ゲスゆ矯正物語~性根を入れ替える 5KB
※注意
- 『ゲスゆ矯正物語』の第三回です
- 俺設定あります
- ネタ被りあったらごめんなさい
やぁ、ボクはボランティアお兄さんだよ。
街の恵まれない野良ゆっくりたち相手に慈善活動をしているんだ。
ボクの活動内容は、野良ゆっくりを……ええと、何だったかな。
まぁいい、最終回の今日は締め括りに相応しいプランRの事例を紹介しよう。
ケース3 性根を入れ替える♪
「ゆぐぅ、ゆぐぅぅぅぅ……」
「ゆ、ゆるじでぐだざいいいい!!! ゆるじでぐだざいいいい!!!」
今回は散歩中に出会ったまりさ親子だ。
親子でいきなりボクに突っ掛かってきたので、反射的に蹴散らしてしまったが、
きっと根っからのゲスじゃないはずだ。
「みのがじでぐだざいいいい!!! もうわるいごどはじまぜんがらぁ!!!」
その証拠に親まりさは陥没した顔をさらに歪ませて必死に謝ってくれている。
だが……
「ゆがぁぁぁ! このげしゅじじぃ! ころじでやるにょぜぇぇぇ!!」
子まりさは別だ、全く反省の色がない。
悪事を働くだけでなく、このように開き直った態度を取る様子は末期のゲスゆの姿そのものだ。
「お、おちびぢゃん! もうやべるんだぜぇ!
に、にんげんさん! ぢゃんどいっでぎがぜまずがら、おぢびぢゃんをゆるじであげでぐだざいぃぃぃ!!」
…………ふむ。
我が子の姿を嘆く親まりさの痛ましい姿を見るにつけ、何とか治療できないかと考えてしまう。
しかし、ここまでゲス因子の発露が顕著では手の施しようがない……そう思う向きも少なくないだろう。
だが諦めてはいけない、こういう時こそプランRの出番なのだ。
ボクは親子を小脇に抱えて連れ帰り、子まりさを治療室に移した。
ガチャ
そして河童印の矯正支援メカを取り出す。
ゆっくりの姿を模して作られた金属製のロボ、その名もY-800だ。
ちなみに今回使用するのは子ゆ用ミニサイズである。
「ゆ? しょんなおもちゃでまりしゃがびびるとおもっちぇるの? ばかにゃの? しにゅの?
ゆゆ!? きちゃないてでまりしゃに……」
グジュ
「ゆ、ゆびぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!! いぢゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
ま、まりしゃのきゃわいいあんよがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
聞き分けのない悪い子には根本的な更正治療が必要だ。
ボクは子まりさを持ち上げるとプルプル震えるあんよをもぎ取った。
体を離れてもプルプルしてるキモイあんよはゴミ箱にポイッ♪
続けてあらかじめ準備しておいたスプーンを取り出す。
そして、あんよを取って出来た穴に突っ込んだ。
「ゆぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
そして、おもむろに子まりさの餡子をスプーンで抉り出していく。
「みゃみゃ!! たちゅけ、びゃびゃびゃびゃびゃ!!」
中枢餡とか気にせずに汚い餡子は全部掬い出そう!
膿の摘出は更正治療には避けては通れない道だよ!
「まり…っびび……もっちょ……ぴゃ!」
グリ……ベチャ
頭頂部の餡子も隅々まで残さず掬い出してゴミ箱に捨てる。
目玉も邪魔だから取り外してしまおう!
むむ……なんだかちょっとテンションが上がってしまっていたかな、失敬失敬。
こうして子まりさはペラペラの皮だけの姿となった。
あとはY-800の金属骨格にこの皮を被せて……よし! 詰め替え完了!
次に剥き出しのメカニカルなあんよに付いたダイヤルを操作する。
……ええと、種別は“まりさ種”で……一人称は“まりしゃ”と……。
最後に主電源をオンにして更正治療は無事終了だ。
子まりさの真っ暗だった眼窩に赤い光が燈る。
あとは治療の効果を試すだけだな。
さっそく話しかけてみよう。
「ゆっくりしていってね」
「ガガガ……ユックリシテイッテネ!」
「君のお名前をお兄さんに教えてくれるかな?」
「ガガ……マリシャ……ダヨ! ガガガ……ユックリヨロシクネ!」
Y-800には簡易的な言語プログラムが組み込まれている。
相手の言葉から特定の語句を拾い、最適な反応を示すように作られているのだ。
さらに……
「今日のごはんは何がいいかな?」
「ガガガ………………………………オウドン、タベタイ!」
「今日のごはんは何がいいかな?」
「ガガガ………………………………ポンデシャン、タベタイ!」
会話内容によっては反応はランダムに決定される。
この機能によって社会生活にも十分適応できるだろう。
「よし! まりさ! おいで。君のママに生まれ変わった君の姿を見せてあげよう!
