ビッグゆっくり爆誕 19KB
「ビッグゆっくり爆誕」
赤ゆっくりから子ゆっくりまでの成長速度は平均で二週間程だと言われている。
しかし越冬中にすっきりなどを経て、食料の余裕を持って越冬できなかったゆっくりの中には
越冬の3~4ヶ月間後でも子ゆっくりになったばかり程度の大きさしか成長しないと言った事も多々見受けられる。
そこで少し疑問に思ったが…
子ゆっくりまで餡子の中で育つ胎ゆに対して栄養を与え続けたらどれだけ成長するんだろうか?
早速疑問に思ったので試してみる。
ゆっくりなら近くの山で大量に生息している、だが秋も深まるこの時期に子育てするゆっくりは少ないかもしれない。
山を登ってすぐの木の洞に二匹のゆっくりが入っていた。大きな帽子がトレードマークのまりさと大きなリボンが印のれいむだ。
れいむ種が深くに入ったままでてこない、頭に蔓は生えていないのでもしかすればと思い声をかける
「ゆっくりしていってね!」
「「ゆっくりしていってね!」」
「おにーさんはゆっくりできるひと?」
「ゆっくりできるひとならあまあまさんをちょーだいね!もってなかったらさっさとかえってね!」
二言目にはあまあまを持ってこいとは中々にゲス気質があるようだ、群れの中央部から外れてここにいるという事はきっとつまはじきにされてるんだろう。
何かを喋ろうとしても「あまあまをもってこい」だの「ないならかえれ」だので話にならない
とりあえず板チョコをいくつかに割って木の洞に放り込む
地面に群がりながら押し合いをしてグチャグチャと咀嚼をして食べ始めた。
「む~しゃ!む~しゃ!しあわせええええ!」
「うめっ!これめっちゃうめっ!まじうめぇ!」
一瞬で食べ終わった後は互いに口についたチョコをぺーろぺーろしあったり、すーりすーりと体をぐねらせ上下に伸び縮みさせてほほをこすり合わせたりして
まともに話が聞ける状態になるまで約30分、ようやく落ち着いた所で本題に入ることができた。
「れいむの方はあかちゃんがいるの?」
「ゆ!そうだよ!きのうまりさとすっきりーしてできたんだよ!」
「きっとゆっくりしたこがうまれるにちがいないよ!」
「れいむううううう!!すーりすーりいいいいい!」
「まりさあああああ!!すーりすーりいいいいい!」
「あのー…ちょっと…聞いてる?」
「ゆゆ?まだいたの?あまあまさんがもうないんだったらさっさとかえってね!まりさはこれかられいむとすーりすーりするんだよ!」
「いつまでここにいるの?ばかなの?しぬの?」
全く話にならないので、今度は蒸しパンを袋から取り出し二つに分けて木の洞に投げ入れる
「む~しゃむ~しゃ・・・しあわせえええ!!」
「あかちゃんもゆっくりよろこんでるよ!もっともってきてね!」
「じゃあ、ちょっと質問に答えてね」
「ゆゆ!そんなことはどうでもいいよ!さっさともってきてね!」
「じゃあ、いっこだけこたえるよ!こたえたらあまあまさんをもってきてね!」
しまった、ちょっとやりすぎた様だ
完全に足元を見られ始めた
と、言っても質問はあと一つだけだしまあいっか…
「ここってドスまりさが率いてる群れがあるよね?なんでまりさたちは森の入り口の方にいるの?」
「ゆ!どすはゆっくりできないぐずなゆっくりなんだよ!まりさとれいむがすっきりしたってだけでどすのどうくつでえっとうさせてもらえなかったんだよ!」
「だかられいむたちはあかちゃんがうまれたらこんなゆっくりできないむれからでていくんだよ!」
大体はつかめてきた、この山は一匹のドスまりさとぱちゅりーが群れをまとめている、山自体はそんなに大きいものではなく冬も厳しいのでドスの住む洞窟に集まって一か所で越冬するというのがここの群れの変わったところだ
話を聞く限りこの山のドスとぱちゅりーがすっきり制限をしているのにそれを破ったから追放とまではいかなくても元いた巣で越冬しろとでも言われたんだろう。
木の洞の後ろには乾燥したキノコや非常食用と思われる草が植えられていたりしているので、食料は渡されている様だが入口も殆どカモフラージュなしで開けっ放しにしているので全くもって越冬の準備などしていないという事がうかがえる。
