レ「女さん、いつも悪いですねぇ、こんな夜遅くまで」
年が変わって、しばらく経った。ガチはもうすっかり元気で、もう二、三日で退院できるそうだ。
女「いいのよ別に。可愛い彼女のためだものね」
レ「! 女さん急に素直になりましたよね。私が恥ずかしいくらいです…」
女「うん、今回の件で痛感したから。伝えておかないと、後悔するって」
レ「女さん…あっ!」
突然、病室の電気が消える。部屋が暗闇に包まれる。
女「っ! あぁぁぁぁ!」
レ「女さん!? しっかりしてください!」
女「あぁ、ガチっ、そこにいるの?」
レ「女さん、います、私はここにいます! だからしっかり!」
私は、ガチの胸の中で、ただ震えた。
怖かった。あのときと、同じ、停電。
レ「あ…つきましたね、灯」
女「はぁ…よかった…」
レ「女さん?」
女「いや、あの地震のときも停電したから…怖くて…」
レ「女さん…大丈夫です、私はもう、ずっとあなたの側にいますよ」
女「…ありがと」
二人の長い道のりの、たわいもない1ページ。
最終更新:2007年02月19日 19:56