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女大学評論-15

【女大学・15】
 自分の親の方を優先して夫の方の親類を次にしてはならない。
 正月節句などにもまず夫の方につとめて、次に自分の親の方につとめるべきだ。
 夫が許さないときは、どこへも行ってはならない。個人的に人に贈り物をしてはならない。



【女大学評論・15】
 自分の里の親のほうを優先して夫の親類を次にするなという。正月、節句などにも云々……これは前にも書いたとおり、表面上の儀式では行われるべきであろうが、人情としては実際にできることではない。

 また、夫が許さないときにはどこへも行くなとは何事であろうか。
 婦人の外出については家事の都合もあるから夫に相談するのは当然であろうが、婦人の身にも外での用事がある。その用事に差し障りがあっても夫の許しがなければ外出することができないというのか。
 一家の主婦は監獄の囚人ではない。

 また、個人的に人に贈り物をしてはならないという。
 家事をつかさどる婦人にもは自分の財産を自由に使う権利がある。一品一物も自分の心のままにできないというのは、取りも直さず妻は家の女中であると言うに等しい。すべて私の反対するところである。


最終更新:2007年05月01日 14:32
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