多分、子供が生まれたら持てる分の食料以外は食べて始末して街にでも下るつもりなんだろう。
渡されている食料も乾燥したシイタケ程の大きさのキノコが5本、草が数本とそのまま野垂れろと言わんばかりの無言のメッセージが込められていた。
そんな事を考えていてもはっきり言って関係ないのでさっさと当初の目標に移ろう
バッグからゆっくり専用催眠スプレーを取りだして、ぷんぷんとドスへの不満をぶちまけるれいむに吹きかける。
「ゆゆ!なんだかねむくなってきたよ!」
15秒ほどですーやすーやと寝てしまった、そのまま袋の中にそっと詰めてバッグにしまいこむ
キノコと草はそのまま持っていく事にする。
袋の中に入れている途中まりさが俺の足にボヨンボヨンと体当たりを繰り返しながら喚いていた
「くそじじいいいい!!ぎのござんとでいぶをがえぜええええええ!!」
「嫌だよ、どの道あんなちっぽけなキノコ五本で4か月も5か月もしのげると思ってるの?バカなの?死ぬの?」
「ゆぐぐ!なくなったらやまさんからおりてあたらしいゆっくりぷれいすをさがせばいいんだよ!」
「そんなのある訳ないでしょ?街にだってゆっくりはいっぱいいるのに」
「にんげんさんのおうちがあるよ!あいてるところがおおいってありすがいってたよ!」
まりさの本音が飛び出た
多分まりさの思い描いている越冬計画とはこうなのだろう
まず、乾しキノコを食べつくした後に子ゆっくりが生まれてその後山を出て人里に入って「おうち宣言」を行う腹づもりなんだろう。自分は強いから人間を追い出してそこを自分の内に出来ると。
浅ましいにもほどがあるが群れから逸れたゆっくりにとっては街ゆになるかと並んで最後に残された手段だ。
無論、まりさを放っておくわけにはいかない、そんなに街に行きたければ街に連れて行ってやろうと思う。
体当たりを繰り返すまりさにスプレーを吹きかける。
「ゆゆ!ゆっくりねむくなってきたよ・・・」
そう言うと目を閉じて完全にすーやすーやしてしまった。別の袋にまりさを詰めて一旦山を降り近所の空地に向かった。
この空地にはれいぱーありすの群れが住み着いている。群れと言っても10匹ほどだが
着いた頃には3匹ほどのありすが大きめのダンボール箱の中でのーびのーびしていた
近づいて声をかける。
「ゆっくりしていってね!」
「「ゆっくりしていってね!」」
「街でたっぷりすっきりしたいって言ってたまりさがいてね!ありす達が詳しいと思って連れてきたんだ!あとキノコと草も持って来たよ!冬ごもりの足しにしてね!」
そう言うと一斉にありす三匹は寒天の目をギョロギョロと動かし血走らせ、舌を伸ばして荒い息使いになりだした。完全にすっきりモードに入ったようだ。
「どごにいるのおおおおおおお!!ありすのとかいはなあいをうけとりたいまりさはああああああああ!!??」
「はやぐだじでええええええええ!!ずっぎりじだいわああああああ!!」
「んほおおおおおおお!!すっきりすっきりーーーーー!!」
一匹のありすに至ってはダンボール箱の壁にヘコヘコと体を擦りつけている。ちょと早すぎだろう
俺は袋の中からまりさを取り出して軽く振る。完全にぱっちりと目覚めたようだ。
「ゆゆ!?くそじじい!ここはどこなの!?」
「街だよ!ゆっくりしていってね!」
状況を掴めないまりさをキノコと草ごとポヨンと放り投げる。目の前には凄まじい速度でありす三匹が飛び跳ねて向かってきた
「なんてたくましいまりさなのおおおおおおおお!!」
「すっきりしたいのねえええええええ!!いいわああああああ!!ありすのとかいはなあいをうげどっでえええええええ!!」
「すっきりすっきりすっきりすっきりいいいいいいいいいいいいいいい!!」
「ゆぎゃあああああ!?ゆっくりこないでね!くそじじいいいい!!までぃざをだずげろおおおおおお!!」
「街に行って好きなだけすっきりしたいって言ってたのはまりさでしょ?じゃあ、俺もう帰るね」
「ぞんなああああああああああ!!おでがいじまずううううううう!!までぃざをだずげでえええええ!!」
