とくべつでえらばれたゆっくり 55KB
虐待-凄惨 現代 虐待人間 うんしー ジャンルとしてはなんとも言い難い またよろしくお願いします
これからは先に名前を書いておこうと思います。
読む前に、誰が書いたか分かった方が~って話を耳にしたもので・・・。
と、いうわけでのこのこ帰ってきた小五ロリあきです、ヨロシク。
ではゆっくりしていってね!!!
「おちびちゃ~ん。きょうもゆっくりしようね!」
れいむは生まれてこの方、苦労というものをした事がない。
赤ゆっくりの頃から何一つ不自由なく育てられた。
強いて不満を挙げるとすれば、狭い箱の中から出られないことくらいか。
「まりさのおちびちゃんたち。きょうもゆっくりしてるよぉ~!!」
それでも日々の暮らしに特に不満も無く、やがてお婿さんとしてまりさを迎える。
「おかーしゃん!れーみゅにおうたうたっちぇ!!」
「まりしゃもまりしゃも!!」
その後にも自分とまりさによく似たおちびちゃんも授かった。
「ほら、今日のご飯だぞ」
食事も、毎日人間が持ってきてくれる。
「わーい!きょうもれーみゅのしゅーぱーむーちゃむーちゃたいみゅはじまりゅよ!!」
「しゃいきんごはんしゃんがしゅくないよ・・・」
「そうだね!かわいいれいむたちのためにおにいさんはもっとたくさんもってきてね!」
「・・・それはできないよ。我慢しな」
「どぼじでぞんな・・・あっ、おにいさん!・・・いっちゃった」
「まったく!さいきんおにいさんたちはゆっくりしてないよ!なさけないね!」
「そうだよ!!まりさたちのいうこときかないなんてゆっくりできないばかにんげんだね!」
「しょんにゃにょどうでもいいきゃらしゃっしゃとたべしゃしぇちぇにぇ!」
「がふっがふっ!うっみぇ!きょれめっちゃうっみぇ!まじぱにぇえ!!」
最近はなんだか優しくなくなった気がするけど、それでも取り敢えずはしあわせーっだった。
「げっぴゅ!ちょっとたりにゃいけどまんじょくちたよ!!」
「ゆ・・・ゆぅ・・・まりしゃにゃんだかねみゅくなっちぇきちゃよ・・・」
「ゆっ、そうだね。・・・じゃあきょうはすーやすーやしちゃおっか」
「まりしゃ・・もう・・だ・・・みぇ・・・」
「おちびちゃんたち・・・ゆっくり・・・おやす・・み・・・」
毎日ごはんを食べて、好きなだけおうたをうたったりして遊んで、好きなだけ眠る。
そんな生活がこれからも続くのだと。こんなにしあわせーっな自分達はきっと特別なのだと信じて疑わなかった。
お腹も膨れたれいむたちは明日はどんなふうにゆっくりしようかと、胸を躍らせながら眠りに就く。
そして・・・
「・・いむ・・・きて・・・」
「ゆ・・ゆぅ・・・なに・・・?」
「ねぼ・・・ないではやくおきて・・れいむ!」
「ゆ・・・ゆ!?どうしたのまりさ?・・・ここどこ?」
「れいむ・・・ゆっくりしすぎだよ。おちびちゃんじゃないんだから・・・」
「ゆぅ・・・ゆぅ・・・おにゃかしゅいたよぉ・・・」
「れーみゅもうちゃべれにゃいよ・・・」
次に目が覚めたとき、そこは見知らぬ部屋でした。
―――――――――――――――
気が付いたら、一家揃って見知らぬ部屋の片隅にある狭い箱の中だ。
一体何がどうなってるのかと慌てて辺りを見渡すれいむとまりさ。
「やあ。起きたかい?・・・一応、ゆっくりしていってね」
そんなとき、一人の人間が話しかけてきた。赤ゆっくりたちはまだ眠っている。
「ゆっ!?にんげんさん?・・・ここどこなの?」
れいむは物怖じせずに人間に疑問をぶつける。
生まれた時から沢山人間と会った事があるれいむにとって、人間は恐怖の対象ではないのだ。
「おや、挨拶のお返しも無しかい。
まあいいや、ここは僕のおうちだよ。
唐突だけど君達は今日から僕のおうちに住むことになったんだ」
「にんげんさんの・・・?なんで?」
まりさも聞き返す。同じく人間を怖がってはいない様だ。多分れいむと同じ理由だろう。
「んー・・・簡単に言うとさ。ペットショップ・・・君達が今まで居たおうちは仮の物だったんだよ。
そこで暮らすゆっくりは、いつか人間さんに『この子が欲しい』って選ばれるんだ。
そして、その人間さんのおうちで飼いゆっくりとして暮らすことになるんだよ」
「かいゆっくり・・・?よくわかんないけど、えらばれたってことはれいむたちとくべつなの?」
「特別ねぇ・・・まあ特別と言えば特別だね」
「やったー!やっぱりまりさたちはとくべつだったんだよ!やったねれいむ!」
「あたりまえだよ!!れいむたちこんなにゆっくりしてるんだもん!さすがえらばれたゆっくりだね!!」
うれしそうにはしゃぎ回る二匹。
しかし、いつまでもそうしてる訳にはいかない。やがて痺れを切らしたように人間が切り出した。
「まあ落ち着きなよ。まだ話は終わってないんだ」
「なに?そんなことどうでもいいからとくべつなまりさたちをゆっくりさせてね!!」
「そうだよ!かわいいれいむがわざわざきてあげたんだよ!ゆっゆ~ん♪かわいくてごめんね!!」
「・・・はぁ。こうなるのが嫌だったからわざわざ眠らせて連れて来てもらったのに・・・
ねぇ、これは大事な話なんだ。ちゃんと聞かないとゆっくりできないよ?」
「ゆっ!?ゆっくりできないのはやだよ!ゆっくりしないではやくきかせてね!!」
先ほどまでの様子が嘘のように姿勢を正す二匹。ゆっくりできない、は魔法の言葉だ。
「ああ。でもその前におちびちゃんも起こしてくれないかな?後でもう一度言うのも面倒臭いし」
「おちびちゃん!ゆっくりしないでおきてね!おきないとゆっくりできないよ!!」
「ゆ・・ゆ~ん・・・もうあしゃにゃにょ?まだまりしゃおねみゅにゃんだよ・・・」
「いいからおきてね!はやくしないとおかーさんおこるよ!!」
「おかーしゃんおこりゃないでにぇ・・・れーみゅちーちーもらちしょうだよ・・・」
(まさかここまでとは、ねえ・・・)
モタモタしている一家を前に、人間は苦笑いを浮かべるしかなかった。
結局二匹の赤ゆっくりが状況を把握し、話を聞く体制が整ったのは数十分後のことだった。
待っている間に人間の苦笑いからは笑いの部分がそっくり抜け落ちてしまっている。
「さあにんげんさん!ゆっくりしないでおはなししてね!」
「れーみゅたちゆっくちできにゃいのはやだよ!はやくしちぇにぇ!!」
「・・・ああ、ようやく済んだのかい?随分ゆっくりだったね」
「れいむたちがゆっくりしてるのはあたりまえでしょ!そんなことよりはやくしてよね!!」
「あんまちぐじゅぐじゅしちぇりゅとまりしゃぴゅきゅーしゅるよ!!」
待たせたのは自分達だというのに、全く悪びれる様子も無い。
そんな一家の言う事を適当に流して、人間はゆっくりと話し始める。
「ま、いいさ。話といっても大した事じゃない。
これから君達がここで暮らす為の決まりを言っておこうと思ってね」
「きまり・・・?なんなの?なにいってるかわかんないよ!」
「そう難しい事じゃないよ。これから僕は、君達に対して色々な事を聞く。
君達はただそれにちゃんと答えてくれればいい」
赤ゆっくりたちはイマイチ話の内容を理解し切れていないようで、首を傾げている。
代わりに辛うじて解ったらしい親まりさが考えた末に答えを返した。
「やだよ!なんでそんなことしなきゃいけないの?
いままでなんにもしなくてもゆっくりできたんだよ!!めんどくさいのはまりさいやだよ!!」
「ゆっ!!めんどくさいなられいむもいやだよ!
にんげんさんはへんなこといってないでさっさとごはんちょうだいね!れいむたちはかいゆっくりなんだよ!!」
親れいむも、話は良く解らなかった様だがまりさの言葉を聞いて猛反対する。
勿論自分にとって都合の良い事は覚えていた。ふてぶてしい笑みは崩さない。
そんなゆっくりを見て、人間は懐から小さな袋を取り出して残念そうな顔をしながらそれを破った。
「ふ~ん。ちゃんと答えてくれたらこのあまあまをあげようと思ってたんだけど・・・
嫌だって言うなら仕方ないか。これは無しだね、ざーんねん」
その中から一枚のクッキーを取り出して、やいのやいのと騒ぐれいむたちの目の前に持ってきて見せびらかす。
そして、クッキーの香りに釣られて目を向けたところで素早く懐に手を引っ込めた。実に鮮やかな手つきである。
クッキーのいい香りに釣られて涎を垂れ流す一家。視線は人間の懐に釘付けだ。
「れ、れーみゅにしょれちょーらいにぇ!!あみゃあみゃしゃんちょーらいにぇ!!」
「なんでもいうからちょうだいね!!あまあまさんはゆっくりできるよ!!」
「へぇ?でもさっき面倒臭いから~とか言ってた様な・・・」
「きのせいだよ!かしこいまりさがなんでもこたえるよ!!」
「いいきゃらしゃっしゃとしょのあみゃあみゃよこしちぇにぇ!!!」
大体は予想がつくが、やはり先程とは正反対の態度をとった。既に全員涎まみれになっている。
「きったないなあ・・・まあそこまで言うなら考え直そう。
じゃあ、君達が一つの質問にちゃんと答える度に一枚のあまあまをあげるよ。
もしちゃんと答えられなかった場合は・・・」
「そんなのどうでもいいからはやくしてっていってるんだよ!
