにたまたま通りかかった小学生も怒ったお爺さんの顔を見て泣きながら走って逃げた

「ドスなにやってるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「え?」
「ゆっくりしないでドススパークでやっつけてね!」
「そ、その手があったのぜ!」
すかさずぼうしからキノコを取り出し口に含む

「喰らえ!ドススパー・・・」
「遅いわい!」
お爺さんはドスを担ぎ上げ、ドススパークは上空に放たれた
「う・・・うそッブ!!」
打ち終わったと見るやすかさずパワーボム
「っが・・・っは・・・」
そのまま持ち上げ
「も・・・やめッブファァ!!」
ブレーンバスターをかまし、更に担いで飛び上がり
「やめ・・・ゆるひハブァァァ!!!」
ツームストンパイルドライバーを繰り出した
「フォッフォッフォ・・・かつてリングでは壊し屋の異名を持っていたワシを侮るからこうなるんじゃよ」
そしてドスはリング・・・じゃなく地面に前のめりに沈んだ

「(ビクッ)ゆ゛っ・・・(ビクッ)ゆ゛っ・・・」
「ド、ドスぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
その間でいぶは、ただあまりの恐ろしさにちーちーどころかうんうんまで漏らしていただけであった

「さて、そろそろこいつに止めを(グキッ)・・・ッグ!!」
「お、おじいさーーーーーん!!!」
とたんにお爺さんは苦しみだし、倒れた
それを見た子さなえは慌てて駆け寄った

「おじいさん、おじいさん!しっかりしてぇぇ!!」
「グゥゥ・・・いかんな、持病のヘルニアの事をすっかり忘れておったわい・・・」

その瞬間、チャンスと悟ったでいぶは
「しねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」(ズシン!)
「んぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」(ガクッ)
お爺さんを潰した・・・よりにもよって落下地点は腰の上である

「お・・・おじいさーーーーーーーーーーん!!!」
「ゆっゆっゆ・・・ばかなジジイ、でいぶにかてるわけがないのに」
傍から見てる人がいれば「怯えてた奴のセリフじゃねぇ!」とか言うのだろうが残念ながらそんな人はいなかった

―――30分後
小学生が泣きながらお爺さんが怖かったと言ってたので様子を見に来たギャラリーと野次馬が集まりだした中
「ゆっ・・・グゥ・・・死ぬかと思ったのぜ」
ドスまりさが目を覚ました

「なにやってるのドス! あのジジイはでいぶがやっつけちゃったよ!」
ドスは辺りを見回すと・・・お爺さんは庭で倒れていて、子さなえは泣きながら擦り寄っていた
「し・・・信じられないのぜ」

「とりあえずドス、あいつらをこのあとどうするかはこのあんまんさんをたべてからきめるよ!」
「ゆっくり理解したのぜ!」

皿の上には食べかけの肉まんと誰も手をつけていないコンビニ饅頭が2つ
ドスもでいぶも食べかけは避けて手をつけてない方を選んだ
肉まんから赤い物が見えて、それが嫌だったらしい

『むーしゃむーしゃ・・・』
「しあわせぇ~」
「しあわ・・・ッブフォウェェェェェェェェェェェェェ!!!」

「ど、ドスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
「がっ・・・がら゛・・・がら゛ぁぁぁぁぁ・・・」

でいぶはキッとお爺さんと子さなえを睨み
「ジジイ! ドスになにをたべさせたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ギャラリーの中には勝手に食ったんだろうが!
とツッコむ者はいなかった

そしていつの間にか気が付いていたお爺さんは答えた
「フォッフォッフォッ・・・美味かったじゃろう? ワシの好物〔麻辣肉包子〕は」

「そ・・・そのまーらーにゅうぱおずってなんなのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「簡単に言ってしまえば唐辛子と中国の山椒が入っている肉まんじゃ」