叫んだときは動きが止まっていたため、完全にありす三匹に挟まれる形でガッチリと捕まってしまった。
そのままヌラヌラとした粘液を噴出させて舌でまりさの小麦粉の皮をベロベロと舐めまわし体をビタ!ビタ!と打ち付けたり体を伸び縮みさせて速い速度ですーりすーりを繰り返す
「やべろおおおおおおお!!ばなぜえええええええ!!」
「までぃざっだらつんでれねえええええええ!!」
「つんでれなまでぃざもがわいいわあああああああああ!!」
「んほおおお!!んほおおおおおおお!!!すっきりすっきりいいいいいい!!」
傍から見れば丸い何かが凄まじい速度でグネグネと動いてるようにしか見えない。こんなの見たらトラウマ確定だろう。
どんどん速度が速まって三分ぐらい経った頃だろうか。一斉にゆっくり達が声をあげた
「「んほおおおおおおおおおお!!!すっきりすっきりすっきりすっきりいいいいいいいい!!」」
「いやあ”あ”あ”あ”!!すっきりいいいいいいいい!!」
三匹ものありすが4回づつ、合わせて十二回もすっきりを叫んだ
あっという間にまりさの頭から十二本の茎が生えて30個近くに実がなる。
「あんござんがあああああ!!ゆ”!ゆ”!」
叫んだのも一瞬、すぐに餡子を吸い上げられ黒ずんだ何かとなり果てたまりさ。同時に実のすべても蔓ごとしおしおと枯れて行った。何種すらも判明しないままに
「まりさのおかげですっきりできたわああああ!!」
「またすっきりしましょーねええええええ!!」
「すっきりしたらおなかすいたわああああ!!きのこさんをたべましょーねええええええ!!」
口々に勝手な事を言いながらありすはキノコと草を舌で拾い上げるとダンボール箱の中にモゾモゾと入っていった。
さて、さっさと家に戻ろう。
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家に戻ると、空いている部屋に持っていき、早速れいむを取り出す。まだすーやすーやと寝ている様だ。と言うかあのつんざく様なすっきりの声を聞いてるのに起きないって逆に凄いな。
起きるまで待っているとして、準備を整える事にする。
ガムシロップと蜂蜜をベースに砂糖をこれでもかと混ぜて止めとばかりに水飴を混ぜ合わせる
ゆっくり専用の超栄養液の完成だ。匂いをかいだだけで歯の奥がずきずきと痛む、こんなのを飲んだ日には糖尿病と虫歯を併発してしまうだろう。
ポリタンクの中に液を入れ、チューブを取り付ける、これで完成だ。取った栄養は必要最低限を残して殆どを胎ゆに送るため、どれだけ食べてもれいむ自体が大きくなることはない。
「ゆっくりしていってね!」
「ゆゆ・・・ゆっくりしていってね!」
俺の声にれいむが目を覚ました。
「ゆ!ここはどこなの!まりさはどこいったの!?」
「ここは俺の家だよ!人間の家に行くって言ってたから一足先に連れてきたんだよ!まりさは別の所でゆっくりしてるよ!」
「ゆゆ!ゆっくりわかったよ!ということは、ここはれいむのゆっくりぷれいすなんだね!だったらさっさとあまあまさんをもってきてね!はやくしてね!れいむはぐずがきらいだよ!」
「ゆっくりわかったよ!このチューブさんからあまあまさんを飲んでね!」
俺はチューブの先をれいむに向ける。れいむはガプっとかぶりつくとごーくごーくと飲みだした。
「ごーくごーく・・・しししししあわせええええええええええええ!!!」
凄い声をあげて喜ぶれいむ、あっという間にタンクの中の三分の一近くを飲み干す。1リットルも飲んだのか。
「ゆゆーん♪すごいゆっくりできるあまあまさんだね!でもこれはれいむのものだよ!ぐずなにんげんさんにはあげないからね!」
「好きなだけ飲んでいいよ!それはれいむのものだからね!」
食事が終われば暫く様子を見る事にすた。胎ゆが入ってる時って普段どうしてるんだろうか。
れいむはと言うと、体を上下左右に伸び縮みさせてはヘッタクソな歌らしき騒音をまき散らし始めた
「ゆ~ん♪ゆゆ~♪ゆっくり~ゆっくり~♪」
不意に体がとまったかと思うと