あんまりぐずぐずしてるとむてきのかわいいれいむがせいっさいっするよ!!」
「のろまにゃにんげんはゆっきゅちしにゃいでにぇ!!」
「てんさいのまりさがこたえれないわけないよ!さっさとはじめてね!!」
「かちこいおとーしゃんにかちぇりゅとおもっちぇりゅにょ?おぉおりょきゃおりょきゃ!!」
「あぁ、そう?じゃあいいか。・・・後で文句言うなよ」
自信満々の饅頭一家を冷ややかに見つめる人間。
また懐からクッキーを取り出すと、まるでコインを弾くように軽く宙へと跳ね上げた―――
―――――――――――――――
「じゃあ最初だし、まずはとっても簡単な質問から。
“君達はゆっくりしているかい?”」
人間の簡潔な質問に、まりさたちは小馬鹿にしたように答える。
「なにいってるの?そんなのあたりまえでしょ!」
「れいむたちほどゆっくりしたゆっくりはいないんだよ!」
「しゃっきかりゃいっちぇりゅのきいちぇにゃいの?ばきゃにゃの?ちぬの?」
「ばきゃなにんげんしゃんはしゃっしゃとあみゃあみゃよこしちぇにぇ!ゆっゆっゆっゆっ!!」
まりさたちの返答に満足したらしい人間は、先程から持っていたクッキーを箱の中に放り込む。
「ほら、お食べ」
「きょれはれーみゅにょだよ!むーちゃむーちゃ!」
「・・・ち、ち、ちあわちぇ~!!!」
「これくらいじゃたりないよ!もっとちょうだいね!」
あっという間に平らげてしまったれいむたちは、未だかつてない幸福感に包まれながら更に催促する。
「それは駄目だよ。言っただろ?一つの質問につき一枚だけだって。
まあこんな調子でどんどん答えていってくれよ。お腹一杯になるまでそう時間も掛からないかもね?」
「じゃあさっさとしつもんしてね!!まりさがなんでもこたえてあげるよ!!」
「そしちゃらもっ~ちょたくしゃんあみゃあみゃちょーらいにぇ!!」
どうやらすっかり自信をつけたらしい。口の周りを食べカスだらけにしながらも自信満々だ。
「それじゃ二つ目。“君達にとってゆっくりする、ゆっくりしているってどういう事?”」
「きまってるでしょ!ゆっくりはゆっくりだよ!!なにいってるの?」
「そうじゃなくてもっと具体的に、詳しく。そんな答えなら誰だって言えるじゃないか」
「ゆ・・・ゆっくり・・は・・・ゆっくりはゆっくりだよ!!ゆっくりがなんなのかもわからないの!?」
「分からないから聞いてるんだろ。話聞いてたかい?・・・で、答えは?」
「ゆ・・ゆ~・・・いいからさっさとあまあまちょうだいね!!」
「おちょーしゃんちゃんとこたえちゃよ!しゃっしゃちょあみゃあみゃよこちてにぇ!!」
明らかに誤魔化そうとしている親れいむではあるが、当然それで済むはずがない。
人間は大きく溜息を吐いて、首を左右に振る。
「・・・もう答えられないって事でいいね?
それじゃ答えられなかった罰として・・・セイッ!」
ッパァン!!!
「ゆぶっ!!」
そして、まりさを横に転がして上から頬を思いっきり引っ叩いた。
まりさの頬には見事な手形がつき、数秒時が止まったかのように静かになる。
「ゆ・・・ゆぎぃぃぃ!!!いだい!いだいぃぃ!!!」
「おちょーしゃーん!!にゃんでぇぇぇぇ!!?」
「ばでぃざぁぁぁ!!ゆっぐりじでよぉぉぉ!!!
どぼじでごんなひどいごどずるのぉぉぉ!!?あばあばはぁぁぁ!!?」
「おー、痛い。饅頭でも思いっきり叩くと痛いもんなんだなあ」
あまりの痛みに泣き出すまりさ。それを見て叫ぶ赤ゆっくり。
親れいむも目を白黒させながら、叩いた手を痛そうに振っている人間を問いただす。
「何って、答えられなかったから罰として一発入れたのさ。
答えられたらあまあまのご褒美。駄目だったら一発。最初に決めたとおりだけど・・・」
「ぞんなのぎいでないでじょぉぉぉ!?いだいのはゆっぐりでぎないよぉぉぉ!!」
「だから言おうとしたのにさっさとしろって言ったのはそっちでしょ?
聞こうとしなかったって事は、わかったって言ったのと同じ事でしょ。理解できるかい?」
「しょんなのいいきゃらしゃっしゃちょおちょーしゃんにあやまりぇー!!!」
「ゆ・・ゆぐっ・・・ばでぃざをいじべるにんげんはゆっぐりじないでじねぇ・・・」
親子供揃って精一杯凄んで見せるが人間は全く反応しない。
表情を変えずに、ピーピーと喚く一家をただ見つめている。
「だから文句言うなって言ったのに。じゃあもう一回言うから今度はあれこれ言わないでよ!
答えられたらあまあま一枚。答えられなかったら罰として痛い目に遭わせる!わかった?」
「いいがらざっざど「なんならこのままどっちが顔か判らなくなるまでコレで叩き続けてもいいんだけど」
・・・・・・ゆっぐりりがいじばじだ・・・」
尚も親まりさは納得できない様だったが、どこからともなくハエ叩きを取り出した人間を見て渋々頷く。
「なにいってるのまりさぁぁ!れいむはいたいのいやだよぉぉ!!?」
「おちょーしゃんはしゃっしゃとこのにんげんこりょしちぇあみゃあみゃうばいとっちぇにぇ!!」
「でもぱちーんってされるのはゆっくりできないよ・・・」
「ちょっとたたきゃれたくりゃいでなしゃけにゃいよ!!もっちょちぬきでかんばっちぇにぇ!!」
そして傷一つ無い他のゆっくりから不満をぶつけられている。
先程と比べて親まりさの態度に随分差があるが、それも仕方が無い事。
叩かれる痛みを知っているのといないのとでは認識に差が出るのは当然なのだ。
どうやら親まりさは家族からの言葉の暴力よりも人間の平手打ち一発のほうが怖いらしい。
「おいおい、そんなこと言っちゃ可哀相じゃないか。
よし!そこまで言うなら今度は君たちに答えてもらおう!」
「「「ゆっ!!!?」」」
「だから“これから君達に質問するけど、それでいいね?”」
「ど、どうしてそんな「質問に質問で返さない!!!」『パァン!!!』ゆぴぃぃ!!!」
「「おかーしゃーん!!!」」
「いだいぃぃぃ!!でいぶのすべすべほっぺさんがぁぁぁ!!!じぬ!じぬぅぅぅ!!!」
「駄目じゃないか。いいね?って聞いたんだから“いい”か“嫌だ”で答えないと」
親まりさと同じ様にされて頬をハエ叩きで叩かれた親れいむ。
あまりの痛さにその場でビッタンビッタン跳ねている。
「ゆ、ゆあぁぁ・・・ぱしーんっちぇされりゅちょとっちぇもいちゃしょうだよぉ・・・」
「ゆうぅぅぅ!!!れーみゅいちゃいのやだよぉぉぉ!!」
先程素手で叩いたときよりも数段良い音が響いた事と、
そのまま死にそうな勢いで痛がる親れいむを見てどれ程の威力なのかをようやく理解したのか。
赤れいむたちもさっきとは打って変わった様子でしーしーを漏らしながら震えている。
「ハハッ。流石にそれは大袈裟でしょ?堪え性ないなあ。
さーて、次はおちびちゃんたちかな。ああなりたくなかったらちゃんと答えようね」
「ゆゆっ!?やめちぇにぇ!ぱちーんしゅるにゃらおちょーしゃんたちにしちぇにぇ!!」
「しょーだよ!!きゃわいいれーみゅはあみゃあみゃしゃんがたべたいんだよ!
だかりゃゆっくちできにゃいぼうしゃんはやくどっかやっちぇにぇ!!」
「だめだめ。そこまで喋れるなら質問の一つや二つ、どうってことないでしょ?
