ふたば系ゆっくりいじめ 1046 雨さんはゆっくりできないよ!

雨さんはゆっくりできないよ! 8KB


観察 悲劇 自滅 駆除 野良ゆ 赤子・子供 現代 汚い描写注意


今書いてるいくつかの作品が煮詰まってるので、テンプレっぽいのを書いて気分転換です。
筆が遅くってごめんね!
ちょっと汚い描写があるから、食事中は読まない方が無難かもです。

これからも、ゆっくりできたよと言ってもらえるように頑張ります。





「雨さんはゆっくりできないよ!」






雨が降ってきた。

突然の雨で一番困るのは?
そう、ゆっくりだ。
なにせこいつらときたら、雨に長時間濡れただけで溶けて死んでしまう。
それだけに雨が降り始めた時に直ぐに雨宿れなければ、ゆん生はそこで終了である。


突然の雨に慌てる、ゆっくり一家がここにも。
「あめさんは、ゆっくりできないわ!おちびちゃん、ゆっくりいそいでね!」
「ゆっきゅりりきゃいしちゃわ!」
「ゆっきゅりちないで、ゆっきゅりいそぎゅのじぇ!」
「おちびちゃんたちは、いそいでおぼうしのなかに、ゆっくりはいるのぜ!」
山に近い村の、ろくに舗装もされていない道を4匹のゆっくり一家が急ぐ。
この日は、ある程度成長した子ゆっくりたちに初めて狩りを教える日だったのだが、
調子に乗って、普段は行かない人間さんの家の近くに行ってしまったのだった。
普段来ないだけに、雨宿りの場所も勝手が違う。
「ゆゆ~、まりさぁ!はやくしないと、ずっとゆっくりしちゃうわ!」
「わかってるのぜ!」
まりさは周りを見渡す。もう、背に腹はかえられない。人間さんのおうちで雨宿らせてもらうしかない。
「ありす!こっちなのぜ!」
「ゆゆ?そっちは、にんげんさんのおうちよ?」
人間さんは恐い。
これは、この山に暮らすゆっくりの常識である。
作物荒しにあったことのある人間さんがゆっくりを毛嫌いしているのもあって、駆除の対象になっている。
まりさもそれは分かっていた。しかし、今は緊急事態である。
この家の人間さんが、ゆっくりできる人間さんであることを祈るしかない。
「もう、じかんがないのぜ!」
ありすも理解して、まりさの後をついていく。
玄関はしまっている。だからといって、騒いで人間さんを呼び出す勇気は無い。
まりさとありすは、庭の方へと向かう。
庭からも、大きなおうちは入れそうな場所が無い。
しかし、少し離れた場所にある建物は扉が開いていた。
「ゆ!あそこにいくのぜ!」
「なんとか、たすかったわね!」

その建物に入ると、中は高さはあるものの、スペース自体はそんなに広くは無い。
それになによりも臭い。臭すぎる。
「ゆげぇ!ゆぎぇぇぇ!くしゃいのじぇぇ!!!」
「こんにゃの、ときゃいはじゃにゃいいいいいい!!!」
「ゆぐ…がまんするのぜ…。あめさんが、やむまでのしんぼうなのぜ…」
「ままがすーりすーりしてあげるから、がまんしてね…」
親ゆっくりたちにとっても、我慢するにはつらい臭さであったが、これ以上雨に濡れるのは危険すぎる。
だからここに、とどまるしかないのだ。
「ゆっきゅり、しゅーりしゅーりちゅるわ!」
子ありすは、親まりさの帽子の中にいたが、親ありすとすーりすーりをしようと中から出ようとしていた。
もぞもぞ
「ゆゆ?!」
ころんころん
バランスを崩して、親まりさの頭の上から転がり落ちる。
そして、そのまま…
「おちびちゃん!」
「おしょらをとんでりゅみちゃい!」
中央にある、穴の中へと落下していった。
「ゆあああああああ!!!!!」
まりさが号泣する。
「いまたすけてあげるわ!」
ありすが子ありすに呼び掛ける
慌てて、親まりさと親ありすが穴を覗き込む。
しかし、その穴はおそろしく深い。そして、恐ろしく臭い。
穴底から湧き上がってくる、刺激臭。
「ゆげええええええ!!!!!」
「ゆべええええええ!!!!!」
思わず2匹は、餡子とカスタードを吐いてしまう。