などとやりとりしている間に
「も゛っど・・・ゆ゛っぐり゛・・・じだ・・がっ・・・」
ドスは永遠にゆっくりした



―――その頃の子まりさ達
『ゆいしょ、ゆいしょ、ゆいしょ、ゆいしょ・・・』
子まりさ達は今、公園の掃除をしていた
今日はどこも人手は足りているらしく、かといって何もしない訳にもいかないからこうなった
幸いここからお爺さんの家も近く、ある程度作業したら飛んで帰れるのもよかった

「ゆいしょ、ゆいしょ・・・っと それじゃ少しきゅうけいするよ」
『ゆっくり理解したよ』

「あれ?いちばんしたのまりさ・・・どこいくの?」
「あ、うん・・・このおはなさんがはいってるかみをさなえにあげにいってくるよ」
そう言って末の子まりさが持っていたのは押し花のしおりであった

「そういえばおなかがすいてきたね・・・みんなでいっしょにいこうか?」
「そうだね、そのほうがあんしんだし」
「ゆっくり理解したよ」

子まりさ達は全員でお爺さんの所へ向かった
だがそこで見た物は

『人質を解放して投降しろー!お前は完全に包囲されているぞーーー!!!』
と、メガホンで叫んでいる人達
因みに叫んでいるのはゆっくり駆除施設の7人である

「うっわ・・・本当にゲスっているんだなぁ」
「誰だよ、あのれいむ捨てた奴は・・・」
と、ヒソヒソ話している野次馬達
どうやらこの辺りに住んでいる人達の様だ

そして
「このクズとジジイをたすけたいならあまあまをもってこい!たくさんでいいよ!!」
と、お爺さんの背中に乗り、子さなえの髪を踏んでいるでいぶだった

「ゆんやぁぁぁぁぁぁ! たすけてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「さ・・・さなえー!!(ガシッ)」
さなえを助ける為、飛び出そうとした末っ子まりさを一番上の子まりさが止めた
「はなして!さなえが、さなえがぁ!!」
「おちついてね、まりさ・・・まりさがひとりでいってもなんにもならないよ!」

「でも・・・でも!」
「おねえちゃんにいいかんがえがあるよ・・・ゆっくりきいてね! ほかのみんなもきいて・・・」
そして子まりさ達は野次馬の後ろで円陣を組み、話を聞いた
「ヒソヒソ・・・ヒソヒソ・・・どお?」
「うん、うまくいきそうなきがするよ・・・でもさいごのはきけんじゃ・・・」

「さいごは・・・まりさがやるよ!さなえをいじめたあいつはゆるせないから!!」
「・・・わかったよ、でも・・・ぜったいにせいこうさせるんだよ!」
「ゆっくり理解したよ!」

そして末っ子まりさを除いた10匹の子まりさはでいぶの前に立った
『やい、クソババァ!おじいさんとさなえをゆっくりしないではなしてね!』
「うるさいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! なにハモってんのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

『うるさいのはクソババァのほうでしょ!そんなこともわからないなんてばかなの?しぬの?』
「ウガァァァァァァァァァァァァ! おまえらがしねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

『クソババァがおこったー! ニゲロー』
「まてやゴルァァァァァァァァァァァァァ!!!」

こうしてでいぶと子まりさ達の追いかけっこが始まった
とは言ってもでいぶの足はかなり遅く、とても子まりさには追いつけない
そうやって子まりさ達に気が取られている間に末っ子まりさは近くの人間に
「いまのうちにはやく、さなえとおじいさんをたすけてあげてね!」
と言って回っていた
そしてそれを聞いた駆除施設の所長は我に返り、所員と一緒にお爺さんと子さなえを野次馬側に運び、お爺さんはそのまま病院へ直行した

そしてそれを見た子まりさ達は野次馬の方へ消え
「ゼヒー、ゼヒー・・・どこへいったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!・・・あれ?」
ようやく人質が消えた事に気が付いた
「どぼじでグズどジジイがいなぐなっでるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

その隙を突いた末っ子まりさは
「むーしゃむーしゃ・・・しあわせぇ~」
お爺さんの食べかけの肉まんの皮だけを食べていた

「そこかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
子まりさの声を聞いたでいぶは大口を開けてとびかかった
そしてそれを待ってましたとばかりに肉まんを口に咥え、でいぶの口に放り込んだ