大丈夫。叩く時はちゃんと手加減してあげるから死にやしないって!」
たしかに潰さないよう加減して叩けばゆっくりは死なないだろう。
ゆっくりの生命力に直結するのはあくまでも体内の餡子の総量なのだ。
極端な話、餡子さえ失わなければゆっくりはそう簡単に死にはしない。
ただ、だからといって餡子さえ無くならなければ平気という訳ではない。
極端に痛みに弱いゆっくりにとっては、ただ叩かれるというだけでも拷問のような苦行となる。
それ位は未だにゆんゆん泣いている親を見ればいくら頭が足りない赤ゆっくりでも容易に想像がついた。
ましてや・・・
「さあ張り切っていこうか!頑張れ、あまあまが待ってるぞー!」
そう言いながら、にこやかな顔で気合の入った素振りをしている人間を見て良い予感がするはずもない。
もう赤れいむにも、赤まりさにも、先程までの反抗心など欠片も残っていなかった。
「や・・やめちぇよぉ・・・」
「いちゃいいちゃいしゃんになっちゃられーみゅきゃわいしょうでちょ・・・?だきゃりゃ」
「それではサクサクいきましょう!次の質問は―――」
「ゆんやぁぁぁ!!おはにゃしちゃんときいちぇよぉぉぉ!!!」
数秒後、やけに甲高い大きな悲鳴が部屋に響いた。
―――――――――――――――
数十分後。部屋には相変わらずの調子で質問を続ける人間の姿があった。
「“君の大事なおちびちゃんのおめめが人間さんにえぐられてしまいました。さて、君はどうする?”」
「おめめがないとまりさゆっくりできない「感想が聞きたいんじゃないんだよ」『スパーン!!』
ゆぎっ!!・・・い・・・いだい・・もうやだおうぢがえるぅ・・・」
「“君達のおうちがゲスに乗っ取られてしまいました。次に君が取る行動は?”」
「れーみゅのおうちはげしゅなんきゃに「だからもしもの話だってば」『パチッ…』
ゆぴぃぃ!!あぢゅいよぉ゛ぉ゛!!らいたーしゃんきょわいぃぃぃ!!」
「君はしーしーをしてはいけないと言われた所で漏らしてしまいました。どのようにして謝りますか?”」
「ご、ごめんにゃしゃい!もうちーちーちにゃいかりゃ「漏らしてもいいからちゃんと答えてよ・・・」『ベコッ!』
ゆぎゅっ!ゆぎぃぃ!!まりしゃいちゃいにょやぢゃ!だれきゃたしゅけちぇぇ!!」
「もうかんにんじでぇ・・・ゆっぐりでぎないぃ・・・」
「れいむは随分ゆっくりしてないんだねえ。
さっきまで自分は一番ゆっくりしてるってあんなに自慢げに言ってたのに。
どうしたの?これくらい笑い飛ばせばいいじゃない。
“ゆっくりしてるゆっくりは無敵なんでしょ?なんでそんなに痛がってるの?”」
「いだいのはゆっぐりでぎないぃ・・・ゆっぐりでぎない゛ぃ゛ぃ゛・・・」
「てんで答えになってないね。それじゃもう一発!!」
「うばぁぁぁ!!!いだいぃぃぃ!!でいぶのあんよざんん゛ん゛ん゛!!!」
「まったく・・・最初の一問以外全然答えられてないじゃないか。これじゃ君達を連れてきた意味がないよ」
「うぅ゛ぅ゛・・・だじゅげぢぇ・・・」
一方のゆっくり一家はと言うと、程度の差はあれど全員傷だらけになっていた。
「れーみゅのまっかにゃおりぼんしゃん・・・まっちろおはだしゃん・・・まっくりょにゃかみしゃんがぁ・・・」
赤れいむは延々とライターで炙られたせいか、所々焦げている。
おかざりは半分無くなり、髪も溶けていたり中途半端に焼き切れて短くなっていたりとかなり悲惨な姿だ。
「ぶっ・・・ゆぶ・・・も゛うたたかにゃいでよぉ・・・」
赤まりさは執拗に顔の中央にデコピンをくらい続けたせいで、顔面がひしゃげてしまっていた。
目は片方無くなり、歯も抜け落ちるかボロボロになるかして無事な物は一本も無い。
涙を流しているのと相まって、元から不細工な顔が更に可哀相な事になっている。正直笑えて仕方がない。
「でいぶのかもしかみたいなあんよがぁ・・・ごれじゃもううねうねもでぎないぃ゛ぃ゛・・・」
あれだけ偉そうな事を言っていた親れいむはそこら辺に寝転がり、力無くボソボソ呟いている。
こちらはハエ叩きで執拗にあんよを叩かれたせいで今にも破れそうなくらいに薄くなっていた。
うっすらと体内の餡子が見えるくらいにまで傷ついたあんよは、もう痛いという感覚すらない。
しかもまむまむの辺りはこれまたライターで焼かれて、焦げ跡以外は何も無くなっていた。
もうどれだけ望もうとも、れいむはまともに身動きも取れなければにんっしんっすらできないだろう。
他のゆっくりに比べてみれば目に見える傷こそ少ないが、その実なかなかえらい事になっている。
そして親まりさは
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・ぼう・・・だ・・べ・・・え゛れれれ゛れ゛ぇ゛!!!」
引っ叩かれるどころか、途中から蹴られ殴られしたせいで最も弱っていた。
最初に人間が言ったとおり。いや、それ以上に酷く身体が全体的に腫れ上がり過ぎて、どこが顔面なのかもわからない。
「ゆ゛ばぁぁ゛ぁ゛!!ばでぃざあ゛んござんはかないでよぉぉ゛ぉ゛!!!」
しかもダメージが限界を超えたのか、とうとう餡子を吐きはじめた。もう長くはあるまい。
「おちょ・・しゃ・・・どぼぢちぇれーみゅを・・・」
「まりしゃ・・・まだゆっくち・・・しちぇ・・にゃ・・・」
「ばでぃざぁ!じなないでね!でいぶじんぐるまざーになっぢゃうよぉぉぉ!!」
目の前で家族が死にそうだというのに自分の都合しか考えない馬鹿共を相手にもせず、まりさは餡子を吐いてゆく。
そして、とうとう限界がやって来る。
「も゛・・・もっどゆっぐりじだ・・が・・・「あ、それだよ。それ」『ジョボボボボ』
・・・ゆ?まりさどこもいたくないよ!なんで・・・?」
が、今まさに息絶えんとした時、人間の一言と共にまりさの頭上から何かが掛けられた。
そしてその直後、身体の痛みがなくなり元気が溢れ出てくる。驚いて人間のほうを見ると・・・
「そのもっとゆっくり~っていうのも気になってたんだ。
よく君達は死に際にそう言うけど“本当にこれからもゆっくりできると思ってるの?なにか確証はあるの?”」
手にオレンジジュースのパックを持ち、何事も無かったかのように笑いながらまた質問を繰り返す。
「ゆ・・え・・ぇっ・・・えっ・・・えっ・・・・・・」
まりさは愕然とした。まともに話すこともできなければ死ぬこともできないのか。
「ん?どうしたの。せっかく治してあげたんだからちゃんと答えてくれないと。
安いとはいえ、君達ごときにはもったいないほどのお金を一応使ってるんだからね」
ならどうすればいい?なにをすればまりさはゆっくりできる?
おちびちゃんもおよめさんのれいむももういらないよ・・・まりさは・・まりさはただ・・・
「えっ・・・え゛れ゛れ゛れ゛ぇ゛ぇ゛!!げぇ゛!べっ!えげぇぇぇ゛ぇ゛!!!」
幾度となく襲い掛かる膨大なストレスを前に、折れたまりさの心は自ら死を選んだ。
餡子が漏れないなら自分で無くせばいい。ゆっくりが死ぬ方法としては単純だがそれなりに効果的だ。
・・・人間が相手でなければ、だが。
「あらら、そこまでヤバかったのかい?今はそんなに追い詰めるつもりは無かったんだけどな。
・・・ま、いっか。もう粗方聞きつくしたし。ちゃんと答えてればそこそこ幸せになれたのに、馬鹿だね~君も」
「けひゅっ!え゛へっ!げへっ!・・・お゛ぇ゛っ!!?・・む゛~!!む゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!」
更に餡子を吐こうとしたところに、人間の手によって口周りに布が巻きつけられた。
見事な早業である。これでは流れ出る餡子はまりさの口より先に進めない。
呼吸困難に苦しむまりさを覗き込むようにして、人間は数十cm程度の長さの棒を構える。
そして、彼の口端が吊り上がったと同時に―――
「もういらないや。バイバイ」
―――――――――――――――
「ん゛ー!!んぐぅぅ゛ぅ゛『ドスッ!』びゅっ!!!! ・・・・・・・・・」
人間が持っていた棒は、親まりさの頭を帽子ごとあっさりと貫いてしまった。
「ま・・・まりさ・・・?」
「おちょーしゃん・・・?ゆっくち・・・」
まりさは何も答えない。動かない。ただ白目を剥いて明後日の方向を見つめている。
死んだのだ。
見事なほどに的確に中枢餡を貫かれて呆気なく、家族に遺言一つ残せず、苦渋の決断であった自殺すらできずに。
「おぢょーじゃぁぁぁ゛ぁ゛ん!!にゃんでぇ!?にゃんでぇぇぇ゛ぇ゛!!!」
「ゆあぁぁ゛ぁ゛ぁ゛!!ばでぃざがじんじゃっだよぉぉ゛ぉ゛!!いやだぁぁぁ゛ぁ゛!!」
いくら泣き叫べど親まりさはウンともスンとも言わない。
人間に刺さった棒を引き抜かれ、床に落ちた饅頭を捨てるかのようにゴミ袋にぶち込まれた。
「やれやれ、とんだ期待外れだよ。
このほぼ新品のオレンジジュースどうしてくれるわけ?こんな事なら開けなかったのに!」
嘆き悲しむ一家を余所に、人間はまったくズレた事で憤慨していた。
「どぼじでごんなひどいごどずるのぉ!?でいぶたぢがなにじだっていうの゛ぉ゛!?
でいぶたちはかいゆっぐりなんでじょぉ!?とくべつなゆっぐりなんでじょぉ!?
えらばれだゆっぐりなんでじょぉ!?ぞれならぼっどゆっぐりざぜろぉぉ゛ぉ゛!!!」
そして、当然親れいむたちはそれが気に入らない。
「ゆがぁぁぁ゛ぁ゛!!おうぢよこせ!あまあまよごぜ!ゆっぐりざぜろぉぉ゛ぉ゛!げすにんげん゛ん゛!!!」
最初にこの人間から話を聞いたときは、自分達に輝かしい未来が待っていると信じて疑わなかったのに。
「ゆっくちごろちのくしょじじいはれーみゅがしぇーしゃいしゅりゅよ!!ぷきゅー!!!」
「まりしゃのゆっくちをかえしぇ!!おちょーしゃんをかえしぇ!!しょれちょあみゃあみゃちょーらいにぇ!!」
おちびちゃんたちも必死に人間に食いかかっている。
普通のゆっくりならあまりの恐ろしさにしーしーを漏らしている所だ。
なのに・・・・・・
「なにわらっでるんだぐぞじじぃぃぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!
ゆっぐりごろじのくせにゆっぐりずるなぁぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」
人間は一切れいむ達の言う事に反応しない。
それどころかれいむ達にも、親まりさを殺した時のような笑みを向けている。
「いや、なにって・・・面白くて仕方なくってさぁ。
飼いゆっくり?選ばれた?特別?しまいには自分達が何をしたかって?
