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女「ガチ、起きて…もう一度だけ、話をさせて…!」
私はただ、呼び掛ける。それだけしか、できることがないから。
医「女君…だったかな。もう夜も遅い。
  君まで風邪をひいてしまったりするのは、彼女の本意じゃない。そうだろう?」
女「…先生」
医「分かるね? 今日のところは、帰りなさい」
女「でも…」
私は、決してここを離れない。離れられない。
もう一度、口を開くたびに私の心を温める、あいつと話せるまで。
医「…もう消灯時間なんだ。聞き分けのないことを言ってないで、ほら」
先生が私の手を引っ張る。でも、絶対動かない。
女「先生、放してくださいっ…!
  ガチ…もう一回、もう一回だけでも…目を覚ましてよぉ!」
私の叫びが、夜の病院に響く。
その時、ガチの鼓動を伝えるモニターに、突然のかみなりが走った。

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最終更新:2007年02月19日 19:55