07/06/10投稿(一部未発表)
元ネタ
私のおじいさんがくれた始めてのキャンディー
それはヴェルタースオリジナルで、私は4才でした。
その味は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしいキャンディーをもらえる私は、
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では、私がおじいいちゃん。孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。
なぜなら、彼もまた、特別な存在だからです。
改変1
弁護士のお兄さんが教えてくれたおまじない
それは透明のマニキュアで、私は12才でした。
おかげで自信がもてるようになって、こんな素晴らしいマニキュアをくれるお兄さんは、
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では、私がお姉さん。爪にはもうマニキュアは塗りません。
なぜなら、彼はもう、特別な存在ではないからです。
改変2
私のお兄さんがくれた初めてのヒント
それは証拠品の捏造で、私は新米検事でした。
そのヒントはとても重要で、こんな素晴らしいヒントをもらえる私は、
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では、私も主席検事。兄にあげるのはもちろん有罪判決。
なぜなら、彼もまた、特別な存在だからです。
改変3
前任弁護士がくれた初めての証拠品
それは捏造した証拠品で、私は後任弁護士でした。
その被害は甚大で、こんな素晴らしい証拠品をくれる彼は
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では、私はピアニスト。彼にあげるのはもちろん有罪判決。
なぜなら、彼もまた、特別な存在だからです。
おまけ
マジシャンがくれた、初めての驚き。
それはパンツ芸で、私は大学生でした。
パンツからはタイヤやほうきが出てきて、こんな素晴らしい芸に使われるパンツは、
きっと特別な存在なのだと感じました。
ちいちゃんがくれた始めてのプレゼント。
それは小瓶のペンダントで、私は22歳でした。
その小瓶は殺人事件の証拠品で、こんな危険な小瓶をくれるちいちゃんは、
きっと特別な存在なのだと感じました。
虎様がくれた、初めてのプレゼント。
それは交通事故の手術代で、私は致命傷でした。
その手術は完璧で、こんな素晴らしい手術をして貰える私は、
きっと特別な存在なのだと感じました。
匿名の誰かがくれた、始めての犯罪計画書。
それは美術品の盗難で、私は怪盗でした。
そのトリックは完璧で、こんな素晴らしい犯罪計画書を貰える私は、
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では、私が首謀者。怪人にあげるのはもちろん犯罪計画書。
なぜなら、彼もまた、特別な存在だからです。
最終更新:2007年08月06日 05:39