これが笑わずにいられるかい!!アハハハハ!!!」
「どごがおがじいっていうの!でいぶだちなんにもわるいごどじでないのに!!」
「しょーだよ!!れーみゅたちゆっくちちたかっただけにゃにょに!!」
それを聞いて、尚も人間は笑いを止めない。それどころかより一層笑い声は大きくなった。
「ゆぎぃぃぃ!!わりゃうにゃぁぁぁぁ!!!」
「はぁ・・はぁ・・・あー面白っ。随分食い下がってくるね。
まだわからないのかい?君たちが何でこんな目に遭ってるのかというとね・・・
君達の言うとおり、なーんにもしてないからだよ」
「・・・ゆ、ゆっ?」
「君たちがなにもしなかったから、いま、ここで、こんな目に遭ってるんだよ。
飼いゆっくりにもなれず、飾りを燃やされて、片目を失って、あんよがボロボロになってるんだよ」
赤ゆっくりたちは、人間の言っていることがわからずにボーっとしている。
親れいむも完全にはわからなかったが、辛うじて理解できる部分には反応できた。
「で、でいぶたちはゆっくりしてたよ!!なんにもしてないわけないよ!!」
「君達がいた場所、ペットショップって言うんだけどね。
そこには色んな人が色んなゆっくりを欲しがって来るんだ。
賢いゆっくりが欲しい人。元気なゆっくりが欲しい人。可愛いゆっくりが欲しい人。
そして条件に合ったゆっくりが連れて行かれる。・・・なら、条件に合わなかったゆっくりは?」
「・・・・・・」
「出来損ないとして値段を下げられて、他の出来損ないのつがいにされる。
それでもってそのまま子供なんかとセットにされて更に安売りされる。
それでも駄目なら・・・さよならってわけ」
「・・・!!!」
人間が首を掻っ切るような仕草をするのを見て、親れいむの身体が一瞬強張る。
「ねえ、君たちは今まで何をしてきたの?他の誰かに誇れるものがあるの?」
「れ、れいむはおうたが」
「おうたなんてれいむなら誰でも歌えるよ?それも、もっと上手に。
そのおうたは家族以外の誰をゆっくりさせてあげられるの?
それで君はぱちゅりーのように賢くなるの?ありすのように可愛くなれるの?ちぇんのように元気になるの?」
「れいむだってげんきでかわいくってかしこいよ!!」
「君の主観じゃなくて他のゆっくりに比べてって話だよ。
他のゆっくりは君らが食っちゃ寝してる間に頑張って自分を磨いて、バッジの一つでも取ってたんだよ?
だから皆買われる事が出来たんだ。選ばれなかったのは君たちだけさ」
れいむはしばらく呆然としていたが、やがて信じられないとばかりに人間に追いすがる。
「うそ・・・じゃあなんで!」
「僕がそういうゆっくりが欲しかったのさ。僕に選ばれただけ。
良かったね。僕がいなきゃ二日後くらいに君たちれみりゃの餌になってたよ」
「じゃあゆっくりさせてよ!れいむたちにんげんさんのかいゆっくりなんでしょ?」
れいむの言葉を聞いた人間は、更に苦笑いしながら首を振る。
「勘違いしちゃ駄目だ。いつ僕が、君たちは僕の飼いゆっくりだなんて言ったんだい?
君たちは僕のちょっとした好奇心を満たす為だけの存在さ。まともに飼う気なんて欠片も無いよ」
「そ、それなりゃどーちてれーみゅたちをつれちぇきたにょ?」
「まりしゃたちをゆっくちしゃしぇないならもとのおうちにもどちてにぇ!!」
ようやく思考が追いついたのか、固まっていた赤ゆっくりたちが口を出してきた。
もっとも話の内容を理解しているかはわからない。元居た所に戻っても餌となる運命しか待っていないというのに。
「・・・僕の趣味はね、勘違いが強くて思い上がった、どうしようもなく馬鹿なゆっくりを虐め殺すことなんだ」
「・・・ゆ・・・ゆっ、ゆぅぅぅ!!?なにいっちぇりゅにょぉぉぉ!!?」
突然の人間の告白に、慌てるゆっくり一同。
ここまで不穏当な台詞が出れば少々混乱するのも仕方ない事だと言えよう。
しかし人間はそんなことには気にせずに話し続ける。
「でもそんな人間が当のゆっくりの事を何も知らないなんて虐待、虐殺鬼意山の名折れだろ?
だから人間の考えや環境にできるだけ染まってないゆっくりが欲しかったんだ。
そいつらに色々と自身の価値観やら常識やらを聞いて、知っておこうと思ってね。
そうすればもっと虐待方法にも幅が出るかなーって思って、試しにやってみたんだけど・・・」
「なんでれいむがそんなことしなきゃいけないの?れいむそんなのわかんないよ!」
「そうは言われても、君たちが一番適してたんだって。
バッジ持ちのゆっくりは人間の常識に染まりすぎててダメ。
そこら辺の野良なんかは価値観とかがネジくれ過ぎてて役に立たない。まあそれはそれで面白そうだけど。
で、いくら自然が残った所に行っても、もう原種なんか居ないだろうし僕にはそれを探してる暇も無い。
ならできるだけゆっくり特有の思考展開ができるゆっくりを連れて来るしかないだろ。
・・・ちゃんと僕が聞いた事に答えてくれるだけの頭を持ってたかどうかは別の話だったけどね」
大きく溜息を吐きながら、非常に残念そうな目でれいむたちを見る人間。
「なにいっちぇりゅのかわかんないよ!もっちょはっきりいっちぇにぇ!」
「れーみゅたちはにゃんでゆっくちしゃしぇちぇくれないのかしりちゃいんだよ!りきゃいできりゅ?」
当たり前、と言うべきか。赤れいむたちは人間の言っていることが理解できない。
彼自身、独り言のような口調で話していたので仕方ないと言えば仕方ないのだが。
そんなゆっくりたちの言葉を聞いて、真正面に向き直る人間。
彼はしゃがみこんである程度目線を合わせると、全員に一語一句漏らさずに聞かせるようにハッキリと言った。
「要するに、だ。
君たちは『何もしない特別なクズ』だったから『僕の暇潰しの相手として選ばれた』だけなのさ。
良かったね。紛れも無く君たちは特別な選ばれたゆっくりだ。・・・どうしたの?もっと喜びなよ。
君ら出来損ないにとってゆん生最高の輝ける時なんだ。精々今のうちに優越感にでも浸っておけば?」
「れーみゅたちくじゅなの・・・?」
「ゆんやぁぁぁ!!まりしゃできしょこにゃいじゃにゃいぃぃ!!」」
彼の言った言葉の中にはれいむ達がゆっくり出来る要素など何処にも無い。
理解力に乏しい赤ゆっくりはともかく、親れいむは言葉も出ないほどにガタガタと震えていた。
「で・・・でいぶだぢゆっくりしたかっただけなんでず!
なんでもこたえま゛ずがらごろざないで!!!おねがいじばずぅぅ゛ぅ゛!!」
一家の中で唯一、親れいむだけが顔面を床に擦り付けながら涙を流して懇願している。
いくら言っている意味が完全に解らずとも、
徹底的に痛めつけられた挙句つがいを殺され、こんな事を言われれば自分の行く先は流石に読める。
その証拠に全身汁まみれになりながらも、視線は向こうに転がっている“元”親まりさに釘付けだ。
「嫌だね。コイツに言ったでしょ?もういらないって。会話はできても、問答ができないんじゃね・・・
君たちじゃ力不足だって事はよくわかったんだ。次はちゃんとそこら辺も考えとくさ。
と、言うことで、もう君らはお役御免だ。ご苦労様」
そんなれいむに対して人間は、そう言いながられいむの視線の先にあるまりさの死骸をゴミ袋ごしに爪先で小突く。
「じゃあれーみゅたちどーしゅればいいの?」
「さあ?君らが望むなら外に出してあげてもいいよ。そこから先は自分達でなんとかしてもらうけど」
「おしょとはなにがありゅの?まりしゃたちしあわしぇーっになれりゅ?」
「どうだろうねー。僕には君らがほぼ必ず惨めに死ぬって事くらいしかわからないや。
野良に襲われて死ぬか、そこら辺の人間に叩き潰されて死ぬか、それとも大きなすぃーに潰されて死ぬか・・・
まあ好きなようにすればいいよ。死に様を選ぶのは自由なんだし」
「ゆゆっ!?しょれじゃゆっくちできにゃいよ!!」
「じゃあ自分でなんとかすればいいんじゃない?喚くだけなら誰でもできるって。
嫌ならここで僕のされるがままになるしかないね。さあ、どっちがいい?選ばせてあげよう」
「まりしゃゆっくち・・・ゆっくちしちゃい・・・」
赤まりさもとうとう言い返すこともできずにうつむいてしまった。
さっさと決めなよ、と呟きながら溜息を吐く人間に向かって赤れいむが静かに話しかける。
「どーちてこんなひどいこちょしゅりゅの・・・?れーみゅたちだっちぇいきちぇりゅんだよ?