「むーしゃむー・・・がら゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
あまりの辛さにでいぶは不時着し、まるで切り取られたトカゲのしっぽの如くのた打ち回った
「やったよ!いまのうちにゆっくりしないでにげるよ!」

そのまま皆の所へ戻れば作戦は終わる・・・だがその時
「じね゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「え・・・(ズシンッ!)ゆ゛びぃ!!」
末っ子まりさのあんよは・・・でいぶに潰された

「ゆ゛がぁぁぁ・・・まりさのあんよさんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
『まりさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
姉妹とさなえが突然の事に身動きが取れないでいた
末っ子まりさはあんよを潰されたせいか、口からも餡を吐いていた・・・危険な状態だ
早く助けないと・・・そう思った時
「でいぶにがらがらをだべざぜるようなグズは・・・ゆっぐりじないでじねぇぇぇぇぇぇぇ!!」
でいぶは最後の力を振り絞り、飛び上がった

「もっと・・・さなえとゆっくり・・・したかったな」
末っ子まりさは自分の死を悟った・・・だが

ズドム!!
という音と共にでいぶは弾き飛ばされた
「どぼじで・・・(ドサッ)ゆグェェッ!」
そのまま少し痙攣した後・・・でいぶは永遠にゆっくりした

「おい、大丈夫か!」
と近寄って来たのは金属バットを持った駆除施設の所長であった
どうやら助けてくれたのはこの所長らしい

そこから少し遅れて子さなえが来て
「まりさー!ゆっくり、ゆっくりしてぇぇぇぇぇぇ!!」

「さなえ・・・よかった・・・さなえが・・ぶじで・・・」
「もうしゃべっちゃだめぇ・・・まりさがゆっくりできなくなっちゃう!!」

「ゴメンね・・・さなえ・・けっきょく・・・こたえ・・だせなかったよ・・・」
「そんな・・・そんなことないよ・・・まりさは・・ちゃんとこたえてくれたよ!」

「ありがとう・・・さなえ・・・だいすき・・・だ・・・ょ・・・」
末っ子まりさはそのまま・・・力尽きた
「まりさ・・・まりさ!おきてよまりさ!!
いやだよぉ・・・さなえをひとりにしないで!いっしょに・・・いっしょにゆっくりしてよ・・・まりさー!!」

さなえと、子まりさ達は・・・泣いた
その涙は末っ子まりさの体に降り注いだ

所員の一人がえーりん(胴付き)を呼び、オレンジジュースを買って戻って来た時にはもう遅かった・・・と思いきや
ピクッ・・・ピクッ・・・
「ん?」
力尽きた筈の子まりさの体が痙攣を始めた

「ちょっと、ちょっとどいて!」
えーりんは子まりさとさなえをどかし、末っ子まりさを見る
「・・・生きてる」
『・・・え?』

「まだこの子は・・・生きてるわ!」
「マジか!?」

そのままえーりんはオレンジジュースで応急処置をした・・・だが
「これだけじゃ足りない・・・すぐに私の診察室に運んで!」
『ゆ、ゆっくり理解したよ!』



―――4日後・早朝
「そうか・・・やっぱり行くのか」
『うん・・・』

あれから末っ子まりさは奇跡的に生き返った・・・
ただしその代償としてあんよは治らず、これまでの様には動けなくなった
そして・・・姉妹と共に過ごした日々の記憶を失った

それを知った子まりさ達は思い出させない様に会わず、このままこの町を出る事にした
最後に親しくしていた者達へ挨拶しようと思った所、その人達が見送りに来てくれて今に至る

見送りに来たのはお爺さんと子さなえとコンビニの店長、そしてゆっくり駆除施設の7人である
「君達の協力があったからこそ、あのゲス共を駆除出来た・・・感謝する」
『道中、お気を付けて!』

