HuOS

Human Operation System - HuOS（フォス）

概略

実在の人の人格の再現を目的とした技術。自発的な学習機能を持ち、ネットワークに繋がった高度なAIのような、自己矛盾の無い、人の完璧なシュミレーションのようなもの。
技術の開発段階から教授自身が情報をオープンにしてなかったために、教授の死亡によって研究のかなりの部分が闇に包まれた。
弟子にあたるジョアンナが研究を引き継ぎ、技術を完成させたが資料の多くが不自然に処分されていたため、基本構想以外はほとんどジョアンナのオリジナルである。
そのため教授が当初考えていたものと一般に認識されているHuOSには開きがあり、現在のものは一般性が高く、合理的になっている。
当初の設計思想を受け継いだ完璧なHuOSは、教授が作り出した奥さんの継承人格のみである。

話のなかで軸になるような技術が欲しくて考えてたところに出来た物です。いうなれば、メタルギアシリーズの中でのメタルギア技術のような。
人間社会の基盤が人間の存在そのものということを考えたとき、そこを多少なりとも揺さぶりかねないものというのは恐ろしくも、物語的にはおいしいと思って。

ヨーコとHuOS

そもそもHuOSはヨーコの死から始まっていて、ヨーコHuOSだけが、ある問題入力に対して実際の人間と同じ行動を出力する、という当初の設計思想の完璧さを獲得している。
逆に亜種は使われる用途によって、使用者がマッチングを行いチューニングを施すことが出来るので汎用性が高くむしろ技術としての完成度は高い。
また世間に流通しているのは、この亜種のほうであり、普通HuOSと言えばこちらをさす。
HuOSとのコミュニケーションというのはマッチングによって使用者にとって最適化してあり、その反応が多くの使用者にとって近しい物の存在を想起させることが意図せず多々起こる。

＿＿＿＿とHuOS

ヨーコとHuOSの軋轢が＿＿＿＿を生み出す、というかHuOSにひきずられた人間が一時的に＿＿＿＿へと姿を変える。ちょっとまだ考え中・・・