にんげんしゃんだっちぇゆっくちできないといやでしょ・・・?れーみゅだっちぇおんなじなんだよ・・・?」
涙をこらえて必死に告げる赤れいむ。言い切ったとばかりに得意げに胸を張っている。
うつむいていた親れいむと赤まりさも赤れいむの言葉を聞いて顔を上げた。
何処となく目が光を取り戻したようにも見える。
のだが・・・
「そうだねぇ。君らも一応生きてるねぇ」
「でちょ!?だきゃら・・・」
「で、だからなに?そんなの知ったことじゃないんだけど」
「れーみゅ・・・たち・・も・・・」
「君らは今まで大した苦労もせず幸せに暮らせた。
そして僕は君らの残りのゆん生を金で買った。重要なのはそこだけさ。
言っとくけど君ら、野良に比べれば十分恵まれたゆん生送ってるよ。
するべき事もせずに一方的に被害者ぶるのはやめて欲しいなあ。
“僕の質問に答える”っていう事だけが君たちの役目なのに、それさえこなせないんだ。
ならせめて、ちゃんとツケは返そうよ。こうなっちゃったのも元はと言えば君らの怠慢が原因なんだから」
「れ、れーみゅしょんなの・・・」
「あーあ。もう少し出来が良ければそれなりの待遇で迎えてもよかったのに、まさか一問だけだなんて・・・
“君たちはゆっくりしているか?”だなんて答えられて当然だろ。親が馬鹿なら子供もどうしようもないな、ホント」
「ばきゃ・・・れーみゅはばきゃ・・・」
「まりしゃはどーちようもにゃい・・・」
「・・・考えてたらイライラしてきた。やっぱ外に出すのは止めとこう。
せめて僕をいい気分にさせる役にぐらいはきちんと立ってくれよ」
頭をガシガシ掻いて親れいむを睨む人間。赤ゆっくりはと言うと、二匹ともブツブツ呟くだけで何の反応も返さない。
「やだ!!でいぶまだじにだぐない!ゆっぐりじだい!
おでがいじばず!だずげでぐだざい!!もうわがままいいばぜんがらぁぁぁ!!」
それでもれいむは諦めない。状況的にはもう手遅れと言ってもおかしくはないのだが・・・
空気が読めないゆっくりだからこそだろう。助かる可能性はゼロではないと本気で思っているようだった。
それに対して人間は、鬱陶しげな視線を向けて親れいむに話しかける。
「・・・なら、君たち全員に最後の質問だ。これで君たちがどうなるか決まるから慎重に選んでね」
「ゆ・・・ゆ?しちゅもんしてくれりゅの!?」
「やっちゃー!まりしゃちゃんとこたえりゅかりゃゆっくちさせちぇね!!」
「ありがどうございばず!でいぶたちいっしょうけんめいやりばずがら!」
思わぬチャンスの到来に沸き立つゆっくり一家。
そんな様子を見ても人間はどうでもよさげにしている。事実、心底どうでもいいのだろうが。
「別に感謝してくれなくてもいいよ。しっかり答えてくれさえすればね。
では、“すっきりーっと、しーしーするのと、うんうんするの。どれが一番好き?”」
「しょ・・・しょんなことでいーにょ?」
「しょれくりゃいなりゃかんたんだよ!」
「おにいさん・・・れいむたちをゆっくりさせてくれるために・・・」
どんな難問かと思えば・・・身構えていたれいむたちにとっては嬉しい誤算だ。
喜びのあまり、感激して涙ぐんだりもみ上げをピコピコさせたりしている。
「いいからさっさとしてよ。答えないならそれでもいいけど」
「ゆっ!?いうよ!ちゃんとなんでもこたえるからね!!」
「れーみゅはちーちーしゅるのがいちばんしゅっきりーっできりゅよ!!」
「まりしゃはしゅーぱーうんうんたいみゅがしゅきだよ!
にんげんしゃんがおねがいしゅりゅなりゃみしぇてあげちぇもいーよ!!」
「なるほど・・・わかった。れいむがしーしーで、まりさがうんうんだね」
人間は小さく頷くと、ペットボトルのキャップを取り出して、その中に持っていたジュースを注ぐ。
そして赤れいむの前にこぼれないよう、静かに置いた。
「・・・きょれのんでみょいいにょ?」
「ああ。但し、残さず飲むようにね」
念を押すような一言。赤れいむは、言われずとも飲み干す気満々だ。
「ゆっくちりきゃいしたよ!!!・・・ごーきゅごーきゅ。ち、ち、ちあわちぇぇぇ!!!」
「ゆわぁぁ・・・れーみゅだけじゅるいよ!!まりしゃにもちょーらいにぇ!!」
赤まりさが羨ましそうに催促する。人間は、何も聞いていないかのように無視した。
・
・
・
「ひゅぃ~。おいちかっちゃよ!おにゃかいっぴゃいだにぇ!!」
「よかったねおちびちゃん!にんげんさん。つぎはれいむたちにも・・・」
もう先程の事を忘れたかのように人間に礼を言う親れいむ。勿論要求は無視だ。
そして数分後。身の丈に合わぬ量の水分を摂取した赤れいむは
「ゆゆっ!?れーみゅちーちーしたくなっちぇきちゃよ!!」
「好きなだけすればいいさ。ただしこっちでね」
そう言いながら、身体を震わせた赤れいむを摘み上げた人間は
あらかじめ用意しておいたお盆の上にれいむを落とした。
パンパンに膨れたれいむが粘土球の様にコロンと顔面から転がり落ちる。
「ゆっ。おしょらをとんでりゅみちゃ・・・ゆぴぃっ!いちゃい!!
なにしゅりゅにょ!?まっちゃきゅ!れーみゅもうがみゃんできにゃいよ!
きゃわいいきゃわいいれーみゅのしゅーぱーちーちーたいみゅはじまりゅよ!!
・・・ちゅっきりー!!!」
盆の中に砂糖水が広がる。とは言え赤れいむが出す量などたかが知れているのだが。
「れーみゅちーちーおわっちゃよ!やっぱりちーちーはゆっきゅりできりゅにぇ!
・・・ゆっ?ここはちーちーがいっぱいあっちぇきちゃないかりゃゆっきゅりできにゃいよ!
もうあみゃあみゃいりゃないかりゃもっちょ『ガポッ!』むぐっ!?」
段々調子に乗り始めてきたところで、突如漏斗が赤れいむの口に押し込まれた。
目を白黒させる赤れいむを見て満面の笑みを見せる人間。手には水が入ったペットボトルが握られている。
「そう言わずにもっと飲みなよ。しーしーするの好きなんでしょ?
たらふく僕が飲ませてあげるさ。まあ君にジュースは勿体無いから水だけど」
「(ヒューッ、ヒューッ)だじ・・げ・・・ぢぇ・・・!!」
無理矢理筒を突っ込まれて、今にも顎が外れそうなれいむはまともに声も出せない。
「遠慮しないでさ、ガンガン飲んでドンドン出していこう!・・・でないと死ぬよ?」
「・・・!!ご・・・ご・・げっ・・・!!」
漏斗に水を注ぐ。決して許容範囲を超えぬよう、さりとて息つく暇も与えぬように。
「べい・・・びゅっ・・・ごぼっ・・ぼっ・・・!!」
赤れいむは何か言いたそうにゴボゴボ言わせている。
が、聞く耳は持たない。注ぐ水の量にだけ気をつける。意外と繊細な作業らしい。
「お、おぢびぢゃぁぁん!!なにするの!?やめてあげてね!くるじぞうだよぉぉ゛ぉ゛!!」
「れーみゅがおみじゅしゃんでいっぴゃいになっちゃうよぉぉ!!ゆっくちやべぢぇぇぇ!!」
無視。
「ぼ・・ぼ・・・で・・びゅ・・じ、じゃ・・・」
そうしている間にも赤れいむはどんどん膨れ上がっていた。
上を向かされているので、多少逆らっても重力には逆らえずに水はどんどん入ってくる。飲むしかない。
もはや意思とは関係無くしーしーが漏れ出ているが、それでは足らないのか体中から水分が滲み出ている。
いや、これは・・・
「ほらほら、もっと頑張らないと溶けて死んじゃうよ。もう身体がふやけてきてるじゃないか」
処理し切れていないのだ。明らかに出て行く水の量が入ってくる量に追いついてない。
赤れいむは体がぷくーっをした時よりもパンパンにはち切れて、もう話す気力も無くなったまま白目を剥いていた。
それでも人間は注ぐのを止めない。
たとえ身体に入りきらずに逆流してきた水が黒く濁ってこようとも、水が減れば注ぎ足し続けた。
「やべで・・やべでよぉ・・・おぢびぢゃんがじんじゃう・・・でいぶのかわいい・・・」
「やじゃ・・・ちーちーやめちぇ・・・れーみゅいやがっちぇりゅよ・・もうぴゅきゅーやぢゃぁぁ゛ぁ゛!!」
「ぶ・・・ぎゅっぐ・・・」
赤れいむのまむまむ周辺がしーしーの出し過ぎで溶けて、目が潰されたカエルの様に飛び出てきた頃。
それまで絶えず注がれていた水の追加が止まった。
何事かと親れいむ達が見ると、そこにはペットボトルを持ったまま腕を組む人間が。
「・・・飽きた。もうちょっと頑張ると思ったけど、本当に何の役にも立たないね、君の子供」