きっとママも喜ぶぞぉ!!」
「ガガガガ……ユックリ……ユックリ……ユックリ」
ありゃりゃ……ちょっと会話が複雑過ぎたかな。
でも、そういう時は適当にお茶を濁すような反応をしてくれる。
頭脳まで優秀に生まれ変わったのだ!
さて、そろそろ親御さんと引き合わせてあげよう。
親まりさの喜ぶ顔が楽しみだ。
「お、おぢびぢゃんにはやぐあわぜでぐだざぃぃぃ!!
ざっぎ、おぢびぢゃんのひめいがきごえだようなきがじだんでずぅぅぅ!!!」
「心配しなくても今会わせてあげるからね! おーい、まりさぁ! さぁ、ママにご挨拶だ!」
「ガガガ……ユックリシテイッテネ!」
「ゆ? おちびちゃん?」
スィー!
呼び掛けに呼応して、子まりさが軽快な駆動音を立てて走り寄ってくる。
剥き出しのY-800の底部……あんよに搭載されたタイヤの四輪駆動で
従来より高速な移動が可能になったのだ。
ちなみにセンサーで障害物を認識して避けたりジャンプしたりもできる。
「ゆゆ? おちびちゃん? おちびちゃんなのぜ?」
「ガガガガガ……マリシャ、ハ、マリシャ、ダヨ! ユックリシテイッテネ!」
ははは♪ 仲の良い親子だなぁ♪
「じゃあな、気を付けて帰るんだぞぉ~♪」
夕日をバックに帰途に着く親子をボクは手を振って見送った。
親まりさが妙に怪訝な顔をしていたのが気になったが……なぁに♪ すぐに慣れるだろう。
Y-800に内蔵された単三電池が切れるまで親子でゆっくりできるはずだ。
今回の活動も無事に終わった。
だが、ボクの戦いはまだ始まったばかりだ。
恵まれない野良たちの為の慈善活動はこの先も続いていくことだろう。
ゆっくりが真にゆっくりとした存在になるその日まで……。
今までに書いたもの
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- ↓×6 同意。
最初の文章にある本来の目的を忘れていることも、虐待お兄さんである証拠ww -- 2018-01-05 01:34:59
- 突っかかってきた野良ゆを反射的に蹴散らしてる時点でどう考えても確信犯だろうなっww -- 2013-06-11 07:24:37
- 兄さん金持ちなんだなぁ -- 2013-01-21 08:48:10
- おいおい、Y-800がもったいないだろ? -- 2012-03-19 12:21:45
- お兄さんはいい人だと思うな
ここまでゲスに付き合う人間は少ないからな
おれはそっこー潰す -- 2011-11-02 23:57:08
- このシリーズのキモはボランティアお兄さんの
明るくウザいキャラを楽しめるかどうかだね
私は凄くゆっくり出来ましたw
子まりさを虐待せずにあっさり中枢餡を抉った
ところを見ると本人はあくまで善意のつもりなのかもねw
-- 2010-10-10 20:01:45
- このシリーズは人間が本当に勘違い善意野郎なのかボランティアという大義名分かざしていい人風に演じてる虐待鬼威惨なのかで見方が変わるんだろうね
俺は後者だと思った
だから普通の虐待SSとして読めたよ -- 2010-07-28 18:30:57
- ↓私の発言がゆっくりできなかったようですまぬ
私はこのシリーズがちょっと苦手だわ、でも発想は面白いとは思ってるよ
もう少し人間の性格が違えばよかったんだけど…… -- 2010-07-28 17:16:04
- そんな発言はゆっくりできないよ!
俺はこのシリーズ好きだけどな。今更だけど他の作品も読みたい -- 2010-07-28 17:10:37
- いつか面白くなるだろうと思ってゲスゆ矯正物語シリーズをここまで読んだけど
すごいボランティアお兄さんという存在がイライラするだけ、の話だったな -- 2010-07-09 19:28:33
最終更新:2009年10月26日 17:30