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p189 - (2006/02/13 (月) 14:35:13) のソース
[[←前頁>http://www8.atwiki.jp/gaisho/pages/9.html]] [[次頁→>http://www8.atwiki.jp/gaisho/pages/11.html]] ***p188~189>They are: 1)~(児玉) それら(浪花節の形式的な要素?)は、 1)器楽による短い序奏部分 2)場面設定のための歌 3)ムード音楽の軽い背景での、整然とした二人の会話(対話:タンカ)部 4)その話の筋において決定的な場面(折節)のときの曲…登場人物の感情や運命などが語られるときなどによく用いられる 5)器楽間奏部分…とくに、アクションや場面転換の際に用いられる 6)筋をまとめるときの最後の歌…話の締めとして、道徳的なことに触れる場合が多い である。 ***Within this~(小西) この骨組みとともに語り手が、ヨーロッパでもアフリカでもオリエントでも太古の昔から置かれた。 ***The differences~(コヤ) その違いは、それら(話)が用いられる社会に関する話の中に入れ込まれた善悪の基準の型の中や、(話の中に)使われた固有の音楽的語法の中にある。 **In the case~(斎藤) 浪花節の場合、音楽はかなり激しく、太い棹の三味線である。その三味線は、最も高い弦で演奏されるより軽快な断片の間に散在する、突然のキレの良い音を生み出すためにとがっていないばちで演奏される。 ***This gives~ これはとても粗い音色で、主となる歌の線にそれだけでなくリズムの変化を与える。 ***Before the~(ササキ) 三味線の登場以前、語り部達は左手に閉じた扇子、あるいは様々な打楽器を持って伴奏を刻んだ。 ***This early~(住友) この初期の伴奏は、浪花節でとても象徴的な急な音のほとばしりがおそらく説明するのに役に立つだろう。 ***One must~(瀬崎) 我々はその様式の一部として、同様に三味線奏者の激しい掛け声も話しに出すべきである。 ***These cries~(田代) これらの叫びが、音楽の休止部分のほとんど全てを満たす。 ***Though originally~(田上) 元々は唄い手への合図や、おそらく教えるための工夫だったが、それらは、今では二章で述べられる能の囃子の掛け声のような音楽の、重要で劇的な要素になっている。 **Perhaps the~(土谷) おそらく、浪花節の最も独特な外観は、”浪花様式の音楽は日本のラジオでしばしば聞かれるという事実に関わらず、20世紀に書かれた日本の音楽の本の中でそれについての言及をほとんど誰も見つけることができない ”ということである。 ***The explanation~(tsutsumi) この知識人たちによる特異なボイコットの説明が、以下の話の中に見られる。 ***In 1911,~ 1911年に桃中軒クモエモンという有名な浪花節の語り手は録音し、その後すぐに同じものを別の会社のために録った。 ***①A civil~ 著作権法に違反したとして民事訴訟が起こった。 ***When the~ 法廷に来ると弁護は浪花節は本当に音楽かどうかという問を挙げた。 ***If it~ もしそうでなければ彼の依頼者は音楽著作権に違反している。 ***In order~ この問題を落ち着かせるために音楽の専門家のグループが集められ、正当な審議の結果、法廷の結論は容易く降った。「浪花節は音楽ではない」と却下された。 ***Even since~(斎藤) 今や公けな階級で、浪花節は「音楽ではない」とされてしまったので、そのとき以来ずっと、この問題について書いて下さった日本音楽の研究者はいない。 ***One must~(コヤ) そこにはいつも学者達の間に、まじめな研究にとって階級が低すぎる、といった強い感情があったことを付け加えなければならない。 **Perhaps this~(ササキ) もしかすると、それは時間とともになんとか守られてきた数少ない伝統的な音楽の形の一つであるにもかかわらず、この奇妙な音楽の非難は浪花節のその重い物語の強調によるものか、あるいはその商業上の人気によるのかもしれない。 ***The broadcasts~ 浪花節音楽の放送は感傷的メロドラマのテーマ曲や効果音、三味線を混ぜたムード音楽のギター背等を完備した。