「で、でいぶのおぢびぢゃんはがわいぐて「あーそうですか!!」『バン!!』・・・おぢびぢゃん?」
人間に目をやった直後、親れいむが耳にしたのは何かが破裂するような音。
そして
「うわー。水と餡子でビッチャビチャだ。お盆敷いといてよかったー・・・
こういうのを確か・・・汚い花火って言うんだっけ?」
軽く握り潰したペットボトルを漏斗の口に突き立てた人間と、爆散して跡形も無くなったれいむのおちびちゃんだ。
「お・・おぢびぢゃん・・・あのおりぼんざんはでいぶのがわいい・・・」
餡子が水と混ざったせいで、そこには何があったのかもわからない。
ただ、漏斗の近くに落ちている半分焼け焦げたリボンだけが、かつてあった物の存在を主張していた。
「ちょっと勢い良く流し込んだだけでボンッか・・・脆いなあ。
でも死ぬ瞬間の膨れ上がった顔だけはかなり面白かったから、まあそれで良しとしよう」
「ど、どぼじでぇぇぇ!!どぼじででいぶのがわいいがわいいおぢびぢゃんがじんでるのぉぉぉ!!?」
「ゆんやぁぁぁ!!れーみゅがちんぢゃったよぉぉ!!ゆっくちできにゃいぃぃ!!!」
「せっかくだし動画でも撮っとけば・・・って、なんだい?うるさいな」
ようやく赤れいむの死を理解し、泣き叫ぶれいむと赤まりさ。
もっともその叫びに篭められたものは、何一つとして人間には届いていない。軽くあしらわれてしまった。
「ぐぞぉぉぉ!!おぢびぢゃんをごろじだぐぞじじいはじね!じねぇぇぇ!!」
「まりしゃおこっちぇりゅんだよ!ぷきゅーされちゃくなかっちゃらどげじゃちてあやまりぇぇぇぇ!!!」
そんな様子を見てますます怒り狂うれいむたち。しかし、そんな二匹を人間は鼻で笑う。
「あのさー、僕言ったよね。君たちがどうなるかこれで決まるって」
「「ゆっ!?」」
「選んだのは君たちでしょ?なんで選択肢をあげた僕が責められなきゃいけないのさ」
「で、でもおちびちゃんはちゃんと・・・」
「ちゃんと答えたら助けてあげるだなんて誰が言った?勝手に決めないで欲しいんだけど。
これが酷いと思うんならあの赤れいむが選んだのはハズレだったんじゃないの。なんかまだ言いたい事ある?」
「ゆぐぐぅ・・・ないでず・・・・・・」
「ゆ・・・ゆっくち・・りきゃいちまち・・・た・・・」
確かに言われてみればそのとおりだ。ぐうの音も出ない。
ここで逆切れするのは簡単だが、そんな事をしても自分が不利にしかならない事は流石にわかっている。
命がかかっているせいか、異常なまでにれいむ達の頭は冴え渡っていた。・・・ダメゆっくりにしては、だが。
「はい、じゃあ次はまりさだね。君が選んだのはうんうんだったっけ」
「しょーだよ!ま、まりしゃもれーみゅみちゃいに・・・」
「ん?ああ、大丈夫だよ。君にはあのれいむみたいな事しないから。
なに?もしかして甘い物を破裂するくらいまでお腹に詰め込まれるとでも思った?」
先程の赤れいむへの仕打ちを思い出して震える赤まりさを、人間は笑い飛ばす。
そんな彼の様子を見てまりさは少しホッとしたようだ。
「しょーなにょ?しょれなりゃなにちてくれりゅにょ?ゆゆっ?おしょらをとんでりゅみちゃ~い♪」
「正直、それすらも君程度には勿体無いしね」
「しょーいえばまりしゃおなきゃしゅいちゃも゛っ!・・・!?・・!!?」
人間に持ち上げられた後、まりさの戯言を止めるように口を塞がれる。
いや、これは塞がれると言うよりも掴まれると言った方が正しいだろう。
中指、人差し指と親指を輪のようにして、ガッチリとホールドされていた。
「・・!!・・・!!!」
「アハハ、喋れない?よっしゃ!それじゃ思う存分うんうん垂れ流してもいいよ!!」
「お、おぢびちゃん・・・?にんげんさんなにしてるの!!?」
「んー?この子がうんうん好きって言うから、思う存分出させてあげようと思ってね」
「そのままだとあにゃるからあんこさんがでちゃうよ!おちびちゃんしんじゃうよ!!」
「うんそうだね。尻から出れば何だってうんうんなんじゃないの?
好きな事しながら死ねるなんてうらやましいなー」
「!!・・・!!!(ブルブル!!)」ミチッ…ミチチッ…!!
まりさの血走った目から、たとえ話せずとも必死に堪えている事が解る。
が、そんな努力を嘲笑うかのように締め付けは強くなり、体はひょうたん型に。あにゃるからは餡子が漏れてきた。
(たしゅけちぇ・・・!まりしゃうんうんちたくにゃい!おかーしゃん!だれきゃ!!まりしゃちんじゃう・・・)
「おでがいじばず・・・!おぢびぢゃんだげはだずげでぐだざい!
もうでいぶにはぞのこじがのごっでないんでず!!でいぶあやばりばずがら・・・」
「へぇ、どうしよっかなー。なんか尻がプリプリ蠢いてて気持ち悪いしなー」
「おちびちゃん!まっててね。いまたすけるよ!!もうすこしゆっくりがまんしてね!!」
「んー・・・なんだかその物言いがイラッときたからダメ!」
「ぞ、ぞんなぁ『ブチッ!ミ゛ヂヂッ!!』お、おぢびぢゃん!いやぁぁ゛ぁ゛!!!」
「・・・・・・!・・・!!」ピクッピクッ
一瞬のうちにまりさは餡子が無くなったショックで死んだ。
人間が握り潰した部分は辛うじて皮一枚でつながっているだけで、上半分はタコのようにパンパンに膨れ上がり、
下の皮は無理矢理餡子を搾り出されたせいで干からびきった干し柿のようになっている。
「うわー、気持ち悪っ。絞りきった後のホイップクリームの袋みたい。
あーあ。君が要らない事言うからついやっちゃったじゃない。ほんとにロクな事しないねえ」
「で、でいぶななんにもしてないよ!ころしたのはにんげんでしょぉぉ!!?」
「殺したのは僕だけど下らないこと言ってイラッとさせたのは君でしょ?いまたすけるからね!だってさ。ハンッ!
それともなんだい、何か確実な方法でもあったの?どうやって助ける気だったの?」
「でいぶがいっしょうけんめいおねがいずれば・・・」
「助けるわけないじゃん。馬鹿じゃないの?
なんで君のお願いごときでわざわざ一度決めたことを変えなきゃいけないのさ。
こうなるって事はコイツがうんうんを選んだ時点で決まってたんだよ。りきゃいできりゅ?(笑)
・・・にしてもきったないなぁ、これ。ゴミはゴミ袋にってね」
れいむの言うことを鼻で笑ってから、まだピクピク痙攣している赤まりさの残骸をゴミ袋にぶち込む。
「おぢびぢゃん・・・でいぶのがわいいおぢびぢゃんがぁ・・・」
もう赤まりさに対するぞんざいな扱いを咎める気力も残ってない。
たった一日、たった数時間の間に失ってしまった己のゆっくり(と家族)のことを想って嘆くばかりだ。
「・・・そんなに悲しいなら、あげようか?おちびちゃん」
「・・・え?」
そんなれいむの耳に飛び込んできたのは、天使の囁きか、悪魔の囁きか―――
―――――――――――――――
「居なくなっちゃったんなら作ればいいじゃない。そうだろ?」
「で、でももうれいむのだーりんのまりさが・・・」
「なに、僕が用意してあげるさ。幸い君に残された選択肢は“すっきりーっ”だ。
すっきりーっさえすれば子供なんて後から付いてくるんだ。存分に新しいおちびちゃんと幸せを噛み締めればいい」
「い、いいの?にんげんさん・・・」
「ああ、勿論さ。僕が選べって言ったんだ。出来る限りの事をしてやるのが責任ってもんだろ?
まあ僕が助けるのは君がおちびちゃんを産むまでの事で、そこからは君が頑張ってなんとかしなきゃいけないけど」
「いいです!それでもじゅうぶんでずぅ!!にんげんざんありがとう!ありがどぉぉーー!!!」
提案を聞いて、今日一番の喜びを見せながら人間に礼まで言うれいむ。
そもそも無茶な選択を強いて子供を殺したのはこの人間なのだが、そんな事はもう忘れてしまっているらしい。
今のれいむは彼に対する感謝の気持ちで一杯だ。良くも悪くもゆっくりらしいゆっくりだという事だろうか。
「じゃあこのゴミはもういらないから持っていくね。ついでに用意もしてくるから待っててよ」
「うん!もうそんなのいらないよ!れいむここでまってるからゆっくりしていってね!!!」
しかも死んでしまった元家族をそんなの呼ばわり。もう家族のことも忘れてしまったようだ。
「れいむのあたらしいおちびちゃんまっててね!おかーさんとゆっくりしようね!