「くちゃいいい!!!かりゃだが、ふやけりゅううう!!!ちにちゃくにゃいいい!!!」
という声が穴の底から響いていたが、直ぐに
「もっちょ…ゆっきゅり…ちた…かった…」
という、子ありすの最期の言葉が聞こえ、そして穴底から子ありすの声がしてくることは二度となかった。
「おちびちゃんがああああああああああああああああああ!!!!!」


放心状態のまりさとありす。
あれからどれくらい経っただろうか?
雨は、まだ止む気配は無い。
そんな時、人間さんがやって来た。
「おや?なんで便所にゆっくりが?ああ、雨宿りか」
人間さんは、親ゆっくり2匹の頭の髪の毛をむんずと掴むと、便所の外に放り投げた。
「悪ぃけどよ、糞すっから邪魔なんだわ」
便所の扉は閉められ、ゆっくり親子3匹は雨の中に放り出された。
顔面から着地して、激痛が走る。
「ゆぎいいい…」
身体が、ふやけてきている。急いで別の雨宿り先を探さなければ。


しかし、そうそう雨宿り先は見つからない。
やはり、人間さんのおうちに行くしかない。
また、まわりを見渡すまりさ。すると、家の窓越しに人間さんの姿が見えた。
まりさたちは、その窓へと急いで向かう。

「いれてね!いれてね!まりさたち、このままじゃしんじゃうんですううううう!」
だぜ言葉を使わずに必死に懇願する、まりさ。
「おちびちゃんだけでも、いいんです!おねがいします!」
子まりさだけでもとお願いする、ありす。
「ゆっきゅりさせりゅのじぇ!」
まりさのお帽子の中で事態の深刻さが微妙に分かって無い、子まりさ。
人間さんが窓を開ける。
「ゆっくりうるせぇ~…てか、臭っ!こいつら臭っ!うんこ臭いぞ…」
まりさが窓に近づき、
「おうちにいれてくださいいい!あめさんが、やむまででいいんですううううう!」
ぷ~ん
まりさから、香ばしい糞臭がする。
「くっせええええええ!!!!!近寄んな!汚饅頭野郎!!!」
手元にあった殺虫剤を、まりさに勢いよく噴射する。
ぷしゅううううううう
「ゆぎゃああああああ!!!!!!おめめ!まりさの、つぶらでなやましいおめめがああああああ!!!!!」
「ま、まりさ!」
人間さんは窓を閉め、カーテンも閉めてしまった。
「ゆうう…おかおが、ひりひりするのぜ…」


雨は止むどころか、勢いを増していた。
身体はふやけ、皮がグズグズになりつつあった。
「まりさ…どうしよう…」
「ありす、がんばるのぜ…」
水たまりも多く、あんよもだんだん力が入らなくなってきた。
(なんとか、おちびちゃんだけでも、まもりたいのぜ…)

必死にあんよを動かして、雨宿れる所を探していると、玄関先に屋根が付いているおうちを発見した。
「ゆぅ…あそこにいくのぜ…」
大人しくしていれば、大丈夫なはず。
2匹は息も絶え絶えになりながら、目的地に辿り着く。
親ゆっくり2匹は限界ギリギリの状態だ。
殺虫剤の影響で、道中に餡子を吐きまくったまりさは虫の息だった。
「ゆげ…ゆげぇ…」
「まりさ!がんばって!」
「ぴゃぴゃ!ぺーりょぺーりょすりゅかりゃ、なおっちぇにぇ!」
自分を心配する、ありすと子まりさを見て、まりさは気丈にふるまう。
「へいきなのぜ。おちびちゃんが、ぶじなら…」
子ありすを思い出して、ちょっと悲しい気持ちになるも、子まりさの為にも頑張らなければ。
そんな風に思っていた時だった。玄関の扉が開いたのは。
「なんか、うるさいのぅ…。家の前で何を騒いでおるんか?」
ぐちゃ
玄関先が騒がしいと様子を見に来た、その家の主の老人が

子まりさを踏みつぶした。

「ゆ?!ゆゆ??お、おちびちゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
「ゆんやあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
2匹の親ゆっくりの絶叫が響き渡る。

何を言うでもなく、あっさりと逝った子まりさ。
老人は、何かを踏んだ感触に足の裏を見る。
つっかけの裏には、子まりさだった物の残骸がべっとりとついていた。
「あーあー、こりゃいかんのぅ。すっかり、汚れてもうたわ」

