設問164

国の英雄となったアラタをどうしよう。政治的立場が強くなりすぎて危惧するものも多い。処刑すべきか。

  • 設問URL
  • 回答
164回答:
内戦の終結をもたらしたアラタを処刑することはありえません。アラタについては藩王直属の軍事顧問とし、今後も蒼梧藩国の軍事、防衛に関する助言を仰ぐことができるようにします。なお、その管轄は軍事のみとし国民にもそれを明示します。


  • 結果
 さておき、蒼梧藩国である。
 そのころ平林藩王は、設定国民の有力者たちから笑顔で歓待を受けていた。独立回復パーティである。有力者たちは広く一般国民にも食料、酒を出し、国家行事として独立回復を喜んでいた。
有力者:「さすがは藩王様です。あんな解決法を思いつくとは……」
長老:「まったく、まったく。あの傭兵を保護するとか言い出した時は寿命が縮みましたが、さすが……」
有力者:「我が国最大の問題を共和国に押し付けてしまわれるとは、藩王様の助け合い精神は最高です。子供使いが居なくなったときはどれだけ痛快だったか」
 はははと有力者たちは笑顔になると、今度は自慢の娘たちを紹介し始めた。

設問177 上流域の人々が中流、下流域の人々を差別しはじめた。簡単には解消できそうもないがどうする?
 これに対して藩王は助け合い精神を呼びかけていた。国民たちはかつてさげすまれた恨みを忘れてはいなかったが、表面上は従った。
これにさかのぼること1年前、設問164 国の英雄となったアラタをどうしよう。政治的立場が強くなりすぎて危惧するものも多い。処刑すべきか。
に対して、断固たる口調でアラタを擁護した蒼梧藩国だが、その後うまくアラタを処分することに成功する。 国は一枚岩になった。
処分のやり方はこうである。船のない避難作戦にアラタを指揮官として送り込む。だけ。
 皆の予想する通りアラタは名前も知らぬ子を自分の代わりに船に置き、そのまま消息を絶った。国の英雄の英雄らしい最後に国民は悲しみ、そして誇らしげに業績をたたえた。
 共和国からも多大な感謝が寄せられ、蒼梧藩国は内政と外交、両方を成功させる。
最終更新:2017年07月24日 22:57