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女「先生、あいつの…ガチの容態は…」
医「わからないな、ある意味本人の気力次第だよ」
女「そうですか…もう話せないかも、知れないんですね…」
医「…最善は尽くそう。あぁそうだ、彼女のお母さんからこんなものを預かっているよ」
女「…日記? あいつの…」

私は一度自宅に帰り、その日記を読んだ。
無我夢中で、読んだ。
日記は私のことで埋まっていた。
女さんが笑ってくれた、女さんに殴られた、女さんを泣かせてしまった…そんなことばかり。
十二月二十六日、つまり今日の朝の日記は、喜びに溢れていた。
でも、私にはそれが予言のように思われて、知らず涙を流した。
どうして今日に限って、地震なんか
どうしてあいつは、私を庇ったりなんか
どうして、あんな嬉しそうな顔で―――

私は走り出していた。
走ることしか、出来なかった。
最後に、せめて最後に、伝えたかったこと全てを。
好きとか、そんな言葉だけじゃなくて、もっと固い、私の思いを。
早く、あいつのところへ。

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最終更新:2007年02月19日 19:54