【新女大学・2】
婦人の妊娠・出産はもちろんのこと、出産後子供に乳を授け、衣服を着せ、寒さや暑さに昼夜を問わず注意し心配するのは他人にはわからないところに苦労が多い。
そのために婦人の体が痩せ衰えるくらいならば、父である者はその苦労を分かち合い、たとえ外での業務があっても事情の許す限りは時をぬすんで子供の養育に助力し、少しでも妻を休養させるよう努力すべきである。
世間には人目を憚って妻をかえりみず、または胸の中では妻を心配していても表面ではそ知らぬ顔を装う者がいる。たわいもない挙動である。
夫が妻の辛苦をよそに見て安閑としているのは人倫の罪であり、恥ずべきものであるばかりか、その表面を装うようなことをするのは勇気のない痴漢(バカモノ)といってよい。
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新女大学-3
最終更新:2007年11月06日 21:15