ゆっくりのひ~♪まったりのひ~♪すっきりのひ~・・・」
人間が出て行った後も自分に来るであろう幸せを疑いもせずに、暢気に歌っている。
これまでの流れを見れば、まったくそんな気分にはなれないはずなのだが・・・
・
・
・
「にんげんさんいくらなんでもゆっくりしすぎだよ・・・」
数分後、もう痺れを切らしたれいむが透明な箱の中でイライラしている。
先程のゆっくりしていってね!!!はなんだったのだろうか。
「やあ、待たせたね!!」
それからほどなくして、人間が一升瓶とまではいかないものの、大きな瓶を片手に戻ってきた。
透明な瓶の中には、少し黄色みがかった白濁色の液体が一杯につまっている。
「おそいよにんげんさん!はやくおちびちゃんちょうだいね!」
「ごめんごめん。これ何処に置いてたかちょっと思い出しててさ」
れいむに見えるように瓶を掲げてみせる。
「それなに?なんだかゆっくりできないかんじだよ・・・」
「おっ、鋭いね!実はこれ、レイパーから搾り取った赤ちゃんの元です!」
「れ、れいぱー!?れいぱーはゆっくりできないよ!」
「以前、思う存分すっきりーっしたいって言うレイパーを腹上死させてやってね。
その時に出した精子餡を集めて残しておいたんだ。こんなこともあろうかと―――ってさ。
いやー、それにしても加工所製のダミーゆっくりにヘコヘコしながら、
『ぼうずっぎりやだぁぁ゛ぁ゛!!』とか言いながら目玉血走らせてる姿には笑った笑った。
まあ最後には歯を食いしばったまま中身カラッカラにして死んだけど」
思い出し笑いが止まらない人間を見て、れいむは顔が真っ青になる。
こっちにしてみれば冗談じゃない。あんな量のおちびちゃんの元を浴びせられたら・・・
「これだけあればわざわざすっきりーっなんてしなくても子供はできるよ。
・・・まあ、それじゃすっきりーっじゃないだろってツッコミは無しだ。一応妊娠はするんだし」
「でいぶじんじゃうよ・・・ずっぎりじだぐない・・れいぱーはやだぁ・・・」
「大丈夫、死なない死なない。これを使えば元気なままさ!」
「ゆぎっ!?」
しかし人間はれいむの心配を笑い飛ばした後、頭に漏斗を差し込んだ。
先程赤れいむに突っ込んだのと同じものだ。
片手にはジュースのパックが握られている。
確かににんっしんっに取られる分の栄養を即座に、直接体内に補給すれば死にはしないだろう。
それにまむまむが焼き塞がれて使えないれいむにはもう蔓型にんっしんっしか子供を授かる方法がない。
「と、言う事でもう君がおちびちゃんを産むにはこれしかないわけ。わかる?」
「ゆっくりりかいしたよ・・・で、でも!」
「はいもういいからさっさとしようねー」
れいむの言葉には聞く耳持たずに箱の中に精子餡を注ぎこむ。
狭い箱は簡単にれいむのあんよを精子餡で満たしてしまった。
「ゆっ!?ゆっ!つべたい!・・・あ゛あ゛あ゛あ゛!!つるさんはえてこないでぇぇぇ!!」
数秒後、れいむの頭から片手では数え切れないほどの蔓がにょきにょきと生えてきた。
「う゛っう゛っでいぶのあんござんどらないで・・・え゛っ!」
あっという間に伸びきった蔓には小さな実がいくつかぶら下がっている。
もっともれいむはそれどころではない。急に栄養が取られたせいで、今にも死にそうなくらいに苦しんでいた。
「おっと、意外に早いな」
黒ずんできたれいむを見て、慌ててジュースを漏斗に注ぎ込む人間。
見る見るうちにれいむの皮にツヤが戻り、実も大きくなってゆく。
「ゆ・・ゆ・・・ゆっきゅち・・・」
「きょきょどきょ・・・?」
あっという間に実には赤い飾りや金色の髪が生え、小さな声で話し始めるようになった。
それを見てれいむは感激のあまり涙を流している。主に顔がキモイ。
「れ、れいむのかわいいおちびちゃん!もうおはなしできるようになったんだね!」
「おきゃーしゃん?・・・れーみゅきゃわいいにょ?」
「やっぴゃちありちゅはちょきゃいはぢゃっちゃにょにぇ!!」
未熟児相当のせいか、言っている事がわかりにくくてしょうがない。
それでもれいむには理解できているようだった。そして子供にありすが混じっていることも気にしていない。
「ゆ~ん♪しょりょしょりょれーみゅゆっきゅちちたきゅにゃっちぇきちゃよ!!」
「ほー。やっぱり過剰な栄養源があればすぐに生まれるのか。
・・・聞いてはいたけど、やっぱり出鱈目なナマモノだな。気持ち悪・・・」
そうしているうちに産まれるようだ。れいむは相も変わらずニコニコしている。
まず一番最初の赤れいむがプルプル震えた後に
「きゃわいいきゃわいいれーみゅがゆっきゅちうちゅくちくうまれりゅよ!!
『プチッ!』ゆゆ~♪おしょらをちょんでりゅ・・・ぶぼっ!!!」
蔓から落ちて、精子餡の池にダイブした。
「お、おちびちゃん・・・?うまれたばっかりなのにおよいであそぶなんて・・・」
「げぼっ!ごぼっ!!なにきょれ゛ぎぼぢわりゅい!!
だじゅげでにぇ!ぎゃわいいでいびゅをだじゅげでにぇ!!」
「はやくあいさつしてよ・・・ゆ、ゆ、ゆっぐりじでいっでよぉぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」
さほど深さがないにもかかわらず、産まれたばかりの赤れいむは池の中で必死にもがいている。
溺れる心配がないのであれば苦しむ理由は限られているだろう。即ち、精子餡だ。
「で、でいびゅのあちゃまおもい・・・にゃに゛きょれぇ!!?へんにゃものはえちぇりゅ!!」
赤れいむの頭から大量にニュルニュル生える細い蔓。
親と違って栄養の補給がない赤れいむはあっという間に黒くなってゆく。
「でいびゅまぢゃゆっきゅりぢてにゃい・・・ぢゅっぎりぢだぎゅにゃい・・・だじゅ・・げ・・・・・・」
そして、生れ落ちてからわずか十数秒後。灰色になった赤れいむは力無く精子餡の池に沈んだ。
「おぢびぢゃぁぁぁん!!どぼじで!?どぼじでゆっぐりじぢゃうのぉぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」
「・・・クッ・・・!!!」
ようやく産まれたおちびちゃんが目の前で息絶えたことが半ば認められずに叫ぶれいむ。
対するのは一連の流れを見て必死に笑いを堪えるので手一杯な人間。後ろを向いて空いた手で口を押さえている。
そして更に数十秒後、れいむがやっと現実を受け入れて人間の笑いのツボも収まったあと。
「どぼじでおぢびぢゃんをだずげでぐれながっだのぉぉぉ!!?」
そこには蔓を揺らして人間に怒鳴りかかるれいむの姿が。
「ゆっきゅちうまりぇ・・・ゆぴっ!!」
「ゆんやぁぁぁ!!きもちわりゅいよぉぉぉ!!」
「おか・・しゃ・・・どぼ・・・ち・・ちぇ・・・・・・」
揺れた拍子に赤ゆが次々と落ちて、助けや未練の声を残しながら黒ずんで死んでゆく。まさに阿鼻叫喚の図だ。
もっとも、怒りで周りが見えないれいむには何も聞こえないようだが。ぼせい(笑)が聞いて呆れる。
「ク・・ククッ・・・・・・え?なんか言った?」
それを見てまた笑いを堪えるのに必死な人間。
当然言っている事が耳に入っているわけもなく、頑張って堪えながられいむに聞き返す。
「ちゃんときいてるの!?にんげんさんがたすけてくれなかったせいでおちびちゃんしんじゃったよ!!」
「助けてくれないって・・・なんで?」
「なんでって・・・れいむはにんっしんっちゅうなんだよ!うごけないんだよ!!
れいむのかわりにかわいいおちびちゃんをたすけるのはとうぜんでしょ!?」
不思議そうに首をひねる人間を見て、更にボルテージを上げるれいむ。
対して人間はジュースを注ぎ足しながら、ついでのように答える。
「当然ってなにさ。僕が手伝うのは君がかわいいかわいいおちびちゃん(笑)を産むまでって言ったでしょ?
産んだ後は君が頑張ってなんとかしろって言ったら君、それでもいいって言ったよね。どうして僕に頼るの?」
「でいぶはしんぐるまざーなんだよ!かわいそうなんだよ!
うごけないのにどうしたらいいの!?にんげんさんがたすけるしかないでしょぉぉぉ!!?」
「そんな事知らないって。こうなることも予想せずに、それでいいだなんて言ったの?
無責任な母親だねえ。君みたいなダメゆっくりのせいで数十匹のおちびちゃんが死んじゃうよ。あーあ、かわいそー」
「ぢがうよ!でいぶはわるくないよ!こんな・・・」
「こんなこと考えた僕が悪いって?
そう思うのは自由だけどさ、君のおちびちゃんたちはどう思ってるかな?」
「おちび・・・あっ、おちびちゃん!!」
言われてようやく子供のことを思い出す。
慌てて辺りを見渡すれいむが見たのは・・・
「おちびちゃんがたくさん・・・たくさん・・・ゆあぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」
箱中で黒くなって沈んでいる(れいむには)数え切れないほどのおちびちゃんだった。
「自分が苦しくて、死にそうで、必死に助けを呼んでたのに無視されて・・・
頼れるのは君だけだったのに、君にこそ助けて欲しかったんだろうに。どんな気分で死んでいってたんだろうね!」
責めるような口調とは裏腹に、人間の顔は極上のショーを見ているかのように楽しそうだ。
「ほら、また生まれそうだよ?なんとかしてあげないと」
「ゆっ!?おちびちゃんうまれちゃだめだよ!!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!!!」
「れーみゅゆっくちうみゃれりゅよ!あみゃあみゃしゃんよういちてまっててにぇ!!」
「うばれちゃだめっでいっでるでじょぉぉぉ!!
じたみればじんじゃうのがわがるでじょぉぉ゛ぉ゛!!?」
「しょれはおねーしゃんがゆっくちちてなかったかりゃだよ!
きゃわいくちぇゆっくちちてりゅれーみゅならだいじょーぶだよ!!
ゆ・・ゆ・・・『プチッ!』ゆっくちちて・・・ぶっ!げぼっ!ごっ!!だじゅっげ!!」
「おぢびぢゃん!だがらいっだでじょぉぉ!!!ゆっぐりしちゃだべだよ!がんばっでね!
いまおがーざんが・・・でいぶが・・・・・・どおずればいいのぉぉ゛ぉ゛ぉ゛!!?」
「ど、どぼじぢぇたしゅけちぇくれにゃいにょ・・・?