『おにいさんたちも、おしごとがんばってね!』

「ほれ、選別のあんまんだ・・・道中腹が減ったら食いな」
『ありがとう、おにいさん!』

「お前さん等が居なくなるとさびしくなるのぉ・・・」
「おねえさんたち・・・おげんきで」
『おじいさんも、さなえも・・・ふつつかないもうとをよろしくおねがいします!』

そして子まりさ達は旅に出た
新たなるゆっくりプレイスと出会いを求めて・・・





―――その後
あの事件がキッカケとなったのか・・・
ゲス専門ゆっくり駆除施設は想像を絶する繁盛振りを見せた
捨てるのは優しさではない、ゲスとなったならゆん生を閉じさせるのが優しさであると気が付いたらしい
そのせいか雑草生活を送る必要はなくなったどころか月の収入は1億、今では保護団体と同等の発言力を得た


某コンビニは相変わらずバイトがサボるので、最近は胴付きふらんと胴付きてんこに働いて貰っている
下手にバイトを増やすよりも経済的な上、文句も言わずに働いてくれる
更に集客率も増えたので店長はバイト全員をクビにして胴付きゆっくりを増やした
後悔は・・・してないそうです


そして子さなえと末っ子まりさは
お爺さんに協力して貰い、ゆっくりだけの孤児院を設立した
子供は作れない・・・でも二人でゆっくりした子供を育てたいと思ったらしい
お爺さんもそれに同意してくれて、今ではお爺さんの家には赤ゆと子ゆが溢れている
駆除施設の人達も協力してくれて親を亡くしたゆっくり、れいぱーに孕まされて出来た子供、野良に虐待されていた希少種がここに集まった
中にはゲスとなるゆっくりも居たので駆除施設にとってもいい話であった


子さなえも、子まりさも・・・この町のゆっくり達は・・・しあわせーであった




~~Fin~~


中傷、侮辱、批判何でも来いやぁ!
むしろもっと苛めてくれよ!



 ・一匹ぐらい幸せに・・・なんて意見があったので考えてみた
  これが幸せか?と聞かれたら・・・自信がない
 ・2つに分けた方がいいかな・・・なんて思ったけどめどいからこのまま投稿する、後悔はしない


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このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

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  • 警部さん人望があったんですね
    一緒についてくる部下が7人もいるんですから
    -- 2016-08-09 22:25:22
  • じいさんかっこいい
    でいぶも待てやゴルァァァァァァァァに吹いたw -- 2014-06-30 16:53:37
  • でいぶの待てやゴラァァァァに吹いたwww -- 2014-02-28 01:31:26
  • いやーまじよかった

    じいさんの設定がかなりいい -- 2013-07-09 23:20:10
  • じじいかっこいいなww
    こういうふざけた設定好きだわ -- 2012-04-03 01:06:39
  • ジイちゃんすげえな・・・ -- 2012-03-21 17:07:34
  • いやいや路線変更しすぎだろ -- 2011-09-10 05:57:25
  • 面白かった。 -- 2011-03-08 23:01:33
  • いい話でした。 -- 2011-02-11 19:53:21
  • 月一億www -- 2011-01-09 23:23:58
  • とりあえず、この糞警察はもう要らないんじゃないかな
    車横転させるようなゲス共放置な時点で

    良い話だなー;; -- 2010-11-07 17:45:51
  • これは良いお話だ
    ドゲスが死んで良かった良かった!
    ついでに力をあわせて一生懸命に生きる子まりさ達が可愛く見えた、初めてだ、動物のコメディー映画見てるみたいだった -- 2010-08-10 00:00:28
  • 警部が3回も殉職したら、6階級特進で…警察官の最高位「警察庁長官」になっちゃうのぜ。 -- 2010-07-02 02:42:30
  • いんじゃねw -- 2010-07-02 01:08:35
  • ゆっくりが虐待されてねぇじゃんかw
    でも、いい話だ。 -- 2010-04-16 11:43:37
  • いい話だと思う -- 2010-03-30 16:31:27
最終更新:2010年02月06日 14:52
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