「ゆゆ!おちびちゃんがうごいたよ!れいむのおうたさんがそんなによかったんだね!はやくうまれてきてね!いっぱいむ~しゃむ~しゃしておうたをうたってすーりすーりしようね!」
と、言うと再び音をあげて歌い出す。
後はすーやすーやするかのーびのーびして歌を歌うかだった。結構ワンパターンだな。
「ゆゆ!うんうんさんがでるよ!ぐずなにんげんさんはれいむのうんうんさんをかたづけてね!」
いきなりあにゃるをこちらに向けてそんな事を言い出した。部屋にうんうんをまき散らされればたまったもんじゃない、大慌てで適当なチラシを敷く。
「ゆ!」と言うとヘブン状態な表情でプリプリとうんうんを出し始める。おまけにしーしーまで始めた、薄いチラシではすぐに濡れて、結局床にしーしーがぶちまけられる結果となった。
いちいちうんうんやしーしーの度に向かうのも嫌なのでれいむを持ち上げて舌にビニールシートを敷くことにした。
色々様子を見ていると大体一日の様子がつかめてきた、歌を歌うかのーびのーびするか何かを食べてはうんうんを出してすーやすーやするといった感じだ。
れいむがすーやすーやした後はその日の分の液をタンクに補充して一日の終わりだ。
最初はまぁこんなもんだろうと思って過ごした。二日目、三日目は特に変わった様子はなく少し心配になったが。しかし四日目から少し様子が訪れる
「ゆゆー!おちびちゃんゆっくりそだってるね!」
たった四日で生まれる直前にまで子ゆっくりが成長していたのだ。れいむの顔が不自然に下膨れになっている。
「はやくうまれてきてね!いっしょにあまあまさんをのもうね!」
その様子を眺めているとれいむは俺に気づいたのかいきなり怒鳴り散らし始めた。
「ここはれいむのおうちだよ!かってにはいってこないでね!ぐずなにんげんさんはあまあまさんをもってきてうんうんをかたづけるだけでいいんだよ!さっさとでていかないとれいむおこるよ!」
プクーッと膨れて左右のピコピコを揺らして威嚇する。とりあえずは退散してドアを閉めた。
「ゆぷぷ!れいむにおそれをなしてにげたんだね!おお、あわれあわれ!」
ドア越しからそんな声が聞こえてきたのに少しイラっとしてドアをドン!と叩く。驚いて黙るかと思っていたが結果は全くの逆で、さらに罵声が飛んできた
「うるさいよ!れいむにかなわないからってどあさんにあたらないでね!ぐずはさっさとどっかいってね!」
自分=世界と言わんばかりの傍若無人な態度を取っていたれいむだったがそうだったのもたったの三日、七日目にはれいむに余裕の色がなくなってきつつあった。
「ゆ、ゆゆー!おちびちゃんそだちすぎだよ!もっとゆっくりしてね!」
下あごのみが大きくなっていたそれまでと違い、明らかにれいむの顔全体が膨らんでいる。大きくなっているのだが引き伸ばされているだけの様で、その証拠にれいむの目や口等のパーツはそのままで周りだけ膨れているのが不気味に見える。
恐らく中の子ゆっくりはすでにハンドボールサイズにまで成長しているのだろう、中心の餡子の中から押し出されるように大きくなっているのだから、れいむの体が膨れるの納得がいく。
体の中の三分の二以上をしめる子ゆっくりが動くたびに苦しそうな声を上げる。引き伸ばされた皮が痛むようだ
「いたいよ!おちびちゃんゆっくりうごかないでね!じっとしててね!」
玉の様な砂糖水の汗を小麦粉の皮に滴らせているれいむを内心ざまあみろと思いつつ見ていた。
無意識のうちに顔がニヤけていたようでそれを見つけたれいむが叫ぶ
「なににやにやしてるの!ぐずはさっさとどっかいってね!」
「はいはいわかったわかった」
そうれいむに言うとドアを閉める、その日からずっとれいむの様子を見るのが楽しみになった。
12日目には、中の子ゆっくりは恐らくれいむと同じバスケットボールサイズにまで成長したのだろうか、中の餡子を押しのけ、れいむは小型のバランスボール近くまで大きくなっていた。
中の子ゆっくりはすくすくと成長しているようで、動くたびにれいむが声を上げる。この頃には常に痛みが続くようだ。
「いだいいいいいい!!おぢびぢゃんゆっぐりうごがないでえええええ!!」