れーみゅをゆっくちしゃしぇにゃいおかーしゃんにゃんちぇ・・・ゆっくち・・ち・・・にぇ・・・」
「あ、また死んじゃったね。
で、どうだった?ゆっくりさせない親は死ねだってさ」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ぼうやだぁぁ゛ぁ゛!!おうぢがえるぅぅ゛ぅ゛!!!」
怨嗟の言葉を残した赤れいむを見て、もう現実を直視できなくなったのか。
とうとう追い詰められたゆっくり特有の台詞を吐いた。帰る家など、何処にも無いのに。
「ほらほら、そんなこと言ってる場合じゃないよ!またおちびちゃんが生まれちゃう」
「ちょきゃいはなありしゅがゆっきゅちうみゃれりゅわ!!!」
「やべでぇぇ゛ぇ゛!!!ゆ゛ん゛っ!ゆんぎぃぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」
なんとかして動こうと、必死に身体をくねくねさせるれいむ。
だが悲しいかな、一ミリたりともあんよは動かない。身動きが取れない。
「うごいでぇぇぇ゛ぇ゛!でいぶのあんよざんうごいでねぇぇぇ!!!」
オレンジジュースによってあんよは治っているようだったが、いかんせん精子餡に浸かりすぎた。
「ふんっ!ぎっ!ゆ゛んぎぃぃぃ゛ぃ゛!!!・・・ぜぇ・・ぜぇ・・・うごがないぃ・・・」
焼いて塞がれたまむまむのおかげでダブルにんっしんっだけは免れたものの、あんよがふやけて思うように動かない。
あんよはゆっくりが動くために必要な、全てである。
あんよがダメではのーびのーびはおろか、ずーりずーりもできないだろう。
「おしょらをちょんでりゅ―――ぐぅっ!ぐっ、ゆ゛ぼっ!げっ!げぇ゛っ!!」
「ぼうやべで・・・ごんなのゆっぐりでぎないよぉ・・・」
「ああ。やめてあげるとも、ジュースがなくなったらね。
なんの役にも立たなかったんだからせめて使ったお金の分くらいは楽しませてくれよ」
「あ゛・・あぁ゛・・・ああぁぁ゛ぁ゛・・・」
ジュースの残量を確かめながらそんなことを言う人間を見て、ようやくどうにもならないことがわかったのだろう。
れいむはそれから一切人間に怒鳴りたてることもなく、
ただただ生まれ落ちては死んでゆくおちびちゃんを見て涙を流しながらブツブツ呟くだけになった。
そして、人間がジュースを注ぎ始めてから実に三十分近くが経ち、
栄養の供給源がなくなってから、さらに数分後。
あれほど欲しいと願っていたおちびちゃんの死に様や断末魔を延々と見せつけられ、
逃げることも目を逸らす事も出来なかったれいむは憔悴しきって、最後の言葉一つも無くおちびちゃんに囲まれて逝った。
その死に様は、蔓を生やしながら黒ずんで浮かんでいる無数のおちびちゃんとそっくりで、
大層人間を笑わせ満足させたそうな。それだけがれいむ一家の生きた証だろう。
れいむは生まれてこの方、苦労したことがなかった。
いつも世話をしてくれる、前掛けをつけた人間さんたちの
「もっと頑張ってたくさん勉強しなさい!君のためを想って言ってるんだぞ?」
という言葉や、様々な気遣いを
「そんなことしちゃゆっくりできないよ!
れいむはそんなことしなくてもいいんだよ!ばかなの?しぬの?」
と鼻で笑い、徹底的に拒否した。
人間さんはそのうち、まともに喋ってくれる事もしてくれなくなってしまった。
夜中。れいむの居る場所ではない他の場所から聞こえてくる、難しい事を言っている沢山のゆっくりの声を聞いて
「にんげんさんなんかのいうこときくなんてばかだね!ぜんぜんゆっくりしてないよ!」
と、大声で笑い飛ばした。翌日、おへやを薄暗いところに移されて自分以外の声が遠くなった。
そして以前なら前掛けをつけてない色んな人間さんとお部屋越しに顔を合わせる事もよくあったが、その数もグンと減ってしまった。
やがて、お婿さんのまりさがやってきた。
同じような考えを持ったまりさとはすぐに意気投合し、かわいいおちびちゃんができた。
「かわいいかわいいおちびちゃん!れいむといっしょにゆっくりしようね!!
ごはんはにんげんさんがもってきてくれるからだいじょうぶだよ!ここはさいっこうっのゆっくりぷれいすだからね!」
「まりしゃゆっきゅちしちぇりゅよ!おなかいっぴゃいだかりゃしゅーやしゅーやしゅるよ!!」
「れーみゅはおうたうたうにぇ!!ゆ~ゆゆ~♪」
でも前掛けをつけた人間さんも、そうでない人間さんも、
誰一人おちびちゃんを見てもおめでとうも言ってくれずにゆっくりできない目でれいむたちを見た。
れいむ達の部屋の前方にある透明な壁には、『最終処分品』と書かれた紙が張られていた。
勿論れいむたちがそれを見ることはできないし、見ることができたところでどういう意味かもわからない。
そしてれいむは今、頭から自分の体よりも長くなった大量の蔓と漏斗を生やして箱の中を転がっている。
どうしてこうなったのか?何が悪かったのか?
それをれいむたちが知る事はもうできないし、きっと理解もできない。
あの時馬鹿にしたほかのゆっくりたちが皆、それぞれ人間と一緒に幸せに暮らしていることも、れいむは知らない。
全てはなるようにしてなった事。
何もしなかったれいむに相応しい墓は精子餡だらけの狭くて安っぽい箱の中であり、
与えられた役目と言っても、知識の欠片もない餡子脳では命を懸けてでさえ人間の暇潰しぐらいしかまともにこなせない。
無知であるが故に死んだ、哀れなれいむにかけてあげる言葉といえばこれくらいしかないだろう。
ゆっくりしたけっかがこれだよ!!!
・あとがき
処分品の能無しゆっくり一家…600円
スーパーで買ったオレンジジュース、1リットルパック…128円(税込)
のんびりと、馬鹿の死に様を見物する時間…Priceless
つまりそういうことです。
ではここまでご覧下さった全ての方々へ、ありがとうございました!!!
・過去作品
そろそろ多くなってきたので、お手数ですがwikiのほうで確認していただけると助かります…
挿絵 by車田あき
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- ウェーイwwwww -- 2016-02-23 07:37:49
- まりさはれいむとつがいになったのがいかんかったな。 -- 2014-11-21 19:31:38
- これだよこれ!! -- 2014-11-09 10:57:41
- ↓×9 まず何でゆ虐SSに愛で派がいるんだ、頭に蛆沸いてるんじゃないですかwww -- 2013-09-30 21:24:30
- ↓↓↓ゆっくりんぴーすに何言っても無駄だろ。
ゆっくりんぴーすはこの世界では●ロリスト -- 2013-09-25 23:49:57
- 権利だの義務だの人間のルールにゆっくりを当てはめるアホの多いこと多いこと
あ、このSSの作者さんもでしたね -- 2013-08-02 03:03:40
- ゆゆーん♪ここのこめさんのくそじじいどもはれいむがかわいくてしっとしてるんだね!!
おお、おろかおろか! -- 2012-10-01 00:32:43
- ↓×5ここではおまえがくず人間なんだよ
こんなキモい饅頭の味方とかキモい
あっそうかおまえの価値がこの糞饅頭レベルなのか -- 2012-07-28 11:57:03
- なんか下の方に頭が悪い愛で派がいるぜwwww
愛で派を馬鹿にするわけじゃないよ4つ位下に居る奴を馬鹿にしてるだけだよwww
ゆっくりするために必要なことをしないのにそれをさせようとした人間を屑呼ばわりとかwwww
男のことを言っているなら自業自得だから結局人間が非難されるいわれはないわけでwww
ゆっくりするのが仕事ってそれは山とか森の中にいる野生の話でペットと野生は違うこともわからないとかwww -- 2011-10-20 05:52:24
- もともと他の個体と一緒に普通の商品として売ってたんだよね
まともに育てられなかったゴミを普通の売り物にするとか店……
すっきりーっさえすれば子供なんて後から付いてくるんだ、と言いつつ
妊娠するからすっきりーじゃなくてもいいよね、ってのになんか違和感
まあ相手ゆっくりなんだけど -- 2011-10-14 12:55:27
- ゆっくりは生きてるんじゃない、あるだけだ
違いはわかるか? -- 2011-10-08 03:28:11
- 生きるための努力を何もしてない奴が権利を主張するのは滑稽すぎるなw
ざまぁwww -- 2011-01-12 18:53:00
- れいむはゆっくりするのが仕事だろ
クズ人間は気分が悪い -- 2010-11-17 17:32:22
- そんな事より、ヌルい生活してきてここで虐待されたこの一家って
上げて、落とす、の手順を踏んでるから相当美味しくなってるはずだと思うんだ
食べたいでぶぅ -- 2010-10-02 06:47:12
- ゆっくりってよく、「いきてるんだよ?」って言ってるけど
生きるためには義務が生じるんだよね
それを放棄したら死ぬしかない -- 2010-09-26 11:52:29
- 単位取れないことを学校のせいにできたらどれだけ楽なことか -- 2010-09-24 20:23:46
- ↓これは良きアイロニーとか思ってるんでしょうけど、大して上手くないッスよ。
思想家と政治家っていうまったく別種のものを比較してるようなものッスから。 -- 2010-09-01 02:03:06
- 皆がゆっくりSS読んで人間性語るんなら、俺はゴルゴ13読んで世界情勢語るわ。 -- 2010-08-16 23:09:32
- 甘ったれのゲス予備軍に義務を果すとかそんな愁傷な考えがあるわけないじゃん
第一自分たちが脆弱だなんて全然思ってないし。自分の立場すら正確に理解していない
むしろ自分から喜んで寄生虫になりたいんだろうよこの饅頭どもは -- 2010-08-14 22:31:54
- そうだよ。
人間だってさ昭和や明治時代とかに、貧乏で養えないとか、奇形児だったとか、そんな理由で間引かれてたんだよ。
いや、21世紀になった今ですら中絶とかで望まれぬ命が消されてるんだよ。
悲しいけどな、他者の助力が無ければ生きていけない脆弱な饅頭が、自分たちを養ってくれる人間をバカ呼ばわりとか、
見捨てて下さいって言ってるようなものだよ。
生存権(笑)を主張するんなら、人間を敬うとか、忠実に従うとか、己を磨いてより高いスペックを身につけるとか、
義務を果たさないとダメだよ。義務を果たさず、権利は主張するなんて寄生虫だよ。 -- 2010-08-06 03:33:47
最終更新:2010年05月25日 14:39