女「ガチっ…ガチ!? 起きたの!? 私のこと、分かる!?」
レ「女…さん…?」
医「これは…おい君っ、大至急人手を集めてくれ給え!
看護婦「は、はいっ!」
医「よかった…女君、これで彼女は助かるよ!
さぁ、早くここから出なさい!」
女「ガチっ…あんたほんと、死んだら許さないんだからね!」
医「女君、早く部屋を出るんだ!」
女「私達、やっとスタートしたばかりでしょ!?
絶対死んじゃ駄目なんだから!」
医「…っ! いいから早く!」
先生が私の腕を引っ張る。分かってる、でも、どうしても怖い。
あいつを、信じてやらないと。
女「分かったわね!
私はついていてあげられないけど、あんたが元気になったら…
そうだ、街へ
買い物に行こう? あんた行きたがってたでしょ!
デートよ、デート!」
もう、耐えられない。私の身体が病室の外へ追いやられてゆく。
最後に一押し、しておこう。
女「約束よ! 破ったりしたら、もう二度と口きいてあげないから!」
ばたん、と音を立て、扉が閉まる。
もう、本当に私にできることはない。
いや、違う、そんなことはないんだ。
明日から、あいつの入院が始まる。
毎日世話しに行ってやらないとな。
あいつは、昔から人との約束を守るやつだったから。
最終更新:2007年02月19日 19:55