目を見開いて叫ぶとピタっと動きが止まる。
「ゆ”!ゆ”!ばやぐうばれでね!ぞだじずぎだよおおおおおお!!」
その言葉に反応して体をもぞもぞと動かす子ゆっくり、皮が伸びたり縮んだり不規則にボコボコとどこかが膨らんでへこむ度にれいむが悲鳴を上げた
「ゆぎいいいいいい!!うごがないでえええええええ!!ゆっぐりじででええええええ!!」
「大丈夫?どこか痛いの?ゆっくりなおってね!」
俺はそう言うとれいむをベタベタと触った。皮はパンパンで今にも張り裂けそうなぐらい張り詰めている。
「ゆぎいいいい!!ざわるなぐずうううううう!!どっがいげええええええ!!」
今までの鬱憤を晴らすが如く触る強さを強くしていく、掌でポンポンと叩いたり両手で強めにすーりすーりしたりする。
とうとう限界が来たのかれいむの態度が一変していった。
「おでがいでずううううううううう!!ざわらないでええええええええええ!!」
「いやぁぁぁ~~~~だよぉぉ~~~~~ん!良くも今まで好き勝手ぐずだのあわれだのと言ってくれたね!」
「やべでええええええええ!!までぃざああああああ!!だずげでええええええ!!」
「まりさなられいぱーありすにすっきりされて今頃どっかのゆっくりの餡子になってるよ!ゆっくりあきらめてね!」
「ぞんなああああああああああ!!??ゆぎいいいいい!!いだいいいいいい!!もうやだああああ!!おうぢがえるうううううう!!」
「何言ってるの?ここがれいむのおうちなんでしょ?ゆっくりしていってね!」
「ごべんなざいいいいいい!!ごごはおにーざんのおうぢでずううううう!!だがらざわらないでえええええ!!」
「え?なに?なんだって?ここはおうちじゃなくてお部屋だよ!ゆっくり理解してね!」
いい加減うるさいので三分ぐらい触り続けてそのまま部屋を後にする。
その日からずっとれいむが叫び続けてうるさいことこの上なかった。
そして、14日目―――
「ゆぎいいいいいいいい!!ばやぐうばれろおおおおおおお!!ぐずなゆっぐりはでいぶのおぢびぢゃんじゃないよおおおおおお!!」
その日のれいむは凄まじかった。体は人がのれるバランスボール程にも膨れ上がっていた。なのに顔のパーツはそのままなのだから恐怖すら覚える。
動くたびにミチミチと音が立ち、砂糖細工の歯を剥き出しにして寒天の目を血走らせ砂糖水の涙と汗を大量に流したせいか軽く水たまりが出来ていた。
もう生まれそうなのかグネグネと体が動いてなんとかまんまんから外に出ようとしているが、そもそも大きさが違いすぎるので出られない。
結局動くたびにれいむの体がボコボコと膨たりするだけだ。
れいむはその小麦粉の皮の弾力を限界まで引き延ばして耐えているようだ。多分このままでは生まれないだろう、ギリギリ裂ける一歩手前で止まってしまっているのだから。
「れいむ!ゆっくりしてる?」
「みればわがるでじょおおおおおおおお!!ばやぐなんどがじでええええええええ!!」
「わかった!その前にちょっと体を触るね!でないとどうしていいか分からないよ!だって俺はグズだからね!」
「やべでええええええええ!!いだいいいいいい!!ざわらないでええええええええ!!ざげるうううううううう!!」
「う~ん、一つだけ何とかできる方法があるよ!」
れいむの顔に明るさがともった。早速聞き出そうとしている
「ばやぐじでええええええええ!!ばやぐううううううううう!!」
「本当にいいんだね?」
「いいがらばやぐじろおおおおおおおおお!!ぐずうううううう!!」
「あーやる気失せっちゃったなー」
「あ”あ”あ”あ”!!ごべんなざいいいいいい!!おでがいじまずうううううううう!!おにーざんなんどがじでぐだざいいいいいいいい!!」
「本当にいいんだね?」
「だがらいいっでいっでるでじょおおおおおお!!??」
「わかったよ!」
俺は顔をれいむの体に近づけると、できるだけ似せてある「ものまね」をする。
「う~☆おおきくておいしそうなゆっくりなんだど~☆きっとなかにもゆっくりがいるんだぞ~☆おぜうさまのでなーにするど~☆」
