「蒼天学園」の大きな特徴の一つ、学生による理事会である。 初代の「蒼天学園」を組織した女傑・劉邦によって開催された理事会で、彼女の血縁の者のみが参加できる。 初代劉邦は、学園卒業後も持ち前のカリスマと奸猾さによって世間を縦横し、一財閥を築き、依然として華夏学園都市全体に大きな影響力を持つ。 「学園三国志」時点で既に100歳ちかい老齢であるが、まだまだ健在であり、100人は居る彼女の曾孫たちの顔を見に、たまに学園に遊びに来るという。 (ちなみに帰宅部連合団長となる劉備も、傍系ながら曾孫の一人である) 劉邦の血縁者たちは、殆どの場合「百合さま」と呼ばれる学園理事に就任し、その中から理事長が選出される仕組みである。 理事たちは、実務レベルではさほど重要な職務を執っている訳ではないが、連合生徒会役員とは別系統の存在感によって重んじられる存在である。 一般の生徒達にとって、「百合さま」たちは、ちょうど皇室報道を持て囃すような感覚で崇め奉る対象なのだ。
蒼天理事会のトップであり、まさに「皇帝」と呼べる存在。 …だが、すでに実権を喪って久しく、文字通りのお飾りの席となっている。 特に学園暦60年頃からその傾向は顕著で、時の連合生徒会の実力者達によって、好き勝手に任命されたり追放されたりしているのが実情。中等部の頃から担ぎ出されるという、典型的な御輿抜擢が行われる事も多い。 ただ、中には気骨有る理事長もあり、連合生徒会長を「逆クーデター」によって追放し、勢力図をひっくり返すケースもあった。ただしその場合、今度は側近と頼む秘書たちの権限が肥大化し、やはり傀儡化する運命であった。 この数年は、その秘書の増長と、パートナーたる「副理事長」の専横が大きな問題になっている。
蒼天理事長の「パートナー」として、専門科生から招かれる「皇后」である。 もともとは、理事長以上に実権のない存在のはずなのだが、当代理事長が退任した後も、理事会に残って次の代の理事長を指導監督する、という役目があるため、その職権が拡大してきた。理事長にとって、「先代の副理事長」は頭が上がらない相手なのだ。 この「皇太后」と例の秘書室が結びつき、理事会を思うままにリードし、連合生徒会と激しく対立する…というねじれた政情が、「学園三国志」の冒頭となっている。
原則として劉邦の血縁者であり、一般の生徒達にとってはあこがれの的でもある。 特に人気のある百合さまは、「白百合さま」とか「姫百合さま」とかの称号で呼ばれる事もある。 基本的に、学園に影響を及ぼすほどの権力を持たない集団だが、学園暦70年代になると、自らの立場を最大限に利用し、校区をまるごと領有するような女傑たちも出てくる。 特に有名なのは「黒百合さま」こと劉焉や、荊州校区に学問王国を築いた劉表などである。
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