「おちびちゃんを、かえせええええええ!!!!!」
「おちびちゃんに、あやまりなさいいい!!!!!」
2匹の親ゆっくりは、老人を非難する。
「ん?ゆっくりか。あんまり、家の前で騒がれると迷惑なんじゃがのぅ」
そんな中、家の奥から一人の少年がやってくる。
「どしたの、じーちゃん。あ、ゆっくりだ。さっき、うるさかったのこいつらか~」
ぎゃあぎゃあ喚いているゆっくりを見て、少年が
「じーちゃん、ゆっくりに因縁つけられてるの?僕が追っ払おうか?」
「すまんのぅ」
「いいよいいよ。じーちゃん、腰がよくないんだしさ」

少年は、ありすを思い切り蹴っ飛ばす。
「いだいいいいいい!!!!!」
ただでさえ、雨でふやけている皮は脆くなっており、簡単に破れた。
カスタードを撒き散らして、のたうちまわる。
「あー、汚れちゃうなあ…ま、いっか」
そして何度も何度も、ありすを踏みつける。
「やめてえええ!!!やめるのぜえええ!ありすが、まりさのありすがしんじゃうのぜえええええ!!!!!」
ぐちょっという音を立てながら、ありすが潰れていく。
「まり…さ…おちび…ちゃ…」
「止めだ!」
ぐしゃっ
少年の渾身の踏みつけで、ありすは永遠にゆっくりした。
「ゆわあああああああ!!!!!」
まりさは逃げた。渾身の力で。何も考えられなかった。
ただ、懺悔の思いにその身を焼かれながら。
(だめなおっとでごめんね…だめなちちおやでごめんね…)




「あ、昨日のゆっくりだ」
翌日、少年が学校へ向かおうと門を出た少し先に、まりさの身体が溶けて中身が漏れて死んでいる死骸があった。
その苦悶の表情は、身体の痛みからくるものだったのか、心の痛みからくるものだったのかは分からない。




ゆっくりは雨に弱い。
雨で死ぬゆっくりは珍しい物ではないのだ。


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感想

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  • 外付けの便所って時代を感じる。しかも水洗式ではないボットン便所では!?
    20代前半の自分がアニメやテレビ資料でしか見た事がない遺産レベルww

    ゆっくり饅頭って匂いに敏感なはずなのに、
    「公園の水洗トイレ=水飲み場orゆっくりプレイス」
    というSSが多いのは矛盾な希ガス・・・
    いや、出鱈目饅頭だから「飲み水がある=非ゆっくり3K(臭い汚い危険)なはずは無い」
    という思い込みか? -- 2018-02-23 22:42:39
  • ゴキブリは触りたくない、見るだけで寒気がする
    なんだかんだ言っても皆ゆっくりが好きなんだねーわかるよー -- 2013-08-01 11:39:34
  • ↓↓↓↓↓↓ゴキブリとゴキブリ以下の物がかわいそうだろ!!! -- 2012-07-26 19:49:39
  • なんか下の方にこのままでは犯罪を起こしかねないやつがいたぞ!?

    雨だからすぐに臭いは落ちたんじゃない? -- 2011-11-11 12:27:17
  • 雨に濡れた程度で死ぬ生物が地球上で生きようとするのが間違い -- 2011-08-09 20:24:59
  • 便所が外付けなら、物置くらいありそうだが・・・。 -- 2011-07-13 19:51:09
  • 正に村の日常!ゆっくりできたよ
    うんうん臭いままうろ付かれて迷惑だったろうなーw -- 2010-12-10 21:55:34
  • そうでもない。俺は虐待派だけどゆっくりを愛してる。
    かわいいからこそ虐待する。 -- 2010-11-28 22:54:46
  • 愛で派ではない限りゆっくりの扱いはゴキブリと同じ。
    または、それ以下。 -- 2010-09-30 00:45:49
  • 実は俺…ゆっくりと同じくらい人間の子供が憎らしく感じちゃうんだ… -- 2010-09-02 22:13:36
  • いい死に様です。 -- 2010-08-25 06:19:41
  • ゆっくりにぴったりの最後だな。 -- 2010-07-31 00:47:39
  • 面白かった!
    特に子ゆが便所に落っこちたのが一番笑えたw -- 2010-07-20 00:28:10
  • 雨宿りさせてやれよ。 -- 2010-07-19 06:39:15
  • 凄く良かった
    村人がゆっくりの危機なんて全く気にしないで生活してたのが良い!
    凄惨なやつはゆっくりできるね! -- 2010-07-14 14:09:07
最終更新:2010年03月27日 11:06
ツールボックス

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