その瞬間中の子ゆっくりが速度を上げてグネグネと動きだす。身の危険を感じたからだ。
「やべでええええええ!!おぢびぢゃんをごわがらぜないでええええええ!ゆぎいいいい!!おぢびぢゃんごれはにぜものだよおおおお!?だがらうごがないでええええええええ!!」
「が~お~!た~べ~ちゃ~う~ぞ~☆」
「いだいいだいいだいいいいいいいいいいいいいいい!!やべでぐだざいいいいいいい!!れびりゃのばねをじないでえええええええ!!」
どこかに動くたびにミリミリと音を立てるれいむの体、さあいよいよフィニッシュだ。
「う~☆でもふくれられるとこまるんだど~☆おおきすぎてたべられなくなるんだど~☆だからはやくたべるんだど~☆」
それが決定的な要因となった。途端にれいむの体が一気に膨張を始める。中のゆっくりが膨れて威嚇を始めたのだ。どこから空気を吸い込んだのか謎だがどんどん膨らんでいっている。
「ゆぎいいいいいいいい!!ぶぐれないでええええええええ!!でいぶのおがおがああああああああああ!!ぼんぼんいだいいいいいい!!」
所々、パチンパチンと音がする。どこが少しづつ裂けている音だ。
どんどん膨らんで俺の胸元の高さまで膨らむとついに限界がやってきた。
「ゆぎいいいいいい!!ざげるうううう!!ゆびょっ!!」
爆発、比喩でもなんでもなくれいむの体が寿命を終えた惑星が爆発するかの勢いで爆発した。
辺りに餡子が飛び散り、その中央にはとても大きなゆっくりが鎮座していた。大きなリボンが目印のれいむ種だ。
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」
もはや小型のドスの一種だろ。と言わんばかりの巨体を翻してれいむは声を上げた。
スケールが大きすぎて違和感を覚えたかもしれないが生まれて二週間である、体はビッグサイズでも心は子ゆっくりなのだ。
ビッグれいむはキョロキョロと辺りを見回すと俺に向かってこう尋ねる
「ゆゆ?れいみゅのおきゃあしゃんはどきょにいりゅの?」
「れいむなら一足先にここから西にある近くの山に帰って行ったよ!ドスまりさの群れがあるからね!」
「ゆ!れいみゅもそきょにきゃえりゅよ!おしえてくれちぇどうもありがとうにぇ!」
「いやいや、じゃあ外に出てね」
「ゆっきゅりわかっちゃよ!
部屋から飛び跳ねて外にでるヒビッグれいむ、おいおいデカすぎて家がミシミシいってるよ。
玄関からビッグれいむを引っ張り出した。礼を言うとビッグれいむはそのまま振り返りもせず東に向けてその巨体を進める。俺は全然人の話を聞いていないビッグれいむのその後姿を目に焼きつけていた。
きっと体に似合った器のゆっくりしたゆっくりに育ってくれるだろう。多分
あの部屋どうやって掃除しようかなと考えながら、俺は家の中に入っていった。
餡小話に載せた作品
挿絵 byあめあき
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- もっと虐待やエロ系も見たいですね! 饅頭ですけど□ -- 2018-09-02 20:39:23
- こういうゲスゆっくりを見ると論破したり実力差を教え込んだりしたい♪
(殺さず、逃がさず、非ゆ症にさせず、だけどね♪)
子ゆの方は、きっと器の大きい(という唯我独尊)なゆっくりになるだろう。
生きていればの話だがwww -- 2018-01-23 10:17:35
- ゲスは苦しんで死ね -- 2015-09-03 15:35:27
- 後日談カモン -- 2015-03-28 02:16:55
- 挿絵
-- 2014-12-22 22:38:39
- これあかんわぁw -- 2013-02-20 18:50:06
- 凄いな…一匹でこれだと、
体内のゆっくりが、二三匹だと一体どうなるのか楽しみだw -- 2010-10-10 17:55:56
- ええ話や -- 2010-07-20 01:57:10
- 絵が… -- 2010-07-09 04:35:40
最終更新:2009年10月27日 17:29